家と外出を切替える

目次

はじめに

家と外出を切替える

場所の学習位置によるイベント他の位置確認方法

再設計

準備をしましょう完成イベント


位置によるイベント


では、位置によるイベントを作りましょう。

家に入ったときと出たとき、2つセットで作る必要があります。

セットなので、同じグループ名を付けておきましょう。


イベント名:家に入った
グループ:場所

条件:
場所に入った/居る > 家

動作:
モード変更 > 普通
WiFi > WiFi使用
画面の明るさ > 10%
ロック画面(動作不良) > 手動解除後は表示しない

イベント表示:
家で - 普通モードにする, WiFi有効, 10%の明るさ そして 手動解除の後、ロック画面表示しない
イベント名:家を出た
グループ:場所

条件:
場所を出た > 家

動作:
モード変更 > 大声
WiFi > WiFi使わない
画面の明るさ > 自動
ロック画面(動作不良) > 表示する(強制)

イベント表示:
家を出た - 大声モードにする, WiFi無効, 明るさを自動調整 そして ロック画面表示(強制)

動作の順番(イベント表示も)は違っていても構いません。順番には特に意味はなく、とにかく「全部」が実行されます。(順番を並び替える方法も用意されていません)


ただ、「モード」と「モード固定」のような、お互いの動作に影響を及ぼすような項目が並ぶ場合は順序が重要な場合もあります。
「モード」と「モード固定」の場合、順番だけでなく微妙な問題もあるけどね…


イベントの編集画面で、右下の「動作のテスト」ボタンを押すと、動作部分の動作を確認できます。

ちゃんと動作することを確認できたら、次は実際の動作試験です。


外出してみましょう。ちゃんと「家を出た」の設定は動いたでしょうか?

帰宅しましょう。ちゃんと「家に帰った」設定は動いたでしょうか?



他の位置確認方法


おそらくは、家を出た、と判定されるのは、家からかなり離れてからだったと思います。


今から出かけて動作確認しようという人は気をつけてください。電波塔からの電波は半径2km、直径4kmほど届きます。

動作確認のためには、最悪4km移動しないと…そうですね、歩いて1時間くらいです。


これは、ちょっと不便です。

Llama では、携帯基地局以外にも、いろいろな方法で自分の位置を知ることができます。


・GPS

・WiFi

・BlueTooth


GPS は正確な位置がわかりますが、電池を消費します。

WiFi は家を、 Bluetooth は部屋を把握する程度には使えます。電池消費もほどほどです。

携帯電波塔を使う場合は、先に書いたとおり 2km 程度の誤差がありますが、電池消費は最低限です。

(電話である以上、常に基地局からの電波は受信しているため)


ここでは、WiFi を使用してみることにします。

これは、僕が自宅で WiFi を使用しているためです。



まず、Llama に対して、「WiFi を使用する」ための設定が必要です。

Llama のアプリで(端末についている)メニューボタンを押し、「設定」を選びます。



一番下に「実験中の機能」という項目があります。


この項目に入ってから、「WiFiネットワークを確認」にチェックを入れてください。

これで、WiFi を使って位置を把握することが可能になります。



WiFiを使って位置確認する際に、もう一つ知っておかないといけないことがあります。

それが「確認間隔」。技術者なら「ポーリング間隔」といったほうが伝わるでしょう。


WiFi を「オフ」にすると、WiFi 回路への通電は切れます。一番省エネな状態。

でも、これでは、位置を知ることができません。


そこで、WiFiがオフの状態であったとしても、Llama は時々 WiFiをオンにします。

これは、ネットワークに接続するためではありませんので、周囲にどんなネットワークがあるか確認できたら、またオフにします。

でも時々オンにすることで位置はわかりますし、電池消費も最低限に抑えられます。



確認間隔は、先に書いた「実験中の機能」メニューでも変えられますし、イベントで変更もできます。

確認間隔を最大に伸ばすと「確認しない」になります。


WiFi 関連はいろいろとややこしく、使いこなすにはコツが必要ですが、それについては別ページで。



次ページ: 再設計


前ページ 1 2 3 次ページ

(ページ作成 2012-06-04)
(最終更新 2015-12-20)
第3版 …他の版 初版 2版

前記事:最初のプログラム     戻る     次記事:WiFi について
トップページへ

-- share --

2000

-- follow --




- Reverse Link -