2014年04月09日の日記です


ジョン・エッカートの誕生日(1919)  2014-04-09 16:30:03  コンピュータ 今日は何の日

今日はジョン・エッカートの誕生日(1919)。


世界最初のコンピューター、ENIACを作った人です。

モークリーのアイディアに対し、回路を設計したのがエッカートでした。



その後、2人はエッカート・モークリー社を作って、2進法コンピューター BINAC を作ります。


でも、商業的には失敗。

技術的には 10進数で計算を行った ENIAC よりも、2進数の BINAC の方が優れています。


しかし、普通の人々は 10進数で計算をしたい、という当たり前のことにこれで気づきます。



商業的な失敗で資金難となったエッカート・モークリー社は、事務機器メーカーに資金援助を頼みます。


最初に頼みに行った IBM には断られ、次に訪問したレミントンランドがこれを快諾。レミントンランドに買収され、コンピューターの開発が続けられます。




ここで作った、二進化十進(BCD:10進数1桁ごとに区切って、2進数で計算する方式)コンピューター、UNIVAC I は 1951年に発売。1号機はアメリカ国勢調査局に納入されました。



翌1952年のアメリカ大統領選挙では、レミントンランドがテレビ番組の CBS NEWS に働きかけ、開票待ち時間の「余興」として、どちらが勝利するかを予想しました。


事前の専門家予想では、勝負は五分五分、どちらの候補が勝ってもおかしくない、というものでした。


UNIVAC I には、あらかじめ過去の大統領選のデータにより傾向を予測し、わずかなデータがあれば最終結果を予想できる、というプログラムが読み込まれていました。


そして、開票1%時点で、その開票結果が入力されます。

すると… UNIVAC I は 531人の投票人の内、438人がアイゼンハワーに投票する、という予測をはじき出します。


これはあまりにも専門家の意見とかけ離れていました。

プログラムの予測式を立てた学者ですら、結果を信じられませんでした。


予測式のミスが疑われ、プログラムが調べなおされます。

その結果、1桁間違った数値データが見つかりました。そのデータを修正した新たなプログラムで新たに予測を行うも…やはり、438人がアイゼンハワーに投票する、と言う同じ結果。



結局、CBS NEWS のキャスターは、「UNIVAC I は8対7でアイゼンハワーの勝利と予測」と伝えます。



その数時間後、すべての開票が終わると、アイゼンハワーの得票は 442票でした。

予測と、たった4票しか違いません。



あまりの衝撃的な結果に、CBS NEWS のキャスターは、当初の予測があまりに衝撃的だったため詳細を隠していた、と言う事実と共に詳細を公表、謝罪します。




これは人々に、どんな宣伝よりも強烈な印象を残しました。

コンピューターを適切に使えば、わずかなデータから、人間の予想よりもはるかに正確な予測を可能とする!


これにより、UNIVAC I の売れ行きに弾みが付きます。

事務機器として普及した最初の機械となり、最終的には、47台が販売されました。


#当時、コンピューターと言うのは「1台限り」で作られるのがほとんどで、大量生産品ではありませんでした。


軍事用だったコンピューターが民生品となり、世の中を変え始める。

…その最初の一歩でした。




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