昨日、出かけたときに昼飯をマクドナルドで食べた。
マクドナルドは最近新メニューラッシュだ。そして、多くが牛肉を使わない。
「BSE対策か?」と思っていたのだが、そうでもないらしい。
BSE騒ぎの際、マクドナルドは大幅に売上を落とした。
その前に「これからず〜っと平日半額」とかやっていてかなり売上を伸ばしていたので、大ダメージだったらしい。
慌てて豚肉マックリブを作ったり、チキンタツタのセールをしたりするも、回復せず。
苦しくなったマクドナルドは、「ず〜っと」と約束した平日半額を撤回。
もう景気は回復しかかっているから、多少高くなっても消費者は離れない…と読んだらしい。
これも大誤算。あっという間に客足が離れ、マクドナルドはさらに苦しくなる。
その後、BSE 騒ぎの後にマクドナルドが独自に調査していた報告がまとまる。
客離れは、BSE のせいではなく「メニューに飽きたため」と判明。安くするために開発費削っていたからな。
うちでも、彼女がジャンクフード好きなので時折食べに行くが、「最近のマクドナルドは魅力が無い」と敬遠していたので思い当る節がある。
さらに、客足が離れたのも「景気回復かどうかではなく、消費者心理がまだ高いものは受け入れない」として、再値下げ。
ここらへん、詳しい記事はこちらにある。
さて、書きたいのはそんなことではない。
以上の理由でマクドナルドはメニューをどんどん増やしているのだが、ちょっと暴走気味ではないか、ということ。
「ハンバーガー」という言葉の定義は、店によって違う。
マクドナルドでは、「ミートパティ」、いわゆる「薄いハンバーグ」をはさんだものをハンバーガー、略してバーガーと呼ぶ。ハンバーグをはさんだからハンバーガーという、わかりやすい理由だ。
そのため、ミートパティを使わないものは「フィレオフィッシュ」「チキンタツタ」など、バーガーをつけない。
しかし、別の店…例えばモスでは、バンズ(いわゆるハンバーガーに使う丸いパン)に何かをはさめばバーガーと呼ぶ。ロースかつバーガー、海老かつバーガーなど。「モスライスバーガー海鮮かきあげ(塩だれ)」に至っては、バンズすら使っていないが「バーガー」を名乗る。
マクドナルドは「バーガー」にこだわってきた。そして、その情熱は時に暴走していた。
以前期間限定で「カルビ焼肉バーガー」というのがあったのだが、ミートパティの上に味付けカルビ焼肉が乗っていた。カルビは十分にうまいのだが、ミートパティのせいで「肉」の味が強くなりすぎて、すべてをぶち壊していた。
これはさすがに反省したようで、しばらくたって「カルビマック」というのが出ていた。
バーガーがついていないのでわかるとおり、「カルビ焼肉バーガー」からミートパティを除いたもの。やればできるじゃないか。
で、現在の期間限定メニュー。
「チキンサラダサンド」というのを出している。ついに「サンド」を使い始めたか。
いままで、マクドナルドが「サンド」という名称を使ったことは無かったのではないかと思う。そのプライドのために、名称に困るとミートパティをいれて「バーガー」にしていたのではないかと思うほどだ。プライドを捨てて味を取ったのであれば良いことだ。
「牛鍋パン」という苦しい名称もあったけどな。
メニューの端に載っていたものが気にかかる。「フランクバーガー」
そういえば、しばらく前から発売していたな…。
バンズは使っていない。細長いパンだ。ミートパティも使っていない。名前のとおりフランクフルトだ。
どこから見ても「ホットドッグ」だと思うのだが、マクドナルド風にはなぜか「バーガー」になるらしい。
これはちょっと解せない。
やっと「バーガー」の呪縛が解けかかってきているかと思ったら、明らかにバーガーではないものを「バーガーだ」と押し通そうとする。
やっぱり、最近のマクドナルドは暴走気味だ。
そういえば、「グラタンコロッケバーガー」ってあったな…
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