G.W.前半、特に出かけたりせず過ごす。
後半も同じく。毎年恒例、イトーヨーカドーのポケモンイベントに参加したくらい。
…これは、余りにもナンだな。というわけで、木下大サーカスに行ってみる。
というか、実は後半に行く予定だったから、どこにも出かけなかったのだが。
僕が多分幼稚園のころ、サーカスを見たことがある。
たしか「横浜こどもの国」に来ていたのだったと思う。
「遊びに行ったらサーカスが来ていた」のだと子供のころは思っていたけど、多分親は知っていて連れて行ってくれたんだろうね。
内容はよく覚えていないが、いくつかのことを覚えている。
入ってみると、思っていたよりもテント内は小さかった。
だから、きっとあれは小さなサーカス団だったのだと思う。
開園待ちの間に「迷子のお知らせ」があった。
「~~からお越しの~~ちゃん。お父さんとお母さんが迷子です。すぐに中央ステージまで来てください」
なるほど、はぐれたということは、どちらを迷子と呼んでもかまわないのだな。
子供心に、サーカスはこんなところでも人を楽しませるのだな、と思った。
演目はほとんど覚えていない。
しかし、最後にあった空中ブランコはよく覚えている。
非常に上手な人に混ざって、ピエロが一緒に挑戦する。
でも、ピエロは失敗して落ちたりする。もちろん、そこには安全ネットがあるので大丈夫。
この安全ネットが、ただの安全ネットではない。
「演目の一部」として使うことを想定しているので、トランポリンのようによく弾む。
そして、上の方からつってあるので、落ちたピエロは勢いよくネットを駆け上って元の場所に戻ったりする。
終わってから、兄が「あのピエロは、下手なふりをしているけど、一番上手な人なんだ」と教えてくれた。
空中ブランコは非常に危険なので、普通に演技をするだけでも大変。
そこで、変なことをやって人を笑わそうと思ったら、かなり上手な人でないといけない。
人を笑わせるのは非常に大変な仕事なんだ、と、この時初めて知った。
さて、そんな「ほとんど覚えていない」のが唯一のサーカス体験だったので、木下サーカスの横浜公演はぜひ見に行きたかった。
でも、G.W. が終わったら終わり。いろいろタイミングが合わなくて行っていなかったのだけど、もうぜひ見に行かなくちゃ、で見に行ったわけだ。
入ってみて思う。テント内は案外小さい。
テレビなどで海外のサーカス団の映像などをやっていることがあるけど、そういうものに比べると、中央ステージも小さいように思う。
整理券は結構良い順番をとれていたのだが、入場直前に長女が「トイレ行きたい」と言い出したので、整理券よりもかなり後の順番に入ることになった。
もう良い席は空いておらず、少し柱の陰。まぁ、これも仕方がない。
2時間の公演は、子供には少し長かったようだ。
…いや、正直なところ、大人にも少し冗長なところがあった。
サーカス側の事情もよくわかるが、「人を楽しませてこそのサーカス」なので、冗長すぎる部分は改め、テンポ良くなると良いと思う。
見せ方の問題であって、演目が悪いわけではないから。
子供が気に入っていたのは、前半の最後の演目「ホイール・オブ・デス」と、後半の最後の演目「W空中ブランコショー」。
やっぱ、最後は〆る演目を用意しているのでしょう。両方とも見ていて楽しい、ダイナミックな、サーカスらしい演目でした。
他には、前半では7つの椅子を重ねて空中でバランスをとるやつ。後半ではバイク3台が球の中で走り回るやつ。
動きが大きいものは、遠くから見ていても楽しいですね。
さて、その最後の空中ブランコショー。
ピエロが混ざっていて、わざと落ちて…と、子供のころに見ていたものと、おそらく同じ内容。
これ、サーカスとしては定番の演出なのかな?
それとも、子供のころ見たのが木下大サーカスだったのだろうか…。
もちろん、僕も終了後に、「あのピエロが一番上手なんだよ」と子供に教えてあげました。
長女は楽しかったようで、「また来年見たい!」と言っていますが、今回の横浜公演も9年ぶり。
次はいつ来るのかわかりません。
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