2002年07月16日の日記です


デジタル放送  2002-07-16 01:22:43  コンピュータ

うちのテレビはいまだに X68kモニタを使用している。

ちなみに EXPERT 用。これだと、スピーカーがモノラルで、音声多重などにも対応していない。


彼女がセサミストリートを英語で見たい、というので買い換えたいのだが、そろそろデジタル地上波放送も始まるので、今買い換えるのもなんだなぁ、と思っている。

(地上波デジタル放送は2003年からです。ちなみに、まだどこに基地局アンテナを立てるかも決まっていません)


いまなら「パソコンモニタなので」家電リサイクル法にも引っかからずに廃棄できるというメリットはあるのだが。




それはさておき、気になっているのはデジタルで中継が可能か、ということ。

アメリカがデジタル放送と言い始めたときは、正直馬鹿じゃないかと思った。

フルデジタルでは帯域が足りないのは目に見えているし、当時 MPEG1 の圧縮には、実時間の10倍程度の時間がかかった。これだと、ドラマの放映はできてもスポーツの中継は無理だ。


しかし、馬鹿なのは僕のほうだった。いまでは MPEG2 を実時間と同じ速度で圧縮することができる。BSではすでにその方法で放映をしているわけだし、いよいよ地上波でも、というわけだ。


しかし…まだ最後の問題がある。



MPEG というのは、前後のフレームからの差分情報で画面を表すことで圧縮を行っている。

「前後」というのが味噌だ。過去だけでなく、未来のデータまで圧縮に利用している。


未来のデータを知ることは出来ないから、実際にはデータをバッファに溜め、少したってから圧縮をする。

少なくとも、3〜4フレームの蓄積は必要だ。1フレームは 1/60秒なので、1/20秒程度の遅れが生じることになる。


さらに、展開時にも当然未来のデータが必要になる。ここでも同じような手法を使い、3〜4フレームの蓄積が必要になる。全体では6〜8フレームの遅れだ。 1/10秒となると、さすがにズレが人間の感覚でもはっきりわかるようになる。



スポーツ中継で 1/10秒の遅れというのはどうか?

いや、これは別に問題ないだろう。スタジアムの光景とテレビの光景が1/10秒違っていたとしても、テレビの前の人にはぜんぜん問題が無い。


しかし…日本には問題になる中継があるのだ。まさに、日本ならではの問題。


それはNHKの超高視聴率番組「行く年来る年」。この番組は、東大寺の鐘が1月1日午前0時0分0秒きっかりに打たれるシーンがクライマックスだ。これが、なんと 1/10秒もずれてしまうのだ。


ちなみに、テレビの横に置かれたビデオの時計は非常に正確。ビデオはテレビの時報で時刻あわせをしているし、その時報は録画したものの放映なので、時間遅れは生じていない。生中継の東大寺が「時報」として機能する、この瞬間だけが問題となるのだ。




NHK の技術陣は、この難問を一体どのように対処するのだろう?




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