2013年01月10日の日記です


続々・Windows8  2013-01-10 12:19:44  コンピュータ

昨日のつづきです。


Windows8 を入れてみたけど、動きがおかしい。どうも、Windows Update が動作しない。

これ、思い当たる節があって、Win8 を入れる前の Win7 でも、おかしいことがあった。それと同じ症状。



Win7 では、Fixit を使って修復したが、Win8 では修復できなかった。

探したときにわかったが、Win7 には存在するが、Win8 には用意されていない、という Fixit プログラムも多い。

まだ十分に整備されていないのだろう。


つまり、Win8 はまだ「環境が十分整っていない」ともいえる。

今月末までに入れれば安いけど、それは人柱だからだということを肝に銘じよう。



Fixit が使えないし、そもそも自分の遭遇した状況の解決方法もわかっていないようで、手動解決もできない。

掲示板などで情報を集めると、「クリーンインストールしたら直った」という話ばかり。

それは面倒だから避けたい。


で、次善策。Win8 には、7 までにはなかった「リフレッシュ」という操作がある。




7 までは、クリーンインストールといえば、全部を消して、CD などのメディアからもう一度 Windows を構築することだった。

8 ではそうではない。「初期状態に戻す」という方法がある。


これを使うと、レジストリを初期化し、ディレクトリ構成を初期化し、インストール直後の状態に戻る。

すでに入っている Windows のファイルなどは、チェックサムなどをとって変更されていないか確認するようで、初期化にかかる時間はインストールよりも短い、らしい。


…らしい、っていうのは今回使っていないからね。



で、このクリーンインストールに準じたものとして、「リフレッシュ」がある。

Windows のシステムは初期化する。Program Files の下も初期化する。


でも、それ以外のディレクトリは残したまま。

ユーザーの設定なども保存される。


さらに、Modern UI のソフトに関しては、確かに一度消されるのだが、自動再インストールしてくれる。



デスクトップ環境の、従来のソフトに関しては、Program Files 下に入っているものは消えてしまうが、そうでないフリーソフトなどは残っていて、そのまま使える。


さらに素晴らしいのが、削除する直前の「インストール済みソフト」の一覧を、デスクトップに HTML ファイルで残してくれる。

ファイルの作成者がダウンロード可能な URL を示している場合、HTML ファイルからダウンロードページにリンクされている。


つまり、確かに一度ソフトは消されるのだが、再インストールがすごく楽。


多くのソフトが、Program Files とは違う場所にデータフォルダを作っている。

シェアウェアのレジストレーション情報などもそういう場所に入っている場合、レジスト済みの状態から復活できる。すごく楽。




というわけで、僕の遭遇したトラブルは、「リフレッシュ」によって短時間で解消した。

Win7 までには使えなかった、魔法のような技だ。

(もしかしたら、Fixit が整備されていないのは、「整備されていない」のではなく、リフレッシュがあるから不要、という考えかもしれない)




消えたプログラム群は、必要なものはすぐに再インストール。急を要さないものは後回し。

もう不要で使っていないソフトは入れない。ちょうどよいから大掃除だ。


バージョンアップしているソフトもあり、たまにこういう作業をするのも悪くないと思った。

…愛用していたソフトが、フリーではない有料新バージョンになっていて、旧バージョンを探すのにちょっと苦労した。

(作者ページには新バージョンしか置いておらず、別のページに旧バージョンを見つけた)




これから入れよう、と思っている人へ。


Win7 からは、環境をそのままにバージョンアップできます。


「不安定だからやめたほうがよい」という声も聞かれますし、実際自分がインストールしたものも不安定になったわけですが、まずはこれを試すのがおすすめ。


で、不安定だったら「リフレッシュ」を試しましょう。

これで多分安定します。代償として、せっかく保持していた環境が失われます。


でも、「完全に」失われるわけではなく、先に書いたように再構築は簡単。

クリーンインストールだと、環境の再構築に結構手間がかかりますからね。



Win8 のアップグレード時の環境保持は、Win7 の Windows ディレクトリをリネームし、新たな Windows ディレクトリを作ることで行われます。

ほかのディレクトリを消さない、というだけで、この作業自体はクリーンインストールと変わりません。


そして、この後、古いレジストリのデータを移行し、Win7 に上書きされているファイルなどを移行します。



おそらくは、Win7 のどこかの段階でファイルが壊れ、Update の動作がおかしくなったのだと思います。

Fixit は、これをさらに上書きすることで修正を行った。


でも、Win8 に移行する際に、Update をおかしくした「変更」は移行されたが、Fixit はマイクロソフト製のものなので、Windows7 専用の変更である、と認識して移行されなかった。

(もしくは、移行はしたが、Windows8 では仕組みが変わったので無意味になった)


この手順だと、Windows7 が不安定になったことがある場合は、Fixit してあっても、移行すると再発することになります。



でも、リフレッシュを行うと、これらの「移行された変更」を全部キャンセルしてやり直すため、問題が解消します。

そのかわり、レジストリの変更なども伴う「ソフトのインストール」も、なかったことにされるわけです。





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