今日がファミコン、セガ SG-1000 ともに30周年の日だそうだ。
MSX は少し前に 30周年だったので、8bit 時代の花形ゲーム機は一斉に30周年を迎えたことになる。
数日前から、この日に向けて「本当の発売日」を特定する作業をしていた方もいるようで頭が下がる。
30年も前は今ほど流通もよくなかったし、発売日に店頭にあるとは限らなかった。
でも、新聞広告などで「本日発売」の告知を探し当て、両機種が同日発売であることを特定していた。
昔、ゲーム業界で働いていたころに、セガのお偉いさんが「ファミコンがブームになったので当社も家庭用に乗り出した」と発言していた。
それを聞いたときに、それはおかしいんじゃないか、と思った。
自分の感覚ではセガの方が発売は先だったし、少なくともファミコンブームは発売よりずっと後だ。
当時のセガは急成長しすぎて人材が足りず、発言したのは別業界から招聘された「経営慣れした人」だった。
つまり、ゲーム業界には詳しくない。だから発言が間違っているのだと思っていた。
もしかしたら、「ブーム」というのは間違えているが、任天堂が家庭用に乗り出すという情報を掴んだので、セガも開発を開始した、と言うことはあるかもしれない。
全くの同日発売、というのは偶然ではないと思うので、それくらいの関連ならありそうだ。
当時は任天堂はおもちゃ屋、セガはゲーム屋でライバル視はしていないと思うが、ゲームならセガの方が本業だ、という気持ちはあったかもしれない。
ちなみに、調べてみたら30年前の7月15日は金曜日。
夏休み前の最後の週末を迎える前日だし、月の真ん中の切りのいい日なので、発売日が同日なのは本当に偶然だった可能性もある。
ところで、「MSX をゲーム機扱いするな」という向きもあると思う。でも、あえて同列に並べる。
MSX がプログラムできるからパソコンだ、と言う主張に対しては、ファミコンだって SG-1000 の上位機種の SC-3000 だってプログラムできたよ、と返させていただく。
だって、僕はファミコンを購入したけど、他の機械が羨ましくて友達と貸し借りしていたから。
友達は「ゲームできること」が羨ましくてファミコンを借りたがったけど、僕はプログラムが組みたくて MSX や SC-3000 を借りたのだった。
後に、ファミリーベーシックが発売されたので購入。
僕のページに書かれたパソコン遍歴はファミベから始まっているけど、「所有しなかったけど使った」パソコンがそれ以前にあるのだった。
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