日本橋  2003/1/15 9:00  「品川」まで7.8Km

「お江戸日本橋七つ立ち」という言葉があります。江戸時代の時の数え方は日の出・日の入りを基準にするため季節によって変わるのですが、七つは大体午前四時。

というわけで午前4時に出発…ということになればかっこいいのですが、それは無理。家の最寄駅の大船から、東京方面の始発が4時7分だもの。


で、七つ立ちが無理なら時刻はどうでもいいや…ってことで、6時に起きて7時に家を出ます。まぁ、7時立ち、ってことで(笑) 出発点は日本橋じゃないけどね。

日本橋についたのは午前9時少し前。今回のたびの目的のひとつに「歌川広重の描いた東海道五十三次が、現在どうなっているか」を確認したいと言うことがあったので、写真を撮っておきます。だれもがやっているような企画だけどね。

広重「日本橋」現在の「日本橋」



日本国道路元標ついでに、日本国道路元標…のレプリカの写真も撮ります。日本橋は日本の道路の起点となっていて、車道のど真ん中に起点を示す「元標」が埋まっています。これはさすがに近くで見ることは出来ないので、橋の脇にレプリカが置いてあるのです。


撮影も済み、9時頃にいよいよ出発!

…寒いです。黙々と歩きます。昨日は暖かかったのに、夜の間に寒気団が来たとかでこの日は非常に冷え込みました。

歩き始めてすぐに気付きましたが、そこらじゅうの街灯に「江戸開府400年」という旗が下がっています。

関が原の戦いが1600年。これは歴史でやった覚えがあります。その3年後に幕府を開いたとしてもなんら不思議はありません。

江戸開府400年ポスター歩き始めてから知ったわけですが、「江戸開府400年記念で東海道を歩き始めました」っていうのは、人に説明する時には面白いかもしれません。…って、ここに書いたら意味無いか (^^;


右の写真は、ビルの壁に貼られていた江戸開府400年のポスター。茶運び人形とアシモの間に「なんだか はじめて会った気が しませんね。」の文字。茶運び人形は江戸時代の、アシモは現代の「人間らしいもの」を作りたいと言う欲求の最高傑作なわけで、400年という時代の隔たりと、それでも変わらない日本を感じさせる秀逸な作品。

黙々と歩くと…いや、ガイドブックによると沿道にいろいろと「見所」はあるようなんですが、今回目的は歴史散歩ではないので先を急ぎます。「あぁ、ここがそうなのね」程度には見ていったし写真も撮ったのだけど、いちいち紹介しててもきりが無いし。


ガイドブックとしては、山と渓谷社歩く旅シリーズ「東海道を歩く」を持っていきました。今後改定があるかもしれませんが、僕の購入した書籍は2001年10月の情報だそうです。

(ページ作成 2003-01-16)

前記事:東海道にあこがれて     戻る     次記事:品川
トップページへ

-- share --

0000

-- follow --




- Reverse Link -