まだ1週間も使ってないのだけど、大体わかってきたところでレポート。
一回使ってみたところでレポート書いているので、買い物の参考にしたい人はそちらも読んでほしい。
まず、購入機種。
東芝ビートウォッシュ。BW-V80C。
ビートウォッシュは今一番売れている洗濯機のようで、売れているネームバリューがあるので東芝もシリーズ展開している。
大雑把に分けて、乾燥機能付きと無しの2つがあり、それぞれが洗濯物の容量で数機種ある。
BW-V80C は、乾燥機能がついていない「安い方」の、一番普及している容量…つまりは「安いやつ」だ。
しかも、末尾の C は 2018年度モデル。今年モデルではないので、安くなっていた。
徹底的に安いやつを買った、ということだな。
で、ビートウォッシュは名前の通り「ビートで洗う」…はずだったのだけど、買ってみたらその機能はなかった。
ドラム式洗濯機は、洗濯物を上に持ち上げて落とし、衝撃力で洗濯物から水と汚れを一緒に押し出す、という洗い方をする。
それに対し、縦洗濯槽(日本では昔からなじみの形)の洗濯機では、水流によって汚れを落とす。
一時期、ドラム式が急にもてはやされた時期があった。
叩き洗いだと水流は不要なので、少ない水で洗えて経済的だ、というのが理由だった。
ビートウォッシュは、これに対するカウンターとして東芝が開発した機種だ。
縦洗濯槽であるにもかかわらず、下部の水流を作り出す羽を大きく曲がった形状にし、洗濯物を上下動させる。
これなら、ドラムでなくても叩き洗いができる、というわけだ。
叩き洗いだから、ビートウォッシュ。わかりやすいネーミングだし、ドラム式と縦洗濯槽のいいとこどり、という感じで洗濯機のシェアを塗り替えた。
で、先に書いた通り、今のモデルではこの「叩き洗い」の機能はなくなっていた。
安いモデルだからない、というわけではなく、今は全モデルからなくなっているようだ。
どうやら、少ない水で洗うとどうしても汚れ落ちが悪く、評判がよくなかったらしい。
代わりと言っては何だが、風呂の残り湯を使って洗濯をする機能が充実している。
節水という意味では、残り湯を使うという方向に切り替えたということだろう。
Wikipedia を調べたら、現在の機種では、風呂の残り湯を使う機能はなくなった、と読み取れる記述になっている。
昔は「湯効利用」という名称で機能を宣伝していたようだが、あるころを境にこの名前をやめたようだ。
Wikipedia の記述は「残り湯を使う機能」と「湯効利用」を同一視する書き方で、2011年以降は湯効利用非搭載、となっている。
これではお湯取機能がなくなったように読める。
実際には、その後も改良されているようでかなり充実した機能がついている。
どう充実しているかというと、洗濯はもちろん、すすぎにもお風呂のお湯が使える。
我が家では節水の意図もあってすすぎは1回にしているのだけど、2回すすぎの2回目まで、お風呂のお湯でできる。
お風呂のお湯って雑菌も多いのに、洗濯物が汚れるだけでは…と心配する人も多いようだ。
価格.com の掲示板とか見たら、使うやつは馬鹿だ、みたいな書き込みもあった。
でも、一度使ってみればわかる。雑菌など残さない。
雑菌が残っていれば、部屋干しすれば匂いが出てしまうのでわかる。
風呂の水ですすいで部屋干ししても全く匂いなど出なかったので、この機能はありがたく使うことにした。
これにはもちろんからくりがあって、最終すすぎを風呂の水にすると、最終すすぎ後にわずかな水道水でもう一度すすぎをする。
この時使う水道水は、6リットルだけだそうだ。
それだけの水で綺麗にすすげる…ということはないと思うけど、汚れなんて程度問題でもある。
一番問題となるのは残った洗剤で、これは風呂水のすすぎで十分落ちている。
風呂水にはもちろん雑菌もいるだろうが、雑菌だらけで悪臭がする、ということはないはずだ。
前日普通に入っているからね。
ならば、最後に水道水で、脱水しても残った残り湯由来の「なにか」を薄める程度でも十分だろう。
水道水自体にも殺菌力があるしね。
乾燥機能も使ってみた。
脱水後に、洗濯物をほぐして風を通し、完全ではないがある程度乾かす、という機能。
乾燥時間も選べるけど、試しなので一番短い 30分で。
…これ、乾燥したといえるのかなぁ? まぁ、脱水しただけよりは乾いているかもしれないけど。
どの程度乾いたかといえば、部屋干しして 30分置いたくらい乾いた、というところかな。
十分に風にさらしながら 30分置いといたんだから、計算は合っているね。
じゃぁ、電気代は使わず、部屋干しすればいいのではないかな、という結論。
先に書いたけど、部屋干しすると雑菌が繁殖して匂う…というのは実際にある話。
どうしても洗濯する時間が取れない人にとっては、洗濯だけしておいて外出し、帰ってから干す…ということもあるかも。
そういう時に、洗濯槽の中に入れたままだとなかなか乾かず、雑菌が増えて匂いが出てしまうだろう。
それを抑えるためにある程度乾かすのだ、とすれば、そういう人にはありがたい機能かもしれない。
でも、それなら帰る時間の少し前に洗い上がるように、予約洗濯すればいいような気もする。
ビートウォッシュには、ナイアガラすすぎとか、自動お掃除という機能もある。
ナイアガラすすぎは、じゃんじゃん水を使ってすすぎをする機能。
残った洗剤も徹底的に洗い流す、そうだ。
ということは、洗剤に一般的に含まれている、白さを際立たせる蛍光剤なども落としてしまうのだろう。
そこまでやる必要はない、と個人的に思うし、水がもったいないから使わない。
というか、これは「特別な時に使う機能」扱いのようで、選択コースに覚え込ませることもできない。
季節もの衣類をしまう前とかに、徹底的にきれいにしたい…という人が使うものだろう。
(僕はそういう思想を持っていない)
自動お掃除は、洗濯終了後に水道水を使い、洗濯槽の裏側を自動的に洗ってくれる機能。
こちらも、毎回やるのは水がもったいないから使わない。
たとえ洗っていたとしても、半年に一回は洗濯槽の洗浄を、と呼び掛けているので、機能がどれほど役立つのかもわからない。
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