2003年09月の日記です

目次

02日 決算が済んで…
08日 三体運動
08日 人間ドック・その後
11日 VAIO不調
20日 鬼大笑い
22日 ひきつづき家の話
24日 そういえば
26日 カットパイーン
27日 インベーダー25周年


決算が済んで…  2003-09-02 18:46:08  住まい

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8月末でやっと自分の会社の決算処理が終了。


思ったより儲かっていたのだが、予想外の事態で赤字。

っていうか、儲けをほとんど自分の給料にしていたら、会社は儲け無しだったと言うあたりまえの話。


「このままの売上で行けば」、3年も経つと家の頭金くらい溜まるだろう、という、自営業にはあるまじき甘い予測をする。このままどころか、すでに売上は徐々に落ちているのだが。頑張らなくては。


そんな時、新聞の折り込みチラシに住宅展示場の広告が入った。なんと、見に行くとハーゲンダッツアイスクリームの商品券をくれると言う(笑)


ひさしぶりに住宅展示場など見に行ってみるか。アイスクリームに惹かれて浮き足立って出かける。


妻が「どうぶつの森e+」のカードを集めているので、品薄のシリーズが売れ残っていないか遠くの町のデパートを見てみたい、という要望がでる。

そんなわけで茅ヶ崎展示場まで。茅ヶ崎って言ったら、実は僕は「田舎」だと思って馬鹿にしていたのだが。



まず住宅展示場へ行き、アイスの商品券をもらう。もらったら早々に立ち去り(笑)、デパートめぐり。駅前を歩いてまわり、思っていたよりもはるかに都会だと知る。



十分回ってから、再び展示場へ。他の展示場には無かった、気になっていた会社の家があったので入ってみる。

気にしていた装備はそこには無かったのだが、丁度近くで完成間近の物件があり、見ることができるという。今度はそちらまで。

見てみたら、思ったよりいい家だった。夢が膨らむ。




以前に勤めていた会社で、数年上の先輩が茅ヶ崎に家を買っている。

実は先日この先輩に会った所、「35年ローンを組んだが、7年で返し終わった」とのことだった。

この先輩、かなりデキル人で高給取りだった。だから家の頭金が出たのだが、もう返し終わったとは。


しかし、どうやら僕も家の頭金くらいは3年以内に溜まりそうだ。

以前はそんなお金、冗談にもならなかったのだが。




ところで、住宅会社の人に聞かれるままに頭金からどの程度の予算が組めるかなどの話をすると、やたらと茅ヶ崎を進められる。

まぁ、そりゃここは茅ヶ崎の展示場で、彼は茅ヶ崎営業所の営業マンだから、茅ヶ崎に立ててくれないと実績にならないのだろう。


しかし、僕は大船よりも…できれば横浜よりも東京寄りを狙っている。仕事の都合で、渋谷まで30分で出れる場所にしたいというのもある。

茅ヶ崎は思っていたよりもはるかに都会だったが、それでも東京からは遠いのだ。



数件見たあと、帰り道でスーパーによって買い物をする。

スーパーに、「住宅情報」のフリーペーパーが置いてあった。なんとなくもらっていく。



家に帰り、もらってきた資料を見ながら夢を膨らませる。

家で仕事をしているので、家を建てるなら仕事部屋が欲しい。サーバルームも欲しい。あらかじめ壁の中に EtherCable を入れておきたい。などなど。


散々夢を見た後、ふと思い出して住宅情報を読んでみる。

湘南エリア、大船から平塚あたりの土地・物件情報など出ているが…



いきなり現実に引き戻され、営業マンに茅ヶ崎を勧められた理由を知る。

僕が「少なくとも大船より東京寄り」と考えているように、多くの人がそう思っているらしい。


茅ヶ崎だと土地安いけど、大船より東京よりは値段が跳ね上がる。

考えていた予算じゃ無理だわ(涙)




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三体運動  2003-09-08 21:37:31  歯車

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三体運動

数日前、トイザらスで「アストロジャックス」なるおもちゃを買った。


というか、1ヶ月ほど前に店頭で見かけて、気にはなっていたのだ。

いい大人が今更ヨーヨーでもないだろう、と買わないでいたのだが、やっぱ気になる。


1週間ほど前には店頭で遊べるようになっていたのを試し、余計にほしくなってついに購入。



糸に固定されていない錘(おもり)を1つとおし、両端にも錘を付けただけのシンプルな構造。

しかし、これが想像をはるかに越えた動きを見せる。



一端の錘をもって立つ。重力で糸が下がり、移動錘も下に落ちる。あたりまえ。

ここで糸をゆらすと振り子運動を始める。これもあたりまえ。


ちょっとうまくまわすと、移動錘を中心として、下端の錘が回転を始める。

この回転速度をどんどん上げてやると、やがて下端の錘は遠心力によって中心点…移動錘から離れようとする。


糸の長さは決まっているが、移動錘は移動できる。下端の錘は移動錘から離れようとするのだから、当然移動錘は上に上がってくるわけだ。


うまくすると、結構大きく回転させることができる。これがなかなか面白い。



もちろん、実際には移動錘は回転中心とはならない。移動錘と端の錘は、同じ重さなので作用反作用の法則にしたがって「互いの周囲を回るように」動く。

そして、これらはさらに手に繋がれた紐によって手の周囲を振り子運動する。


複雑に絡み合った動き。操る自分にすら想像がつかず、制御が難しい。だからこそ、思い通りに制御出来た時には快感すら感じる。


ダイナミックな動きに酔いしれ、もっとダイナミックな動きを…と欲張ると失敗する。

下端の錘の遠心力が増し、移動錘が上に上がってくると、回転半径が大きくなって手や身体に当たってしまうのだ。

ダイナミックに動かしたいのをぐっとこらえ、あくまでも冷静に制御する。しかし慎重になりすぎると面白くない。大胆、かつ繊細な感覚が要求されているのだ。



いろいろ難しく書いたが、実際の所は「適当に手を動かすと、奇妙な動きをして面白い」という、ただそれだけのことだ。

しかし、よく見ると上のように高校物理で学んだような話が次々に思い出される。


目で見た動きの面白さと、知っているはずの知識の応用を目の当たりにする知的興奮、そしてそれを自分が制御すると言う微妙な身体感覚。



このおもちゃは面白い。いつか「社会の歯車」で解説したい。


#って、こんな予告ばっかして書いていないことが多すぎるのだけど (^^;





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人間ドック・その後  2003-09-08 23:07:05  その他

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先日書いた人間ドックのその後を書き忘れていた。

結果を9/3に聞きに行った。


検査と同じく、妻・友人が一緒。


妻は検査で「ちょっと動脈が硬い」といわれていたので、結果を聞くのが怖いという。

友人は酒好きなので、結果を聞くのが怖いという。


僕はもともと楽天家なので、別に何も無いだろうと思って何も考えていない。



まずは、僕と妻。まぁ夫婦だから、と一緒に呼ばれる。

僕の結果から。


「白血球が少ないようですが、普段からこうですか?」

先日よく献血をする、と伝えているので、医師からもそれをわきまえた質問。

普通の人が普段から白血球が少ないかどうかなんて知らないからね (^^;;


献血でも、常に「白血球が少ない」ということになっている。平均値の下限ぎりぎり。

まぁ、そういうことならこれは問題なし、だそうだ。


「検便の結果、胃がん・大腸がんなど、消化器系のがんの可能性のある値が出ました」

でも、これはあくまでも「指標」であり、出たから即がんというものではないそうだ。

話は続く。


「そこで、腹部の超音波検査写真、X線写真を詳細に検討したのですが、問題は見当たりません」

というわけで、がんの可能性はなし。


「しかし、腹部エコーで腎臓がちょっと見えにくくなっています。何も無いと思うのですが、念のため再検査をお勧めします」

…というわけで、予想もしなかった再検査。9/9 (この日記を書いている時点の明日)に、腹部CTスキャン。



それ以外はいたって健康。

実の所、検査の際に医師チームの一人から「何で来たんですか?」とまで聞かれている。

普通は健康に自信が無いから人間ドックにかかるわけで、健康すぎて珍しいとの事。



つづいて妻の結果。血管が硬いといわれていたのが気になるが…

「硬いとは言っても、平均値の範囲内です。ただ、このペースで硬化が進むと危ないので数年置きに検査をお勧めします」


検査の時に、硬いのはコレステロールの影響かも、といわれていたのだが血液検査からはその兆候なし。

ただし、「内蔵にちょっと脂肪がついているようです。いわゆる隠れ肥満ですね」

医師のこの言葉に、妻ショックを受ける。


そんな妻にさらに追い討ち。

「血液検査で、リウマチの指標が出ました」


「ただし、これは関節が炎症を起こしているだけでも出る値です。他の部分などの検査を合わせて考えると、可能性は無いと思います」


検査の直前に東海道歩きをしているので、おそらくは関節に疲れが残っていただけ。

しかし、相次ぐショックに頭が真っ白になり、最後の医師の言葉を妻は聞いていなかったらしい。


#ただの関節の炎症、というのを聞いていなかったと判明したのは数日後 (^^;

#妻の祖母がリウマチだったそうで、妻はずっと心配していました




15分くらいで説明が終わり、つづいて友人の番。

…呼ばれたと思ったらすぐ帰ってきた。「なにも異常ないって」で終わり。



事前に一番心配していた友人が一番健康で、一番楽観していた僕が再検査。

外見で中身を判断してはいけませんね (^^;;



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VAIO不調  2003-09-11 23:18:57  コンピュータ

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買ってからいくらも経っていないVAIOノートが故障した。


というか、故障に気付いたのは1ヶ月ほど前。

会社の経理マシンにしているのだが、決算処理で久しぶりに会計ソフトを使おうとした所、起動しなかった。


「System Disk Not Found」… HD の MBR のデータが壊れたか、HD 自体が壊れたか、もしくは HD への接続が接触不良を起こしているかのどれかだろうと推論。


BIOS 画面を見たところ、IDE インターフェイスが存在しない、といわれる。

「HDが存在しない」のではない。となると、IDE 関連の IC が接触不良なのか?


接触不良ならと振ってみると、直った。



この状況では忙しい時期に不安なので修理に出そう、と思って保証書を引っ張り出す。

普通、パソコンの保証は1年だし、保障期間内だろう…と思ったら甘かった。


なんと、VAIO は3ヶ月保証だ。ただし、ユーザー登録をすると購入から1年まで延長される。

ユーザー登録なんてしていなかったので、慌てて葉書を書いて送る。



延長された保証書が送られてくるまで、およそ1週間。これで修理に出せるようになったのだが、決算処理が忙しくなったので、もっていかれるのは困る。


だましだまし使っていたら…本当に壊れ、いよいよ起動しなくなった。

忙しい時に困ったが、データのバックアップはあったので別のマシンで処理する。



で、決算処理も終わって一段落着いて、SONY に電話する。

Windows が起動しなくなるウィルスが猛威をふるっていることもあり、電話がなかなか繋がらない。

やっと繋がっても、「起動しない」と言った時点でウィルスを疑われる。


こっちも素人ではないので、相手の話をさえぎって、まず症状を全部説明し、振ると改善することまで伝えると、さすがに「接触不良でしょうねぇ」と納得してくれた。


保証期間内なのでもちろん無料修理だし、引取りに来てくれるという。

購入してからわずか4ヶ月。電話の向こうで、サポート担当が一生懸命に謝っていた。

態度がいいので、電話なかなか繋がらなかったことは許しておこう。


それから2日後、VAIO は引き取られていった。




その直後に、SONY 関係の知人とちょっと話す機会があり、何気なく「VAIO壊れちゃったよ」と言ったところ、「えっ」と過剰反応。


「機種は?」と聞かれ、答えると「やっぱり…」。

何がやっぱりなのか気になるので当然聞いた所、その機種の5%ほどがハードディスクが見えなくなる不良を起こして修理になっているという。5%というのは、非常に多い数字なんだそうだ。


どうやら僕の VAIO もその不良だった様子。



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鬼大笑い  2003-09-20 00:00:29  住まい

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先日敬老の日に、実家に行っつきた。たまには親孝行しないと。


うちの父はすでに76だ。ずっと会社を経営してきたが、先日ついに会社を解散することに決め、いまは借入金の返済で走り回っている。元気そうだ。


で、会った時に先日から考えているように、家を建てたいということを切り出した。

来年の話をすると鬼が笑うそうだが、3年以上先の話だ。(だって、今は頭金すらないもの)


親の金はあてにしていない。しかし、建てるのであれば親との同居は考慮する必要があるだろう。

そこで、2世帯同居を考えた方がいいかどうか、という相談だった。


予想していた答えは「若い人は若い人だけでやりなさい」というようなものだった。

うちの父は76とはいえまだ元気だし、遠慮がちな所があるのでそういう答えになるのではないかと思っていたのだ。


もしそういう答えでも、いつかのために両親の部屋は考慮するつもりだったが、実際の答えは「そう言ってくれるならうれしいから、考えておくよ」というもの。



さて、これまでモデルハウス巡りをしても単世帯のことしか考えていなかったが、2世帯も考慮に入れないとならなくなった。




で、家のことをいろいろ調べている。建てるのは3年以上先だというのに。


2世帯といっても、両親の居室を用意すれば良いというだけではない。両親が家に居るということは、盆と正月には兄弟が家に来るということだ。

僕は6人兄弟。兄弟が家族連れでやってくると、20人以上が集まることになる。その人数が集まれる場所を用意しなくては。

当然、女性は台所の往復も多くなるが、その際にも会話に参加しつづけられるよう、対面キッチンが望ましい。


さらに、僕は自宅で仕事をしているので仕事部屋が必要になる。仕事部屋は狭くてもよいが、家中にLANを入れることは必須だ。

また、現在サーバー・ノートマシン含めて6台のコンピューターが現役なので、これらを収めるスペースは必要となる。



当WEBページを見てもらえばわかると思うが、僕は結構収集家だ。古いパソコンがいくつか家にあるし、キャンプ用具だって盛っている。


僕が収集家なのは、父が収集家だからだ。

昔はものすごい量の本があったが、ずいぶんと厳選して捨ててしまった。それでも、まだ本棚に3つ分くらいの本がある。

これは厳選してあるものなので捨てられないし、平凡社の世界大百科事典などは僕からみても価値があるものだ。


で、収集家の父と一緒に居る母は、収納がうまい。実家には、どこに入っているのかと思うほどのものが収納されている。

いらないものはちゃんと捨て、本当に必要なものだけを置いてあるので、これも捨てるわけに行かない。


僕の妻も収集家だ。同じような性格だから一緒になったというか…実の所、妻のほうが集めているものは多い。



結局、みんな収集家だということだ。家を建てるとすれば、これらのものを収納するスペースも必要となる。かなりの量だ。


つまり、間取りに対する要求だけでも


・20人が集まれるスペースを用意

・大量の荷物を保管できる倉庫スペースを用意

・仕事部屋・PCスペースを用意

・もちろんこれ以外に、親世帯の寝室、子世帯の寝室、子供部屋等を用意


と、かなり無茶を言っていることがわかる。



要求はこれだけではない。


実は、今住んでいる賃貸マンションは、夏涼しく冬暖かい。

南側がグラウンドになっていて、窓を開けると常に風が通るから夏は涼しく、窓を閉めれば光が入るので冬暖かいのだ。


夏でも、よほど暑い日以外はクーラーが要らない。今年の夏はクーラーどころか、扇風機すら使わなかった。


この環境を、建てる家でも実現したい。いや、さらにパワーアップしたい。

夏でもクーラー無しで過ごせる家が理想だ。


各方面を調べ、家を涼しく保つために色々な方法があることがわかった。

まだ3年も先の話しだし、それらの方法のどれが優れているのかは、これからゆっくり検証しなくてはならない。


しかし、「クーラーが要らない家」というだけで、モデルハウスを見たいくつかのハウスメーカーは失格となった。

(三菱ホーム「エアロテックの家」が一番の例だ…エアロテックの家は、全館冷暖房なので、要求と正反対だ (^^; )




で、夢が大きくなれば、予算の心配も大きくなる。

今の予想では、3年後に本当に希望の家が建つのかどうかは五分五分といった所。


…希望はこれからも変化しつづけるだろうし、なんとかうまく収まってくれれば、と思うのだが。


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ひきつづき家の話  2003-09-22 23:15:08  住まい

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自分向けのメモの意味もあって家の話。

多くの人にとって、あまりにも「日常とかけ離れた」話で、読んでいてもつまらないと思う。

でも、どうせこんな日記読んでる人もいないだろうし書いておこう(笑)


もう1ヶ月ほど、週末のたびにモデルハウスなどを見てまわっている。気にし始めた頃から見ると、すでに1年見ていることになる。


最初の頃によいと思っていたのは住友林業。

モデルハウスから、「想定される」住人の生活が伝わってきたので。


モデルハウスなんて、やたら豪華だしそのままでは自分の家の参考にはあまりならない。

しかし、暮らし方の提案などがあると、やはりちょっと気になる。


数社回って、一番「提案」を感じたのが住友林業だったのだ。


住友林業はセミナー・相談会などにも顔を出し、色々なことを勉強させてもらった。



他に気になっていたのは、ミサワホーム。蔵のある家、ってやつだ。

詳しくは書かないが、これはちょっとした「魔法」だった。法律の規制をうまくかいくぐり、本来ありえない「部屋」をもう一つ作り出して、そこを荷物収納スペースにしてしまおうというのだ。


先日も書いたとおり、僕は荷物持ちなのでこういうのはありがたい。というか、あこがれる。

さらに、ミサワには SMART STYLE というシリーズがあり、これはある程度規格を決めることで低予算で家が建てられることも魅力だった。



また、旭化成のへーベルハウスも気になっていた。

なんと言っても、僕が小学生の頃に良く見ていた「なるほど・ザ・ワールド」のスポンサーだからね(笑)




しかし、ミサワは早々に候補から外れる。

僕は家で仕事をしているため、家は「仕事から寝に帰る場所」ではないのだ。


良くある建売住宅は、普通のサラリーマンの生活を想定して作ってある。そして、ミサワが安いのも同じ想定で規格化してあるためだ。


僕のように、家で仕事をするような特殊な人間にはあまり向かない。

「蔵のある家」自体は自由設計だが、蔵のような空間は他社でも可能、それどころか他社の方が融通の利く設計が可能なことがわかってきた。(ただし、蔵を作りつづけるミサワには、それなりのメリットもある。ミサワのやり方が悪いというのではなく、僕の考えにあわないというだけの事なので勘違いしないでほしい)



同時に、色々なモデルハウスを見て歩くうちに、自分が求めるものもわかってきた。



僕はどうやら、木造住宅の方が好きなようだ。

工法に関しては、実際の所優劣はあまりつけられない。それぞれにメリットがあり、デメリットがある。

あとは、そのメリット・デメリットが自分の考えと合うかどうかだ。僕は木造の方が好きだった。


そこで、今度は木造住宅のモデルハウスを、片っ端から見て歩いた。




予算の関係もあって、高い土地は買えないだろう。しかし、2世帯にするには家が大きくないと辛い。さらに仕事場も必要なのだ。


ロフトを作って仕事場にするのもいい。

そういうつもりでモデルハウスを回ると、メーカーによってずいぶんとロフトの暑さが違うことに気付いた。



あまり暑くなかったのは三井ホーム。

期待していたのに、結構暑かったのは野村ホーム。


もちろん、家の構造の違いなどもあるので単純比較は出来ない。

出来ないのだが、僕の気持ちを決めるにはこれで十分だった。


三井も野村も、ともに「断熱」を売り文句にしている。

しかし、断熱方法が違う。というより、どこの断熱を重視するかが違う。


野村は壁の断熱を重視していた。後で知ったが、これは冬場に特に効果を発揮するそうだ。

三井は屋根の断熱を重視していた。こちらは、夏場に特に効果を発揮する。


つまり、見に行ったのが夏だったので、三井の方が快適そうに思えた、ということだ。



断熱というのは冬を温かく過ごすためのもの、と思っていた。

しかしどうやら、夏を快適に過ごすための鍵も断熱にあるようだ。

先日も書いたとおり、家を買うならクーラーのいらない家にしたいので、これは重要な発見。


さて、それでは壁と屋根、両方の断熱をすごくしたらどうなるか。

答えは「とても高い家になる」だろう(笑)

だから、住宅メーカーはそこまでしない。オーバースペックだからだ。




先日、港南台にある住宅展示場を見ていて、目の前にあった工務店が気になった。

というか、前から気になってはいたのだが、冷やかし程度に見てみることにした。


この工務店、「外断熱より超断熱」という垂れ幕が下がっている。


外断熱、というのは工法の一つで、野村が採用している。

「外断熱よりすごい」といわれても、野村の断熱にはがっかりしたのでそれほどいいとは思えなかった。



が、資料をもらって帰り、読んでいるうちに良いもののように思えてきた。

壁と屋根、両方の断熱に力を入れているのだ。これはオーバースペックなのか、それとも…


気になったので、今日もう一度工務店を訊ね、モデルハウスを見させてもらった。

残念ながら今日は「涼しい日」だったため、本当の性能は体験できず。それでも、オーバースペックなのではなく、ちゃんと意味のあることだということは感じられた。


高いのではないかと思って相談した所、値段は住宅メーカーとそれほど変わらず。

「住宅メーカーは下請けを使うが、うちは工務店なので下請けを使いません。その中間マージンがないので特に高くはなりません」という言葉にも納得。



現在の所、この工務店に頼むのがいいのかな…と思っている。くどいようだが3年後の話だが。


とはいえ、3年なんて家を建てるつもりならあっという間なのだ。

四季を通じての性能を体験しようと思うとそれだけで1年かかるし、いざ建てようと思っても、設計開始から建つまでにまた1年くらいかかるのだから。



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そういえば  2003-09-24 08:59:14  その他

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再検査になっていた人間ドックですが、特に問題は無かった模様。


ヘリカルCTスキャン、っていう機械で腹部を断層撮影したのだが、技術の進歩に驚きました。

大学時代の情報処理の授業で、CTスキャンの撮影アルゴリズムを聞いたことがあったのだけど、その時には「難しいが将来有望なので研究中」といっていた技法を使用していました。


まぁ、あれから10年経つわけで、当時の最先端は今ではあたりまえということなのですが。


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カットパイーン  2003-09-26 01:13:36  歯車

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カットパイーン

たびたびパズルを貸してくれる知人が、いきなり僕の前にパズルを置いた。


「買ったけど全然出来ません。やりますか?」


…これは、僕に挑戦しろということだろうか (^^;;



パイナップルをグラスの中に収めるパズル。「カットパイーン」という名前らしい。

存在は知っていた。が、この手の「詰め込みパズル」は苦手なので挑戦したことはなかった。


とりあえず借りて帰る。



まずはしばらくいじってみる。

3分もいじっていると、各ピースを構成する「最小サイズ」があることがわかったので、このサイズを基準とした時に各ピースがどういう形をしているのか紙に書き出してみる。


…どのピースも、最小単位5個の接続で出来ていた。そして、ピースは全部で12個。

収めるべきグラスはパイナップルのリングが6段入り、パイナップルのリング「1枚」は10個のピースで作られることがわかった。


パズル好きなら、ここでピンと来なくてはならない。

カットパイーンは、アレンジされてはいるがペントミノなのだ。


通常のペントミノとの違いは、「ピースを裏返せない」「90度の回転は出来ない」「10x6 のフィールドの、左右が繋がっている」という3点だ。

ここまで気付けば、このパズルが実は三次元ではなく、二次元で構成されていることもわかってくる。



知恵の輪や「SuperIQ」は理詰めで解けるパズルなのだが、ペントミノは理詰めでは解けないことがわかっている。

ひたすら、総当りで答えを探すしかない。これを解くのは大変だ…


そういえば、箱にも「設計上、このシリーズでは一番手間がかかる。」という一文が記されている。

手間がかかるというのは、試行錯誤するしかない、という意味だ。




というわけで、「試行錯誤しかないのであれば、わざわざ人間がやる必要も無い」と判断。

コンピューターに解かせる準備を始める。


幸い、ペントミノの答えを見つけるプログラムというのは、プログラム上級者の腕比べに良く使われる。

簡単なアルゴリズムから技巧を凝らして高速化したアルゴリズムまで、さまざまなプログラムのソースが容易に入手可能だ。


そこで、単純なソースを入手し、「気軽にいじれる」という理由で PHP に移植する。

(以前なら perl でやったが、最近 PHP ばっかり使っているのですっかり perl を忘れてしまった…)



移植に 40 分。ケアレスミスによるバグを取り除くのに 20分。

さらに、アルゴリズムをちょっと勘違いしていたことに起因する (^^; 根が深いバグを取り除くのに30分。


つまりは、1時間半程度でプログラムは完成した。

そして、答えが出るまではわずか3分程度。


最後に、コンピューターが出した答えにしたがって、実際のパズルを組み上げて完成。上の写真の状態となった。



ずるい?

そうかもしれないけど、解くためのアルゴリズム(ひたすら組み合すしかない)を導き出して、そのアルゴリズムにしたがって解いたのだから、立派に「パズルを自分の手で解いた」ことにはなるはず。



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CAST NEWS【日記 03/12/17】

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04年 久しぶりの飲み会

04年 出産祝い

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16年 秋の家族旅行

16年 小田原城

16年 おもしろ歴史ミュージアム・かまぼこの里

16年 ホテルグリーンプラザ強羅

22年 スプラ3のフェス


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あきよし】 パズルは自分で考えるから面白いのだと思います。ヒントはここに書いたとおりですので、自分でがんばってみてください。 (2004-09-06 22:49:33)

【ナオ】 カットパイン教えてください (2004-09-06 16:35:06)

インベーダー25周年  2003-09-27 15:38:46  コンピュータ

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ふらりと入った本屋で、『「ゲーセン」最強読本』という本を見つけた。


別冊宝島で、「永久保存版 名作ゲーム BEST 100」というサブタイトルがついている。

インベーダーゲーム25周年記念なんだそうだ。


以前はゲーム業界にいたし、いまも広い意味ではゲーム業界の端っこに引っかかっている。

特にこういう「歴史もの」は好きなので、資料のつもりで購入した。



昔のゲームについては、まぁ異論の無い選定。

最近のものは評価が固まっていないのでともかくとして、10年以上前のゲームで選ばれているものは、歴史に残してよいゲームだと思う。

(一部「単にライターが好きだっただけではないか」というものもあるが…)


あれが入っていない、これが入っていないというものはあるが、最初から「BEST 100」としているのだから多くを望むのは無理というもの。




ちょっと不満なのは、ライターがみんな「ゲームを懐かしんで」書いているだけで、ゲームに対する造詣が無いこと。

なにぶん「別冊宝島」だし、多少の間違いは仕方が無いとは思うが、あまりにも勘違いしすぎているのはどうも…


QIX がベクタースキャンだとか。

ファミコンの「エキサイトバイク」がザクソンと同じ斜めスクロールだとか。


実物を一目見れば、明らかに「間違っている」とわかることを、そのまま載せているのはおかしいのではないかと思う。



細かい点を上げればきりが無い。


ドルアーガの塔は、最後の2面を除いて全面に宝箱があるとか。(実際は 25、55面もない)

スターブレードがアーケード業界で始めてのポリゴンゲームだとか。(I' ROBOT や Hard Drivin' は?)

キャラクターの名前などには間違いが多い(スターフォースの隠れキャラは「ハイド」ではなく「ヒドン」)


こういう間違いは、あまりに多すぎて書ききれない。

しかし、こういうのは重箱の隅をつつくようなあら捜しなので、あまり騒がないのが大人の対応…だとは思う。


まぁ、「テレビゲームの黄金期」が青春と重なっている人は、買って損の無い本。

「間違ってる」と突っ込みを入れるのも、それはそれで楽しいし(笑)


オススメの一冊。



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