最近、また「首都機能移転」の話を聞くようになった。
バブルの頃によく言っていたな〜 という程度の認識しかなかったのだが、1990 年には国会でも決議され、99年には候補地が絞り込まれ、今年には場所が決定される予定だったらしい。
「予定だった」というのは、もちろん決定されなかったため。国会議員は、そんな約束まったく忘れていたというお粗末。
しかし、そのままほおって置くわけにもいかないので、来年改めて移転を行うかどうかを決議するのだとか。
もちろん、候補地になった各自自体は誘致合戦を繰り広げている。栃木だけでもPRに4億使っているというので、他の自治体も合わせれば、国会が「忘れていた」せいで不毛となった宣伝合戦に多くの無駄金がつぎ込まれたことになる。
一方で、当然東京とは首都移転反対。省庁再編で新しくビル建てたり、引越し代をかけたりしたばかりなのに、またすぐに移動するのかというもっともな主張。
…という話を聞いて、急に思い出した。
そもそも、日本の首都ってまだ京都じゃなかったっけ?(笑)
明治維新のときに天皇が江戸城入りしているわけだけど、京都の人に不安をかけまいと「一時的に旅行するだけ」だと言っています。
だから、まだ日本の都は京都のまま。
この話、「そもそも都が東京じゃないのに、東京から遷都するのか」と面白がって書こうと思ったのだが、政府の方でもやぶへびを恐れて言葉を選んでいますね。
「遷都」っていうと、そもそも都じゃない東京からは出来ないので、「首都機能移転」と呼んでいます。首都と都は違うものらしいです。
さらに法的には「国会等の移転」だとか。
発想の発端がバブルの頃のもので、今となっては魅力が無さすぎる論議なので、せめて言葉遊びでからかってやろうと思ったのですが…
言葉遊びとしても面白くなかったな。使えなさすぎる。
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