8月1・2日で、箱根へ家族旅行に行ってきました。
事の起こりは昨年の秋ごろ。
長女(4歳・当時3歳)が乗り物の絵本を見ながら、ロープウェイやケーブルカーに「のりたい」と言ったこと。
いや、3年前に乗ってるから、と言ったところで意味はない。
3年前は、長女は赤ん坊で記憶があるわけがない。
そこで、家族旅行の写真を引っ張り出して見せてみたが、「(長男)だけ乗ってずるい!」となった。
自分も写真に写っているが、赤ん坊なので認識できていない。
というわけで、また行こうね、と約束だけしておいた。
そんなわけなので、子供を3人抱えての旅行でも、車は使わず公共交通機関を乗り継ぐ。
朝6時起きで、大船駅へ。JRで小田原まで。そこでフリー切符を買って小田急で箱根湯本へ。
登山鉄道に乗って、まずは彫刻の森美術館まで。
彫刻の森美術館は、子供のころに来て楽しかった思い出がある。
当時で覚えているのは、透明プラスチックで作られたジャングルジムと、ステンドグラスの高い塔、鉄の箱から地下に入り、暗いところを歩いてガラスの箱から出てくる「彫刻作品」だった。
また、大学時分にもサークルの「夏合宿」(といいつつ遊ぶだけ)で来た。
このときには、企画展で Apple Macintosh を使用したコンピューター芸術展をやっていたように思う。
実のところ、これを見て「将来 Mac ユーザーになる!」と決めたのだ。
(実際後に Mac を買ったし、今でも好きではある。でも、普段使っているのは Windows と Linux だ)
さて、現代の話。
WEB で調べて事前に知っていたが、透明プラスチックのジャングルジム…「シャボン玉のお城」は、リニューアル工事中。
でも、子供たちは最初から興奮気味。
なぜなら、事前に彫刻の前知識を仕込んでおいてあるから。
彫刻の森の WEB ページに、子供向けの Flash 絵本がある。
この中に、彫刻の森に置かれている彫刻が、キャラクターとしてたくさん登場する。
彫刻の森に来れば、当然それらの「インパクトのある造形の」キャラクターに、実際に会えるわけだ。
「あっちに、あかいろさんとくろいろさんいた!」とか、「ピカピカボールさんみつけた!」とか、「おおきなおねえさんだ!」とか、「てつのおにいさんはどこ?」とか…
ちょっと親しみを持つだけで、芸術鑑賞はずっと面白くなる。
ところで、大学のころまで、芝生に入って、彫刻に触れても良かったように記憶しているのだが、それらは禁止されていた。ちょっと残念。
てつのおにいさんと、絵本にあるように手をつないで記念撮影しようと思っていたのに。
子供たちの一番のお気に入りは「ネットの森」。
ニット作家が作った巨大なハンモックで、積層構造を上っていくジャングルジムでもある。
ジャングルジムだけど、落ちても痛くない。全体が「セーフティーネット」だから。
そして、一番上ではネットが広場を作り、端のほうでは斜面になっているので、滑り台のようにも遊べる。
下にはボールがぶら下がるように編みこまれているので、ボールにつかまったりして遊ぶこともできる。
「虹色の世界にきたみたい!」と長男(6歳)長女(4歳)ともに大興奮。
次女(2歳)は、まだ恐がって中に入れず。
でも、タイヤチューブにニットをかぶせたものを「ドーナツ」と呼んで遊び、これも楽しそう。
僕の子供のころの思い出にもあった「ステンドグラスの塔」は、上ってみたら思ったよりも恐かった。
長男は途中で「恐いからもう降りる」と言い出したくらい。結局一番上まで登れたけど。
現地に行って「そういえばあった」と子供のころの記憶が思い出されたのが、星型の迷路。
でも、子供心にあまり面白くなかった思いがある。
うちの子たちも、それほどは楽しんでいなかった様子。
企画展スペース…大学のときに Mac 展をしていた所では、「コロコロゴロン」という展示をやっていた。
いくつかの、触ってもかまわない彫刻をおいてあり、子供に楽しんでもらおうと言うもの。
巨大滑り台と、穴が開いていたりトランポリンだったりする落とし穴? の展示が気に入って、ここも長時間遊んでいた。
「最後にもう一度」というのでネットの森に行き、そろそろ宿に向かわねば、と言う時間からさらに見ていない彫刻を見に行ったり、鯉にえさをあげたり…
彫刻の森を出たのは、予定の1時間半遅れだった。
そこから登山電車で強羅まで、ケーブルカーで早雲山まで、ロープウェーで桃源台まで進み、徒歩(5分)で湖尻まで。
さらにバス(フリー切符はつかえず、410円)で15分いくと、竜宮殿前バス停がある。
竜宮殿、がこの日の宿である。
プリンスホテルグループの和風旅館で、安宿…という微妙な位置づけ。
値段の割にはよかった。
和風旅館だけど、部屋付きの仲居さんはいない。ここら辺はホテルの感覚なのかもしれない。
でも、ネットでの評判を見ると、仲居さんが付かないこと、食事の際の仲居さんの態度があまりよくない事がかなりマイナス評価につながっている。
別料金だけど家族風呂もあった。というか、家族風呂が決め手でここを選んだのだけど。
ちゃんと時間予約制で、行けば入れる。当たり前だけど、3年前の箱根旅行ではそうではなかったので、ありがたい。
長くなったので、2日目は別記事に。
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