2003年09月22日の日記です


ひきつづき家の話  2003-09-22 23:15:08  住まい

自分向けのメモの意味もあって家の話。

多くの人にとって、あまりにも「日常とかけ離れた」話で、読んでいてもつまらないと思う。

でも、どうせこんな日記読んでる人もいないだろうし書いておこう(笑)


もう1ヶ月ほど、週末のたびにモデルハウスなどを見てまわっている。気にし始めた頃から見ると、すでに1年見ていることになる。


最初の頃によいと思っていたのは住友林業。

モデルハウスから、「想定される」住人の生活が伝わってきたので。


モデルハウスなんて、やたら豪華だしそのままでは自分の家の参考にはあまりならない。

しかし、暮らし方の提案などがあると、やはりちょっと気になる。


数社回って、一番「提案」を感じたのが住友林業だったのだ。


住友林業はセミナー・相談会などにも顔を出し、色々なことを勉強させてもらった。



他に気になっていたのは、ミサワホーム。蔵のある家、ってやつだ。

詳しくは書かないが、これはちょっとした「魔法」だった。法律の規制をうまくかいくぐり、本来ありえない「部屋」をもう一つ作り出して、そこを荷物収納スペースにしてしまおうというのだ。


先日も書いたとおり、僕は荷物持ちなのでこういうのはありがたい。というか、あこがれる。

さらに、ミサワには SMART STYLE というシリーズがあり、これはある程度規格を決めることで低予算で家が建てられることも魅力だった。



また、旭化成のへーベルハウスも気になっていた。

なんと言っても、僕が小学生の頃に良く見ていた「なるほど・ザ・ワールド」のスポンサーだからね(笑)




しかし、ミサワは早々に候補から外れる。

僕は家で仕事をしているため、家は「仕事から寝に帰る場所」ではないのだ。


良くある建売住宅は、普通のサラリーマンの生活を想定して作ってある。そして、ミサワが安いのも同じ想定で規格化してあるためだ。


僕のように、家で仕事をするような特殊な人間にはあまり向かない。

「蔵のある家」自体は自由設計だが、蔵のような空間は他社でも可能、それどころか他社の方が融通の利く設計が可能なことがわかってきた。(ただし、蔵を作りつづけるミサワには、それなりのメリットもある。ミサワのやり方が悪いというのではなく、僕の考えにあわないというだけの事なので勘違いしないでほしい)



同時に、色々なモデルハウスを見て歩くうちに、自分が求めるものもわかってきた。



僕はどうやら、木造住宅の方が好きなようだ。

工法に関しては、実際の所優劣はあまりつけられない。それぞれにメリットがあり、デメリットがある。

あとは、そのメリット・デメリットが自分の考えと合うかどうかだ。僕は木造の方が好きだった。


そこで、今度は木造住宅のモデルハウスを、片っ端から見て歩いた。




予算の関係もあって、高い土地は買えないだろう。しかし、2世帯にするには家が大きくないと辛い。さらに仕事場も必要なのだ。


ロフトを作って仕事場にするのもいい。

そういうつもりでモデルハウスを回ると、メーカーによってずいぶんとロフトの暑さが違うことに気付いた。



あまり暑くなかったのは三井ホーム。

期待していたのに、結構暑かったのは野村ホーム。


もちろん、家の構造の違いなどもあるので単純比較は出来ない。

出来ないのだが、僕の気持ちを決めるにはこれで十分だった。


三井も野村も、ともに「断熱」を売り文句にしている。

しかし、断熱方法が違う。というより、どこの断熱を重視するかが違う。


野村は壁の断熱を重視していた。後で知ったが、これは冬場に特に効果を発揮するそうだ。

三井は屋根の断熱を重視していた。こちらは、夏場に特に効果を発揮する。


つまり、見に行ったのが夏だったので、三井の方が快適そうに思えた、ということだ。



断熱というのは冬を温かく過ごすためのもの、と思っていた。

しかしどうやら、夏を快適に過ごすための鍵も断熱にあるようだ。

先日も書いたとおり、家を買うならクーラーのいらない家にしたいので、これは重要な発見。


さて、それでは壁と屋根、両方の断熱をすごくしたらどうなるか。

答えは「とても高い家になる」だろう(笑)

だから、住宅メーカーはそこまでしない。オーバースペックだからだ。




先日、港南台にある住宅展示場を見ていて、目の前にあった工務店が気になった。

というか、前から気になってはいたのだが、冷やかし程度に見てみることにした。


この工務店、「外断熱より超断熱」という垂れ幕が下がっている。


外断熱、というのは工法の一つで、野村が採用している。

「外断熱よりすごい」といわれても、野村の断熱にはがっかりしたのでそれほどいいとは思えなかった。



が、資料をもらって帰り、読んでいるうちに良いもののように思えてきた。

壁と屋根、両方の断熱に力を入れているのだ。これはオーバースペックなのか、それとも…


気になったので、今日もう一度工務店を訊ね、モデルハウスを見させてもらった。

残念ながら今日は「涼しい日」だったため、本当の性能は体験できず。それでも、オーバースペックなのではなく、ちゃんと意味のあることだということは感じられた。


高いのではないかと思って相談した所、値段は住宅メーカーとそれほど変わらず。

「住宅メーカーは下請けを使うが、うちは工務店なので下請けを使いません。その中間マージンがないので特に高くはなりません」という言葉にも納得。



現在の所、この工務店に頼むのがいいのかな…と思っている。くどいようだが3年後の話だが。


とはいえ、3年なんて家を建てるつもりならあっという間なのだ。

四季を通じての性能を体験しようと思うとそれだけで1年かかるし、いざ建てようと思っても、設計開始から建つまでにまた1年くらいかかるのだから。




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