2021年07月04日の日記です

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07-04 QNAP TS-251D 購入
07-04 251D 使用レビュー


QNAP TS-251D 購入  2021-07-04 16:41:13  コンピュータ

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しばらく前に「もう一つ買ったものがあるので、後日書こうと思う」なんて予告しておいて、なかなか書けなかった。


購入したのは、新しい NAS 。QNAP TS-251D。

ある程度設定が終わったらレポートを兼ねて書こう、と思っていたが、この設定に手間取ったのだ。


今までは、同じ QNAP の TS-220 を使用していた。

6年半ほど前に購入したものだ。


その前の NAS は、6年半使ったところで壊れた。

だから、TS-220 もそろそろ買い替え時だと思うのだ。


後継機への乗り換えだから簡単にできる…つもりでいたら、思った以上にハマリポイントが多かった。なかなか日記を書けなかったのもそのためだ。


購入を検討している人のために最初に結論を書いておくと、標準のメモリ(2Gbyte)は足りなすぎる。


特に複雑なことをしない、普通の状態でも足りていない。

なぜそんな状態で売っているのか、と思うのだが、一応動作はしているので、最低限のセットで販売しているのだろう。


4Gbyte モデルも販売しているようなのでそちらを買うか、交換用の増設メモリを最初から買うのが良いと思う。


もうひとつ、乗り換えの際には、新しい NAS と一緒に新しい HDD も購入しよう。

古い機種の HDD を新しい機種に入れよう、とは考えないこと。


公式には、古い NAS から HDD を取り出して入れ替えると、今までの設定もそのまま引き継がれて簡単…ということになっているのだけど、残念な結果にしかならない。


つまり、251D を購入するなら


・本体

・HDD 2台

・増設用メモリ


を同時購入するのがいい。

僕はトラブルに見舞われながらこれらを順番に買うことになり、無駄な時間を費やしてしまった。




なんでそういう結論に至ったのか、順を追って説明しよう。


まず NAS について知らない人のためにざっくりとした説明を。


狭義には、LAN に接続できるハードディスクドライブ (HDD) 装置を NAS という。

PC に USB で HDD を接続することはできるが、これを LAN 接続で行おう、というものだ。

LAN 接続なので、多くの PC から同時アクセスできる。


(もともと SAN の逆、というパロディでもある。SANもネットワーク HDD 装置だけど、いろいろと逆なのだ)



NAS は最近はもっと多くの機能を提供していることが多いのだけど、いちばん重要なのは「大切なデータが壊れないようにする」機能だ。

そして、この最も基本的な部分に、RAID 技術がある。


RAID を単純に書くと「2台の HDD に同じ内容を書いておけば、片方が壊れてもデータは守られる」というものだ。代償として HDD の導入コストは2倍になる。




現在販売されている NAS 装置は、大きく分けて2系統ある。

買ってきてそのまますぐ使えるように、HDD などをすべて内蔵した製品と、HDD は別売りで自分で購入する製品だ。


一般に前者は初心者向けで、HDD を取り出したり交換したりすることは想定していない。

ここで問題になるのが、HDD が故障する前に本体が故障したらどうなるか、ということだ。


実は以前にその状態になったことがある。僕は技術を知っていたので HDD からデータを取り出すことに成功したが、普通はデータが失われると思っていい。

これでは、なんのための RAID なのかわからない。


HDD 別売りの機種は、当然のことながら HDD の取り出しや交換も想定している。

容量が足りなくなったらデータを残したまま増設する方法も提供しているし、本体が故障したら新しい(後継機の)本体に移し替えてデータを取り出せる、という保証もある。


ここまでの説明で、やっと冒頭の話につながる。


本体の故障だけでなく、後継機への乗り換えの際にも、以前の機種の HDD を移し替えるだけでいい、と公式には説明していた。


でもこの説明はかなり嘘だった、という話だ。


まず、設定は一部しか持ち越されない。

LAN 接続のための一番重要な「ネットワーク設定」は持ち越されず、デフォルトである DHCP 参照にされてしまう。


データ保全に必要な、バックアップの設定なども残ってはいたが使い物にならなかった。

バックアップ先となる「外部 HDD」の認識名が変更になったためだ。


僕の場合、後継機とはいっても、CPU の違う上位機種に乗り換えた。

そこで、NAS 上で使用できる機能なども細かく変更になったのだが、当然ながらそれらに関する設定も動かなくなった。


そしていちばん重要なことだ。

新しい機種で使えると期待していた「ファイルを保護する機能」が、旧機種から持ってきた HDD では使えなかった。


公式ページの説明では、今回の機種間の HDD の移行でもこうした機能制限は無いはずだった。

でも、公式ページの説明と違って機能は制限される。


HDD の載せ替えは、新機種への移行というよりは、本体故障時の緊急措置と考えたほうが良いのだろう。




仕方がないので、新しい HDD を購入することにした。


ちなみに、購入したのは IronWolf の 4T 。

NAS に入れる前に、表面に書いてあるシリアルナンバー (SN と書いてあるアルファベット混ざりの文字列)を2つとも控えておくといい。

(あとで NAS の設定画面から登録を行うと、3年以内に HDD が故障した際には無料でデータ復旧サポートを受けられる)


問題はその後だ。


新機種に古い HDD を入れると、自動的に認識されて新機種用の OS が書き込まれる。

だから、もうこの HDD を旧機種に戻すことは出来ないだろう。データが壊れるのが怖いので試してないけど。


旧機種はすでに使えず、新機種に新しい HDD を入れれば、古い HDD にアクセスする方法は失われる。じゃぁデータはどこから取り出せばよいのか。詰みだ。


これが、冒頭で旧 NAS を稼働したまま新 NAS を導入したほうが良い、と書いた理由だ。

そうすれば、旧 NAS から新 NAS に簡単・確実にコピーを行える。


僕は、幸いバックアップ用の外付け USB HDD があった。

NAS のデータはすでにバックアップされているが、念の為もう一度バックアップした。

(すでに書いたとおり、バックアップ用設定は動かなくなっているので新しく作り直した)


新しい HDD で新機種をもう一度設定した後、このバックアップを書き戻すことで無事復旧することができた。




さらっと「もう一度設定した後」と書いたが、ここにもハマリポイントがあるので書いておこう。


まず、設定をするには、新しい HDD を入れて NAS を起動したあと、WEB ブラウザで NAS にアクセスする必要がある。


この際、NAS には DHCP で IP アドレスが割り振られる。

(家庭内 LAN には DHCP サーバがあるだろう、という前提。DHCP とは、LAN に接続した機械に自動的にネットワーク設定を行う技術)


自動で割り振られた IP アドレスがどこになっているかは人間には分からないので、QNAP が提供する Qfinder というソフトを WIndows などにインストールする必要がある。

これを使えば IP アドレスを見つけ出し、その IP アドレスで WEB ブラウザを開いて NAS にアクセスしてくれる。


最初に HDD のフォーマットが始まる。これには数分程度かかる。


フォーマットが終われば、すぐに NAS として使い始められる。

実は裏で「RAID構築」と呼ばれる作業をやっているのだけど、それは1日も放置すれば勝手に終わるし、構築中でも別の作業は可能だ。


でも、ここがハマりポイントだ。まだ旧 NAS からのデータ移行をしてはならない。

この後の作業で全データを消すことになるから。


最初にやることは、「ストレージ&スナップショット」の設定に入ることだ。

ここから、Linux の技術の中でも難解な部類に入る LVM の設定を行う。


…いや、簡単に扱えるのが売りの NAS で、なんでこんな難しい設定を包み隠さずみせてるんだよ、と思う。

デフォルトにしろ、とまではいわないが、おすすめ設定とかで勝手にやってくれればいいのに。


HDD をストレージプールに登録し、ストレージプールから改めて「ボリューム」を作り出す。

ボリュームというのは従来の考え方で言うパーティションのことだ。


ボリュームは幾つかの方法で作り出せるが、シックボリュームで全体容量の6割程度にしておくといい。

また、「保護されたスナップショット領域」も確保する。こちらは2割程度で。


残りはシステムで使用する領域と「余り」になるわけだが、この余りはいつでも他の部分に追加できる。容量が足りなくなったときの予備だ。

従来のパーティションだとこうした動的な割当は出来なかったのだが、ボリュームなら可能だ。


これで、以降は「スナップショット」という、最新の便利機能が使えるようになる。

せっかく最新の NAS を買ったのだから、最新機能を使わないのはもったいない。




バックアップを書き戻しながら、RAID 構築を行いながら、NAS の設定もしていると、画面の左下のマスコット(謎のロボット。カイル君みたい)が、頻繁に目をバッテンにしながら「メモリ容量低下」と言っている。


なんだこれ、同時並行作業数が多すぎるのかな…と思いながら、このときは様子見にした。


翌日、RAID 構築もバックアップ書き戻しも終わった状態で、改めて各種設定などを行う。

まだ「メモリ容量低下」と言い続けている。


ここで気づくが、標準搭載の 2G のメモリでは、単純なファイルサーバーの状態でもメモリが足りないようだ。


頻繁に SWAP をおこし、プログラムが HDD の上で動いているような状態。

その HDD は NAS だからもともと頻繁に動かしているわけで、全体的に速度が低下する。


SWAP しても動いてはいるし、2G でも足りるだろうと考えて売っているのかもしれないけど…


いや、これむしろ「メモリは交換されるのが前提」だと考えて、一番安いメモリ搭載して売っているだろ。


増設用メモリを注文。

251D には SODIMM のメモリスロットが2つあり、最初は片方に 2Gbyte のメモリが入っている。


公式には、片方に 4Gbyte まで搭載可能。両方に搭載する場合は、同じメモリを搭載しなくてはならない。


ネットで探すと、今どき SODIMM は 8G が主流のようだ。

251D でも、公式にはサポートしないが 8G を認識するという報告がネットに散見される。


僕としては複雑なことをしたいわけではないので、倍の 4G あればいいかな…

とおもったが、後から気が変わったときに、もう一本全く同じメモリを買うのは多分無理だ。

4G 2本を購入。届いてから交換して 8G になった。


ネットによれば、相性問題が激しいらしくて、「動作確認できた」というメモリは人気商品になっている。

…Amazon ではすでに売り切れだったり、妙に高値だったりする。


あえて別の製品を選んでみる。

TIMETEC 社製のメモリ。4G SODIMM として最安値ではないが、それに近い価格だった。

アメリカの会社で、日本法人からの直販なので、問題が出たときのサポートもしっかりしていそうだ。


でも、問題なく動いた。すでに数日稼働を続けているが、相性による不具合は出ていない。


(もっとも、相性って個体差もあるので、他人が「相性問題出てない」と言ったとしても、あまり意味はない)




これでやっとまともに運用できるようなった。


251D は「後からパーツを購入して機能拡張できる」と人気の NAS なのだが、「後から」ではなく、最初にやらないとまともに動かないという話でした。


NAS の話、長いので一旦ここで区切る。


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申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

251D 使用レビュー  2021-07-04 16:54:00  コンピュータ

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QNAP の NAS TS-251D の導入だけで大変だった、という話を書いたが、ここからはやっと「本来やりたかったこと」を試した話だ。


旧機種 220 は、ARM CPU だった。これは家庭用 NAS としてはエントリーモデルだ。

この頃の「上位機種」は 251 だった。Intel CPU だ。


さて、220 の後継機種は 230 になる。そして、251 の後継機種は 251D だ。

今回、単純な後継機への乗り換えではなく、上位機種の乗り換えにもなっている。


220 と 251 は、当初同じ機能が提供されていた。ただ、251 のほうが動作が高速だった。

その後、新機能は 251 にのみ提供されたり、機能差が出来ていく。


僕が 220 を購入した最大の要因は、家族写真・ビデオの整理だった。

220 には「トランスコード」という機能があり、各種フォーマットのビデオファイルを、スマホや WEB でも見やすい mp4 に変換してくれた。


ところが、ある時の OS バージョンアップに伴い、このトランスコード機能が 251 だけの提供となった。

それまで使えていた機能が、ある日から急に使えなくなったのだ。



現時点で、230 と 251D には同じ機能が提供されている。

ただ、251D の方が「処理性能が高い」というだけだ。

(あと、251D は拡張可能だが、230 はそうではない)


しかし、以前の経験があるから、上位機種を買っておこうと思ったのだ。




ではそのトランスコード機能について書こう。

トランスコード機能は確かに使えるのだが、期待していた機能が入っていなかった。

かなり残念な結果だ。


我が家の家族ビデオの多くは AVCHD フォーマット(拡張子 MTS)で撮影されている。

220 にトランスコードが提供されていたときは、AVCHD は対応していた。


しかし、現在の 251D のトランスコードは、AVCHD は対応していない。


AVCHD は家庭用ビデオカメラでは広く普及している規格だ。

内容的にもそれほど特殊なものではなく、mp4 の一種に過ぎない。


ただ、mp4 というのは細かなパラメータが多い規格であり、ファイルの名付け規則やディレクトリの配置規則もない。

家電品としてはそこら辺が定まっていないと使いにくかろう、というので定めた程度の規格だ。


だから、それほど対応が難しい規格ではないはずだし、先に書いたように以前は対応できていた。

それなのに対応していないというのは…


じつは、220 が対応していた頃は「QNAPが」この対応プログラムを作っていた。

しかし、数多のビデオフォーマットに対応するのは大変だったようで、現在はサードパーティのプログラムを使って対応している。

(QNAP ユーザーは無料でインストールできるようになっている)


そして、このプログラムは AVCHD に対応していない。

QNAP が独自対応していた時は AVCHD に対応していたのだけど、数ではもっと多くの形式に対応できるサードパーティのライブラリは、完全な包含関係にはなかった、ということなのだろう。



とりあえず、対応してくれと QNAP に要望は出しておいたが、望み薄だと思っている。

多分そんな要望はすでに山ほど来ているだろうから。


このライブラリ、変換部分は ffmpeg にすぎないようなので、パラメータがいじれれば自分でも対応できるようなレベルの話なのだけど…



ちなみに、ファイルサーバーとして Windows からアクセスして、ファイルを直接見れば Windows のビデオ機能で再生できる。


ただ、一括管理ができず、不便というだけだ。




仕方がないのでビデオは諦める。

写真整理についてはどうか。


これについては、悪くない。


以前の 220 では、PhotoStation という WEB アプリが提供されていて、これで NAS に入っている写真を閲覧できた。

でも、この使い勝手はちょっと微妙なもの。悪くはないのだけど、Google photos に比べると使い勝手が悪い。


251D にも PhotoStation が入っていて、新機能なども追加されていたのだけど使い勝手は余り変わらなかった。

ちょっとがっかり…と思ったら、新しい写真閲覧ソフトとして、QuMagie というものが入っていた。


これが、Googe photos を強く意識した…いや、正直パクリのインターフェイス。

それがなかなか使いやすい。


AI による顔認識とか、写真に写っているものの認識とか、EXIF 情報の GPS 位置による場所の認識とかがあって、写真を自動分類してくれる。


顔認識の精度は、ちょっと微妙かもしれない。

というのは、うちの三人兄弟の幼児期の写真を区別できない場合も多かったから。


もっとも、顔だけ見ると親でも識別できないような写真ばかりだけど。

親は周りのシチュエーションで誰か区別できるのだけど、AI はそこまで出来ないので区別できないのは仕方がない。



まぁ、Google photos も有料化したとはいっても、当面の無料使用可能な容量があるので、当面は使い続けるのだけどね。




導入部分で書いていた、スナップショット機能について。

これ、すごく期待していた機能だ。


「大切なデータを守る」というのは簡単なのだけど、どうすればそれができるのか、という方法論は実は奥深い。


RAID は、ディスクの故障からファイルを守ってくれる。

でも、人間のうっかりミスで消してしまった、上書きしてしまった、などの事故からは守ってくれない。


Windows には、「シャドウコピー」という機能がある。

ある瞬間のディスクの状態を記録しておいて、いつでもそこに戻れるようにする機能だ。


ファイル1個単位でも戻せるのだけど、よく使われているのは「システムの復元ポイント」だろう。


こちらは、システムフォルダを丸ごとシャドウコピーしている。

Update などの前に自動的に作られ、その直後の再起動で失敗すると、自動的に以前の復元ポイントに戻ったりする。


同様の機能が、MacOS X でも提供されているし、Linux でも LVM の一部として提供されている。

そして、NAS のスナップショット機能も、この LVM を使用したものだ。


先に書いたように、Windows にも類似機能があり、NAS をファイル共有で見ると、Windows 上の通常のファイル操作で「以前のバージョン」に戻すことができる。


Windows の復元ポイントは 64個しか作れないが、QNAP の NAS は、256 作れる。

また、その残し方もかなり柔軟で、直近のものは1時間ごとのスナップショットを残すが、やがては1か月ごとにまとめたものを1年間残す…なんて設定もできる。


その仕組み上、こんな残し方をしていても HDD の容量はそれほど使わない、はずだ。

(まだ1週間程度しか運用していないので、1年続けたときの容量はわからない)


これは、ファイルの保全というより、うっかりミスに備える機能だと思っている。

なので、これとは別にバックアップを取る必要はあるだろう。




NAS は万全のバックアップ体制をとれるとして、個人使用のマシンのデータを NAS に効率的に送るにはどうしたらよいか。


以前は BunBackup を使っていた。Windows 用のフリーソフトだ。


でも、251D なら QNAP 公式の2つの方法が取れる。


1つは Qsync 。もう1つは NetBak Replicator 。

Qsync の方が後から作られ、高機能だというので試してみたのだが…これはなんか違うな。

僕が求めているのは NetBak Replicator の方だった。


まず Qsync の説明をしよう。

これは、MicroSoft の OneDrive とか、Google の GoogleDrive とかの、Windows 向けドライバと同様の動作を行う、QNAP の NAS 向けアプリケーションだ。


デバイスと NAS の間で、常にファイルの同期を行う。

複数台で同じ場所を同期していると、データの共有が簡単にできる。


でも、そのために保持しているパラメータは非常に多いようだ。

「同期をとる」って、案外厄介な作業だからね。


そのため、NAS のデータ置き場は、Qsync 経由でしか見られない。

勝手にファイルをいじられると、それだけで同期が破綻するためだ。


結果として、せっかく NAS にデータを集約しているのに、Windows のファイル共有などからでは、このデータにアクセスできないようになっている。


僕としては、NAS にデータを集約して、バックアップなどで万全の体制を保ちたい、というのが一番の要求だ。

複数 PC で同期をとりたいわけではないし、NAS で見られないのは魅力半減だ。


そこで、NetBak Replicator 。これは Windows の特定のディレクトリ以下のファイルを、変更があれば即座に NAS にバックアップするためのソフトだ。


一方的なバックアップであり、同期ではない。

そして、バックアップしたファイルは、ファイル共有から見ることができる。


先に書いたが、NAS にはスナップショットで過去のファイルでも取り出せるような仕組みがある。

これは、Windows からは、該当ファイルに対して「プロパティ」の「以前のバージョン」を見ることで簡単に取り出せる。


これで、個人所有の PC から NAS にデータを送り続け、バックアップする体制ができあがる。



ちなみに、スマホからは Qfile を使ってバックアップの設定ができる。

撮った写真を自動的に NAS に入れるように設定した。




まだ購入から1週間、まともに動くように(メモリを増設して)からは3日くらいしかたっていない。

なので、今のところレポートできるのはこれくらい。


でも、大体やりたい設定は終わった感じなので、後はこれらの設定がどれだけ「普段の動作を邪魔せず、スマートに」動いてくれるか、という程度だ。


ちなみに導入コストだが、当初予定していなかったメモリ増設なども含め、6万8千円ほどだ。

また6年半くらい使うとして、年間1万円程度のコストで、家族で使える 4T のストレージが入手できたことになる。


Google One ドライブなら、2T で年額1万3千円。

NAS の方がいろいろと便利な部分もあるし、悪くない買い物かな。


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