一昨日書いたが、7年ぶりにメインPCを新調した。
この間も、サーバー買ったりいろいろしていたので、7年間何も買わなかったわけではないけどね。
とりあえず仕事の環境は整ったので、やってみたかった試験をいろいろ。
一昨日の日記に「ムーアの法則的には24倍くらいの性能になっているはず」と書いたが、この根拠は、
・18ヶ月ごとに性能が倍になる、と言われている、いわゆる「ムーアの法則」について、
・7年なら84ヶ月。18ヶ月を単位とすれば、4.6 単位となり、1単位で性能が2倍なので、
・2の4.6乗はおよそ 24。24倍の性能のはず。
という推定による。
実際には、「性能が倍」の変わりに「値段が半分」という選択もできる。
実際、7年前に買ったマシンは当時の最高スペックで、今回は安いマシンを買ったので、性能が24倍とはいかない。
また、開発サイクルは「18ヶ月」を意識して行われているはずなので、4.6を乗数としてよいか不明。
整数で 4 と考えれば、16倍の性能になっているはず。
でも、書いてしまったので気になって調べてみた。
参考は、CPU 性能比較表のページ。
明記されているように、CPU の性能を単純に数値化したもので、必ずしも実情を反映していない、という前提の下で。
えーと、7年間使っていたマシンの CPU は、Pentium4 の 3.0 GHz。
参考にしたページでのスコアは、1011 だ。
現在の最高性能である、Core i7-2600 だと、スコアは 16357。おぉ、だいたい16倍になっている。
ちなみに、購入したマシンは Core i3-2100 。スコアは 7204。非常に安かったが、これでも今までのマシンの7倍の性能だ。
実際には、動画向けの「専用用途」機能を持っていたりするので、もっと高機能だということになる。
で、先の日記に書いたとおり、自分はほとんど「エディタ」しか使用しない。
主に PHP のプログラムを書くが、そのプログラムが動作するのは、実験用のサーバーの上だ。
(Atom を使用したサーバーを組んでいる。家庭内サーバーなので省電力重視なのと、高負荷となる仕事環境のことを考えると、あえて低性能のマシンを使用したほうがよいため)
気になるのは、7倍も性能のある CPU で、力を無駄遣いするのではないか、ということ。
電力チェックまではやっていないが、CPU 負荷を表示するガジェットを入れてみた。
ほとんどすべての時間、半分の周波数で動いている。それでも負荷は 5% 程度。
今までのマシンが常に最高周波数で動き続けていたことを考えると、きっと省電力になっているのだろう。
…まだ電力までは測っていない。(電力測定機器は持っているが)
じゃぁ、どの程度の負荷まで耐えられるのかが気になった。
以前から気になっていたが、前のマシンでは非力すぎて遊べなかった、SEGA Saturn Emulator を入れてみる。
過去の日記にも何度か、それとなく書いているが、過去に Saturn の…厳密に言えば、アーケード向け筐体である ST-V のプログラマをやっていた時期がある。
残念ながら自分が作ったゲームはほとんど家庭用移植されていないが、たったひとつだけ、移植されたものがある。自分の名前もスタッフロールに入っているので、これを遊んでみるのが目標。
結果から言えば、なにも問題なく動く。
というか、これでも CPU 性能に余裕がある。動作周波数は最高まであがったが、負荷は 40% 程度だった。
プログラマブルな LSI を多数搭載し、あまりにも変態でエミュレーション不可能といわれていたのに、すごいもんだ。
…というか、「動くよ」という報告は友人から以前に受けていたのだが、自分の PC の性能が低くて遊べなかっただけ。
まぁ、これで Saturn 実機が壊れたとしても、自分の子供に、自分の作ったゲームを見せられる。
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