ふらりと入った本屋で、『「ゲーセン」最強読本』という本を見つけた。
別冊宝島で、「永久保存版 名作ゲーム BEST 100」というサブタイトルがついている。
インベーダーゲーム25周年記念なんだそうだ。
以前はゲーム業界にいたし、いまも広い意味ではゲーム業界の端っこに引っかかっている。
特にこういう「歴史もの」は好きなので、資料のつもりで購入した。
昔のゲームについては、まぁ異論の無い選定。
最近のものは評価が固まっていないのでともかくとして、10年以上前のゲームで選ばれているものは、歴史に残してよいゲームだと思う。
(一部「単にライターが好きだっただけではないか」というものもあるが…)
あれが入っていない、これが入っていないというものはあるが、最初から「BEST 100」としているのだから多くを望むのは無理というもの。
ちょっと不満なのは、ライターがみんな「ゲームを懐かしんで」書いているだけで、ゲームに対する造詣が無いこと。
なにぶん「別冊宝島」だし、多少の間違いは仕方が無いとは思うが、あまりにも勘違いしすぎているのはどうも…
QIX がベクタースキャンだとか。
ファミコンの「エキサイトバイク」がザクソンと同じ斜めスクロールだとか。
実物を一目見れば、明らかに「間違っている」とわかることを、そのまま載せているのはおかしいのではないかと思う。
細かい点を上げればきりが無い。
ドルアーガの塔は、最後の2面を除いて全面に宝箱があるとか。(実際は 25、55面もない)
スターブレードがアーケード業界で始めてのポリゴンゲームだとか。(I' ROBOT や Hard Drivin' は?)
キャラクターの名前などには間違いが多い(スターフォースの隠れキャラは「ハイド」ではなく「ヒドン」)
こういう間違いは、あまりに多すぎて書ききれない。
しかし、こういうのは重箱の隅をつつくようなあら捜しなので、あまり騒がないのが大人の対応…だとは思う。
まぁ、「テレビゲームの黄金期」が青春と重なっている人は、買って損の無い本。
「間違ってる」と突っ込みを入れるのも、それはそれで楽しいし(笑)
オススメの一冊。
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