年末はいろいろとありますな。小さい頃はなんでこんなに続くのかと不思議だったのだけど、今考えれば当然なわけで…
今年の場合 22日が冬至。これは、「昼間の時間が一番短くなる」日。
太陽というのはいつの時代でもありがたいもので、冬至を境に日が長くなっていくのをお祝いする行事が世界中にある。
太陽神ミトラを信仰するミトラ教では、冬至を境に日が長くなるため、冬至をミトラの誕生日として盛大に祝った。
ミトラ教がなくなってもこの日を祝う行事は残り、いつの間にかミトラの誕生日は「救世主の誕生日」となる。これが今のクリスマス。元は冬至のお祭りだ。
太陽信仰は世界中にある。日本だって太陽は重要な神様だ。
そこで、冬至を境に一年をはじめた。この日に神様は歳をとり、人間も一緒に一斉に歳をとる。
これが「正月」だ。お年玉というのは、その年を生きる魂の意味で、もともとは餅等の「生きるかて」を分け与えることだった。
というわけで、正月も冬至のお祭りだ。
正月から1か月ほど遅れて、節分がある。
昔は測定が難しい太陽の運行をもとに暦を作るより、月の満ち欠けをもとに暦を作る方が楽だった。太陰暦だ。
太陰暦では、太陽の運行をもとにした「冬至」は重要ではないが、冬至の後の新月等は重要となる。今でいう旧正月等は冬至の後最初にくる太陰暦の「区切り」を元にしている。
で、節分も旧正月とそんなにかわらない…はず。じつはこれはよく知らないのだけど (^^; まぁ、冬至のお祭りと関係が深いことは確かだと思う。
節分のすぐ後には、バレンタインデーがある。
これは冬至のお祭りとはあまり関係がないが、「春のお祭り」ではある。春というのは、つまり冬至を過ぎた後のことだ。
自由恋愛が禁じられた時代、男女の愛を説いたバレンタイン司教は、男女の自由恋愛が「本来認められていた」春の祭りにあわせて処刑された。まぁ、つまりは見せしめとして殺されたわけだ。
それがバレンタインデー。
というわけで、ここら辺までは「冬至」と深い関係にある。
12月末から2月初めまで行事がめじろ押しなのはそのせい。
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