2017年05月28日の日記です


CRT処分  2017-05-28 11:58:48  コンピュータ

古いPCディスプレイを捨てた。

19インチのブラウン管のやつ。三菱製だった。


マルチスキャンで購入時にはそれなりに高かったのではないかな。

でも、X68kにつないでみたら周波数がギリギリだったようで、バチバチいうし不安定。

今の PC で使うには、解像度が低すぎて使えない。


つまりは無用の長物なのに置いてあったのは、単に捨てるのが面倒くさかったためだ。


古いパソコンは、大抵無料回収業者に引き取ってもらっている。

古くても東南アジアやアフリカ諸国では売れたりするし、売り物にならないレベルでも都市鉱山としての価値があるので、無料でも商売が成り立つようだ。


でも、これは基板などからそれなりのレアメタルが回収できる、パソコン本体や液晶ディスプレイが前提。

でかくて重くて基盤のほとんどないCRTなどは、回収対象外。


法律では、CRTは粗大ごみにもできない。

その昔、パソコンが一気に普及したしばらく後に、粗大ごみとしてのパソコンが増えすぎて社会問題化したためだ。


製造メーカーに問い合わせて、お金を払って引き取ってもらう必要がある。

この手間が面倒で、もう使わないのに家の片隅でほこりをかぶっていた。




重い腰を上げて、メーカーサイトを見てみる。


ん? NEC / サムソン / EIZO とともに4社共同でリサイクル事業をやっていたけど、今はこれを解消して単独で回収している、という趣旨のことが書いてあるな。


そうか、じゃぁ三菱にリサイクルを依頼すればよいのか、とおもって情報を探す。


ん? 今はパソコン3R推進協会(以下PC3R)に回収を委託していると書いてあるな。


じゃぁ、そちらを見に行ってみよう。


ん? パソコンメーカーが回収リサイクルします、と書いてあって、各メーカーへのリンクがあるな。


そこから三菱のページに飛ぶ。


どうも、さっき見ていた三菱は、「三菱電機インフォメーションネットワーク」という別会社で、ディスプレイを製造した三菱電機とは違ったようだ。


ここで、「家庭用ディスプレイの回収申し込み」というリンクがあり、規約などの表示・同意のうえで…

ふたたびPC3Rのページに飛ばされた。



えーと、つまり、「回収」自体は三菱がやっているのだけど、回収の申し込み自体は、PC3Rを通さなくてはならない、ということらしい。

何ともわかりにくいシステム。



ともかく、これでやっと回収の申し込みができた。




僕がCRTの型番を少し書き間違えたために、PC3Rから問い合わせの電話が来た。

そこで口頭で修正を行い、数日後に手紙が届く。


振り込み用紙が同封されているので、金融機関からリサイクル料金を払い込む。

すると、また数日後に手紙が届き、郵便局のゆうパック伝票が入っている。



「メーカーが回収」という言葉で、家まで引き取りに来てくれることを少し期待していたのだけど、自分で梱包しないといけない。

実はこれも面倒で捨てられなかった理由の一つで、19インチディスプレイを梱包できるような段ボール箱なんて、なかなか手に入らない。


同封の説明を読むと、伝票の有効期限は 30日以内。

今月はいろいろと忙しかったのだが、その合間を見て箱を調達せねばならない。




結局、非常に大きめの段ボールを調達し、ディスプレイが入るサイズに切って再加工した。


郵便局に持ち込むか、回収に来てもらうか選べるのだが、申し訳ないが回収を申し込む。

19インチディスプレイ、とにかく重い。運びたくない。


申し込んだら、その日のうちに回収に来てくれた。

真っ白い髪のおじいさんが回収に来てくれて、重いディスプレイを任せるのに申し訳なさがあったのだけど、普段から仕事で運びなれているのか重い荷物でも躊躇せず持って行ってくれた。




さて、これで長年の懸案だったCRT処分ができた。


まだ、古いPCと周辺機器などで段ボール2箱分ほど捨てたいものがあって、これは近いうちに無料回収業者に引き取ってもらわねばと思っている。


こちらはクロネコヤマトに持ち込めばいいのだけど…これまた重くて、持ち込みが大変なので箱に詰めたまま家に置いてあるのだった。




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