ソーシャル Llama


ソーシャルネットワークが流行しているからか、Llama にもソーシャルが導入されました。

2012.8.7 公開のβ版から使用できます。


ソーシャルってなんやねん! と突っ込みたいところですが、別に自動的に Twitter につぶやけるとか、Facebook に「イイネ!」できるとかではないです。

単純に言えば、誰かが作成したイベントを公開して、みんなが自分の Llama に気軽に取り込める機能です。


公開方法は簡単。

イベント設定画面で、イベントを長押しすると「Share event」というメニュー項目が現れます。


これを選ぶと、メーラーとか Twitter とか、公開方法(アプリ)を選択する画面になります。


メーラーを選んでみましょう。

なぞの文字列…というか、URL がメール本文に貼りこまれています。

これを友達に送ったり、自分の PC 向けに送って WEB で公開したりすれば終わり。簡単です。



人のイベントを使いたいときは、例えばメールで届いた場合は、 URL をタップします。

するとおそらく、「WEB ブラウザで開くか」と聞かれ、WEB ブラウザの一覧リストが表示されるでしょう。


…ん? WEB ブラウザじゃないのに、Llama が入っている。

この Llama を選びます。


すると、Llama が起動して、イベントの内容が表示されるでしょう。

自分のイベントとして追加するかどうかを聞かれますので、追加するか、やめるか選びます。


追加すれば、当然イベントが増えます。これで終わり。

(注記:元のイベントがどのようなグループ名を持っていても、追加したイベントは「Imported」というグループに入れられます。グループ内に複数のイベントがある場合、グループ名長押しで、内部の全イベントのグループ名を一括変更できます。)




仕組みとしては、http://llama.location.profiles/ で始まる URL を使用しています。

このドメイン名、不正です。不正だから今後も使われないだろう、と作者さんは期待しています。


しかし、不正だろうがなんだろうが、Android システムは受け付けます。

そして、このドメイン名のことであれば、Llama が上手に扱える、ということをシステムに登録してあります。


そこで、Llama がアプリのリストに並ぶわけです。

Llama を選ぶと URL は Llama に渡されますから、適切に解釈して、イベントを再構築しています。



この仕組み、なかなか便利なので、自分が公開しているサンプルイベントも、順次 URL 化して簡単に取り込めるようにするつもりでいます。




もし、Llama に渡さずに WEB ブラウザを起動してしまうと、「そんなドメインありません」とエラーになります。

作者さんのページでは、このことについて作者さんの悩みが吐露されています。


独自のプロトコルを作って実装すれば、WEB ブラウザにはわたらず、確実に Llama だけが受け取れます。

しかし、その場合は「独自プロトコルなので」、メーラーなどが認識してくれず、Llama にデータを渡すのにコピー&ペーストが必要になるなど、面倒が増えます。


http プロトコルを使用すれば、データの受け渡しは簡単になりますが、Llama 以外が受け取るとエラーになります。


作者さんとしては、後者を選択したようです。




どうせだから、独自ドメインとって、そのドメインに進んだらドメイン上で「イベントの内容」を表示したらいいと思うんですけどね。

で、そのイベントをどういう場合に使う、とか、掲示板になっていて書き込めるとか。


…こんな仕組みを考えるのは、僕が WEB プログラマだからか。

作者さんはアプリプログラマではあるようだけど、おそらく WEB は本職ではないようなので(無料の blogシステムで公式ページ作っているし)、ここまではやらなさそうです。


おまけ

ソーシャル Llama の仕組みを使って、Llamaイベント配布ツールを作ってみました。よかったら使ってやってください。

(ページ作成 2012-09-24)
(最終更新 2012-10-22)

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