チェックイン

空港の連結バス飛行機を降り、到着ロビーを出ると連結バスが待っていました。日本ではあまり見られないタイプのバスですが、2両・または3両が連結した、電車のようなバスです。ちょっと珍しい。


日本でも、ちょっと違うタイプのものが1985年の「つくば科学万博」で走っていましたね。…って、知っている人少ないか (^^;


バスを降り、軍人のものものしい警備の中、地下への階段を下りるとそこが到着カウンターです。多くの人が入国審査を待って列を作っています。

列を待つ人が暇にならないように、天井から吊り下げられたいくつもテレビモニタでビデオを放映しています。ハワイの観光地ガイド、美味しい料理ガイドなど…すべて日本語。待ち時間から気分を盛り上げる手法は、まるでディズニーランド。


税関の雰囲気も撮影したかったのですが、さすがにココは撮影禁止でした。


やがて入国審査。彼女が先に行きます。不正防止のため、一人が審査を受けている間は、次の人は遠く離れた場所で待たなくてはなりません。

しばらく英語で話していた彼女が、こちらを振り返って呼びます。「帰りのチケットって、持ってもらってたっけ?」

入国審査では、「帰る準備まで整えてある」ことを見せないといけないのでした。慌ててスーツケースの鍵を開け、飛行機のチケットを取り出します。


彼女の審査が終わりました。次は僕の番です。パスポートと機内で書いた入国審査カード、それに関税申告カードを見せると…チケットは「今の騒ぎで見なくてもわかる」とばかり、見せようとしただけで「OK!」と言われます。


とにかく、これで晴れて入国!パスポートは大事にしまい、団体様出口へ…と行きかけたとたん「パスポート見せて」と言われました。税関の後でも、出口のところで再確認されます。

今度こそ入国! 出口を出てハワイの地を踏みます。ハワイアンな感じのおねーちゃんが、ウェルカムドリンクをくれました。今は飲まないのでとりあえず荷物に入れます。


JTB荷物置き場「LOOK JTB の方はこちらで荷物を預けてください」と現地スタッフに言われ、荷物を預けます。荷物を預けると同時にバスのチケットと…大量のチラシをもらい、「あちらに行ってバスに乗ってください」との指示に従います。全部日本語。外国に来た感じがしません。


荷物置き場の看板を撮った写真は逆光気味。それだけハワイの日差しは強いってことです (^^;


バスに乗り込み、一路アロハタワーへ。ハワイのシンボルでもあるアロハタワーにはJTBの現地カウンターがあり、ホテルの手配やオプショナルツアーの確認などをする必要があります。

バスの中では、アロハタワーでの手続き概略を説明するビデオが流れていました。当然日本語です。

ここで気付きます。さっき預けた荷物、バスに乗せるためかと思っていたけどホテル直行だったんだ…まぁ、手続きに必要なものは手元にありますし、多少の現金は持っています。しかし、クレジットカードは手荷物の中です。


アロハタワーアロハタワーの前に到着です。「記念撮影しましょう」と言われ、強制的にハワイのダンサーのおねーちゃんと写真を撮らされます。欲しい方は後で$20で販売しますので…と言っていますが、買うつもりはありません。まぁ、あとで出来くらいは見るか。

アロハタワーの周辺は、土産物屋さんだらけです。記念撮影のあとは、買い物をすると得になるチケットなどをもらいます。空港でもらった山ほどのチラシと一緒に、速攻ゴミ箱行き。


記念撮影後はJTBカウンター「OLI OLI プラザ」へ。…ずいぶん歩かされます。遠いのかと思いましたが、「すべての土産物屋の前を通るように」遠回りしていたことに後で気付きました。商魂たくましい。

とにかく、やっとOLI OLI プラザに到着。あらかじめ日本で注文していた、使わなければ無料の携帯電話「OLI OLIフォン」と、クレジットカードの機能付 ID カード「OLI OLIカード」を受け取ります。カードは、JTBの運営する交通機関に無料で乗れるすぐれもの。

受け取ったあとは説明がありますので…と別室に集められます。たしかに、受け取ったものは多いのですが、ほとんどがチラシのような…。

案の定、説明で本当に必要なことはほんの少しで、大半がオプショナルツアーの紹介やおみやげ物のお奨めでした。

説明員の口調がディズニーランドの「シンデレラ城ミステリーツアー」のようで妙におかしい。空港からここまで、ディズニーランドかと思うようなことばかり。ハワイって、オリエンタルランドの経営だっけ?


30分後、やっと説明終了。先ほど説明していたお土産のお菓子などの試食があります、と言われ、買うつもりもないのに食べに行きます。疲れてすきっ腹なので、マカデミアナッツチョコが非常に美味しい。あまりのうまさに買ってしまう人がいても不思議ではないな。

さて、これで開放ではありません。我々にはまだ、重要な「オプショナルツアー」があるのでした。結婚式の打ち合わせへ。


ハワイで結婚式を挙げる人は、日本人・欧米人を問わず非常に多く、ハワイ州は結婚式に税を科す事で大きな収入としています。JTBカウンターでも、結婚式の打ち合わせに専用の部屋が用意されているくらいです。

教会と日程、貸衣装会社はもう決まっています。ビデオ撮影も料金に含まれます。ブーケとブートニア(女性の持つ花束と、男性の胸につける花)も料金に含まれますが、別料金でグレードアップ可能です。

花は基本の奴が「清楚でかわいい」と彼女が気に入っていたのでグレードアップはなしにします。ちなみに、グレードアップするとゴージャスな花束になります。その他、僕らの場合は参列者がいないので、後で報告するために写真撮影のオプションを申し込みます。これもグレードがいろいろいありますが、一番安い奴で。

「このまま貸衣装会社に直行されますか?」と聞かれますが、残念ながらそれは出来ません。腹が減ったし、なによりも荷物を預けちゃったので一度とりに戻らないと…荷物を預けたのは失敗でした。


やっと事務手続き終了。アロハタワーを出ます。まずはなんか食いて〜!!

アロハタワー周辺で食べられるところを探しますが、ちょっと量が多そう…。寝不足もあって、おなかはすいているのですが多くは食べれそうにないのです。とりあえずホテル周辺まで行ってから考えることにします。

OLI OLI トロリーアロハタワー周辺のバス乗り場で待っていると、「OLI OLIトロリー」がやってきました。JTBのツアー客専用の無料交通機関です。

バス乗り場に近づいてきてから、運転手が「乗り場はあっちだ」と言う風に指を指します。見ると、50mくらい離れたところに専用乗り場がありました。基本的に、トロリーの乗り降り駅は公共の「The BUS」の乗り場からわずかに離れたところに設定されているようです。


とにかくトロリーに乗り、出発。宿泊地のヒルトン・ハワイアン・ビレッジ (HHV) はトロリーの停車駅にもなっているので、降りるところを間違えさえしなければ勝手に連れて行ってくれます。


道端の椰子周りの風景をぼーっと眺めます。空が青いです。道が広いです。椰子の木が生えています。あぁ、アメリカに来たんだなぁ…と言う感じ。こちらでは一時停止の線の上が盛り上がっていることが多いようです。そのたびにトロリーはガタゴトと揺れますが、必ず一時停止しないといけない仕組みは良いと思います。

トロリーのスピーカーが次の停車駅を告げます。「つぎは、アラモアナショッピングセンター、アラモアナショッピングセンターです。」もちろん日本語です。もしかしたら今見ている風景はアメリカではなく、ディズニーランドなのではないかと思うくらいです。ちょっとがっかり。

そういえば、アロハタワーで撮られた記念写真、どんなものか見るだけ見ようと思っていたのに忘れてた…と気付いた頃に、トロリーはHHVに到着しました。運転手に「Thank you」と言ってトロリーを降ります。



さて、ホテル前に下りたが、どこがフロントだろう…HHVは「ビレッジ」と言うだけあって、巨大リゾートホテルです。どこがどうなっているのか、初めて訪れた我々にはわかりません。とりあえずホテル内に入ると、運が良いことに(?)目の前に JTB の OLI OLI プラザが!


Hilton Hawaiian Village写真は夜に撮影したもの。hiltonの看板

OLI OLI プラザはホノルルに数店舗ありますが、そのうち一つが HHV 内にあります。早速中に入り、「今ついたところなんですけど、フロントはどこですか?」と尋ねます。どうやら、まっすぐ歩けばフロントにいけるそうです。ありがとう。

フロントには、日本語で「ご到着とご出発」と書かれた札がかかっていました。人がいっぱい並んでいます。ご到着ですので後ろに並ぶと、ハワイアンな感じのおばちゃんがウェルカムドリンクをくれました。パイナップルをベースとしたミックスジュース。腹が減っているので非常にうまい。

チェックインは OLI OLI カードを見せるだけ。細かな手続きは、すでに JTB の方でやってくれていると言うことでしょう。フロントのおねーちゃんは、片言の日本語で部屋番号「1448」と、その部屋がホテル内のどこにあるのかを教えてくれました。

部屋はタパタワーの14階…タパタワーと言うのはさっきOLI OLIプラザがあったビルでした。


ちなみに、タパ (TAPA) というのは、ハワイ伝統の布。布といっても織るわけではなく、木の繊維を叩いて作る不織布のようなものです。叩く棒の模様がそのまま布に残り、美しい風合を出すようです。タパタワー1階には本物が、各階にはさまざまな模様の写真が飾ってありました。

今来た道を戻ります。1階には「タパバー」という喫茶店があります。腹減ってるので、後でここで食べようとチェック。エレベーターで14階に上がり、部屋を探す…探す…あれ? 1447 の次が 1449 になってる?

エレベーターホールまで戻るとわかりました。エレベーターホールに「1441〜1459」という案内があったのでそれに従ったのですが、下には「ODD」とかかれていました。奇数です。1448は偶数なので、「1442〜1458 EVEN」に従わなくてはいけませんでした。

(ページ作成 2002-07-06)

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