ゴールデンウィークキャンプ

初日 -- 5月2日

朝6時半起床。

キャンプに出発する準備を始めます。同好者は、友人高橋と、私の恋人の千恵子です。二人とも家が遠いため、前日から私の家に来ております。

必要な装備は、すでに車に積みこんであります。しかし、心配ごとが一つ有りました。それは、テントなどの装備が多すぎて、個人の荷物が入りそうにない事 (^^;

結局、寝袋持っていない人間がいるだろうと予想して持って行こうとしていた寝袋の予備をあきらめて、荷物をつむ事が出来ました。

7時には家を出ます。とはいえ、朝ご飯を食べていないのですぐに近所のファミレスへ。モーニングセットを食べおわって、実質的な出発時刻は8時です。

ファミレスから出発直前の私の車。4月末に10年めの車検を通したばかりのオンボロ愛車である。


目指すは山梨県道志村。首都圏キャンプのメッカと言って良い場所で、この周辺には昔からキャンプ場が多く、アウトドアブームの最近はキャンプ場だらけになっています。


我々の車は、キャンプ中の朝飯の計画を任されていました。今回は、車毎に朝飯、昼飯、夕飯と分担を決めて材料を買って行く予定です。

私の予定では、8時ごろに家の近所を出た事で、ちょうど渋滞の出来始めにはまって10時にはまだ街中にいる予定だったのですが・・・

9時ごろ、道志に向かう道程では最後の街となる、厚木についてしまいました。もしかして9時開店のスーパーが無いかと探して見ますが、なさそうです。

しかたなくコンビニによって、パンと卵、それに

ワインにウィスキー

を買います。これは重要(笑)

ウーム、サラダの材料が無いが、とりあえずOk!

厚木を過ぎるとすぐ山道です。曲がりくねって長い一本道をずっと走ります。

「前はここらへんで渋滞していたよね」「以前はこの当たりで変な店を見つけたよね」と言いながら走りますが、全然渋滞に出会いません。素直に走ります。

途中で見つけたスーパーでサラダの材料、レタスにトマト、タマネギに新ジャガ、それにシソを買い、キャンプ場に到着したのは12時をちょっと過ぎた頃でした。


全員集合

キャンプ場で知った顔を探しますが、誰もいません。管理者棟で予約名を告げた所、まだ誰も来ていないようです。

走っている途中から雨が降り始めていたのですが、今はちょっと止んでいます。しかし、いつ降るかわからない状態。タープを立ててしまいましょう。

私:「宮沢さんが先に来ていると言っていたのだけどなぁ。来てくれないと昼飯もないよ」

そう話をしながら、3人でタープを立て、机を出し、お茶でもしようかとお湯を沸かしている所に、宮沢さんの車が到着しました。そして、宮沢家に前日から行っていたという、相馬君の車も。


ここらへんでキャンプの参加者を紹介しておきましょう。

まず、私の車で参加した、高橋千恵子、そして私、新保

宮沢さんは、車2台を駆って家族で参加です。みゃパパみゃママ、3才のともちゃん、1才のひでくんです。

そして、前日から宮沢家にお邪魔していた相馬君佐藤君、そして今回の幹事、曽根川さん。車はレンタカーです。

まだキャンプ場には来ていませんが、バイクで参加の大野、田中さんの車で参加の、田中さん神尾さん加藤さん南沢さんもいます。

なんと、総勢15名という大所帯キャンプです。ちなみに、女性はみゃママと曽根川と千恵子とともちゃんの4名。


で、昼ご飯の担当は相馬君だけど、カップラーメン買って来た?

相馬:「あー、ごめん。忘れちゃったんだ。」

・・・確か、以前スパゲティーカルボナーラを頼んだ時も、卵と牛乳とベーコンを買って肝心のパスタを忘れたよね (^^;

しかたが無いので、計画前倒し。明日の夜の焼肉で使う予定だった焼きそばを作ってしまいます。相馬君、責任もって料理してね。

で、料理班が料理をする間に、買い出し班と設営班にわかれて仕事を進めます。買い出し班は非常食としてのカップラーメンと、他に足りない物を買って来てもらい、設営班はテントとタープを立てます。

焼そばの準備を進める佐藤君。しかし、彼は材料を切っただけだった・・・



雨が降っている中で、「タープをふたつくっつけて立てよう」なんて考えたのが間違いでした。

無理矢理作っても、うまく立てられずに問題続出。結局離してたてた方がずっと使いやすいだろう、という事になり、離してたてます。

何だかなんだとやっている間に、大野と田中さんの車も到着しました。今年はG.W.が飛び石だったため、あまり渋滞は起こらなかったようです。

とりあえずタープを立ておわり、雨が降っているのでこの中でテントを立てます。ドームテントなので、組み立てた後で移動しようという算段です。

で、とりあえず私のテントを立てている間に、他の人達は雨の中テントを立て始めました。それじゃぁ、中が濡れちゃいますよ・・・とか言ってみたけど、そんなに強い雨ではないので何とかなったみたい。

テントをたてる。手前が私のテントです。



ところで、焼きそばの進み具合は? ・・・と見ると、鉄板の上で相馬君がずっと生肉をひっくり返しています。ちゃんと火出てる? ポンピングした?

・・・と、調理中なのにポンピングしようとした私が間違っていました。振動で鉄板が落ちて、上に乗っていた

肉も当然地面に。

わー、ごめんなさい。私が悪かったから、そんなに攻めないで〜〜 (;_;)

でも、燃料が入っていないコンロでずっと調理をしていた相馬君もどうかしていると思う (^^;

 相馬君に代わって焼そばを作る千恵子と、横で焼そばの出来上がりを待つ加藤さん。
 食事毎の熾烈な競争をうかがわせるひとこまです。



そして、いつものパターンへ

いっぺんには15人分の焼きそばは作れませんので、少しづつ作り、適当に食べます。9人分を作り終えた所で、とりあえず全員少しづつは食べたようです。すでに料理担当者(いつのまにか千恵子と曽根川に変わっている)はひたすら作りつづけているので、「材料は在るから、お替わりしたい人は自分で作ってね」という事にして開放します。

で、早速田中さんと私で作り始める、と(笑)

焼そばを作る。出来た端から食べられるため、次々と作る。
 写真奥にあるのそばの色が暗いのは、影になったのでは無く出来上がっているからである。
 完成したそばがあっても、それがなくなる前に次の製作にかかるのだ。


あらかたみんな食べおわって、私と高橋で食器を洗いに行きます。途中から南沢さんが手伝いに来てくれ、洗いおわってテントサイトに戻ると・・・

すでに出来上がっています。

昼過ぎだというのに、大野とみやパパがビール飲んでる。しかも相馬君が、「新保、俺も飲んでいいかな?」と聞いて来ます。

あぁ、はいはい (^^; 飲んでいいけど、君のテントまだ立ってないよ。責任もって立てるなら好きにしてね、と言って今洗って来た食器のあと片付けをします。

しかし、酒盛りをしている隣で働くのはムカツク。外は雨で寒いし。

田中:「日本酒飲むとあったまるよ〜〜。・・・飲む?」

こんなうまそうなものを目の前に並べられて、我慢できる人間がいるだろうか。(いや、いない)


やっぱりね。そうこなくっちゃ(笑)。そしていつもの全員酔っぱらいパターンへ・・・


みんなで焼き焼き

パパ:「夕飯、薪で焚こうよ。ちょっと、コンロは料理に使いたいからさ」

夕食はみやパパの担当です。キャベツの煮込みスープを作るそうです。で、飯盒で15人分のご飯を炊くとどう考えても4つくらいに別れてしまうので、それではコンロを全部使ってしまうのです。

薪を買って来て火を起こします。

私:「どうでもいいけど、火の上に渡す鉄の棒とか、ありませんよね。これじゃぁ、どうしようもないですよ。」

常に行動してから考える我々らしい失敗です。

とりあえず、火はあるんですから、

マシュマロでも焼きましょう。

焼きマシュマロ。マシュマロというもの自体、あまり日本人の好きなお菓子では無いようだが、これを焼くとうまい、というと、みんな気味悪がる。
 だけどうまいんだって。本当だよ。現に今回のキャンプメンバーはほとんどが焼きマシュマロ経験済みだったから、マシュマロをとりだしたら歓声が上がったもの。


焼きマシュマロは、海外産のマシュマロを使うに限ります。日本の物は、やわらかすぎて焼くと溶けてしまいますから。

マシュマロを割り箸などに挿し、火であぶります。表面が均一に熱せられたころを見計らって指でつまみ上げるようにすると・・・皮だけ剥がれます。

これがまた、普通のマシュマロよりもずっと甘い!

千恵子:「あ〜、焼きたてのメレンゲの味がする〜」

・・・恐らく的確な表現なのだろうけど、これで味がわかる人はきっと少ないと思う (^^;


夜のとばり

我々がマシュマロを焼いて遊んでいる間に、みゃパパは着々と準備をすすめ、いつのまにか食事の準備が整っていました。

ごはんも、若干こげたのもあったけど美味しかったし。(おこげではない。少し炭になったのだ(笑))

ザク切りキャベツをベーコンと一緒にコンソメで煮る・・・と言うのは、私も良くやる料理なのですが、みゃパパのものにはさらにチーズを入れてあり、器によそった後に少しホイップクリームをたらすと言う、凝ったものでした。
 キャンプ料理に適しているかどうかはともかくとして。


さて、食後。当然のように酒を飲み始めて、みやパパがおもむろに車から機械を取り出して来ました。

パパ:「面白いソフトが手に入ったんだよ〜〜。ほら、

『アタック25』!

田中:「あー、それじゃ僕も用意しますね」

みやパパが準備したのは、自動車用バッテリーを 100V に変換するための自作装置と、小型のブラウン管テレビ。田中さんが持って来たのは、プレイステーションとパッド3つです。

キャンプにテレビゲームは絶対欠かせません(大嘘)


機材をすべてセットして、起動します。・・・しばしの沈黙。そして、テレビでお馴染みの「アタック25」のテーマ音楽が!

♪パネル クイッズ〜

高橋:「これこれ、会社でも児玉潔エミュレータとしてはまっている人がいるんですよ!」

キャンプに来てこんな話題で盛り上がってしまう俺らって (^^;

で、急にクイズゲーム大会となりました。「うーむ、そうきたか」「赤が7番に飛びこんだ!」等など、有名な言い回しが出る度に場が盛り上がります。

で、ゲームが終わったと思ったら、今度は

キャンプ場でLAN組んでいる

奥にHUBがあります。写真の外で別のマシンが繋がっているのです。
 ちなみに、この LAN で何をしていたかと言うと、「SIM ION」という、電界中のイオンの動作をシミュレーションする(非常に真面目な)プログラムの配布でした。
 もう、何がなんだか・・・ (^^;


佐藤:「ノートの Linux に DHCP サーバー入れて来たから、IP 設定しないでもすぐに接続出来ますよ」

って、そういう問題じゃないでしょ (^^;

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(ページ作成 1998-05-17)

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