2018年02月26日の日記です


横浜散策  2018-02-26 21:18:58  家族
横浜散策

長男が中学に上がってから、あまり気軽に出かけられなくなった。


以前なら、思い立った時に出かけていた。

でも、中学生だと定期試験があるので出かけにくい。


小学校と中学校でも行事日程が異なるので、週末が別のタイミングでつぶれることが多い。

まぁ、これは小学校と保育園に通っていた以前も似たようなものだけど。


あと、冬になってからは塾に通い始めたのでその影響もある。

もう一つついでに、去年の夏からスプラトゥーン2で遊んでいるが、大体月頭の土日はフェス(オンラインのイベント)がある。


そんなこんなで、以前より気軽に遊びに出られないのだ。




長男の年度末試験は、先週の金曜日で終了した。

この時点では明らかになっていなかったが、スプラのフェスはおそらく来週の土日だ。

(実際、土曜日にはその告知が出た)


じゃぁ、この土日なら遊びに行ける。

日曜日は疲れを取るのに家にいるつもりで、土曜日に出かけよう。


家族にそう提案したら、子供は久しぶりに理科ハウスに行きたいという。最近行っていないのは事実。

でも僕と妻は、まだ家族で行ったことのないところに行きたい。


そういえば、しばらく前から横浜の氷川丸・マリンタワーに子供を連れて行ってやりたい、と思っていた。

横須賀の三笠でもいいのだけど、なんか氷川丸な気分。


…なんでだろうと思っていたら、妻から「じゃぁ、チケット使おう」と。

言われるまで忘れていた。妻のお父様から、氷川丸の優待券貰ったけどいらないから、ともらっていたのだった。

そうか、なんか行かないといけない気になっていたのはそのためだった。




土曜日の朝、出かけるつもりで準備。

しかし、妻が仕事が中途半端だから終わらせてしまいたいという。

そうしないと、心から楽しめないから。


…が、11時までやったところで「終わらないからやっぱ行こう」と切り上げた。

これで出発が2時間遅れてしまったが、中華街あたりで昼飯にするにはちょうどいい時間だろう。



最近車で出かけることが多かったので、電車は子供たちにはちょっと新鮮なようだ。

京浜東北線で石川町まで。


中華街でいろんなもの買い食いする程度で楽しいだろう…と思っていたのだけど、妻が「見たら食べたくなった」というので、飲茶のお店を探す。


5年前くらいは、回転寿司みたいな「回転飲茶」が流行っていたのだけど、ほとんどの店が無くなってしまったようだ。

最近の流行は、定額で食べ放題の方式らしい。


2千円程度が多い中、1700円のお店があったのでそこに入る。

値段は安くても質が悪いようなことはなく、十分美味しかった。

というか、1700円って、昼めしとしては決して安くはない。




食べ放題なのだからと食べ過ぎた。

すぐに次に移動するのも大変だから、少しぶらぶらしよう、ということになった。


子供たちは以前中華街に来たことはあるのだけど、あまり覚えていない。

7年も前の出来事だから覚えているわけないか。


その時は、昼ご飯を食べただけ。今回はお土産物屋さんとか覗いて、中華街らしさを満喫してみよう。



子供が生まれる前は、時々妻と中華街デートをした。

中華街の肉まんとか、1つで腹いっぱいになる大きさなので、適当に買い食いして歩くだけで楽しいものだ。


で、帰りは大抵中華食材屋さんでお土産を買って帰る。

その頃のひいきの店は確かこの辺に…と探したら、まだあった。


妻の好きな山査子餅、久しぶりなので2パック買う。


麻花兒、好きだった。


見ていたら、長男が「美味しいの? どんな味? 甘いの辛いの?」と聞いてくる。

うーん、甘いとか辛いとかではなく、小麦の香りがおいしい、固焼きのお菓子、と答える。


せっかくだから買おう。ソフトタイプとどっち買ってたっけ? と悩んでいたら、お店の人が「さっきの思い出だと、固い方だね」とアドバイスをくれた。


あと、腐乳。これも中華街でないとなかなか手に入らない。

麹と塩につけて発酵させた豆腐。「うまい」という記憶だけあって、詳細な味忘れた。


紅麹、白麹、ラー油入りの3種類があった。これも確か3種類とも食べ比べて、紅麹が気に入っていたはず。

というわけで購入。後で食べたら、塩味が強めで、ご飯に少し乗っけて食べると絶品。




歩き回っている間に、ちょうどこの日、春節のパレードがあることを知った。

パレードは16時から。まだ2時間ほどあった。


氷川丸に行くかどうするか…しばらく相談し、パレードを見ることにした。

氷川丸はまた来れるが、春節のパレードは年に一度しかない。


そんなわけで、2時間いろんなものを見て時間を潰す。


お土産物屋で像棋(中国将棋)を売っていた。ちなみに、うちにもあるし長男は知っている

でも、中華街で中国のゲームを売っている、という事実に気付き、他にもないか探し始める。


陸軍棋、というゲームを売っていた。

見たところ、軍人将棋だけど…軍人将棋なら家にある。


あとで調べたら、軍人将棋とも微妙に違うようだが、まぁ類似ルール。

長男は将棋に興味があるので、軍人将棋と違うなら買っても良かったかもしれない。


他には、特に中国らしいものはない。

中国っぽい柄のトランプなら何種類も見つかったけど。




お土産物屋ばかりに見ているのも飽きたので、関帝廟に行ってみる。

そうしたら、前の道の歩道に人がいっぱいいて、場所取りをしていた。


あれ、パレードってメイン通りではなくて、こちらの道?

ここにきてやっと、パレードの詳細を調べ始める。


なるほど、関帝廟の前を通る道の端の公園がスタートで、パレードに参加する龍舞や獅子舞は、関帝廟の前で念入りに演技(?)するので、関帝廟前が特等席らしい。


でも、もう場所一杯だったので、少し離れたよさげな場所に陣取る。

この時点で、パレード開始まであと10分くらい。




パレードって何やるのかと思っていたのだけど、各種団体が参加して、思い思いの格好で練り歩く、というものだった。

先頭にやってきたのは「日本横濱中華街武将會」という団体で、多分武将=関羽なんじゃないかと思う。

みんな、竹馬を履いて大男になって、顎髭の武将になり切って歩いていた。


そのあとも、龍舞が通ったり、獅子舞が通ったり、盛大に爆竹を鳴らしたり。

…そういえば、中国ではいま春節の爆竹禁止らしいから、こんな爆竹を楽しめるのは中華街だけかもしれない。


獅子舞はたくさんいたのだけど、前足と後足の二人が、肩に乗ったりして曲芸をやっているのは一組だけでした。

曲芸と言えば、重たい壺を頭の上でくるくる回したりしている「神技」おじさんがいました。なかなか見ごたえあった。


あとは、剣舞を披露している団体もあったりして、格好よかった。

子供たちにとっては、カードキャプターさくらの李小狼君みたいな感じ、で通じてました。


#最近新シリーズ始まったのを機に、昔のやつも少しづつ最初から見てる。




さて、パレード終了が17時過ぎ。少し暗くなってきたけど、まだ明るい。


パレードを見ていたところのすぐ後ろに、また中華食材屋さんがあって、こちらも昔デートの時によく寄った店。

妻が見たいというので入ります。


こちらは、素材をたくさん売っています。

長女が食べてみたいというので、ヒマワリの種とかぼちゃの種を購入。妻は陳皮梅を買いました。


殻付きヒマワリの種、日本ではあまり売っていないけど、海外では普通に食用って話をしたことがあったんです。

長女はそれで、以前から興味を持っていた。


家で食べたら、五香粉っぽい香りつけてあって、美味しかったです。




日も暮れた。

このまま帰ってもいいのだけど、「本来の予定地」だった氷川丸まで行ってみよう。


本当は、中華街でご飯を食べたらそのまま抜けて、山下公園に出る予定だった。

そこまで行けば、氷川丸は目の前にある。


次女が歩き疲れた、と ぶーたれているので、氷川丸前の噴水周りのベンチに座り、しばし休憩。飴玉を食べる。


夜景に船がきれいだ。

今日はこれを目指してきたわけだけど、すでに閉館時間を過ぎている。


「乗りたかった」と次女が言うので「また来ようね」と答える。

実は、次にまた来るための布石として見せといた、というのもある。



子供たちはそろそろお腹が空いたようだが、僕と妻は空いてない。

昼ご飯の時に、子供が注文して食べきれなかった分まで食べているから。


疲れて足が痛いと言っているけど、どうするか…

バスに乗るか、タクシーに乗るか、休みながら歩くか。


実のところ、山下公園から関内駅まではそれほど離れていない。

バスを待つ時間を考えたら歩く方が速いくらいだし、タクシーは近距離は割高だ。


というわけで歩く。




まずは、「赤い靴」の歌の話を振ってみる。子供たちは歌詞を覚えているだろうか?


1番は歌えるが、2番以降は心許ない。

2番は「横浜の はとばから ふねに乗って」だ。


その波止場は、山下公園の端にある「大桟橋」「象の鼻」のあたりのことだ。

そして、山下公園内の大桟橋を望める場所には、「赤い靴をはいてた女の子」像が立てられている。


…と、ここまで話したら、当然「見てみたい」という反応。しめしめ。

そちらの方向に歩けば、少しでも関内駅に近づく。


像は、小さなものでたいしたものではない。

そもそも立てられたのはそれほど古いことではなく、「像が建てられた」ことを僕が子供のころにニュースで聞いている。


でも、歌の舞台を示すために建てられた像、というのはそれなりの感慨があったようだ。

しばらく見て、ペタペタ触って…飽きた頃に進む。




今度は、大観覧車「コスモクロック」がいい目印になってくれた。

夜空に綺麗なイルミネーションを浮かべている。


…いつの間にか、LED で自在な画像を表示できるようになったのね。

丸いはずの観覧車が、急に四角くなったり、斜めに回りだしたりという不思議な映像を映し出している。

そちらに向かって歩く。


これまた運よく、公園の角で大道芸人が何かやっていた。

そちらに向かって歩くが…ついたのは、ちょうど芸がすべて終わって、お金を入れてほしいと頼むタイミングだった。

半分でも見れば入れるのだけど、全然見ていないのでそのまま通過。



斜め前にあるシルクセンターを過ぎたところで、ふたたび「足が痛い」というので、横浜開港資料館前の公園で座って休む。


地面にガラス屋根で囲まれたところがあって、何だろうと近づいてみると、古い下水溝跡だそうだ。

横浜は日本で最初に下水を整備した場所なのだけど、関東大震災の時の被害で、どこに何があったのかほぼわからなくなっている。

公園整備の際に見つかったので、見られるように保存しているそうだ。



この後は、そういうものの連続。

日本で最初の電話局跡、消防救急のための基地の跡。


少し歩いては立ち止まることになるので、適度に休憩を取りながら進めた。


やがて横浜スタジアムまで来ると、長男が「あ、ここ来たことある。駅はすぐだ」と気づいた。

小学校の社会科見学で、県庁に来たことがあるのだ。



あとは多少元気に…やっぱり休み休みだったけど、駅まで。

駅で「腹減った」となったので、電車を待ちながら持っていた菓子パンを食べました。

(まだ夜7時だったので、ご飯は帰って食べました)



これで終了。

子供たち、山歩きは慣れているのだけど、街歩きは慣れていないので疲れたみたい。

下がアスファルトだと、足の裏が痛くなるからね。同じ距離なら山のほうが楽。


もっとも、長時間だらだら歩いただけで、今回の徒歩距離は地図上で 5km 弱。

実際にはお土産物屋さんの中のぶらぶら歩きなんかも含めて、 7km くらいじゃないかな。

(スマホについている万歩計は1万歩弱でした)




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