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11-07 宮ケ瀬ダム見学(1/2)
11-07 宮ケ瀬ダム見学(2/2)
長女が「行ってみたい」と言ったのは、たしか夏休み前のこと。
学校で配られたプリントで、市内の小学生を10~20人くらい集めて、宮ケ瀬ダム見学にいこう、というツアーのお誘いでした。
高学年だけが対象で、親の同伴は無し。
人数が多いと抽選らしいけど、行ってみたいなら申し込んでみるかい? というと、そうではない、とのこと。
このツアーで行ってみたいのではなく、この「宮ケ瀬ダム」というのに家族で遊びに行ってみたい、というのでした。
ツアーでは、宮ケ瀬ダムの魅力を簡潔にまとめてあり、但し書きとして「ツアーではインクラインには乗らず、観光放流日でもない」ことを明記していました。
夏休み中は忙しくてそんなことはすっかり忘れていて、「そういえばあそこ行きたい」と長女が再び口にしたのは10月中旬。
おぉ、そういえば。行ってみてもいいのだけど…と調べます。
せっかく行くなら、観光放流観たい。
観光放流は第2日曜日。すでに過ぎてました。
他に水曜日と、第2・4金曜日もやっているけど、平日はちょっと難しい。
でも、観光放流日を把握したことで、本格的に「行ってみようかな」と思うようになります。
FM横浜の朝の番組の中で、毎月1人、神奈川県下の注目の会社の社長さんに話を聞くコーナーがあります。
ロングインタビューを区切って、毎週放送する形で続けるの。
これが「オギノパン」でした。
以前、家族で工場見学でも行きたいなぁ…と調べていた時に知った会社でした。
小学校給食用のパンも作っているし、一般向けにもできたてのパンを売っている。
本社には工場もあって、工場見学もできる。
そして、宮ケ瀬ダムを調べていたら、オギノパンがダムの目の前でした。
ダムだけで1日、だと飽きるかもしれないけど、オギノパンと合わせ技なら十分楽しめそう。
それ以外にも、宮ケ瀬湖の周辺にはずいぶん楽しめるところが多いようだし。
そんなことを考えていたら、またFM横浜の朝の番組で、「10月28日に、宮ケ瀬ダムで夜の特別観光放流を行う」という情報が。
28日は土曜日。いいかも。
…と思って調べると、初めての試みなので人数限定で、あらかじめ申し込んである人しか見れない、とのこと。残念。
でも、この情報の詳細を調べているうちに、11月3日(金曜祝日)にも、特別観光放流を行うことを知りました。
近くの公園で「宮ケ瀬フェスタ」というお祭りがあり、それにあわせた特別スケジュール。
よし、これだ!
晴れたら行ってみよう、と子供たちに伝え、その日を待ちました。
当日は晴れ。
朝6時に子供たちを起こし、7時半には家を出る予定です。
弁当は持ちません。宮ケ瀬フェスタで地元名産品とかの屋台出るみたいだから、買い食い予定。
家から宮ケ瀬ダムまでは、カーナビの予想によれば1時間半。でも、カーナビ予想は「スムーズに進んだ場合」なので、絶対それより遅れる。
2時間と見積もりました。7時半に出るのは、オギノパンのオープンが9時半だから。
…妻の準備が少し遅れ、出発は8時になりました。
でも、9時45分にはオギノパンに到着。
パン工場見学は、工場の外側の窓から覗ける、という程度。
ただ、覗くのを前提に工場を設計したそうで、面白いところは全部見られるようになっています。
軽くしか朝ごはんを食べていないので、売店で各自好きなパンを買います。
揚げパンが人気なのだけど、子供たちは揚げパンは普通に給食で食べられるので興味なし。
ただ、「チョコレート揚げパン」は興味津々で、購入。
下二人は、「アイスクリームパン」を購入。
アイスのコーンにパンの生地を詰めて焼いたもので、膨れて飛び出た丸い部分にチョコレートトッピングしています。
…後で味見したけど、このパン、ちゃんとコーンの中までふっくら焼けているのに、コーンは焦げていません。
一体どうやっているんだ?
#別途作ったパンをコーンに差し込んだのかな…とも考えたけど、コーンとくっついている感じなので、生地の段階で入れていると思われる。
長男は焼肉パン、妻は筍おやきパン、僕は甘食を食べました。
(子供に「ひとり一個」と言ったのだけど、妻が甘食も食べたいと言ったので、僕の分として購入。チョコ揚げパンはデザートとしてみんなでシェア)
10時半ごろダムに到着。駐車場は入り口で500円で、時間課金なし。
11時から観光放流だというので、まずはダムに向かいます。…これが、駐車場から予想以上に遠い。
ダムに向かう道、途中までダムは見えません。
ある個所で道を曲がると急に見えるのですが…でかい!
想像以上にでかかったです。
子供たちと昨年相模ダムに行ったことがあるので、その程度を予想してました。
(今調べたら、相模ダムは 58m 、宮ケ瀬ダムは 156m で、3倍近い高さでした)
ダム直下に着いたのは50分ごろ。
多分、すでに300人くらいいたのではないかな。
でも、ダムは大きいし、その周辺広場も大きい。見る場所には困りません。
地面に座って、オギノパンで買ったパンを食べながら(先に書いてしまったけど、アイスクリームパンが不思議…とかやっていたのはこの段階)放流を待ちます。
観光放流を始めます、というアナウンスがあり、放流開始。
大迫力…ではあるのだけど、もっと大轟音かと思ったら、普通に会話はできる感じ。
1秒に 30t ということなので、12秒で学校のプールがいっぱいになる、位の水量。
放水が終わり、「現在エレベーターが動かなくなっているので、インクライン無料開放します」とのアナウンス。
インクラインは、ダムの上と下を結ぶケーブルカーです。通常は有料。
(エレベーターは無料)
それはせっかくだから乗りたい! と思って並びますが、すでに長蛇の列。
午後にも観光放流がもう一度あるので、とりあえずフェスタの方に行ってなんか食べよう、ということに。
…で、ここでダムに隣接する公園内を探すのですが、お祭りをやってそうなところがありません。
公園内に、「ふわふわドーム」(エアトランポリン)があり、次女が遊びたいというので許可します。
小学生(6~12歳)は良いということなので長女も一緒に。
長男は腹減った、というので、オギノパンで買ってきた焼肉パンを食べます。
(ダム前で食べている時に、長男だけ「より見やすい場所」を求めて一人で別行動してました)
さて、お祭りはどこでやっているのか…
ここでやっと誤りに気付くのですが、「近くの公園」でフェスタをやってはいるのですが、それはダムに付属の公園ではなく、車で10分ほど行ったところの別の公園でした。
ここで妻と相談。
フェスタの内容、地域特産物の即売会に近いです。アユの塩焼きとか、宮ケ瀬ポーク焼肉とか売ってる。
そちらに異動するなら、再度駐車場料金払って戻ってくるのも馬鹿らしいし、時間的にも無駄なので、ダムの2度目は無し。
妻はもう一度ダム放流観たいし、まだ行っていないダムの上にもいきたいと言いました。僕も同意見。
その場にいた長男もそれでいいと言います。
トランポリンから戻った長女次女にも説明して、今日はこのままこの公園で遊ぶことに。
じゃぁ、昼ご飯は工面しよう。
トランポリン近くの「パークセンター」でお弁当売ってました。
稲荷ずし、おはぎ、から揚げ、豚汁を購入。1品200円均一。オギノパンと併せて、十分お腹いっぱい。
長いので話をいったん区切ります。
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宮ケ瀬ダムの話の続きです。
お昼ご飯の後、ダムの上を見に行くことにします。
またダムの下に戻ってインクラインで登ってもいいのだけど、それじゃぁつまらない。
公園の中を通って、ダムの上まで歩いてみることにします。
これが、整備されているのだけどちょっとした山登り。高低差 150m ですからね。
花壇には今は花は咲いてないけど、春に来たら綺麗そうです。きっとまた来ましょう。
途中で次女が音を上げたので、おんぶして歩きます。
そしてダムの上。
なんとなく「ハイリア大橋」のイメージ。ゼルダのテーマを口ずさむ。
下から登って行った際に、大橋の入り口にあたる部分にある管理事務所は「本日定休日」の看板が。
ダムカード欲しかったのに!
#後日談:普通は管理事務所で配布するのですが、宮ケ瀬ダムでは近くの「水とエネルギー館」でも配布しているそうです。
でも、この日は時間の都合で水とエネルギー館は行きませんでした。
時間はすでに1時40分。
2時から午後の観光放流が始まります。
大橋を渡って反対側にあるインクラインに乗って下まで降りたい…のですが、途中で展望塔があったので寄りました。
横浜ランドマークタワーが見える!
インクライン乗り場に着いたら、…あれ? 有料?
今日は無料じゃないんですか? と係員さんに聞いてみたら、さっきはエレベーターが不調だったので緊急に無料にしたけど、もうエレベーターが治ったので有料、とのことでした。
まぁ、折角だから乗りましょう。興味はあったし。
インクラインに乗れたのは55分。乗車時間は4分。
インクラインはケーブルカーですが、箱根のケーブルカーなんかよりずっと急斜面です。
#この日記の冒頭につけた写真。
クリックすると拡大するけど、ダムの向こう側に貼りつくように、小さなケーブルカーが見えます。
もともと工事の際に、ダンプカーを運んでいるエレベーターがあったそうです。
エレベーターはロープで引っ張るわけですが、バランスを取るために逆側に「錘」を吊り下げています。
インクラインが通っているコースは、元々はこの錘を下げていたところ。
何かを載せることを想定していなかったのですごい急斜面。
でも、ダム完成後に観光用にケーブルカーとして残したのだとか。
ダムに沿って降りていく形なので、ダムの構造がよくわかります。ところどころに整備用の扉がついていたりしてね。
有料ですが、なかなか貴重な体験でした。
下まで降りたら、観光放流の開始直前。
駅員さんが「せっかくだから、そこから見れば」と窓を指します。
午前の放流は駅前の広場から見たのですが、実は駅の窓の方がダムにより近いのです。
ただし、窓は少ないので、数人しか見られません。
時間ぎりぎりに降りてきて、ちょっと得した感じ。
そろそろ放流が終わる…という時刻になったところで、家族に相談します。
まだ見ている人が多いうちに、エレベーターに乗ってもう一度上に登りましょう。
午前中は公園から往復したのですが、結構遠いです。
もっと言えば、今いる下から戻ると、ずっと上り坂。
この後、長女・次女のリクエストでアスレチックに行こうと思っているのですが、上から行ったほうが下り坂だけなので楽です。
「エレベーター」と書かれた方に行ってみると…すぐにエレベーターがあるのかと思ったら、ダム内の長い通路を通ります。
これがまた、武骨な感じでなかなかいい。
早くに並んだので、すぐに乗れました。
再びダムの上から、今度は公園内を下っていきます。
吊り橋などを渡り、先ほどとはちょっと違う方に進むと、アスレチックがあります。
アスレチック以外にも、ローラー滑り台や巨大迷路なんかも…体を動かして遊ぶ系の場所ですね。
広い公園で、今日一日でずいぶんと歩いています。
長女・次女はアスレチックに遊びに行きましたが、親と長男はレジャーシートを芝生に広げて休みます。
ここも、「6歳から12歳」縛り。
でも、実際には3歳くらいの子も遊んでいるし、危険なので付き添って大人も入り込んでいます。
年齢制限は意味ないのでは…
時間は2時半を過ぎたところ。
アスレチックは4時までなので、1時間半ほど自由時間。
長男は、ノートを取り出して周辺風景のスケッチを始めました。
以前から絵を描くのは好きなのだけど、最近学校で写生会があってから、建築物を描くのが楽しいらしい。
持っていたおやつ(都コンブ)など食べながらまったりと過ごします。
長女と次女は時々戻ってきておやつを食べるけど、また遊びに行く感じ。
結局1時間ほどで飽きたようなので、終了。
3時半ごろ帰ります。
宮ケ瀬とは関係ないけど、帰りに厚木ハムに寄ります。
行くときに通りがかったので、帰りに寄ろうと言っていた場所。
厚木ハムは、本場ドイツのコンクールでも賞をとるような美味しいハム・ソーセージを作っているお店。
おいしそうなものがいっぱいあって、散財しました。
サンクトガーレン(厚木の地ビール)もいろいろ売っていたので、それも1本づつ買ってきました。
家に帰って、これらのソーセージを中心として夕食。
特に「血のソーセージ」はずっと昔から興味があったもの。
想像とは全然違う味で美味しかった。
厚木ハムの血のソーセージ「ツンゲンロートヴルスト」は、ハムみたいな太いサイズ。
刻んだ肉と、脂身と、血をゼラチンで固めた感じ…なのだけど、香辛料が絶妙のバランスで利いています。
(血が多いのでレバーみたいな味を想像していたのだけど、全然違った。
香辛料と肉と油の味なので、コンビーフと味の系統は似ていて、ずっと美味い)
薄切りハムみたいな1枚で600円くらい。無茶苦茶高い。
ゼラチンで固めているので、加熱しないで食べます。
以上、ダム周辺で一日遊びました。
駐車料金も、お弁当も安かったし、最後にハムで散財したと言っても休日に家族で遊びに行ったとしては安い物。
公園には桜もたくさん植わっていたので、次は春に行きたいですね。
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