目次
08-12 家族旅行:プレジャーフォレスト
08-12 極楽パイロット
08-12 プレジャーフォレスト・キャンプエリア
08-12 プレジャーフォレスト・2日目
毎年恒例夏の家族旅行、8月5日(金)~6日(土)を使い、今年は相模湖リゾートプレジャーフォレストに行ってきた。
いくつかに分けて書く。まとめて読むにはこちらから。
プレジャーフォレストは、以前に行ったことがあるんだよね。
結構楽しいからまた行きたいね、と子供とは話していたのだけど、気軽に行くにはちょっと距離が遠い。
それとは別に、以前に富士の裾野の遊園地「ぐりんぱ」で、お気軽キャンプをやったことがあった。
正確にいえば、ぐりんぱの横に併設されたキャンプ場。
保育園の頃に乗りもの好きだった長男はキャンピングカーへのあこがれがあって、乗せてやりたいと思って探した。
そしたら、ぐりんぱでキャンピングカーに泊まることができた。
食事はキャンプらしく自分で作るのだけど、食材は用意されている。
キャンプ場とはいえ風呂もある。…という、キャンプと言ってよいかもわからないもの。
そして、プレジャーフォレストは、ぐりんぱと同じく「富士急ハイランドグループ」。
同じようにキャンプ場がある。
またキャンピングカーに泊まりたい、と言われていたのだけど、同じじゃつまらないので今度はテントにした。
さて、当日。
前日の夜、長女が昼間の遊び疲れで速く眠くなり、早めに床に就いた。
僕はいつも通り寝たのだけど、妻は休みに入る前に気になる仕事を終わらせたいからと言って、子供が寝た後で仕事を続けていた。
その後、早く寝ていた長女が、夜中に目が覚めてしまったらしい。
すでに寝た後なので眠れず、妻は長女に付き合う形で、朝まで寝られなかった。
(といっても、長女が静かに本を読んでいる横で、横になって仮眠はしていたそうだ)
6時起床、と言ってあったのだけど、長男・次女も5時半ごろには目覚める。
用意はほとんど前日に終わらせている。
7時前に出発。
朝ごはんは近所のマクドナルドで済ましたけど、30分ほどかかった。
本格的に出発したのは7時半ごろ。
プレジャーフォレストまでは、高速を使って1時間半弱。
朝5時ごろに調べたら、高速つかわないでも1時間半で行けることになっていたのだけど、朝7時だとすでに2時間以上かかることになっていた。
プレジャーフォレスト近くで高速を降り、コンビニを探す。
しかし案外ない。
ダイエーがあった。朝8時から夜10時半まで開いているようだ。
田舎のスーパーはコンビニの機能を兼ねるのか。
そこで、昼ごはんを購入する。
以前に行ったときに、プレジャーフォレストは広い草原スペースが結構あり、ピクニック気分でお弁当を広げている人が多かったから。
#そもそも、僕が子供の頃は「相模湖ピクニックランド」という名前だった。
レストランは一カ所しかなくて混むし、昼ごはんはお弁当にしようという算段。
買い物をして、プレジャーフォレストに着いたのは9時過ぎだった。
オープン直後の時間で、大体狙い通り。
宿泊者専用のチケット売り場があったのでそこに並ぶ。
前のお客さんが、想定と違って揉めていた。
うちが申し込んだプランでは、プレジャーフォレスト2日入園券と、1日フリーパスが付属している。
しかし、フリーパスはプランによっては付属していない。
前のお客さんは、申し込みのプランを間違えてフリーパスが付いていなかったらしい。
別途フリーパスを購入することは出来るが、宿泊者の割引はつかない。
宿泊プラン変更は、遊園地の窓口ではできず、キャンプ場窓口に行かなくてはならない。
キャンプ場窓口までは車で5分程度なので、宿泊プラン変更を選んだようだった。
行ってみようと思って情報を探していて、今このページを見ている方はお気を付けください。
さて、自分の番。
前のお客さんのようなトラブルはなかったのだけど、いろいろとホームページの説明と異なっている。
宿泊者は、事前に「預り金」をいくらか払うことになっていたのだけど、不要だった。
宿泊仮証明書が発行され、もし入園チケットが必要な場合は、その仮証明書がチケット代わりになるそうだ。
(この仮証明書は、後でキャンプ場でチェックインした時点で、正規の証明書と交換になる)
フリーパスは、宿泊者用の特別なものだった。普通のフリーパスと明らかに色が違う。
多分、宿泊者は2日滞在するので、日によって色を変えるなどして、2日間使えないようにしているのだろう。
(フリーパスはテープで手首に巻く。一度貼ったら破り捨てるまではがせないので、きつく巻きすぎないよう注意)
そして、これもホームページに書かれていなかったのだけど、フリーパスの利かない2日目に1度だけじゃぶじゃぶパラダイス(夏限定の水遊び)に入れる権利か、子供3人分の宝探しスタンプラリーの参加権がもらえた。
どっちが得かわからず、スタンプラリーを選択。以前来た時に子供と一緒に楽しんだからだ。
でも、これはプールでもよかったかもしれない。
プールは1回1000円、スタンプラリーは500円だった。
さて、園内のことを詳細に書くとだらだらと続いてしまいそうなので、要点だけ。
子供にとって一番の楽しみでもあった、アスレチック「ピカソのたまご」はとりあえずお預け。
このアトラクション、プレジャーフォレストの目玉の一つだけど、無料。
入園券しか持たない2日目でも遊べる。
前回来た時は、次女は身長制限で楽しめない乗り物が多数あった。
100cm 未満だと、乗れるものは本当に限られる。でも、今回は大抵乗れた。
100cm未満でも乗れる…前回すごく次女が気に入っていた「空飛ぶブランコ」から始まり、片っ端から乗り物に乗っていく。
新アトラクション「ターザンマニア」は、10歳以上との明記があった。
長男はOKで遊びたがったため、2手に分かれる。
(これ、あとで調べたら、10歳未満でも親が同伴なら大丈夫だった)
プレジャーフォレストの遊園地エリアは、入り口ゲートから見て、山を登る方向に広がっている。
中腹に多くの施設が集まり、リフトで登る山頂に大型遊具がある。
また、山を登らずゲートから進んだ方向に、小さい子でも遊べる迷路などのアトラクションがある。
11時前に、主に中腹エリアは遊んでしまった形。
スタンプラリーも、おそらくそこにあると思われるものは取りつくした。
長女が「ココドコ」やりたいという。
これは長女の記憶が少し混乱していて、「ココドコ」はぐりんぱにあったアトラクション。
でも、「ココドコ」の元となった、「からくり砦」がプレジャーフォレストにある。
これは、5階建てで隠し扉・一方通行などがある迷路。
長男は1人で行きたがり、見事一方通行にハマって、ゴールできずに途中退出。
長女も罠にはまったが、僕が通りかかって救出した。
次女は僕と行動したので問題なくゴール。
「からくり砦」の迷路は一つだが、途中で集めるスタンプが違う2コースがある。
もう一度やるかと聞いたが、暑いから水遊びに行こうという。
じゃぶじゃぶパラダイスへ。これは季節限定。
子供向けの、プールではない「水遊び」で、滑り台が多数ある。
大人も半ズボンで入って子供と遊ぶ人もいるが、大抵は見ているだけ。
僕も半ズボンではないので入れない。暑いが見てるだけ。
1時間ほど遊び、昼になって腹が減ったので終了。
前回来た時に多くの人がお弁当を食べていた草原スペースは、「ターザンマニア」に姿を変えていた。
じゃぁ、山の上でお弁当を食べようということになり、リフトで上へ。
リフト降り場脇にテーブルも屋根もある休憩所があったので、そこでお昼。
長女が観覧車に乗りたいというので、高いのが怖い長男を残し、観覧車へ。
長男はこの日初めて親のデジカメ(最近使っていなかった古いもの)を持たせたので、観覧車に乗っている僕らの写真を撮っていた。
山頂には小さな池があり、鯉がいる。100円で餌の自動販売機がある。
次女が餌をあげたがり、自分の小遣いで購入。
のんびり餌やりのあいだ、池のほとりでしばし休憩。
実は、近くにスタンプがあり、鯉に夢中の次女は長女に「スタンプ押しといて」と頼んでいた。
しかし、長女には聞こえてなかった。ここでのスタンプ押し忘れ、後で気づいて僕が取りに来るはめになった。
のんびり休憩しているのだけど、山の上には大型遊具がある。
ひとつは先に書いた、観覧車。見晴らしがよくのんびりしている。
でも、後の二つは絶叫マシン。富士急ハイランドグループらしい。
前回来た時は工事中だった。
のんびりと鯉に餌を上げている横で、轟音と叫び声が聞こえる。すごい空間だ。
ところで、ここにある、夏休み前にオープンしたばかりの「極楽パイロット」に乗ってみた。
リフトで降りてしまうとスタンプを集められないので、歩いて山を下りる。
次女が歩くの疲れたというので、途中少しおんぶ。
これで、山の中腹と山頂のエリアのスタンプは全部集めた。
次女が、そこにあった「バギーカート」に乗りたいというので、また2手に分かれる。
妻と他の子は迷路などのエリアに向かい、スタンプを探す。
僕と次女はバギーカートを楽しんだ。
いわゆるゴーカートだけど、山裾の地形を生かして、アップダウンが激しい。楽しかった。
迷路エリアに向かうと、長女と妻がジェットコースターに乗っていた。
子供向けの怖くないやつね。
長男は、それでも「怖い」と言ってまた写真撮影している。
合流した次女も乗り、長女は連続して3回乗った。
さらに迷路を楽しむ。
鏡の迷路で長男は1人で進み、からくりがわからずに出てこない。救出に向かった。
#なんか、長男がダメなように見えるが、「一人でやりたいけどまだ難しい」お年頃なだけ。
下二人は親についてくるので脱出できて当然。
迷路エリアのさらに先にもスタンプがあるというヒントがあったので、そこまで向かって遊園地のスタンプを全部入手。
この順序で取ったのは意味があって、そこからキャンプエリアはすぐ近く。
そのままキャンプエリアに向かった。
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プレジャーフォレスト・キャンプエリア【日記 16/08/12】
別年同日の日記
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家族旅行としては話の途中なのだけど、プレジャーフォレストにできたばかりの新アトラクション、「極楽パイロット」に乗ってきたので、ちょっと説明。
まったく前知識のないところから、まず、遊んでいる人を見た。
デフォルメされた飛行機のようなものの、コックピット部分に乗る。
足はぶらんぶらんしている状態。
大きなアームに振り回され、飛行機がぶんぶん飛ぶ。
各機の動きはまちまちで、ゆらゆら揺れているのやら、キリモミ飛行しているのやらいる。
どうやら、左右の翼の角度を変えることができて、上手くやるとキリモミ状態になる模様。
この時点で、「あぁ、手の動きを感知して、モーター動かしてんだな」と思った。
ただ、絶叫マシンっぽい見た目なのに、あまりキャーキャー言う人はいないんだよね。
ちょっと不思議に思った。
次、乗るところで説明ビデオが流されている。
YouTube に同じビデオがあるのを見つけたのでリンクしておこう。
あっ… これ、極楽パイロットじゃない。
色が違うからプロトタイプ時点での映像なのかと思っていたけど、同じグループ遊園地の「富士急ハイランド」で、極楽パイロットと同日にオープンした新アトラクション、「テンテコマイ」のビデオだ。
しかし、そんなことは見たときには気づかなかったので、気づかないふりをして話を進めよう。
このビデオでの説明は、実際の上手な人の操作を見ながら、「左右の翼を、タイミングよく反転させる」ということの説明のみ。
なるほど、これだけの説明で十分。
モーターなんて入ってなかった。翼に風をうけて、その力で機体を回すという、純粋に物理的な動作。
風車の羽が、中心点を挟んで逆の角度になっているように、翼を左右逆にしていれば、風車のように回転する。
もっとも、人間の体重を回そうというのだから、風車のように簡単には回らない。
ブランコをこぐように、小さな揺れから共振を起こし、だんだんと大きな揺れにしなくてはならない。
デフォルメされた飛行機の「翼」は、実際の飛行機でいう「エレベーター」(翼の後ろの可動部分)にあたる。
そう考えると、これはただの乗り物ではなく、流体力学を応用した物理実験機だ。
キリモミ飛行は、この動作を完全に把握した人だけが到達できる。
時間は限られているので、その時間内にキリモミを発生させられるかどうかが、この遊具の楽しみのポイントとなる。
ここまで、頭では理解できた。
#周囲の待っている人の会話を聞いていると、ここまでの理解に及ばない人が多数。
なんか、うまく翼を動かせばキリモミするらしい、程度の認識なのだけど、それではキリモミに入れない。
乗り込んで、シートベルトを締め、肩を抑えるように上からハーネスを締め、さらにハーネスが緩まないようにベルトを締める。
すごく厳重に「落ちないように」安全策を取ったうえで、いよいよ「離陸」。
垂直離着陸機のイメージなのか、ゆっくりと上に持ち上げられる。
ただし、アームがある都合上、全員「斜めに」なる。
そして、各機体を固定しているブレーキ(?)が外される。
斜めの状態から急にフリーになるので、左右に揺らされる。
ここ、事前説明になかったので油断していた。
この「揺れ」を最初の種として共振を起こしていけば、最短時間でキリモミに入れるのだろう。
最初は、振り回される感覚にも慣れていないので、自分の「揺れ」が認識できない。
それが認識できないと、ブランコをこぐように大きくすることができない。
でも、じきに慣れて、共振させながら揺れを大きくしていく。
ある程度揺れが大きくなると、一番揺れたところで「そのまま回転するのではないか」と期待して、翼の角度を切り替えられなくなる。
この「最後のひと押し」ができないのが悔しい。でも、悔しいということは良いゲームだということだ。
そして、コツがわかった。
アームによる「振り回し」は、斜めの軌道になっている。つまり、「落下」する瞬間があるのだけど、ここが一番風圧が強い。
だから、このタイミングでキリモミに入るのが一番入りやすい。
キリモミに入ったら、翼を動かしてはならない。そのままの角度を維持すれば回り続ける。
しかし、徐々に回転が加速していく。目が回り、気持ち悪くなるので「一度止めよう」と思って止めてしまった。
#理解して回転に入れたのであれば、止めることも難しくない。
さて、再チャレンジ。これがまた、すぐには回らない。
もう一度回せて、今度はそのまま維持、と思ったところで終了時間になって終わってしまった。
姿勢としては「頭を後ろにつけるように」と事前説明があった。
でも、落下する瞬間とか、ハーネスに体重を預けることになる。
回転にうまく入れずに「逆立ち」した状態で止まると、肩で支えることになる。
大丈夫だと思うのだけど、結構怖い。
ただ、ものすごく怖いのかと言うと、冷静にならないと姿勢制御できないので、叫ぶような怖さはない。
状態を冷静に把握できている時って、怖さを感じないものだ。
ちなみに、自分で機体を揺らさなければ、ただぶんぶん振り回されるだけで、回転木馬とそれほど変わらない。
(いや、回転木馬と違い、落ちる部分があるからちょっとは怖いか)
怖い状態にできる人は怖いとは感じず、怖い状態にできない人は当然怖くない、という不思議な乗り物。
絶叫マシンのはずなのに、あまり叫び声が聞こえないのはこれが理由だったようだ。
「回せるかどうか」に挑むゲームとしては、かなり面白いと思った。
絶叫マシンじゃなくて、体感ゲームマシンだ。
WingWar を R-360 でプレイしている感覚に近いと思った。
いや、R-360ではそのゲーム以外プレイしたことないからだけど。
#WingWar は飛行機のゲームで、宙返りやキリモミ飛行も可能なのだけど、そのようにする操作は結構難しい。
そして、R-360 は特殊な筐体で、対応ゲームを遊ぶとコックピットが自由に回転する。
ところで、後で知ったのだけど、回転数カウントされているそうだ。
大記録が出るとアナウンスしてくれるらしいので、本当に「ゲーム」として楽しむリピーターもいるらしい。
回り始めたら後は「翼の角度を維持する」以外にやることはないので、いかに早くキリモミに入るか、だけが勝負だろう。
あと、回転してると、怖いというより、気持ち悪くなる。
それに耐えられるかどうか、という勝負で、記録を出したとしてもあまり楽しい体験にはならない気がする。
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プレジャーフォレスト・キャンプエリア【日記 16/08/12】
別年同日の日記
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家族旅行の話の続きです。
キャンプエリア。
正式名称は「パディントン・ベアー・キャンプグラウンド」。
中の区画には「マーマレードキャラバンズ」とか名付けられている。
気にしてなかったけど、子供が「パディントンだからマーマレードなんだねぇ」と言い出して気づく。
そういえば、パディントンの大好物がマーマレードだったっけ。
お話の作者の旦那さんの大好物がマーマレードで、パディントンがマーマレード好きなのも旦那さんのイメージなのだとか。
(以上、子供が「グレーテルのかまど」で見たことを覚えていた情報。)
遊園地とキャンプエリアの境目は曖昧で、遊園地の端の方には、バンガローなどが立ち並んでいる。
なので遊園地から歩いてキャンプエリアに入ったのだけど、宿泊受付するロッジは、遊園地から一番離れたところだった。
案外遠くて、また次女が「歩き疲れた」と文句を言う。
4時ごろにチェックイン。遊園地で受け取った「仮宿泊証明」をわたし、本当の宿泊証明が発行される。
この証明があれば、明日も遊園地にそのまま入れる。
予約したプランでは、夕食と朝食が付いてくる。この引換券がそれぞれ1枚。
あと、温泉に割引で入れる券。合計4枚の紙をもらう。
宿泊者は部屋の鍵を受け取って…とホームページなどには書いてあるのだけど、テントに鍵はない。
そこで、鍵代わりに電気ランタンを貸してくれた。
チェックアウト時は、鍵を返すのではなく、このランタンを返す。
ここから、自分たちの宿泊するテントまで歩く。これがまた結構ある。
遊園地との境目エリアのギリギリのあたりまで戻った。
(つまり、遊園地までは非常に近い)
初めてのテントに、子供は大喜び。
妻は眠いのですぐ横になり、仮眠。
テントは、快適ではあるが使いやすくはない形状。
というのも、隣にタープなどを立て、接続するのが前提とした形状のテントを、独立して使用しているから。
入り口部分の布が、庇を作れるように大きくなっているのだけど、それを支えるところがないため、出入りするたびに大きな布が邪魔になる。
テントなので布は巻き上げられるのだけど、巻き上げても邪魔なほど大きい布が付いているのだよ。
とはいえ、難点はそれくらい。
ドームテントより大きく、家形テントより小さい感じの室内は、結構広い。
なによりも、完全な2重構造。
フライシートだけでもテントに見える形の中に、さらに小さなテントを立てている。
山間部なので朝露が多く、目覚めたときには外はびっしょり濡れていたけど、内側には全然水が染みてこない。
家形テントでも、水にぬれたフライシートがたるんで一部テント本体に付く、なんていうのは当たり前だからね。
テントは皆、斜面にウッドデッキを作り、その上に立っている。
これが、夜でも地面から冷気が来るのを防ぎ、昼間は風通しがよく涼しい状態を作り上げている。
また、虫などもテントに入りづらいので、テント内が快適になる。
初心者が楽しむには非常に良い感じだった。
さて、妻が寝ているが、子供たちに「車取ってくるので、30分ほど待ってるように」と言い、遊園地エリアに向かう。
遊園地エリアの第1駐車場…キャンプエリアから、一番遠いところに車置いてあるからね。
先に少し書いたけど、スタンプラリーで、山頂の池の近くのスタンプを次女が押し忘れている。
ついでに取ってしまおう、とリフトへ。
山頂のリフト降り場で、係員の方に「あれ? お父さん1人?」と尋ねられる。
事情を説明したら「じゃぁ、『極楽パイロット』乗っていっちゃいなよ」と勧められた。
その手があったか!
言われるまで全く考えてなかった。子供を待たせているから早く帰らなきゃ、と思ってた。
実は、僕は結構絶叫マシン好き。
高校から大学生の頃は、友達と遊園地に行っては絶叫マシンをいろいろ試していた。
妻が苦手なので、妻と付き合い始めてからは遊園地に行っても乗らなくなり、子供が生まれたらなおさら縁遠くなった。
しかし、このときは単独行動で、しかも平日なので待ち時間はほとんどない。
というわけで、できたばかりの新アトラクション「極楽パイロット」に乗ってみたのだけど、詳細は先に説明した通り。
スタンプを入手し、再びリフトで降りる。
そして車に乗り、キャンプ場へ。
プレジャーフォレストの園内を走っているだけなのだけど、結構曲がりくねった山道で、車で5分くらいかかる。
係員に言ってテント近くまで車を入れさせてもらい、荷物を運ぶ。
その後、車は受付ロッジ近くの駐車場へ。
これ、宿泊プランによってはテントの横においておけるのだけど、今回はそうではなかった。
この時点で5時近く。
5時まで待ち、テントから真っすぐ山を2区画ほど登ったところにある、バーベキュー場に行きます。
夕食はバーベキュー。
食材と燃料、調理器具は用意されていて、全部自分たちで調理します。
この燃料が、非常によく燃える炭。
どれくらい良く燃えるかと言うと、炎が上がって直接触れた食材に少し煤が付く。
…いや、炭としてはあまり良くないものですね。
ただ、廃材となるヤシ殻を素材とした「自然にやさしい」素材らしいのと、着火も非常に簡単なので初心者向けには良いのでこれを使っているのでしょう。
火力は結構強くて、肉を焼いていても油断するとすぐ焦げてしまう。
焼いている人は忙しくて食べられないパターン。
とはいえ、子供も焼いてみたいというので途中焼き役を変わったり、楽しみながら食べられた。
肉は焼きやすいサイズに切られ、小分けして真空パックされている。
野菜は自分で切るのだけど…包丁が全く切れない。ただの鉄の薄い板。
まぁ、鉄板でも野菜くらい切れるからね。無理やり切ります。
危ないから子供にはやらせられない。
子供がいると「よく切れる包丁」ってのも危ないので、どちらが良いかは微妙な所。
肉の後に焼きそば、さらに焼きマシュマロを使ったお菓子「スモア」までセットになっている。
「一人分」は焼きそば1人前+少なめの焼肉+野菜+スモア3個、だ。
子供には食べきれないだろうと、最初から使う量を抑えめにした。
余った食材は持ち帰り。
楽しみながら2時間近く食べ、7時ごろに片づけをしていたら、花火が打ち上げられた。
キャンプ場でささやかな花火大会。
子供と妻は花火好きなので、あと少し残った片づけは引き受けて見に行かせる。
片付け終わって、しばらくの間一緒に見られた。
花火が終わったのが8時過ぎ。
見やすい場所を求め、見ていたのはロッジが見える場所。駐車場も近い。
そのまま車に乗り込み、もう一度遊園地エリアへ。
夏の時期、「納涼イルミリオン」と銘打って夜間営業を行っている。
9時までなのでそれほど遊ぶ余裕はないが、見ることが目的。
プレジャーフォレストは、冬はイルミネーションがとてもきれいだと評判。
「相模湖イルミリオン」という名前で営業している。
冬季のみ…といっても3月いっぱいまでは「冬」ということで営業しているのだけど、評判が良かったので今年はゴールデンウィークも行ったらしい。
銘打って「夜桜イルミリオン」。
そして、今年は夏休みも営業している。それが「納涼イルミリオン」。
おそらくほとんど同じで、一部の電球色を変えている程度だと思う。
明らかにクリスマスツリーみたいなのあったし。
でも、文句はない。
事実上の通年営業だとしても、実際非常に美しかったし、これを「片付けて来年の冬また準備する」なんて言うのは大変だろう。
そのまま設置しておいて、時々やるので正解だと思う。
「綺麗ですよ」って写真はよく見るのだけど、一番きれいなあたりを写したものばかり見るので、そのあたりに重点的にイルミネーションを施しているのかと思った。
でも、実際はそうではなくて、園内全体が美しく彩られる。
一番目立つ遊園地中腹エリアも、山頂エリアも、迷路などがあるエリアも。
そして、キャンプ場エリアも、ロッジ付近は彩られている。
単に昼間の遊園地を電飾で美しくする、というのではない。
昼間はまったく気づかないような地味な場所が、夜のライトアップで非常に美しい空間になったりする。
遊園地の雰囲気が変わってしまう感じ。
1時間しか見られなかったけど、特に見たいと言っていた長女も大満足。
9時過ぎ、遊園地を出てキャンプ場へ。
考えてみれば、この日は朝9時に遊園地に入っているので、12時間遊び倒したことになる。
もう眠そうな次女をつれてシャワー室へ。
ロッジの近くのシャワー室が比較的綺麗だけど、それ以外にも数カ所に用意されている。
キャンプ場にシャワーが用意されている、と言うだけで非常に良い環境。
ただし、長男曰く「すごい汚くていやだった」そうです。
キャンプ場で電気つけられるから、虫が入ってきてしまうのね。
裸になる空間に虫がいる、というのが嫌だったらしい。
テントに戻り、疲れた、と長男就寝。
長女と次女は、折角のキャンプだからテントの中で遊びたい、と、僕と妻を含めて UNO を3回ほどプレイ。
でも、それで終わり。
子供が寝た後で、妻と少し外に出て缶チューハイのみながら星を見た。
キャンプ場は真っ暗ではなく、街灯などが付いているし、山なので夜霞がかかっている。
条件は良くないのだけど、星がよく見えた。
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プレジャーフォレスト・キャンプエリア【日記 16/08/12】
別年同日の日記
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今年の家族旅行の話、これで最後です。
キャンプの朝は早い。
日が昇れば明るくなるから、朝5時前に起きてしまう。
でも、子供は寝ているし、起きたとはいってもこちらも眠い。
毛布にくるまり寝ころんだまま、ぐでぐでしてる。
5時を過ぎ、荷物整理を始めると、一緒に寝ていた長男が起きた。
テントは男女で分けている。
夜露でフライシートがびっしょり濡れているのがわかったので、乾かすためもあり、出入り口を網戸にする。
そんな作業をしている間に長女・次女も起きたので、女性テントも網戸にする。
「おなかすいた」と子供たちが言うので、ウッドデッキに車座になって非常食のお菓子などを食べる。
朝ごはん8時からだから、ずいぶん時間があるんだよね。
前日までに、スタンプラリーは1つを除き、すべてを集めていた。
最後の一つは、それ以外の全部を集めることでやっとヒントがわかるようになっている。
夜の間に考え、大体場所のめぼしもついていた。
キャンプエリア内にあるので、朝の散歩もかねて探しに行ってみる。
…あっさりと見つかった。
テントに戻り、荷物整理して撤収準備。
まだ時間があるので UNO で遊ぶ。
そうこうしている間にやっと朝ごはんの時間になったので、バーベキュー場に向かう。
朝はビュッフェ形式。すでにできているご飯を好きなようにとって食べる。
いつものごとく次女は食べきれないほど取って「お父さん食べて」になるし、長男は「美味しかったから食べ過ぎたー」ってなってる。
撤収準備はできているので、テントに戻ったら最後の清掃。
入る前から、テントの周囲に結構ゴミが散らかっていた。それらを全部拾う。
自分の名誉のためだ。我が家がゴミを散らかしていった、と思われたらたまらない。
それと、山の自然への感謝のため。
ロッジに行き、鍵代わりのランタンを返したらチェックアウト完了。
ふたたび遊園地に向かう。
入園は無料だけど、すでにフリーパスはないので遊ぶのは有料。
まず、園に入ってすぐに、スタンプラリーの景品をもらう。
全部押せているから、パーフェクト賞だ!
「パーフェクト」ってハンコを押してもらえるだけで、ハンコ5個と賞品は同じなのだけど。
そして、昨日は我慢していた「ピカソのたまご」。
これは無料なので、昨日は遊ばないでおいた。
長男はアスレチックが大好きで、決して手抜きをせずにきっちり遊ぶ。
長女・次女はとにかく「ゴールした」と競争するのが好きで、多少ずるをしても先を急ぐ。
ところが、プレジャーフォレストのピカソのたまごには、「9ルーレット」という強敵が待ち構えている。
アスレチックとは言いつつ、運のみのゲーム。9マスの中でルーレットに従い移動し、ゴールを目指す。
各マスからは、それぞれ4方向に進める。
ゴール直前のマスまで進むのが一苦労なのだけど、ゴール直前のマスからゴールに進める道は1本だけ。
まじめにやっていると、まずゴールできない。みんな途中で飽きてずるをするのが普通なのだけど、長男はまじめにやりたがる。
これ、前半にあるのだけど、やっている間に妻から「ゴールした」と連絡が来て、長男もさすがに諦めた。
まだ9ルーレット、と返事をしたので、長女と次女も戻ってきて、みんなでゴールを目指す。
ゴールしたら11時ごろ。
他に遊ぶものはないし、暑いのでレストランで涼んでから次の場所に向かおう。
…とおもったら、昼には早いのにレストランがすごく混んでいる。
とりあえず涼もう、ということでスーベニアショップへ。
しばらく涼んで、信玄餅と、次女が買いたがったお土産の髪ゴム 150円だけ買って帰る。
レストランで何か冷たいものでも、と言っていたのだけど、それは外で食べることにしよう。
プレジャーフォレストの周辺には特に面白いところはない。
事前に調べたのだけど、相模湖がある程度で、その相模湖も家族連れで遊ぶような感じではない。
相模湖記念館、というのがあるので、そこに行ってみることにした。
みんな科学館好きだから、何か楽しめるかもしれない。
一応、12時ごろになっていたので、ファミレスに入って…約束していた「冷たいスイーツ」を食べる。
みんなアイスクリームなどを頼む中で、長男は「ハンバーグカレー食べたい」としっかり昼食を食べた。
#いつもは朝ごはんは7時ごろ。
この日は9時まで食べていたので、あまりおなかすいていない。
それから相模湖記念館行ったのですが、期待外れでした。
市民センターの一室に相模湖のことを展示してある部屋がある、というだけなのね。
しかも、後半は子供ウケを意識しすぎて、相模湖と全く関係ない展示内容。
一応「ダム」ってことで電気つながりではあるのだけど、単に電気実験のような内容ばかり。
「アルゴブロック」というプログラミング教材が置いてあった。
プログラム教育は以前から興味があるし、一度見たかったのだけど…
これは、ブロックを繋ぐことでプログラムする教材。
画面上に、「ロボットを経路通りに動かす」などの問題が出されて、実際のブロックを接続することでそのプログラムを作る。
ブロックには、「前」「回転」「右」などが書かれている。
回転は、ロータリースイッチが付いていて、45度単位で角度指定できる。
前とか右とかは、数字を変更できるスイッチがあって、距離を指定できる。
#ここで、「右」とは、方向を変えないで横にスライド、という動作。
方向を変えるのは「回転」のブロックに限られる。
他に、「繰り返し」と「繰り返し終わり」のブロックもある。
繰り返しブロックには数字パネルをはめ込む端子があり、その数字の分だけ繰り返す。
なぜ「前」と同じような数字スイッチにしなかったのかわからない。ここだけ操作が統一されていない。
特殊な動きとして、「前」と「右」は横に(並列に)つなぐことができて、斜めに進める。
物事の手順を教える、というのが目的のはずなのに、ここは無手順で横に並べられる、というのも統一感がない。
遊んだのだけど、正直なところ、面白くなかった。
プログラム教材、と言いつつ、プログラムの勉強にはなっていない。
ブロックという「物理的なもの」を使っているので、自由にプログラムを組もうとすると、ブロックの数が足りない、という制約にぶつかる。
どのブロックも、2~3個しかないのだもの。
その結果、課題がちょっと難しくなると、「自由にプログラムして解決する」というよりは、「制約の中でプログラムできるように最適化する」ことが重要になる。
プログラムの初心者向け教材なのに、いきなり制約下での最適化が目的になる、というのは何か違う。
移動ブロックを同時に使って斜めに進める、というのは、制約下でできることを増やす策なのだろうけど、すでに書いたように統一感がないし、「手順を考える」という目的と合っていない。
アルゴブロックって、考案されたころには結構もてはやされて、いろんなニュース記事で読んだ。
でも全然普及しないから遊べず、今回たまたま遊んでみたら、普及しない理由がよくわかった気がする。
アルゴブロック批判だけで無駄に長く書いてしまったが、子供たちがすぐ飽きたので、相模湖記念館は早々に退出する。
次女はホールのソファーで寝てしまっていた。
もうちょっとダムらしいところを、と思ってダムの堤防近くに車で入る。
堤防上には道路が通っているのだけど、車は入れない歩行者道路。
次女が寝ているので僕は車で待ち、妻と子供たちでダムをちょっと見学してきた。
…これで終わり。
2日目が思ったより楽しめなかったので、「もっと遊びたい」という声が出たのだけど、とりあえず帰路につく。
その代わり、帰り道で面白そうなものを見つけたら寄る、という条件。
子供たち、テレビでやっている「ぶらり旅」みたいな番組好きです。
でもね、2日目は楽しめなくても、1日目に思う存分遊んだ。
車が走り出したら、疲れが出て3人ともぐっすりと寝てしまった。
結局、どこにも寄らずに家まで帰りついたよ。
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