政治的なことはあまり書かないことにしているが、歴史的転換点だと感じるのでメモ程度に。
昨夕、東京・神奈川・埼玉・千葉に対して、コロナウィルスの感染拡大に対する緊急事態宣言が出された。
昨年末から早く出すべきだと言われ続けていたものを、ゆっくりと調整しつつやっと「緊急に」出されたもの。
まぁ、経済のことなども考えるとすぐに出せなかったのは理解できるが、遅すぎた、かつ宣言に対する規制などが弱すぎる気がする。
吉と出るか凶と出るか。
昨日、アメリカでクーデーターまがいの事件があった。
昨年末の大統領選挙で、負けたトランプ大統領は負けを認めなかった。
その後も各所に圧力をかけ、今からでも再集計をすべきだ、そしてその時には自分が勝つだけの票が新たに見つかって当然だ、と言い続けていた。
(暗に不正を行うように示唆していた)
そして昨日、ついに最終結果が出される段になって、支持者に対して議会に向かって抗議を行うよう示唆。
暴徒となって議会が襲撃され、死者も出る結果になった。
クーデターというのは権力者に対して行うものなので、今回は「権力者が」指示したためにクーデターとは言わない。
しかし、権力を失いつつあるものが、権力を維持するために、次の権力者に対して武力行使に出たのだから、クーデターと考えてよいように思う。
トランプ大統領に対して弾劾裁判を起こしてすぐに罷免すべきだ、という声が、仲間である共和党からも出ているそうだ。
しかし、任期はあと12日。弾劾裁判は3週間かけて行うように法で定められているそうなので、間に合わない。
しかしこの暴挙に対して政府要人が次々辞職してしまったため、もはや政権は機能しない。
任期満了までの12日間、アメリカでは権力の空白が生まれることになる。
昨日、香港で民主派の政治家などが50人逮捕された。
「民主主義思想を持っている」という罪だ。何かをやったわけではない。
現在の中国では、考えただけで罪になる。
新年早々の中国本土のニュースとしては、アリババ(中国の大手ネットショップサイト)の創業者である、ジャック・マー氏が音信不通と明らかになった。
毎年欠かさず出席していた新年会に行かなかったことから疑念がもたれ、調べると昨年10月ごろから、行方不明だそうだ。
マー氏は、民主派で共産党を表立って批判していた。
年末ニュースとしては、2020年末をもって、イギリスはついに EU を離脱した。
4年前から離脱は決まっていたことだが、離脱後の処理などで合意できず、やっと合意に至ったのは12月25日だった。
(前日まで交渉は全くまとまってなかったので、クリスマス休暇に入る前に無理やりまとめた感じだった)
そのヨーロッパでは依然としてコロナウィルスが猛威を振るっている。
ワクチンの接種もやっと始まりつつあるが、効果のほどはまだ不明。
(治験は行っているが、期間がなくて十分では無い感じ)
感染性が高くなった変異株も現れた、と騒ぎになっているが、これもどの程度のものかよくわからない。
世界情勢が、安っぽいディストピア小説のようだ。
特に昨日は一日でいろいろなことが起こりすぎたので、メモ程度に記録しておくものである。
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