2023年04月02日の日記です


X68000Z  2023-04-02 12:53:06  コンピュータ

X68000Z の Early Access Kit が昨日届いた。


以前、日記で話題にしたことがある。

当時は計画発表のみだった。その後クラウドファンディングで受付が開始され、1日で当初の目標金額を達成。

結局、目標の 10倍に達したために、生産が間に合わないということで締め切られた。


以前の日記では「様子見」としていたが、その後の情報は期待を持てるものだったので、僕も出資した。

一番安い、製品だけもらう内容だけど。




しかし、「せっかくだから欲しい」程度で、待ち望んでいたわけではない。

なので、ネットで「届いた」という知らせを見たときも、製品出荷だと気づいてなかった。


最初に開発参加者向けに出荷していたからね。届いたというのも、今更参加とかできたのか? と思っただけ。

すぐに、「あぁ、本格的な出荷か」と理解したけど。


クロネコヤマトから連絡がきて、3月31日にお届け、となっていた。

そうか、速いな、と思っていたら、夜まで待っても来なかった。



で、昨日、4月1日は仕事で、PC 前で待機している必要があった。

待機して、連絡用の slack を確認できる体制にあればよかったので、長い日記書いて公開したのだけど。


そんなわけで、製品は午後早い時間に届いたのだけど、放置。

夜になって中身を確認したが、動作確認に至らなかった。




そして、先ほど本格的に動作確認した。


HDMI モニタが必要だが、今使ってない PC 用はスピーカー内蔵してないんだよな…

サーバの動作確認などで緊急に使うために追いおてある、小さな HDMI モニタを出した。これはスピーカー内蔵。


キーボードの感触は、悪くない。

しかし、今更 X68k の配列は、PC につなげてまで使おうとは思わない。

値段高い購入品だから、コレクションとして置いとくだけになるだろう。


X68k のキーボード自体は好きだよ。日本語入力のことをすごく考えて作られている。

現在普及しているキーボードのような、英語入力を考えたものに最低限のキーを追加しただけ、とは違う。


しかし、X68k の日本語変換FEP は、キー操作などは良くても変換エンジンと辞書がダメだったけどね。



マウス。こちらも高級品になる。

X68k の付属マウスのイメージをそのままに、現代的なマウスホイールもついていて、Windows で使用できるように考えられている。

さらに、トラックボールマウスだ。トラックボールにもなるのだ。


でも、「マウスとトラックボールをくっつけただけ」で、X68k のマウスのような仕組みではない。

あれは、マウスのボールを物理的に持ち上げて上に出すことでトラックボールになる、という面白ギミックだった。

今時のマウスは光学センサーだから、X68k のマウスを再現するために、わざわざボールを入れてある。このボールは上下に動いたりしない。


こちらも良くできている、と褒めはするが、コレクションとして置いとくだけになるだろう。




本体の質感は悪くない。

インタラプトキーとリセットキーもちゃんと動作する。


しかし、最初起動に戸惑った。せっかくだからグラディウスを起動、と思ったら、エラーになって起動しないのだ。


システムディスクを入れると、起動できる。

B ドライブにグラディウスを入れて、そこから起動できるかな、と思ったが、B ドライブを認識しない。


B ドライブ壊れてる? と思ってシステムディスクを B に入れると、ちゃんとそちらから起動できる。


グラディウスの SD が初期不良? と思って、超連射 68k で試すが、こちらもエラーになる。


ちゃんとマニュアルを読まないといかんな、と思って読むのだけど、特に説明はない。

説明がないということは、普通に操作して起動できるということか?



…ネットで調べた。

起動方法についての PDF が配布されていた。どうも、説明書の印刷が製品出荷に間に合わなかったようだ。


なるほど。

X68000Z は、X68k の動作を再現する「エミュレートモード」と、ゲーム機として気軽に使うための「ランチャーモード」があるようだ。


そして、付属するゲームである、グラディウスと超連射 68k は、ランチャーモードから起動しないといけない。

モードの切り替えは、インタラプトキーの長押しで行える。


ランチャーモードからエミュレーターを起動することもできるので、「X68k と同じ動作にしたい」という強い欲求がない限り、ランチャーモードにしておくのが便利そうだ。



ランチャーモードでは、起動したゲームを終了してランチャーに戻ったりすることもできる。

ただし、エミュレーターモードに入ると、戻れない。


ここら辺、Wii の時のゲームキューブ互換モードみたいだ。




そんなわけで、グラディウスを遊んでみる。

ランチャー上では、グラディウスがどのようなゲームか、という説明も行われる。


なるほど、単にエミュレータとして起動するのではなく、時代背景などの説明もできるのか。

ランチャーモード、よく考えられているな。


懐かしい。そして、すでにパターンを忘れているので、1面クリアもままならない。

何度か遊んで2面の途中で死に、やめた。


超連射を遊んでみる。

こちらも、ランチャー上で説明が出る。有名な同人ソフトだ。


当時から話題にはなっていた。X68k の性能を超えた数のスプライトを表示している。

理論上、4倍の数まで出せるのだそうだ。すごいな。


ゲームとしてはなかなか面白い。

グラディウスはゲームセンター向けだから、100円で長時間遊ばれると困るんだよね。すぐ死ぬような難易度。


でも、超連射は同人ソフト。遊んでいて気持ちいいことが優先されていて、心地よく遊べる。


しかし、しばらく遊んでゲームオーバー。ひとまずはこれで終了。




Windows で、SD カードの中を覗いてみる。

…Windows では見られないフォーマットのようだ。


となると、Windows で自分のデータを SD カードに何らかの方法で書き込んで、X68kZ で見る、というのはすぐにはできなさそうだ。


コメットのディスクイメージなら手元にあるのだけど。



すでに、X68kZ 向けの専用ソフトが発売されている。

当時の内容ほぼそのままらしいけど、ランチャーモードから起動できる、シューティングゲーム作成ソフト。


あと、ZOOM (当時の X68k 向けの人気ソフト会社)も何か発売を考えているようだ。


それらを考えると、Windows でアクセスできないようにする気持ちは、わからないではない。



翌日追記


X68k の「エミュレータ部分」のマニュアルも、PDF で公開されていた。


これを読んだら、FAT32 の SDHC カードに X68000Z というディレクトリを作成し、その中に XDF ディスクイメージを置くと、エミュレータ起動時にディスクを認識させられる、ということだった。


早速、コメットのディスクイメージを起動してみる。


せっかくだからマウスをトラックボールモードで…

元々トラックボール用として考えたゲームだったから。


しばらく遊ぶ。懐かしいけど、拙いね。

よくこんなものを売ろうとしたものだ。若気の至り。


しかし、若気の至りで「評価される」喜びを知り、その後の人生の転機となったのだ。


過去にScratch 版を作ってみたりもしたけど、オリジナルがもう一度見られた、というのはそれだけでうれしいものだ。


(いや、実機復活させたときに少し遊んだ覚えがあるし、win 用の X68k エミュでも遊んでいるのだけど。)






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