2016年05月16日の日記です

目次

05-16 フェスタと祭り
05-16 ブレッドボードと IchigoJam


フェスタと祭り  2016-05-16 10:46:51  家族

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なんか文学的なタイトルになっているけど、単純に週末の家族日記です。

本郷台駅前の「あーすフェスタ」と、大船駅前の「大船祭り」に行ってきたの。




本郷台駅前にある「あーすぷらざ」は、異文化交流をテーマとした施設。

子供博物館に類するものなのだけど、施設自体にはホールなども併設されていて、全年齢が使える施設。


ここで行われる「あーすフェスタ」には、在日のいろいろな国の人が、自分の国からの輸入品を売ったり、民族料理を食べさせてくれたりします。


始まったのはかなり昔で、かなり小規模にやっていたころから知っている。

と言っても連続して行っていたわけでもない。保育園の予定とかぶることも多くて、常に参加はできないから。


でも、今年はもう保育園児がいなくなったので、14日の土曜日に、喜んで見に行った。




まずは各国料理に舌鼓。


長女の中の良い友達がハーフで、お父さんがイラン人だという。

じゃぁ、イラン料理ないかな、って探してみたけど、残念ながらなかった。


ちゃんと数えてないから雑な印象なのだけど、多いのはケバブ屋。

ドイツソーセージの店も多い。つまりは、肉々しい料理は人気がある。


子供に人気なのが、綿菓子とかドーナツとか。分類するならアメリカ料理なのだけど、子供って結構保守的だから、「普段から食べなれている料理」を好むのだろうな。


でも、我が家の子供たちは、変わった料理を食べたがる。これは親の影響。



食べたのは、ケバブのピタサンドと、インドネシアのシチュー料理(ご飯添え)、セネガルのシチュー料理(フランスパンに挟んだもの)、ベトナムのラーメン(という名前で売っていたが、フォーだろう)など。


あとでまた食べるのだけど、館内も見たいというのでいったんこれで終了。


あーすぷらざ中庭の池で、各国の踊りや音楽を演奏していて、それを見ながら食事していた。

子供たちの「まだ食べたりない」という要望で追加を買いに行ったときに、小学校以来の(今でも一緒に仕事している)友人にばったりと出会う。




実は、次女が保育園の卒業遠足であーすぷらざに来ていた。

日程の都合で物足りなかったから、また家族で遊びに行きたい、と言っていた。


ここで約束を果たした形。

あーすぷらざの5階には子供向けの展示がいくつかあり、見て回る。


ファンタジー展示室は子供向けに人気なのだけど、いつ来ても内容が変わらないので、僕としてはもう飽きた(笑)

長男の時から見ているからね。


ここでも、高校・大学時代の後輩にばったりと出会う。

今日が祭りだとは知らずに、子供を遊ばせに来て驚いたそうだ。


ファンタジー展示室の一番人気は、「きょじんの国」だろう。エアトランポリン。

…昔を知らない人にはなぜトランポリンが「きょじんの国」なのか不明だ。


昔は、空気で膨らませた構造物があって「口」から入り、胃の中がトランポリンになっていた。

他にも骨の滑り台とかあって、腸を通って外に出る。


でも、老朽化で穴が開いたそうで、作り直すと大金がかかる。ただのエアトランポリンになった。

今でも、片隅に不思議な形の(骨の)滑り台が置いてあるのが名残。




国際平和展示室、という戦争をテーマとした部屋もある。

これはこれでいつか子供に教えたい内容なのだけど、次女にはまだ難しいのと、この日はお祭りメインで時間がないので見ない。


国際理解展示室へ。

こちらは世界中の文化や人々の暮らしがわかる展示施設。


民族楽器を叩いたり、民族衣装を着て写真を撮ったりして楽しめる。

各民族で人気の「ゲーム」なんかも置いてあって、楽しめる。



長男、マンカラに興味がある。

というのも、ここに入る前に中庭の物品販売屋台で、マンカラを売っている店があったから。


マンカラというのは、最古のゲームとされるゲームの一つね。

もっと古いゲームもあるのだけど、ゲーム盤は出土してもルールなどが不明の場合が多い。

というか、おそらくゲームなのだけど、ゲーム盤だと確定させることもできない。


ところが、マンカラは今でも遊ばれているので、ゲーム盤が出土すれば「マンカラがこの時代にも遊ばれていた」とすぐに確定できる。

そういう意味で、最古のゲームとされやすい。


ところで、それだけ古いゲームなので、名前もルールも地域によって多様化されている。

ローカルルールはあってもほぼ同じ内容なので、総称として「マンカラ」と呼ぶだけ。



店頭で店番のお兄さんが相手をしてくれて、ルールを理解した。中でも遊べるところがあるよ、と聞いてここに来たのだ。

しかし、中に書かれていたルールは「あーすぷらざ公式ルール」で、初心者にもわかりやすい代わりに戦略性が低かった。


外で遊んだルールのほうが面白い、と長男。

ルールを読んで、ゲームの戦略性の違いを理解できるのは大したものだ。


#Wikipedia の「マンカラ」項目で、「カラハ」として紹介されているルールを最初に覚えた。

 あーすぷらざ公式ルールは、概要に示されたルールに準じ(カラハの追加部分なし)、石を先に失くせば勝ち、というものだった。




4時に終了、とのことだったので、その少し前に外に出て、「おやつ」と称してまだ食べる。


長男が「沖縄そば」に興味を持っていたので、沖縄そばの店に行く。

もう最後だから、大盛にしてあげるよ! と言われ喜んでいたら、大盛でも入りきらなかったと2杯になった。


長男が1杯を食べ、もう一杯を残り4人で分ける。


長女と次女は、「揚げナン」と、綿菓子を食べたがっていた。揚げナンはすぐに買えた。

しかし、綿菓子長蛇の列。昼もあまりに並んでいるのであきらめたのだけど、並ぶ気はないのでパス。


沖縄そばの店の隣が、ケバブ屋だった。先に食べたのとは別の店。

綿菓子買えなかったから、もう一度ケバブ食べたいと言われて購入。


こちらの店も、もう最後だからと大盛にしてくれた。



長女と次女は、「飴細工」のお店の飴が気になって仕方がない。

一番小さい 300円のにしとけば? と言ったのだけど、400円のイルカが欲しくて、最後に購入。


#長女は水色、次女はピンク色のイルカ。


せっかくなので、Youtube で飴細工を作っているところの動画などを見つけ、家で食べているときに見せてみた。

本来職人芸にお金を払うようなものなので、400円というのは安いのだと思うけど、作っているところは見せてなかったんだよね。


#仮設の出店になってしまうので、衛生の問題もあってあらかじめ作った飴しか売れなかったのだと思う。

 飴細工屋さんは、飲食店スペースではなく、マンカラなどと同じ物品販売スペースで売っていた。





さて、翌日15日の話。


あーすフェスタは2日間開催なのでこの日もやっているのだけど、大船祭りはこの日しかない。

保育園の「今年の」年長さんが参加するので、踊りを見に行く。


向かう最中に、保育園でも小学校でも長女と同級の子に会う。

「一緒に行きたい」というのでゆっくり歩くのだけど、急がないと年長さんの踊りが始まってしまう。


急かしてヨーカドー前に付くと、ちょうど始めるところだった。


保育園では年齢を超えた縦割り保育を行っていたので、1つ下の代には仲の良かった子もいる。

しかし、毎年ここで踊るときにはキレのいい動きを見せる子が多いのに、今年は精彩を欠く。


…とおもったら、後で聞いたところでは、今年は日程の都合で昨日に遠足に行ったらしい。

子供たち、みんな疲れていたのね。子供だって結構大変。




仲の良かった保育園の先生と会い、一緒に祭りを歩きたい、という次女。

先生は先生で予定がある。それはちょっと無理だ。


でも、途中まで一緒に歩いてくれた。

フリーマーケット会場の前で、先生とお別れしようと言ったら泣きそうになる。


でも、そこがフリーマーケットで、去年ぬいぐるみを入手したところだと気づくと、「早く行こう! 先生バイバーイ」と急に気持ちが切り替わる。



でも、フリーマーケットだから、今年もぬいぐるみがあるわけじゃない。

次女にはあまり面白いものはなかったらしい。物欲のない長男は、面白そうな本を見つけて100円で購入。


で、実はフリーマーケットで一番買い物したのは僕。

古いゲームを置いてある店があった。


いつもなら気にしないのだけど、最近長男も長女もゲームが遊べるようになってきて興味を持っている。

じゃぁ、子供と一緒に楽しめる名作とかないかな…と思ったら、結構悪くないものがある。


ファミコン・ゲームボーイは1本 50円だというけど、いいのがなかったのでパス。

スーファミは一本100円だけど、僕はスーファミ持ってない。


プレステは300円だそうだ。


電車で Go! のことは、以前に子供に話したことがあったので、遊ばせてもいいだろう。

ギャラクシアン3があった。ギャラクシアンは先日 GAME ON 展で見て面白がっていたので、それがリメイクされて全然違うゲームになったのを見せるのも面白いかもしれない。

出たなツインビーヤッホー DELUX PACK 。つい先日、Scratch で他人が作った、明らかに雷電風の縦シューに熱中していた。ちょっと見せてみるか。


…と、3本持って迷っていたら、店番のおばちゃんが「3本で500円でいいわよ」と言ってくれた。

1本 300円なのに、3本なら 500円というでたらめな値段設定。

「子供に頼まれて売っているだけだから、値段はどうでもいい」とのこと。


ゲームの攻略本も置かれていて、長男が興味を持ってドラクエ8の本を読んでいた。

そうしたら「それ、ただであげるわ」と。ゲーム3本も買ってくれたから持ってって、と言ってくれた。


最初は「でもこのゲーム持ってないもん」と言った長男。

最近自分で RPG 作ろうと頑張っているので、参考になるかもよ、と言ったら心変わりしてもらってきた。


おばちゃんが、長女にもどうぞ、とトルネコの大冒険3の攻略本もつけてくれた。


500円でゲーム3本に攻略本2冊。フリーマーケットらしい、いい買い物をした。




「おなかすいた」と子供たちが言うので、毎年恒例の鎌倉ハムへ。

こういう鎌倉のお祭りには、大抵鎌倉ハムが出てきて、ハムの大皿盛り合わせを 500円で売っている。


商品にはできない端の部分とかを大量に真空パックにして冷凍保存しているみたいなのね。

形が悪いだけで十分美味しい。それを、こういう場所で破格値で販売している。


年々人気が高まって、長蛇の列。

妻が並んでくれることになって、子供たちと別のものを買いに行く。


先ほど分かれた保育園の先生が、「これから友達と焼き鳥食べに行く予定」と言っていた。

それで、うちの子供も焼き鳥食べたいと言っている。


先生は、たぶん飲みに行くのであって、このお祭りで食べるのではないと思う。

焼き鳥屋なんて出てないし。


大船の鶏肉料理専門店「ハマケイ」に行ってみる。焼き鳥10本パック900円、で売っていた。

普段は700円なので、お祭り価格。(それでも1本90円というのは安いのだけど)


これを見た長男、いっぱい食べたいから、さっき屋台が出ていた鶏皮焼きにしようという。

長女・次女も同意したのでそうする。


鶏皮焼きの屋台は、鎌倉ハムのすぐそば。

「がっつり肉を食べたい」という人にとっては鎌倉ハムの求心力はすごくて、鶏皮焼きは全然お客さんがいない。


お客さんがいないから、どの程度の量が入るのかもわからない。

「どのくらいの量?」と聞いたら、大盛にしますよ! と威勢の良い声。

良し、じゃぁその言葉を信じよう! とお金を出したら。本当にパックのふたが閉まらないほど入れてくれた。



道端の適当なスペースに陣取って食べ始める。

妻の方もすぐにやってきた。持参したビールを飲みながら肉を食う。

(書き忘れたが、あーすフェスタでもビールは持参した)


全部食っても昼ごはんには少し足りない、というので、フライドポテトと鶏皮餃子を追加。

子供たちが鶏皮焼きをすごく気に入ったので、鶏皮餃子も買ってきてみたのだけど、「シンプルな良さ」というものを再認識。


#まずかったわけではない。シンプルな鶏皮焼きがうますぎたのだ。




この後、普段の買い物をした後で、あらかじめ約束していたリンゴ飴を食べて終了。


例年、東北震災復興支援で物産品などを売っている店があるのだけど、見かけなかった。

今年は熊本の支援も行う、と聞いているので、いつもとは違うスペースに移動したのかもしれない。



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ブレッドボードと IchigoJam  2016-05-16 11:36:11  コンピュータ 家族

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先日理科ハウスに行ったときに、ブレッドボードが置いてあって欲しくなった。

IchigoJam と一緒に購入したよー、と日記に書いたのだけど、その後、金曜日には届いた。



先に書いた通り、週末は近所の祭りが多くて忙しかった。

でも、届いたのだからとりあえず遊んでみたい。暇を見ながら遊ぶ。


まずはブレッドボード。

LED 2つを交互に点滅させる、というサンプル回路を作れる部品付きのキットを買ってみた。


土曜日、祭りに出かける前に少し時間に余裕があったのでやってみる。

一応、キットについている回路説明としては、LED をただ点灯させるだけ、トランジスタをスイッチとして点灯、そして交互点滅、と、回路を理解しながら進めるようになっている。


でも、トランジスタの働き自体は理解しているので、いきなり交互点滅回路を作る。


…少しして出来上がった。


最初は、配線を1つ隣の穴に差し込んでしまっていて、うまく動かなかった。

回路を見直してミスを発見し、修正する。簡単なものでもデバッグって必要だ。


チカチカした。


せっかくなので、以前から「壊れたけど捨てられずにいる」子供のおもちゃの基板から、LED を外しまくる。


3V で駆動する回路だけど、子供おもちゃの多くはボタン電池3個、4.5V で駆動されていた。

だから、LED を入れ替えてもかなり暗くしか点灯しない。


でも、壊しても惜しくない部品が多ければ子供にいじらせることもできるだろう。




ある程度できたところで、「なにやってんの?」と長男が興味を持って覗きに来た。

なんかチカチカ動いているのを見て、自分でも作ってみたいという。


いきなり回路を作るのは無理だろうけど、LED を入れ替えて遊んだりしていた。


このときは、祭りに行く予定があったので時間切れ。

夜、祭りから帰ってからまた遊んでいた。トランジスタをスイッチとする回路を組んでいたのだけど、トランジスタを理解していないので、ただLEDが点灯するのとどう違うのかわかっていない。


交互点灯回路も含め、何が起きているのかを順を追って解説したら、理解はした。

でも難しくて自分では作れなさそう、という感想。


それでもいいし、僕だって交互点滅回路を自分では組めない。理解はできるけど。

「読めるけど書けない」ってことだな。




翌日、今度は祭りが終わってから、夕食までの間に2時間ほど時間があったので、IchigoJam を組んでみることにした。


はんだ付けは、小学生の頃には何度かやったし、中学では技術の授業で電子工作を作る必要があった。

(今では必修ではないようだけど、僕の中学の頃には必修だった)


大学以降も数年に一度、ちょっとくらいはやっている。

でも、基本的には素人だと思ってもらっていい。



IchigoJam の組み立て説明書は、とてつもなく不親切だ。

組み立て説明書なのに、組み立て方なんて一切書いてない。


でも、完成した基盤の写真があって、部品の絵があって、そこに基板に書かれたのと同じ R1 とか IC1 という説明がある。

これだけで、その部品を、基盤のその文字の位置につけるのだな、とわかる。


取り付け方向がある部品については「左右方向に」とか「足が長い方を内側に」と書いてある。

基板のどっちが左右でどっちが上下かなんて規定してないのに、急に左右と言われても…


まぁ、常識的に考えて、基盤の文字を読めるようにおいて「上下左右」だろうと考えて組み立てる。


全体に、不親切ではあるが、ちょっと考えれば何を求められているかはわかる程度に説明されている。

説明書だと考えると不親切でも、これ自体がパズルだと思えば、ヒントが多すぎて簡単すぎるパズルだ。




ところどころ、部品が微妙に曲がったのを修正するのに苦労したりしながらも、50分ほどで組み上がる。

どうも、素人でも 50分、というのは標準的な時間のようだ。



さて、動かしてみよう。

PS/2 キーボードは家にあるものを使った。USB 電源もある。


サーバー用に使っている小さなディスプレイを持ってきて、ビデオケーブルを接続…と思ったら、ケーブルがない。

家のどこかにあったな、と探し出してくる。


さて、電源 ON 。…画面が出ない。でも、キーボードのランプが一瞬付くから、通電はしている。


あれぇ、どこか配線ミスしたり、熱しすぎて壊したりしたか? と不安になりながらチェック。

熱で壊したのは目で見てもわからないけど、半田ミスはなさそうだ。


テスターを、本当に数年ぶりに出してくる。

…テスターが動かない。電池がないのかな、と入れ替えても動かない。使ってないうちに壊れたか。


うーん、お手上げ…と思ったけど、そもそも使っている小さなディスプレイは、VGA 以外でつないだことが無い。

ビデオケーブルでも繋げることになっているのだけど、これが怪しいのかもしれない。


居間にある大きなテレビにつないだら、普通に動いていた。

なんだ、ちゃんとできてるじゃん。




居間のテレビで動かしたので、子供がすぐに興味を持ってやってくる。

いや、はんだ付けの段階から、臭いで寄ってきてたのだけど、「できたの?」と様子を見に来た。


パソコンだと聞いていたけど、黒い画面に白い字が出ているだけ。

すぐに興味を失って、また別の遊びを始める。


えーと、チェックもかねて簡単なゲームでも作ってみるか。

8ビット BASIC 定番の初心者向けゲーム、「下向きに走るレースゲーム」でも作ってみよう。


XXXX と並んだ X が壁で、壁にぶつからないようにしながら V を操作するゲームにした。



IchigoJam には、BASIC の命令一覧表が付いてくる。


これが、小さな紙にびっしりと細かな文字で印刷されたもので、とても読めない。

一応同じものが公式 WEB ページにもあるので、本気で使うときにはそちらを印刷しておくといいのだろう。


でも、とりあえずこのときは「びっしり」の文字で読んで作り始める。

使い方がわからない命令もあったけど、BASIC なのでダイレクトコマンド入力したりして動作を確かめながら作る。


30分もしないでゲームができた。

「下向きレースゲーム」と書いたのは、BASIC では画面最下段に文字を表示すると、全体に上にスクロールするからだ。


でも、IchigoJam には SCROLL 命令というのがあって、自由方向にスクロールできた。

これを使い、普通に上向きに進むようにした。


また、絵文字の出し方がわかったので、自機を飛行機にして、壁も●にした。



ここら辺までできたところで、また子供が様子を見にきて、「あ、なんかゲーム遊んでる」と言い出した。

このパソコンは文字が出るだけだと思ったけどゲームが遊べるのか、というので、今作ったのだと説明。




長男もゲームを作ってみたいと言い出し、まずは僕が作ったゲームの改造から始めてみる。


僕が作ったゲームは、サンプルで作っただけで面白くもなんともない。

ゲームスピードを変えてみたり、キャラクタを変えてみたりして楽しむ。


で、おもむろに「自分で1から作ってみたい」というので、NEW する。


IchigoJam 、セーブできないと思っていたからプログラムの画面写真撮ってから NEW したのだけど、4つまではセーブできるのね。

まぁ、知らなかったことだし、できの悪いゲームなので惜しくないのだけど。



普段 Scratch を使っている長男、キーボードは不慣れながら、何か作り始める。


IF が条件判断だ、というのは僕のプログラムを見て理解したようだ。

キーボードの上下左右で、* が自由に動くというだけのプログラムを作り始める。


最初は * が壁のように伸びてしまい、動いているようには見えない。

スペースを上書きして消すようにした。


ここで長男が思いつき、あえて通った後を消さず、・(本来はピリオドだけど、読みにくいのこの表記で書く)を残すようにした。


適当に動かしながら、・が並んだ画面を見て「パックマン作れるじゃん」と。



ランダムに画面上に・を散りばめ、 * を動かすだけのものを作った。* の後はスペースで消す。

これだけで、・の上を通ると消える。特に「食べた」という判定はしてないのだけど、パックマンのようにも見える。


「食べたかどうか判定できないの?」と聞いてきたから、できるよ、とあっさり答える。


さっき僕が作ったゲームでは、壁にぶつかったか調べてたじゃん。

同じようにすればできるよ、と、その方法を教える。



ついでにキャラクターも変え、絵文字を使って、猫がおにぎりを食べるゲームになった。

おにぎりを食べると1点。全部食べると「CLEAR」と表示される。


ちなみに、画面端の処理をしていないので、画面外に出るとおかしくなる。

ランダムにおにぎりを散らす処理も適当なので、同じ場所に書かれるとクリア不能になる。




Scratch で慣れていると、初めて見た BASIC でも簡単なゲームの1つくらい作れる、ということがわかった。

ただ、長男の感想では、BASIC は Scratch に比べるとゲームが作りにくい環境、のようだ。


まぁ、時代の流れもあるし、IchigoJam はわざと貧弱な環境にしている感じなので、その通りだろう。

でも、BASIC が「ゲームが作りやすい言語」とされた時代もあるし、歴史の流れだけ教えて置いた。


子供に説明したものなので、非常にざっくりしていて細かな部分は正しくないのだけど、こんな感じ。



世界初の言語として FORTRAN が作られ、2番目の言語として Lisp が作られる。全然違う考え方の言語だ。


FORTRAN を元にして、もっと初心者でも使いやすい言語として BASIC が作られる。

この BASIC を見て、Lisp でも似たような環境を作ろうと、LOGO が作られる。


#最初の LOGO は、BASIC のように行番号付きエディットのインタプリタ環境だった。



パソコンの時代になって、BASIC がパソコンに移植される。

このとき、大型コンピューター用の BASIC をパソコンに移植するのは難しかったので、「ゲームに必要な機能」を選び取る形で移植された。

だから、当時は BASIC はゲームが作りやすい言語だと言われた。


LOGO を元にして、教育用のいろいろな言語が作られる。Scratch はその最新版。

いろいろな研究の内容が詰め込まれているので、今一番ゲームが作りやすい言語だというのはその通り。


でも、BASIC もその後いろいろ作られていて、最新の BASIC では IchigoJam とはまた違う使いやすさがある。

IchigoJam は、自分でパソコンを組み立てるところから楽しむものだし、外に回路を繋げて楽しむ部分が多いので、あえて貧弱にしてある。



子供としては「ふーん」って聞いていただけ。

でも、いろいろな環境があるんだな、と知ったうえで、今は Scratch で楽しんでいればそれでいいと思う。



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