1週間ほど前から不調で、やたら電源が落ちまくっていたメインマシン。
だんだんひどくなり、ついには1日に4〜5回も電源が落ちてしまう。
これでは仕事に支障が出る。どうにかせねば…と思いつつ、仕事の関係で外出することが多くなかなかまとまった時間が取れなかった。
そして今日、やっと時間ができたのでケースを開けて原因調査。
「色ボケ老人パソコンは、指圧と抗生物質で元気になる」
というのは、その昔 Beep! に載っていたジョーク。
色ボケ老人パソコンと言うのは、古くなって現役を退いたパソコンのことなのだが、「女性が触ったときだけ、頓珍漢な結果を返す」そうだ。
理由は、ストッキングや下着など、女性はナイロン製品を身に着けている率が高く、静電気で暴走しやすいため。
指圧と言うのは、コネクタなどの接続部分を押すこと。
抗生物質というのは、接点復活剤など。
これ、ある意味今でも正しいです。20年も前にこんなネタを書いていた Beep! はすごいと思います。
というわけで、ケースを開けてすべてのコネクタを押してみる。
なんとなく、「RAM かハードディスクが怪しい」と感じていたので、ここら辺は念入りに。
友人に「昔、ビデオカードのファンが壊れて暴走して、良く電源が落ちたことがある」と聞いていたので、ビデオカードも挿しなおす。
そして、いったん Reboot。
ハードディスクのエラーチェックを行わせる。
…チェック中に、電源断。
おかしいなぁ、これが理由ではなかったかなぁ…と思いながらも、もう一度そこらじゅう押さえまくってみる。さらに、IDE ケーブルも交換。
もう一度 Reboot。今度はさっきより早く、電源断。
これで少なくともひとつのことがわかる。
ハードディスクの特定セクタがおかしいわけではない。
もしそうなら、同じところで同じ症状が出るはずだが、違うタイミングで問題が出たので。
しばらく考える。
経験則から、ハードディスクが動作するタイミングで落ちやすい気がしている。
もしかしたら RAM が悪くて暴走しているのかもしれないが、以前は正常に使えていたのでこの可能性は低そう。
ハードディスクは、Win XP 導入時に購入している。もしかして相性問題?
…ふと気が付く。
ハードディスクを交換したために、IDE のケーブルをつなぎ変えているがそのことはそれほど問題ではないだろう。
しかし、このときもうひとつ別のものをつなぎ変えていた…電源ラインだ。
ATX 電源からは、通常2〜3本の電源ラインが延びている。
そして、1本の電源ラインには、2〜3個のコネクタが接続されている。
今使っている電源は、1本の電源ラインにコネクタが3個と、FDD 専用コネクタが接続されていた。
そこで、この1本で DVD ドライブとハードディスク2個に電源を供給し、それ以外のラインは折りたたんで隅に押し込んでいた。
(あまり線が這い回っているのが好きではないので)
電源ボックスは1つなので、どうつないでも電源の供給性能的には変らないと考えていたのだが、もしかしたら1本のラインに複数の機器をつなげたのは間違いなのかもしれない。
ハードディスクなどが動作する瞬間に、起動電流が必要になって電源の電圧が落ち、それが CPU の電圧まで下げることになったら… CPU は暴走して、CPU に制御されて電源を供給する ATX 電源は落ちてしまうかもしれない。
というわけで、ラインを分散するようにつなぎ変えてみる。
そして、Reboot。
…無事にディスクのエラーチェックを終了。その後もつけっぱなしにしてみるが、今のところ動作は良好。
急におかしくなり始めたというのは、電源が悪くなってきているのかもしれない。
もともと、電源と言うのは消耗品だ。使っていると性能が落ちる。
電源に負担をかける使い方をしてしまっていて、電源の性能が落ち始めたときにたまたま症状が現れた、と言うことか。
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