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08-04 家族旅行
08-04 家族旅行2日目
8月1・2日で、箱根へ家族旅行に行ってきました。
事の起こりは昨年の秋ごろ。
長女(4歳・当時3歳)が乗り物の絵本を見ながら、ロープウェイやケーブルカーに「のりたい」と言ったこと。
いや、3年前に乗ってるから、と言ったところで意味はない。
3年前は、長女は赤ん坊で記憶があるわけがない。
そこで、家族旅行の写真を引っ張り出して見せてみたが、「(長男)だけ乗ってずるい!」となった。
自分も写真に写っているが、赤ん坊なので認識できていない。
というわけで、また行こうね、と約束だけしておいた。
そんなわけなので、子供を3人抱えての旅行でも、車は使わず公共交通機関を乗り継ぐ。
朝6時起きで、大船駅へ。JRで小田原まで。そこでフリー切符を買って小田急で箱根湯本へ。
登山鉄道に乗って、まずは彫刻の森美術館まで。
彫刻の森美術館は、子供のころに来て楽しかった思い出がある。
当時で覚えているのは、透明プラスチックで作られたジャングルジムと、ステンドグラスの高い塔、鉄の箱から地下に入り、暗いところを歩いてガラスの箱から出てくる「彫刻作品」だった。
また、大学時分にもサークルの「夏合宿」(といいつつ遊ぶだけ)で来た。
このときには、企画展で Apple Macintosh を使用したコンピューター芸術展をやっていたように思う。
実のところ、これを見て「将来 Mac ユーザーになる!」と決めたのだ。
(実際後に Mac を買ったし、今でも好きではある。でも、普段使っているのは Windows と Linux だ)
さて、現代の話。
WEB で調べて事前に知っていたが、透明プラスチックのジャングルジム…「シャボン玉のお城」は、リニューアル工事中。
でも、子供たちは最初から興奮気味。
なぜなら、事前に彫刻の前知識を仕込んでおいてあるから。
彫刻の森の WEB ページに、子供向けの Flash 絵本がある。
この中に、彫刻の森に置かれている彫刻が、キャラクターとしてたくさん登場する。
彫刻の森に来れば、当然それらの「インパクトのある造形の」キャラクターに、実際に会えるわけだ。
「あっちに、あかいろさんとくろいろさんいた!」とか、「ピカピカボールさんみつけた!」とか、「おおきなおねえさんだ!」とか、「てつのおにいさんはどこ?」とか…
ちょっと親しみを持つだけで、芸術鑑賞はずっと面白くなる。
ところで、大学のころまで、芝生に入って、彫刻に触れても良かったように記憶しているのだが、それらは禁止されていた。ちょっと残念。
てつのおにいさんと、絵本にあるように手をつないで記念撮影しようと思っていたのに。
子供たちの一番のお気に入りは「ネットの森」。
ニット作家が作った巨大なハンモックで、積層構造を上っていくジャングルジムでもある。
ジャングルジムだけど、落ちても痛くない。全体が「セーフティーネット」だから。
そして、一番上ではネットが広場を作り、端のほうでは斜面になっているので、滑り台のようにも遊べる。
下にはボールがぶら下がるように編みこまれているので、ボールにつかまったりして遊ぶこともできる。
「虹色の世界にきたみたい!」と長男(6歳)長女(4歳)ともに大興奮。
次女(2歳)は、まだ恐がって中に入れず。
でも、タイヤチューブにニットをかぶせたものを「ドーナツ」と呼んで遊び、これも楽しそう。
僕の子供のころの思い出にもあった「ステンドグラスの塔」は、上ってみたら思ったよりも恐かった。
長男は途中で「恐いからもう降りる」と言い出したくらい。結局一番上まで登れたけど。
現地に行って「そういえばあった」と子供のころの記憶が思い出されたのが、星型の迷路。
でも、子供心にあまり面白くなかった思いがある。
うちの子たちも、それほどは楽しんでいなかった様子。
企画展スペース…大学のときに Mac 展をしていた所では、「コロコロゴロン」という展示をやっていた。
いくつかの、触ってもかまわない彫刻をおいてあり、子供に楽しんでもらおうと言うもの。
巨大滑り台と、穴が開いていたりトランポリンだったりする落とし穴? の展示が気に入って、ここも長時間遊んでいた。
「最後にもう一度」というのでネットの森に行き、そろそろ宿に向かわねば、と言う時間からさらに見ていない彫刻を見に行ったり、鯉にえさをあげたり…
彫刻の森を出たのは、予定の1時間半遅れだった。
そこから登山電車で強羅まで、ケーブルカーで早雲山まで、ロープウェーで桃源台まで進み、徒歩(5分)で湖尻まで。
さらにバス(フリー切符はつかえず、410円)で15分いくと、竜宮殿前バス停がある。
竜宮殿、がこの日の宿である。
プリンスホテルグループの和風旅館で、安宿…という微妙な位置づけ。
値段の割にはよかった。
和風旅館だけど、部屋付きの仲居さんはいない。ここら辺はホテルの感覚なのかもしれない。
でも、ネットでの評判を見ると、仲居さんが付かないこと、食事の際の仲居さんの態度があまりよくない事がかなりマイナス評価につながっている。
別料金だけど家族風呂もあった。というか、家族風呂が決め手でここを選んだのだけど。
ちゃんと時間予約制で、行けば入れる。当たり前だけど、3年前の箱根旅行ではそうではなかったので、ありがたい。
長くなったので、2日目は別記事に。
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2日目は、基本的に「帰るだけ」の旅。
もし時間に余裕があったらどこかに寄ってもよい、と言うつもりで下調べはしてきた。
でも、最初から寄るつもりはあまりなかった。
宿を出たのは10時。
バスで元箱根まで行く(310円)。ここから「箱根海賊船」で、桃源台まで。
最初から桃源台に向かってもよいのだが、今回の旅の目的は「乗り物を楽しむ」なので。
桃源台からロープウェーで大涌谷まで。2日目の唯一の目的地。
ちょうど12時だったので、レストランが込む前に昼飯にする。
…大涌谷ロープウェー駅に付属のレストラン、あまりお勧めしません。
店員が、まったく気が利かない。
平日だから「いつも以上に」忙しかったと言うこともないと思うのだが、何から何まで待たされて…いや、待つと言うよりは放置されていて、子連れには先の予測ができなくてつらい。
名物であるカレーは悪くありませんでした。
が、ノーマルよりも甘口のほうがおいしかった。辛いのが好きな妻でもそういっているのだから、僕が辛いのだが苦手だ、とか言う話でもありません。
展望レストランだったのだけど、窓の外は何も見えず。…一面の霧でした。
3年前も、非常に天気が悪くてなにも見えなかった覚えが…。
でも、食べている間に晴れました。先に食べて正解だった。
食べ終わり、よく晴れてきたタイミングで外へ。
大涌谷を登ります。
15分ほど歩けば、茶屋がある。ここで黒たまごを購入。
前回「おいしかった」という記憶がある長男は、「ぼく3個食べる」と張り切っている。
でも、とりあえず5個パックを1袋。お昼ごはん食べた後だしね。
5人家族なので1人1個…はあっと言う間に食べ終わり、1袋追加購入。
2個目は熱くてなかなか剥けず、食べるのが遅くなったけど、「3個目食べる」という長男の要望で、3袋目購入。
食べ終わって満足した長男、「これで死ななくなるんでしょ?」
いや、死なないじゃなくて「死ぬまで長生き」だから。説明したが、どうも冗談が理解できていない様子。
ところで、3年前の日記に「キャッチコピーが変えられてしまっていて残念」と書いたが、今年はこのキャッチコピー自体を見かけなかった。
「薬事法が厳しくなったから、うかつな効用をいえなくなったんじゃない?」と妻。そうかもしれない。
ロープウェーで強羅まで降り、登山鉄道へ。
登山鉄道は混んでいたが、次女を抱えた僕を見て、親切な方が席を譲ってくれた。
そして、眠そうな長女を見て、隣の方も席を空けてくれた。好意をありがたく受け入れる。
長女は座ってすぐに寝てしまう。
しばらく運転席を眺めていた長男も、やがて眠そうになってきたので、僕と席を替わる。
さて、次女は抱えていないと仕方がないし、長男・長女とも寝てしまった。
この後の乗り換えどうしよう…と思っていたら、長男の隣に座っていて「寝るんならよっかかっていいよ」と肩を貸してくれていたおばあさんが、終着駅で長男を起こす。
眠いながらも長男は自分で移動。これで乗り換えは何とかなった。
小田原到着が4時少し前。
長女も目を覚ましたので、駅のコンビニでおやつを買い込んで JR へ。完全に帰途へつきました。
移動を楽しむたびだったので、基本的に「寄り道」は1日1箇所だけ。
でも、非常に楽しいたびでした。
長男・長女は「来年も彫刻の森行く」と今から言っています。
工事中で遊べなかった「シャボン玉のお城」で遊びたいんだそうです。もちろんネットの森もね。
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