2019年11月17日の日記です


イベント終わりました  2019-11-17 15:45:02  コンピュータ
イベント終わりました

先日書いた日記の続き。

しばらく日記書いてなかったもので、リハビリみたいなもので、どうでもいい身辺雑記書いてます。




現在一緒に仕事をしている会社、別に名前とか出してもよいとは言われているのだけど、この日記上では名前出していない。

その仕事先の名前(商品名でもある)で検索されて、中の人だとわかるのもなんとなく嫌なので。

(僕はその会社の手伝いをしているが、社員ではない。そんな人の話が会社の意見だと思われても困る)



でも、前回リンクした記事を読めば、何の仕事かはすぐわかる。

「このページを読んだ人が知っていてもいいが、商品情報を頼りにしてここに来ないで欲しい」ということだな。




で、土曜日の夜に、東京ビッグサイト…の「壁」に、映像作品を投影するコンテストが行われた。

いわゆるプロジェクションマッピングというやつです。


応募資格は学生だったのかな。

大学生や専門学校生。プロの映像作家はダメだけど、映像の専門校生はいい。



本番は土曜日だったのだけど、金曜日の通しリハーサルに立ち会った。

一応、本番終わるまではリハーサルの話とか書いちゃまずいだろ…と思っていたので、日記に書くのは本番が済んだ今日になった。




このコンテストでは、最終審査は審査員がやったのだけど、「一般審査」として、見た人は誰でも作品の点数をつけられた。

最終的に、平均点が高いところには「観客賞」が贈られる。


(結果、審査員が付けた「最優秀賞」と、「観客賞」は同じチームだったようだ。

 僕は本番ではなくリハーサルで見ただけだけど、このチームは群を抜いて出来が良かった。納得の結果だ。)



一般審査の投票システムとして、一緒に仕事をしている会社のシステムが使われた。

ビッグサイトの壁面に QR コードを表示し、そこから誘導される WEB ページで「投票」すると、リアルタイムに点数が集計されるのだ。


壁面は非常に大きいし、見た人は誰でも投票できる。会場の広場で見ている人は当然、数百メートル離れたところの人だって参加可能だ。

そういう「ゆるい」審査なのだけど、そうした集計ができるシステムは、案外少ないのだ。



そして、集計結果は…点数は、リアルタイムには表示しない。それは、最終結果の発表までのお楽しみ。

その代わり、映像について感じたことを「すごい」「楽しい」「かっこいい」の三択で選んでもらっているので、その割合を表示する。


円グラフがリアルタイムに動いているものが、ビッグサイトの壁に表示される、というだけなのだけど、この部分のシステムを僕が担当しました。


これがね…前日リハーサルまで、実際の映像が見えないので、想像で作るしかなかったの。

文字が大きくないとつぶれちゃうんじゃないか、コントラストが強くないと見えないんじゃないか…って、想像で作り上げるしかない。


直前の日記に「必要なら現地で最終調整」と書いていたのはそのため。



表示してみたら、十分にきれいで何も調整は必要ありませんでした。




一応、円グラフを動かす部分は普段から使っていたプログラム。

でも、普段は円グラフの横に「凡例表」があり、そこにアンケートの内容などが書いてあった。


(グラフの領域には、1 2 3 という数字だけがあり、横に対応表があるわけです)



でも、今回はビッグサイトの三角形の外壁に表示したので、凡例表を出すことはできなかった。

グラフ内に直接文字を入れてほしい、と言われていました。


最初の段階から、「グラフが細くなると、文字重なっちゃうと思うよ?」と言っていたのですが、実際作ってみたら予想以上に深刻でした。


先に書いたように、プロジェクションだと細かな部分がつぶれやすいので、文字をできるだけ大きくしないといけない。

当然大きい方が重なりやすいわけだけど、その状態でも「割合を示す % 部分は読めるようにしたい」という要望がありました。



もう、事前に試行錯誤の連続。幸いなのは、選択肢が3つしかなかったこと。


選択肢が3つだから、「細い領域の両隣のうち、少なくとも一方は表示面積に余裕がある」と確定しています。


そこで、表示面積が細い場合(具体的には、角度にして60度以下になった場合)は、両隣のうち、より広い方にはみ出して文字を表示してもよいことにしました。


(具体的なアルゴリズムとしては、文字は表示領域の中央に出すのだが、60度以下の場合は、広い方にはみ出して60度あるものとした中心に表示を行う)


ただ、両側とも十分に広いばあには、今度逆に「片側に文字が寄る」表示は不自然。

そこで、こうした場合は広い方に寄せる処理をしない、とか、いくつかの場合分けを行います。



これでもまだ、1つの領域が 80% とかとってしまうような極端な状況では、文字同士がぶつかることがありました。


そこで、20% 以下になった場合には、文字サイズが小さくなっていくようにします。

20% 以上なら 100% の文字サイズで、10% 以下なら 80% 。間は滑らかにつなぎます。



これで、問題のないグラフ表示になりました。




この表示、評判良かったので今後も使えるようにしたい…と、仕事先の社長から言われてます。

でも、それなら3つ以上の選択肢でも使えるようにしないと。


今は、文字の表示中心が、円グラフの中心から等距離のところにあるのだけど、本当はこれも可変にしたい。

グラフ中央から「近い」「遠い」をうまく組み合わせれば、もっと文字を表示しても読めるはず。


ただ、そうなってくると文字同士の当たり判定を入れたいのだよね。

今のグラフ表示基礎ルーチンは僕が作ったものではなく、そこまで複雑なことができる作りになっていない。


もっというと、データが決まっていて「うまく表示する」目的なら、内部的に試行錯誤して最適配置を求められるのだけど、リアルタイムに移り変わるのを違和感なく表示するのは至難の業。


まぁ、そこがゲーム的で面白そうなチャレンジだと思ってる。

(試行錯誤させてもらう時間があればね)



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