目次
12日 参院選
13日 大学の時の話
20日 豪雨災害
23日 プリンタ購入
29日 誕生日プレゼント
7月に入ってから日記を書いていなかったので、なんか書いておこう、というだけのもの。
2日前の日曜日、参院選があった。投票行った。
その2日前、安倍元総理が街頭応援演説中に射殺される、というショッキングな事件があった。
思うところはいろいろあるが、素直に惜しい人を亡くした、と思う。
反感を持っている人も多くいることは知っているが、力のある政治家だったと思う。
(力があって影響力が無視できないからこそ、反感を持つ人もいるのだ)
ただ、暗殺の理由は政治的な思想ではないようだ。
犯人もそういっているし、本当の原因はこれからの調査を待たなくてはならないが、手作りの銃を使っての犯行で、自宅からも手作りの爆弾などが見つかっている。
ただの残念な中二病のように思う。
誰しも爆弾やニトログリセリンの作り方は調べてみるものだが、実際に作って殺傷力を試したくなるのは残念でしかない。
(暗殺そのものが目的であれば、武器から手作りするという回りくどい方法には至らないだろう)
話を参院選に戻すと、神奈川選挙区はいつにもまして魑魅魍魎が跋扈する世界だった。
わけのわからない泡沫候補が沢山いる。調べてみたら、政党名を隠しているだけで、多くがNHK党だった。
政党名を明かすと不利益になる、と自らわかっているから隠しているのだと思う。
たしか数年前に東京で同じ状態になって話題になっていたような…
東京に続いて神奈川でも同じようなことを始めた、ということだろうか。
泡沫候補は泡沫候補なので、順当な人が当選していた。
中三の長女が、学校で第2次世界大戦ごろの歴史を学んでいるそうだ。
「ポピュリズムってなに?」と聞いてきた。
参院選の選挙公報が手元にあったので、ちょうどいい教材だ。
魑魅魍魎の中には、まさにポピュリズムとしての主張をしているような人もいた。
今の政治は裕福層が自分たちのいいようにやっているだけだ、という主張だった。
そういう、わかりやすい仮想敵を作って大衆を煽るのがポピュリズム。
実際には、様々なバックグラウンドを持つ政治家がすでにいる。
もちろん裕福層で政治をやっている人だっているが、裕福層でない人だってかなり多い。
なので、上に書いた主張は根拠がない。
もちろん裕福層の政治家もいるが、それは多様性のためにも必要なものだ。
また別の日に「政治的リベラルってなに?」というのも聞いてきた。
リベラル、というのはすぐに説明をするのが難しい。
やはり選挙公報を開いて、保守派と革新派、ついでに日本の場合「右翼」がいることを教える。
(本来右翼は保守派の意味だが、日本語においてはすでに別物だと思う)
現状の問題点を挙げて、変えていこう、という主張はわかりやすい。
しかし、実際に変えようとすると混乱を招くだけのことが多い。
かといって、現状維持を目指す保守だけでは、時代の流れについていけない。
現状から急に変わらないように、段階を踏んで変えていこうというのが現実解で、そうした人たちがリベラル。
とはいえ、リベラルでも保守より、革新寄りなどいろいろあって、グラデーションを作っている。
「保守、革新、リベラル」みたいにわけてわかった気になっていてはいけない。
魑魅魍魎が跋扈していたからこそ、選挙公報にはいろいろなタイプの主張が載っていて、なかなか良い生きた教材になった。
泡沫候補の皆さん、ありがとう。
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唐突に思い出したので、大学の時の話を書きたい。
安倍元総理の射殺事件がらみで、動機の一つとして、ある宗教団体の存在が取りざたされている。
犯人の母親が、20年ほど前に入信して全財産を寄付してしまい、破産したことを犯人が恨んでいるそうだ。
その動機は今はどうでもよくて、ネットではカルト宗教についていろんな話が出ている。
カルト宗教は決して遠い存在などではなく、どこにでもいて、あなたを入信させようと誘ってくる。
大学なんかにも必ずサークルのふりをして存在している…という話。
で、自分の大学時代の話になるのだが、先輩がそういうサークルを片っ端から潰して回ったことがあった。
元々、僕の通う大学にはそういうサークルはなかった。
「存在を知らなかった」ではなく、なかったと断言できる。
今回の話の主人公…M先輩、と仮名で書くが、M先輩によれば大学職員に頭の良い人がいて、カルトや政治主張を持つサークルは、いろいろと理由をつけて作らせないようにコントロールしていたのだそうだ。
ところが、僕が3年に上がるときに、その職員の人がいなくなった。理由は知らないが普通に転職したのだろう。
仕事を引き継いだ職員の人は、サークルの設立届がでれば、書類に不備がなければ認可した。
結果として、あっという間にカルト宗教や政治主張のある団体が背後にあるサークルが乱立した。
大学内の施設として、「ラウンジ」というものがあった。
イスとテーブルが置かれた広間なのだが、いくつかの個室も付随していて、あらかじめ予約して置けば大学の関係者であれば誰でも使うことができた。
その管理は本来大学職員の仕事なのだが、学生に委託されていた。
委託されているのは「ラウンジ委員会」。その一員であるM先輩は、大学職員とも親しかった。
大学職員側が、カルトや政治団体がサークルを設立したことに困っていた。
一度認可してしまった以上、理由なく認可を取り消すこともできない。
以下、これらのサークルは「危険サークル」と呼ぶことにする。
そうした危険サークルは、設立されて間もなく、実績も持たないため、部室などの活動場所も持たない。
通常は、申請さえすれば誰でも使える「ラウンジ」で活動することになるのだが、まずは理由をつけて、ラウンジを貸し出さないようにしてほしい、というのが職員側からM先輩へ…および、ラウンジ委員会への要望だった。
危険サークルに貸し出すな、というのだから、どのサークルがどのような団体と結びつき、実際にすでにどのような活動を行っているから危険、という情報もあった。
なるほど。新年度になってから3か月くらいだったのだが、その間に10くらいの危険サークルが設立されていた。
まずは、何かと理由をつけてラウンジを貸し出さない。
と言っても、実際には部屋が空いていることは多い。危険サークルのいくつかは、貸出手続きを行わずに勝手に部屋を使用した。
ラウンジは学生の出入りが多く、その一角の部屋であれば勧誘に使いやすいのだ。
それらを発見すると、使用していた証拠を押さえたうえで、大学職員に対して書面で申し送りをした。
「ラウンジ委員会として部屋の管理をしているが、申請もないのに勝手に使った団体があり、業務に差しさわりがあった」という報告だ。書面で送るのは、正式に記録として残すため。
そう、勝手に使われて業務差し障ったのだ。その部屋は、別の団体が借りており、ラウンジ委員会にクレームが来た。
空いていた部屋でも必ず、借りていたのに、とクレームが来るのだ。
ラウンジ委員会に残っている予約帳簿には、数日前にちゃんと他の団体が予約を入れた書面が残っている。
だって、M先輩はラウンジ委員会の人だからね。書類なんてどうにでもなる。
その危険サークルには大学職員から注意が行く上に、ラウンジを勝手に使用したペナルティで、当面の間ラウンジ使用の申請ができなくなる。
しかし、ラウンジを使わないでも、空き教室はたくさんある。
人を誘い込んで勧誘するのは少し大変になるが、ラウンジを使わないでも勧誘活動はできるのだ。
ラウンジ委員会は教室までは管理していない。
空き教室を使うには大学職員に申請を出さないといけないのだが、逆に「ラウンジ委員会のペナルティ」からは逃れられる。
当然、大学職員は何か理由をつけて貸さないのだけど。
そして、やっぱり勝手に使用する団体が出てくる。
そういうのを見つけたら、やはり何かと理由をつけて「迷惑した」団体が現れ、書面でクレームが上がる。
度重なるルール違反をした危険サークルは、もう解散を命じるだけの立派な理由がある。
かくして、秋ごろには設立された危険サークルはすべて解散に至った。
多くの人は、学内にそんな危険な状況があり、暗躍したM先輩によって平和が保たれた、なんてことを知らない。
ちなみに、M先輩は僕の所属していたコンピューターサークルの先輩でもあり、僕は「迷惑した人」として名義貸ししたりした。
暗躍し始める当初から話を聞いていたので、これら一連の情報を知っている。
この時に、普通の大学にはこうした危険サークルはたくさんあるのだが、僕の通っていた大学は「守られていた」のだということも知った。
しかし、残念な後日談がある。
大学時代が平和に過ごせたとして、社会に出れば危険はもっとあるのだ。
大学時代に「危険が一切ない」状態だと、そうした危険に対する警戒心すら育たない。
コンピューターサークルの同期に、卒業後にマルチ商法にハマってしまったやつがいた。
卒業して数年後に、僕のところ電話をかけてきて「久しぶりにあわないか」なんて言うから出掛けて行ったら、見事にマルチだった。
本人を問い詰めると、僕が最初の勧誘とのことだった。
そのころはまだパソコン通信の時代だったが、コンピューターサークルの仲間が集まるBBS(ネット掲示板)があった。
そこに、誰とは特定せずに「最近友達に誘われて出かけたらマルチだったので、皆気を付けるように」という内容を書いた。
ついでなので「マルチはこんな内容で面白かった」と、勧誘会の詳細も書いて送った。
同じ勧誘会に誘いづらい状況作ったのだが、その後誰も誘われることは無かったようだ。
勧誘してきたやつとは、その後会っていないし、サークルの集まりなんかにも出て来ない。
もうひとり。同じサークルの後輩の女の子は、卒業後に今回の事件で話題になっている「ある宗教団体」に入信し、本部のある国に移住して結婚してしまった。
(その宗教団体が行っている、合同結婚式に出たのですね。見知らぬ信者同士が神の導きで結婚する儀式。)
もちろん、その後の連絡先は不明。今何をしているのかも知らない。
大学のサークル仲間という、それほど人数がいない中で、2人もそういう人がいる、というのは「大学時代に危険を学ばなかった」ことの弊害ではないかな、という気もする。
危険から守られるのは良いことなのだけど、危険を認識し、警戒する方法を知るのも大切だ。
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異常気象なんてのはたびたびあるのだけど、今年の梅雨は異常だった、という記録を残しておこう。
6月28日には梅雨明け宣言が出され、実際その後晴天猛暑が続いた。
全然雨が降らないで梅雨が明けたもので、ダムなんかの貯水量も少なくて心配された。
しかし、7月4日~7日にかけては台風が近づき(すぐに熱帯性低気圧に変わりはしたが)、全国的に豪雨となる。
道路が冠水するなど、災害レベルの場所もあった。
12~17日にかけても、全国で豪雨被害が相次いだ。
こちらは台風ではなく、戻ってきた梅雨前線によるもの。戻り梅雨…なんていうと風情もありそうだけど、そんな易しくはない豪雨災害だ。
全国いたるところで川が氾濫し、梅雨と関係ないはずの北海道でも記録的豪雨となり、例年の7月1か月分の2倍の量の雨が1日で降った、なんていう場所もある。
ほぼ毎日、日本のどこかで豪雨災害、というニュースを聞いていた気がする。
線状降水帯の危険予報が今年から発令されることになったが、さっそく第一号の発報もあった。
この日記を書いている時点でも、まだ九州の方では豪雨被害が出ているようだが、全国的な状況ではなくなったようだ。
ヨーロッパでも、記録的猛暑になっているそうだ。
北極海付近の蛇行偏西風の流れが乱れると、ヨーロッパと日本が同時に異常気象になるのは知られているので、多分そういうことなのだろう。
だからどうした、ということもないのだけど、冒頭に書いた通り、余りにも異常を感じているので記録に残しておく次第。
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プリンタが壊れ…てないのだけど、半壊くらいになったので新しいプリンタを購入した。
まず、前の機種の状態について。
最近色が変だなー、と思ったので、状態確認のプリントをしたら、黄色と青がちゃんと出ていなかった。
ノズルが目詰まりしている感じ。
まぁ、当然ヘッドクリーニングする。その後状態確認すると、黄色は完全に出なくなり、青もほとんど出なくなり、それまで出ていた赤も目詰まりしているような状態に。
さらにヘッドクリーニングすると、余計に悪化。ついには黒以外がでなくなった。
あ、これダメだ。目詰まりじゃなくて、なんかノズルの機能(インクを送るポンプとか、ピエゾ素子とか)が壊れてるっぽい。
というわけで、すぐに新しいプリンタを探し始め、翌日には購入、翌々日には到着した。
今日は、到着の翌日だ。セットアップして正常に動くようになった。
前に使っていたのは、ブラザーの DCP-J557N だった。
7年も使っていたことに驚いた。
プリンタって可動部品が多く、ゴムやインクなどの自然劣化する部品も多い。
だから、使えても5年程度、と思っていた。
この機種は戦略機種で、6千円で入手した。
ちなみに、インクもブラザーが以前から使っていたものだった。
購入当初から互換インクが多数の会社から発売されており、4色で千円程度。
それで我が家の場合1年くらいは使えていたので、本当にコストパフォーマンスが良かった。
その前に使っていたのは…名誉のために名を伏せるが、有名プリンタ会社のもので、1年以内に壊れた。
さすがに保証期間だったので交換してもらったら、それも1年以内に壊れた。
あの会社はインクタンクに特殊 IC を積んでいたので当時は互換インクもなく、非常に高かった。
なので、この会社のものは我が家的には当面買わない。
大きく状況が変わって評判の良い機種でも出れば買うかもしれないけど。
今回購入したのは、当然のように前の機械の後継機。
…とはいえ、良い特徴のいくつかは失われている。
いくつかの後継機があったが、選んだのは DCP-J926N。
前の機種は6千円で買えたが、2万円弱だった。
コロナで在宅勤務する人が増えて以降、プリンタは売れ行きの良い商品らしい。
値引きして買ってもらうような必要が無くなったので、値引きがない。
そのうえ、ロシア・ウクライナ戦争以降、物価高の影響でプリンタも実売価格が上がっているらしい。
この状況では、2万円というのは悪くない値段のようだ。
で、インクタンクが新開発のものに替わった。
昨年秋に発売されたこの機種から使われるようになったインクタンクなので、まだ互換品が市場に出ていない。
4色で4千円くらい、というのが相場のようだ。
容量の違いなどが明確でないので、単純に高いか安いかは言えないのだけど、まぁ純正品だから互換品よりは高いのだろう。
でも、ブラザーのインクはほかの会社に比べて良心価格だと思っている。
互換インクもそのうち出てくるだろうし。
検討時にはもう一つ候補があって、DCP-J4140N を検討していた。
こちらは大容量インクタンクで、やはり互換品はまだないのだけど、インクの「容量当たり」のコストが低い。
あと、インクが顔料系インクなので印刷が鮮やか。
…でも、インク高いんだよね。4色買うと2万円くらい。
それほど印刷するわけでもないし、人に配布する書類を作るわけでもない。
だから、印刷が鮮やかな必要も、大容量である必要もない。
というわけで、こちらは選ばなかった。
顔料系インクには少し興味があったのだけど。
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忙しくて書くのが遅くなったのだが、2日前が僕の誕生日だった。
今年は、長男と長女が受験生。
夏休みは塾の日程が詰まっている。ものすごく詰まっている。
ゆっくりできないから、誕生日祝いは週末にやろうと思って特に何も言わないでいた。
長男は午後から塾で、帰りは9時半。
この間食事の時間も取れない。スケジュール的にも厳しいし、コロナなので塾内で飲食が許されていない。
腹ペコで帰ってくるだろう、と思って、帰る時間に合わせて夕食を温めたり、準備していた。
で、大体準備が整ったいいタイミングで長男が帰ってくる。おかえりー。
帰ってきた長男、バックをガサゴソやって「お誕生日おめでとうございます」と、シュークリームをくれた。
コンビニのシュークリーム。しかも、20円引きのシールが貼ってある。
思わず笑ってしまったが、何も言わなかったのに覚えていてプレゼントを買ってきてくれた、というのが嬉しい。
聞けば、さすがに腹が減ったので、帰りの電車で何か食べたいと思ったのだそうだ。
何か買おうかな、せっかくだからみんなで食べられるものを買って帰り、家で食べるかな、とか考えているときに、僕が誕生日だと思い出したとのこと。
でも、地元駅に着いたのは9時過ぎ。
ほとんどのお店が閉まっていて、コンビニしかあいてなかった。
そこで何を買うか考えていた時、僕がシュークリームを好きなのを思い出したそうだ。
そして、コンビニシュークリームは1個 120円するので、全員分買うのは高いからやめた、とのこと。
子供が自発的にプレゼントをくれたのは初めてでした。
特に高いものでもないけど、僕の好きなものを覚えていてくれたことも含め、うれしいので記しておきます。
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