2020年03月03日の日記です


休校  2020-03-03 12:11:05  家族

日記なので、後で見返したときのメモ程度に、この「緊急状況下」での家族の話題を。

読んでも特に面白い情報はない。




新型コロナウイルス騒ぎで、全国の学校に休校要請が出て、うちの子供たちの学校も休校となった。

まぁ、そうなってしまった、という事実だけで、是非は問うまい。


長男は、金曜日が公立高校の合格発表日だった都合もあり、「休校にします」というお知らせすら受けていない状態。

週末の間に、学校からメール連絡がきて、昨日月曜日にすべての荷物を引き取りに行って、そのまま休校となった。


長女・次女は、金曜日に登校して、学校の荷物を半分持ち帰った。

そして、月曜日は残りの荷物を持ち帰るために学校へ行った。


いずれにしても、長期休みの前は1週間かけて少しづつ荷物を持ち帰るのが普通なのだが、一気に持ち帰らないといけなくて大変だったようだ。




長男は、来週が卒業式だ。しかし、卒業式を行うかどうかは、現時点でまだ決定していない。

だから、昨日は先生が急ごしらえの卒業証書を作って渡してくれた。


「中学校の過程をほとんど終えました」とか書いてあって、あくまでも仮の卒業証書であることを強調している。

まぁ、正式な卒業証書はのちに発行されるだろうし、その心配はしていない。


ただ、その卒業証書を手渡しできるかはわからない。郵送で終わり、かもしれない。

だから、先生としては仮のものでもいいから、一人づつ手渡したかったのだろう。



長女は、2週間後が卒業式だ。休校に入ってから、14日以上後になる。

なので、小学校としては「2週間の経過観察措置」を過ぎた形で卒業式をやりたいのだろう、という意図を感じている。

しかし、これもまだどうなるかわからない。状況次第なのだろう。


卒業遠足が無くなってしまったのも残念がっている。



次女は、社会科見学で行く予定だった施設が、昨年の秋の台風で行けなかった。

年度末に何とか時間を工面して再び行く予定に振り替えてあったのだが、それもなくなってしまった。


この施設自体は、家族で何度も行っているところだ。というのも、次女も含めて子供が気に入っている施設だから。

だからこそ、友達と行けるのを楽しみにしていた。




しかし、休校にした場合に授業単位数が足りないのはどうするのだろう?


というのが、一斉休校を聞いたときの最初の疑問だった。

小中学校は、義務教育だ。

「大人は、子供に勉強の機会を与える義務がある」という意味で、子供から見ると教育を受ける権利がある。


にもかかわらず、授業を受けさせないのは、大人が子供の権利を搾取している、ということに他ならない。



子供は授業を受ける「権利」があるので、何らかの事情で十分な授業単位を受けられなかった場合は、もう一度同じ授業を受けられる。つまりは留年だ。


病気の子供などに「留年させるのはかわいそう」と、法の網の目をくぐって進級させたりする例もあるのだけど、これは何か勘違いしている。

本当にかわいそうなのは、教育を受ける権利を剥奪されてしまう子供だ。


#だから、本当に長期入院が必要な子供を収容する病院には、病院内の学校があったりする。

 この場合は、ちゃんと授業を受けているので進級することに問題はない。




中国などでも、外出を控えさせ、登校を禁じている。日本もそれに倣ったのだ、ともいえる。

しかし、中国では「休校」ではなく、インターネット授業に切り替えたのだ。

だから単位数は問題ない。



残念ながら、現在の日本はインターネット後進国だ。

インターネットを作った…控えめに言っても片翼を担ったのは日本の技術者の方々だし、2000年ごろにはインフラ面でも日本はトップレベルを走っていた。


しかし、その後の展開は非常に悪く、現在はすでに後進国だと考えてよいだろう。



そんなわけで、インターネット授業なんて望めない。

いったいどうするのか、と思ったら、宿題を出すことで「授業をした」扱いにしてごまかすようだ。


宿題なので、今までやった授業の「復習」で、本来教えないといけなかったことは教えられない。

しかし、今できる最善の手なのだろう。



ともかく、現場の先生方は頑張って、短い期間で宿題を用意した。

急な指示で、混乱しているのは現場だろう。子供たちにも、先生たちにも同情する。




まぁ、決定したことは仕方がないので、家で過ごすことになる。

子供たちが家にいるとなると、親としては食料が気になる。


金曜日のうちには、当面の食料は買いに行った。

しかし、この時すでに品薄だった。


そして、「まだあるからあわてない」と考えていた米が、後で見直したら家にあまりなかった。

すっかり買い逃した。現状では米は店頭に並んでいないので、数日間何とかして乗り切ろう。

(パスタやパンは買ってある)



僕が主夫を標榜しているのはたびたび書いている。


そして、子供のいる家庭なら、夏休み・冬休み、GWなど、長期休みの前に食料や生活消耗品を買い込んでおくのは当たり前のことだろう。

消費量が増える上に、子供が家にる状態ではゆっくり買い物に行くことも難しくなるから。


普通は、1~2週間前から徐々に準備する。

それが、今回は政府要請から事実上3日程度でみんなが用意しようとした。

当然のこととして、店頭在庫は売り切れる。


これは店頭在庫が尽きただけで、供給体制に問題はない。

震災の時のように、工場が破壊されたわけではないのだ。



しかし、急に店頭在庫がなくなったことで、一部では「デマに踊らされて買い占めている人がいる」という話になっている。

一部店舗では在庫がないことの言い訳に「デマで買い占められた」とわざわざ張り紙してしまい、それをテレビ局が取材するものだから、すっかりそういう話が広まっている。


「デマに踊らされている」という情報自体がデマだ。

そのデマを題材として「デマに騙されないように」とマスコミが呼び掛けている。

なんのことはない、デマに騙されているのはマスコミだ。



最近は、デマに警戒する人が増えた。これはいいことだ。

しかし、それによって「騙されなくなった」のではなくて、デマではないものまでデマのせいにする、というデマが増えているだけに思う。


「デマに騙される人がいる」という情報は、裏を返せば、「自分は踊らされていない」という優越感をもたらすのだろう。

こうした情報を信じる人は多い。


でも、その情報だってデマだ。踊っているのが自分だと気づこう。




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