2012年03月23日の日記です


仮想ソフト変更  2012-03-23 15:47:01  コンピュータ

先日書いたとおり、Windows8 を試してみています。

インストールは仮想環境に行っています。


Oracle VirtualBox にインストールすることを薦める記事を読んだので、そうしていました。

VirtualBox は、Windows8 のインストールに対応していて、設定を適切に行ってくれます。


なるほど、手間要らず。簡単インストール。



…でも、インストール後の「VirtualBox の挙動」が不安定。

それに、3D 、2D のグラフィックアクセラレーションを ON にしても、Direct3D を使っているような画面描画が非常に遅い。


画面サイズを自由に選べないのも不満。

自分のデスクトップと同じサイズに出来ないから、必ずウィンドウ表示になってしまって、「画面隅にマウスを持っていく」という多用する操作が面倒なんだよね。


#画面隅にマウスを持っていく、は Windows8 では多用する操作。

 でも、この操作をするとPyroを思い出してしまう…



というわけで、VirtualBox にはさようなら。


VMWare Player を試してみる。

Windows7 のインストールには対応しているが、Windows8 には非対応。


「Windows7 としてインストールできる」と薦める記事もあるけど、ここは「インストールなし」で仮想マシンを作成後、Windows8 のインストールディスク(のイメージ)から起動するのが吉。


VMWare Tools を(ホストマシンに)インストールしろ、と言われるので、インストール。

この間、Windows8 の仮想マシンへのインストールは平行して進む。


Tools のインストールが終わると、仮想マシンウィンドウの下に「仮想マシンに Tools をインストールしろ」という指示が出る。

でも、OS インストール中なのでここはぐっと我慢。


Windows8 のインストールが終わったら、仮想マシン Windows 下の「Tools インストール」のボタンを押す。

すると、仮想マシン上は、インストール CD が挿入された状態になる。


あとはインストールプロセスに任せる。



詳しくは知らないが、Tools は一種のハイパーバイザドライバのようだ。

ゲスト OS 上には、普通のデバイスドライバのふりをして組み込まれる。


しかし、実際にはホスト OS との間に「穴」をあけ、一部の処理を仮想マシンではなく、ホスト側で行うようにしてしまう。


たとえば、Direct3D の処理。

最初に書いたように、VirtualBox では非常に遅かった。これは、ビデオカードの機能を、ソフトで「仮想的に」実現しているためだ。


でも、ハイパーバイザドライバを使って「ホスト側に載っている本物のビデオカード」で処理すれば、本当の速度が出せる。



VMWare では、画面解像度もかなり自由に選べる。

ホスト側の実画面と同じにして、最大化してしまえば、仮想化ではなく「普通に」Windows8 を使っている感覚を体験できるだろう。





Windows8 CP を試している人は多いようだが、文句を出している人は2つのパターンに集約されるように思う。


・スタートボタンが無くなった

・使うのに Microsoft アカウントが必要になったのが気持ち悪い



試せるようになる前は「Metro が使いにくそう」もあったのだけど、デスクトップを使えば今までと変わらない、と気づいて、Metro に対する批判は影を潜めたようだ。


替わりに、そのデスクトップで最大の変化である、「スタートボタンが無くなった」が大きく言われるようになった。




使い慣れていたものが無くなる、と言う不満はわかるが、しばらく使っていると気にならなくなると思うのだけどなぁ。


大体、スタートボタンが導入されたときは、非難轟々だったのだが、覚えている人はどれくらいいるだろう?


Win3.1 のときは、「プログラムマネージャ」からプログラムを起動していた。

これは一種のランチャだが、ここに登録していないプログラムは起動できなかった。



Win95 になったとき、プログラムマネージャは無くなり(実はこっそり残してあったが、それはまた別の話)、替わりに「スタートメニュー」という、新たなランチャが用意された。


プログラムマネージャは、アイコンを使い、グラフィカルな2次元配置でプログラムを管理した。

しかし、スタートメニューは「上下に並ぶ」だけで、使いにくかった。

これが、スタートメニューが批判された主な理由だ。


(注:どちらも、プログラムをまとめて階層化はできる。)



スタートメニューは基本的な構造が変わらないまま XP まで受け継がれ、Vista で大幅に変更された。

「上下に並ぶだけで使いにくい」という批判に対し、「よく使うプログラムだけ表示」になったのだ。


そしたら、今度は「勝手に位置が変わるので使いにくい」と批判された。



今回、ふたたび「皆が使いやすいといっていた」プログラムマネージャの形式…2次元管理にもどった。

(階層化がなくなったことは残念だが、Live Tile という新しい便利さも提供されるのでやむなし)


そしたら、やっぱり批判されている。

ユーザーは常に無いものねだりをするものだ。



ちなみに、「スタートボタンが無くなった」と言われているが、「見えなくなった」と考えたほうがよい。

今まであったところにマウスカーソルを持っていくと、ちゃんと「スタート画面」が開くのだから。表示が無いだけで機能は残っているのだ。




Microsoft アカウントについては、気持ち悪ければ使わないでもよい。


でも、使っているといろいろなメリットがある。

今回、仮想マシンを変えるにあたり、詰まるところ「別のマシンに再インストール」を行ったわけだが、同じアカウントを使っていると設定なんかを自動的に移行してくれる。



Google のアカウントなんかもそうだが、一人で複数台の PC やガジェットを持つようになると、そのデータの同期は重要問題だと思う。


ネットワークを使って自動的に同期される、と言うのはひとつの理想形。


「今までどおり使えればいいんだ」といってMicrosoft アカウントを作らないのもありだと思う。

でも、その場合は今までどおりにしか使えない。新たな便利は享受できない。そういうことだ。






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