2022年04月17日の日記です


訃報(2/4)  2022-04-17 10:09:02  家族

13日(水)納棺当日。


急だったので兄弟は都合がつかず、僕と兄夫婦だけ…のつもりだったのですが、次兄が来れることになりました。

また、北海道の長姉も、直前に連絡が来ました。

木曜に来る予定を早め、水曜午後に到着するのでぎりぎり参加できるかも、という状態。


遺体は長兄の家に帰ってきて布団に寝かせていたので、納棺も長兄の家で行います。


とりあえず、長兄、次兄、僕の三兄弟がそろったところで納棺の儀を開始。

末期の水をとり、体を拭き清め、死に化粧を行います。


死に化粧の前に顔の産毛をそります…とやっている最中に、長姉夫婦到着。

ここからは、化粧だからと女性意見も入り、明るい雰囲気で話が進みます。


お母さん、もともとそれほど化粧をしなかったよね。

使っていた口紅とかまだあるから、それを使ってもらおう、などなど。


以前から痴呆でもありましたし、皆の心の中に覚悟ができていたから、それほど湿っぽくならない。

できるだけよい形の葬式にしようと前向きな姿勢になります。



死に化粧が終わり、死に装束を着せます。

これからあの世への長い道中。足袋を履かせ、脚絆を巻き、手甲をします。


紐は縦結びにしてください、と葬儀社の人に言われます。

縦結びって普通は使いませんが、何でですか? と聞いたら、後で説明します、と。


説明では、長い道中なのでほどけないようにしっかりした縦結びにします、とのことでした。

いや、縦結びはすぐほどける結びだから…


死を特別なものとして、普通とは違うことをする習慣があります。

着物のあわせを逆にしたりね。

順当に考えて、縦結びするのは、こちらが原因でしょう。



死に装束も終わったら、布団のシーツを皆でつかむ形で、棺の中に移動します。

葬儀社の人が周囲を整え、納棺終了。




すでに遺影が出来上がっていましたが、これは長姉が母の頼みで撮った写真でした。

父の葬儀の時、遺影にする良い写真が無くて苦労したので、遺影にする写真を今のうちに撮っておいて、と言われたのです。


良い写真でした。葬儀社の人が加工してくれましたが、ほぼ元の写真のまま。



遺影とは別に、葬儀の際に想い出の写真などを飾ってくれるそうです。

納棺が終わって葬儀社の人が返った後、母が保存していたアルバムをみんなで開きます。


僕の知らない僕の写真がたくさんありました。赤ちゃんの時の写真とか。


家族全員が映っている写真は、謎のシチュエーションでとっていることが多い。

これは、父が人が集まると「せっかくだから」と全員で写真を撮りたがったせい。

だから、家族写真にその時たまたまいた誰かの友達が映っていたりする。


母が若い時の写真も出てきました。

中学や高校の時の写真、昔の「女学生さん」という感じで、かわいい。


あと、20歳になる前に撮ったと思われる、思い切り気取った可愛い笑顔の写真。

母も気に入っていたようで、アルバムの写真横には母の字でコメントがついていました。


こういう写真、アルバムに糊付けされていてはがせないのですが、長兄の娘(僕から見て姪)が、スマホアプリで接写し、フォトプリンタで印刷してくれます。

…こういう技術って、昔は写真店に頼まないとできなかったのに、今ではこういうことに特化した専用アプリとかあるのね。




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