2004年05月27日の日記です


ピンクのヒヨコ  2004-05-27 01:06:13  ペット

もう1ヶ月近く前になると思うのだが、近所のホームセンターで変わった鉢植えを見つけた。


「暗闇で光るアロエ」だった。なんだろうこれは?


妻が園芸好きなので興味を持つ。

値段は980円。興味はあるが、たかがアロエにそんなに払うのはいかがなものか。

(注:アロエって、うまく育てるとどんどん増えます。わざわざ買うものじゃないです)


だいたい、光ると言うのはどういうことか?



店頭の説明によれば「明るいところから暗いところに入れると」よく光ると書いてある。

と言うことは蓄光性ということだが、僕の知る限りでは蓄光する生物と言うのは聞いたことがない。


大抵、生物が光ると言うのは「発光」するのだ。動物では蛍や一部のミミズなどがそうだし、植物にもツキヨタケなどがある。

光苔なども光る植物として有名だが、あれは効率よく光を反射していると言うのが正しいらしい。


ここで疑念がわく。このアロエ、なんらかの人為的方法で作られているのではないのか?



人為的ではない可能性を考えてみる。

もしかしたら、アロエにエネルギーがあるときしか光らないのかもしれない。

エネルギーは光合成によって得ているだろうから、明るいところで光合成をしていた直後だけ光る、ということはあるかもしれない。


この場合、実際には発光なのだが、明るいところから暗いところに入れた直後しか光らないので、蓄光と似た現象に見えるかもしれない。



というわけで、百歩譲って発光しているとしよう。

いったい何のために?


生物が光る理由は、蛍のような求愛・コミュニケーション行動、提灯鮟鱇のような捕食行動、海蛍のような危険回避行動などがある。

アロエは求愛しない。捕食もしない。危険回避のためには棘を生やしているので十分。


発光する理由がない。やっぱり、人為的なものではないのか?



ここまで妻と店頭で議論し、買うかどうかを再検討する。

「贋物でも面白いから、千円なら買ってみよう」ということで購入。



家に帰って実験したら、ものすごく強く光りました。まさに蓄光塗料の色。

生物が自ら発光しているのなら、もうちょっと淡い色になるでしょう。というわけで、人為的に色(?)をつけた偽者と断定。


今度はどうやって色をつけたのか気になります。

最初は、「白いカーネーションに色水を吸わせると色がつくように、蓄光塗料を吸わせているのではないか」などと仕組みを考えていたのですが、よく見ると単に上から塗っているだけと判明。


うーむ、上から塗っただけというのは、まさに「ピンクのヒヨコ」。

いまどきこんな商売している業者があるのか…


というか、騙される人がいるから商売になるんでしょうけど (^^;



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