2023年10月30日の日記です


洪鐘弁天大祭  2023-10-30 11:00:26  その他

昨日日曜日、町内の清掃日の予定が雨で中止になり、長男は模試、長女は部活の大会で外出、妻はその大会を見に行った。


町内の清掃については、全体として中止だが、町内会の人は少し作業があった。

これが終了したのが10時前。


次女だけ家で留守番。家に帰ったところで、「出かける?」と聞かれる。

何のことかと聞くと、鎌倉で行われる大祭に興味があるので、次女は見に行きたいとのこと。


なんでも、60年に一度行われる大祭らしい。見逃せば次は60年後だ。


妻も見に行きたがっていたが、長女の部活の大会を優先した。

僕は午前中急がしい予定だったので、諦めていた。


なるほど。諦めていたため全く下調べしておらず、何が行われるかも把握していない。

ただ、何やら行われる都合で北鎌倉の前を通る道が、9時半から12時半まで閉鎖になっていることだけは知っている。


次女もよくわからんなりに調べていた。

その通りの端、小袋谷交差点からスタートして、八幡宮前交差点の方に向かうらしい。

何が向かうのかは、よくわからん。


何とも頼りない情報だが、9時半から小袋谷をスタートして12時半八幡宮につく、と仮定すると、10時を過ぎてから小袋谷に向かっても意味がないだろう。

(我が家的には、このコースで一番近いのは小袋谷)


交通規制が敷かれているので車やバスで向かうことはできない。

歩きで向かうとして、30分くらい歩くが、山を越えてコース途中の明月院前に出ることができる。

次女に結構遠いけど歩くか、と聞くと、歩くという。


僕は歩くのが好きだが、次女も僕の遺伝か、歩くのは苦にならない。




山一つ越えるようなコースを歩いた。

次女としてはここまで遠いと思ってなかったようだが、特に問題はない。


歩く際中、向こうからきてすれ違う人にそれなりにあった。

つまり、「何かが終わって、家に帰る」人たちだろう。すでに過ぎた後か。


しかし、進むにつれて、周辺の人の会話が耳に入る。

道程は「八幡宮をスタートして小袋谷へ。そこで休憩して、11時に再スタートして戻る」らしい。


明月院前の踏切まで来たが、そのあたりは閑散としている。やはり何かが終わった後なのだろう。

今小袋谷にいる、ということなので、少しその方面に歩いてみる。


途中のお店の前に、祭りのパンフレットが置かれていた。

これをもらい、やっと概要を理解する。


洪鐘弁天大祭。読み方もわからなかったが「おおがね べんてん たいさい」だ。

弁天ってついてるから、銭洗弁天関連かと思っていた。円覚寺のお祭りだ、とここで知って納得。


円覚寺は、北鎌倉駅のすぐ裏にある神社。電車の線路を通すときに、敷地の中に線路を通すことを了承したため、「境内に踏切がある」というお寺だ。


北鎌倉駅前につくと、そこからすごい人だかり。

前に進めないので、ゆっくりパンフレットを読む。


なるほど。帰りの道程は、八幡宮まで戻るわけではなく、円覚寺に入るらしい。つまり、北鎌倉駅前で、ほぼ道程は終わり。

これより向こうの人だかりに飛び込まないと、見ることはできない。じゃあ行こう。




結局、やることは「パレードを行う」ということらしい。

それを見るために、道の両側に人だかりができている。


どこかで人だかりの中に入らないといけないのだが、どこも混んでいる。

ずいぶん歩くと、ちょっと人が少ないところがあったので後ろに入らせてもらう。


この時点で時間は10時45分ごろ。いい感じの時間だ。


やがて、警備している警察の人やスタッフから、11時になってパレードは小袋谷を出発した、というアナウンスが入る。


暇なのでパンフレットを見ていて、よくわからない記述の読み方が理解できた。

なんかいろいろ箇条書きになっていたのだが、つまりはこれが「パレード」の隊列を意味している。

先触れ太鼓から始まり、木遣り、江の島神社、大榊、剣鉾、四神…などと続く。



多分、最初の方は伝統にのっとったもの。


これもパンフレットの受け売りだが、円覚寺の梵鐘を鋳造する際に、2度失敗したために江の島神社に神頼みし、その後鋳造に成功したそうだ。

パレードはこの成功を祝うもの。そのため円覚寺の大祭だが江の島神社も参加し、円覚寺も江の島神社の「弁天」を祀っている。



さて、話を戻して、パレードについて。

先に書いたように、おそらく最初の方は伝統によるもの。でも、後半は何というか…


子供のコスプレ大会とか、子供が作った段ボール感あふれる神輿とか、メインの洪鐘に至ってはさすがに本物ではなく紙で作ったハリボテ。ハリボテと言っても大きく作ったのは大した手間だけど。


洪鐘、撞座(木で叩いて音を出す部分)の周囲が、LEDでピカピカ光ってる。現代的ですごいが、そもそも宗教というのは人目を引くために光モノを好むものだ。


なんだかんだで、パレードが目の前を通り過ぎるのが 45分くらいかかったのか。

終わった時点で12時少し前。


せっかくだから次女と美味しいランチでも、と思っていたのだが、観光客が多いので無理そう。

途中のコンビニで何か買おう、ということで家に帰りました。

(帰りも歩き。GPS によれば、この祭りをみるだけで 7km くらい歩いた)




夕食後で、スマホで撮ってきたビデオを家族に披露。


家の近所の神社の祭りよりはすごいが、大船祭り(毎年行われている駅前の祭り)のパレードよりはショボい、という長男の意見が的確。


大船祭りのパレードって、別に凄いものではなく「手作り感あふれる」ものです。

近所のいろいろな団体が参加して歩くだけ。子供が保育園の時は一緒に歩きました


60年に一度の大祭、と言っても、やることはあまり変わらないな、という感想です。




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