2014年07月17日の日記です


続・世界初のMML  2014-07-17 11:06:27  コンピュータ

もう1か月半ほど前に「世界初のMML」という日記を書いたのだけど、書いてから気になって調査を続けていました。


TX-0 が世界初の MML 、というのはまぁいいでしょう。

MORIYA Ma. 氏の調査で、現代 MML の先祖がベーシックマスターらしいことも判っている。


じゃぁ、この間はどのようにつながっているの?

…このミッシングリンクが気になっていました。


TX-0 と現代 MML の間は「つながっている」のか、「偶然の一致」なのか、と言い換えることもできます。




いろいろ調査したら、出るわ出るわ…

思った以上に音楽演奏プログラムは多い。500行くらいにまとめたかったのだけど、最終的には 1500行くらいかな? 多すぎて読むのが疲れるので、全体を3部構成にしています。


それでも、途中で見つけて、興味深いから調べて、かなり長い文章書いて、結局枝葉に過ぎなかったので全部消した、というシステム多数。これは、「調査済み」ということを示すために最後に概要だけまとめてある。



コンピューターの黎明期から音楽演奏はあったし、コンピューターが新たなフェイズに入ると、必ず歴史が繰り返されて、音楽演奏の方法が「再発見」される。


世界初のコンピュター演奏で、データはバイナリだった。でも、数年たって TX-0 が MML っぽい記述で演奏を可能にする。

このまま技術がどんどん洗練されていくのかな…とおもったら、PDP-8 でコンピューターが驚くほど安くなり、新たなユーザー層が開拓され、またバイナリ演奏の方法が「発明」される。

そのシステムはすぐに言語を獲得し、洗練されていく。洗練の速度は黎明期より速い。


でも、やっぱり Altair が発売されて新たなユーザーが増えると、またバイナリ演奏からはじまることになる。そして、あっという間に言語が洗練される。


でも、TK-80 が日本で発売されると、またバイナリ演奏に戻る。


…いつまでも続く無限廻廊のよう。でも、ユーザーが増えてつながりも出来ているから、発展の速度はどんどん上がり、システムは洗練されていく。




Altair は非常に普及したので、いくつもの音楽演奏プログラムが作られ、発表されている。

そのうち、特によく出来た2つ…SCORTOS と MUSIC の記述方法を組み合わせ、さらに改良したものがベーシックマスターの BASIC に組み込まれる。


さらに、MZ-80K の技術者は「2つを混ぜた」ことに気付いたようで、再度2つの配合の仕方を変えて再改良する。

またさらに、マイクロソフトがベーシックマスターと MZ-80K と SCORTOS と MUSIC と MUSYS(SCORTOS や MUSIC の元になったシステム)を再発見し、よく研究して根本から作り直す。


いろんな人の手で、何度もスクラップ&ビルドが繰り返され、生み出されたのが現代 MML の始祖。

だから、「どれが最初」と簡単に言えるようなものではないのだけど、あえて言うなら SCORTOS が直系の始祖。

(TX-0 が偶然とはいえ類似文法でより古い、というのは事実で、世界初を否定するものではない)


と、概要はこんな感じ。


細かな文法や、システムの発表時期などを調査して、おそらくこうだろう、と類推しただけで、実際の開発者たちに話を聞いたわけではありません。


ただ、細かなデータなど、証拠はたくさんある。あてずっぽうに言っているわけではない。


興味を持ち、詳しく知りたい人は、詳細記事へ。




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