サーディン丼
「デザートはあなた」という小説があります。森瑤子の書く軽いタッチのラブコメで、主人公は「料理のうまい女たらし」です。
この話の第8話に出てくるのが、この「サーディン丼」です。
女性の家で「うまいものが食べたい」と急に言われた主人公が、材料がなにもないので缶詰と醤油と米だけでなにかつくる・・・という設定なのですが、有り合わせの材料でもうまい料理は作れるということがよくわかります。
材料1人分 | |
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オイルサーディン(鰯の油漬け) | 1缶 |
あたたかいご飯 | 丼1杯 |
あさつき | 適当に |
醤油 | 適量 |
七味唐辛子 | 少々 |
お話しのなかではオイルサーディン1缶で2人分なのですが、オイルサーディンの缶詰というのはいろいろな大きさがあるので良くわかりません。
私は薄い缶詰一つで1人分としています。(厚い缶詰なら2人分)
1あさつきを細かく切る。
小口切りってやつですね。けっこうよく使うので、うちでは切るときにまとめて切ってタッパーに入れて置いてます。
2オイルサーディンを火にかける
オイルサーディンをフライパンに油ごとあけ、焼く・・・というか、炒める、というか・・・「油で煮る」というのが一番いい表現のような気がします。
しばらくして片面が焼けたところで裏返すわけですが、オイルサーディンは崩れやすいためにターナーでまとめて裏返してください。
油がかなり跳ねます。いやなら蓋をしましょう。
3醤油、七味で味をつける
醤油を入れて、フライパンを揺するようにして味を絡めます。
(ここでも油が跳ねまくります。いやなら醤油をいれてすぐに蓋を!)
油と醤油がまざって全体にいい色になったら、火を止めて七味を振りかけます。
4丼に盛ります
ごはんを丼にいれ、その上に今作ったフライパンの中味をすべてかけます。
油がたっぷりですが、躊躇してはいけません。その油がおいしいのです。フライパンに醤油が焦げ付いていたら、こそげ落としてかけましょう。芳ばしいですよ。
器に盛ったところで上からあさつきを載せます。たっぷりかけましょう。
本には「カボスかユズをざっと絞りかけたい」と書いてあります。そうしたらうまそうだけど、私はまだやったことがありません。
5たべます
見た目は気にするな。ぐちゃぐちゃに混ぜて喰え!
ごはんと鰯と油ががぼろぼろに混ざった状態がうまいぞ。見た目を気にすると損するぞ。