2013年04月20日の日記です

目次

04-20 感想:不思議の国のハローキティ
04-20 ところで
04-20 ピューロランドで誕生日


感想:不思議の国のハローキティ  2013-04-20 00:01:29  社会科見学 家族

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感想:不思議の国のハローキティ

さて、先日から書いていたように、無料招待してくれたのでピューロランドに遊びに行ってきました。


書くことはいろいろありますが、まずは宿題を済ませておきましょう。

今回の無料招待の応募条件は、「必ず、『不思議の国のハローキティ』の感想を公開すること」でした。




まず最初に書きたいのは、予想はよいほうに裏切られた、ということ。


僕が見る前に興味を持っていたのは、次の2点でした。



1) どうやって話をまとめるのか


タイトルからして「不思議の国のアリス」だろう、ということはわかります。

しかし、アリスはかなり複雑な話です。30分程度の子供向け演劇としてどうやって話をまとめるのだろう?



2) キティの役どころ


公開された写真では、青い服にエプロン姿…これだけでは、アリスのイメージです。


でも、エプロンは大きな時計の模様で、かわいいウサギのワンポイントが入っています。

時計を持っているのは白ウサギの役どころ。ということは、キティは白ウサギ役?



この2つに関心をもって見始めたのですが…

思わぬ方向で裏切られました。


キティはキティ役でした。

そして、お話は「不思議の国のアリス」ではありませんでした。



アリスの世界観を使った、まったく別のお話です。

その世界観も、「トランプの国」…つまり、原作でいえば最後のあたりの話だけに絞り込んでいます。


アリスはキティとは別にちゃんと存在しているのですが、お話には出てきません。


ただ、アリスという人物がいること、青い服に白いエプロンを着ていること、そして、今は女王様のお使いで出かけていて留守であること、が会話の中で言及されています。


ピューロランド内では、今回の公開に合わせて「ティーパーティ」の会場ディスプレイがあったり、キティ関連グッズに気違い帽子屋のかぶっているシルクハットがあったりするのですが、お話には一切出てきません。




しかし、世界観だけを使用して、お話は全く違うものにする、という手法は大成功です。


アリスが難解なのは、「英語で」作られた言葉遊びや、ダブルミーニングが満載なためです。

これがアリスの面白さである一方、日本人には非常に理解しがたく、難解なイメージを強くしています。


「不思議の国のハローキティ」では、お話をつくりかえることで、「日本語の」言葉遊びやダブルミーニングを盛り込んでいます。

その意味で、翻訳された「不思議の国のアリス」よりも、もっとアリスらしい仕上がりになっています。



そして、この新しい話は、アリスの世界観の中で、いろいろな事柄の「理由」を見出していきます。


ハートの女王が残虐である理由。

「女王」が話の中心になっていて「王」の存在が薄い理由。

女王に「死刑」宣告をされる、ジャックと女王の関係。

トランプたちの人間関係。


「女王の持つバラ園」というのも、重要な意味を持ってきます。



…というか、これ本当にピューロランドで上演していいの? すごく大人向けな側面もあるのだけど。


ダブルミーニングの秀逸さの一つではありますが、すごく「性的」であることを感じさせる部分が少なからずあります。


ただ、大人はダブルミーニングによる性的な意味合いを感じても、子供には全くそうは思えないでしょう。


もしかしたら、たまたま性的に感じてしまうだけで、自分の勘ぐりすぎかも…

とも思ったのですが、余りに多いので多分意図的にやっています。


これを問題視するのも大人げない、という程度の、本当に軽いものなのですが。




うーん、実際の例を挙げたいのだけど、挙げられないのがもどかしい。



感想を書く上で、ピューロランドは何の制限もつけていません。

だからなにを書いても構わないのですが、どういうダブルミーニングがあるのかを書くと、お話の重要な部分の「ネタバレ」になってしまうのです。


ネタバレはさすがに書いてはならないように思います。

ピューロランドがどうだとか言う以前に、人としてダメ。


しかも、このネタが(少なくとも僕にとっては)すごく面白かったから、なおさら書くわけにはいかない。


というわけで、最後は月並みな言葉で締めくくるよりほかにありません。



気になる人は、ぜひ自分の目で確かめてください!





後日追記 13.04.22

数日たって、ブロガー招待で感想を書いた他の人の日記などが検索に出てくるようになりました。

他の方の感想を読んでみると、検索上位に来る人は僕のページと違って写真もたくさん入っているし、ストーリーも完全紹介していますね。


…ストーリーの完全紹介、ネタバレだと思って避けたのですが、これだけ書く人が多いということは、気にしていない人の方が多いのかな。


自分が感じたことを、「自分の日記として」保存しておきたいので、紹介になってしまいますが追記しようと思います。


ただし、読みたくない人もいるでしょうから隠しておきます。

読みたい人だけ下のリンクを踏むように。


ネタバレでも読む



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ところで  2013-04-20 00:12:00  社会科見学 家族

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ところで

話が変わるので記事を分けましたが、こちらも「不思議の国のハローキティ」の感想です。

まぁ、些末な話だから記事を分けたのだけど。



「不思議の国」の前は、「ハローキティとオズの魔法の国」を上演していました。


こちらは、素直に「オズ」を短い話に仕立てたもの。

ただ、舞台にするうえでやりにくい部分は、思い切って翻案していました。


その翻案の一つが、「エメラルドシティ」と、そこを支配する魔法使い「オズ」の描かれ方。

オズは本来眼鏡屋で、緑色の色付き眼鏡を人々に広めたところ、すべてがエメラルドに見えて喜ばれ、続けざるを得なくなった、ということになってました。


これ、提供が「メガネのパリミキ」だから、タイアップした緑色の眼鏡も販売されたんだよね。



また、「オズ」では、お話の終了後に宝塚風のレビューがありました。

これも、演出を宝塚の演出家に頼んでいたため。


真似をしたのではなく、本当に宝塚の演出家なので、クオリティは高いです。




そして、「不思議の国」。


引き続き、提供は眼鏡のパリミキ、演出は宝塚の演出家です。



眼鏡は今作でも重要な意味を持ちます。…オズほどではないけれど。


冒頭で、ハートの女王に仕える「ウサギ」がキティとぶつかって眼鏡を壊してしまい、目がよく見えないままにキティをアリスと間違えます。


誤解はすぐに解けるのですが、これで知り合ったウサギに同行して、キティの冒険が始まります。



キティはお話の後半で、壊した眼鏡の代わりに、別の眼鏡をウサギにプレゼントします。

この眼鏡が…非常に存在感がある。ここら辺、「メガネのパリミキ」の宣伝を意識してのことなのか。




子供にも話の感想を聞いてみました。

(帰宅後にゆっくり聞いたのですが)


「不思議の国」の中で、美しく優しい女王が、一瞬にしてわがままな老婆に変わってしまうシーンがあります。

これ、一週間後には6歳の長女が、怖かったと言っていました。


話の内容は、自分の知っている「アリス」とは違うことはわかったようですが、あまり気にならなかった様子。

アリスのような「トランプの国」が舞台で、アリスのように「ハートの女王」などがいて、主人公がアリスっぽいキャラ(キティ)であれば、それはアリスなのでしょうね。




お話終了後のレビューは、相変わらず宝塚っぽいです。


#子供の頃ですが、2回ほど宝塚見たことあります。


「不思議の国」にはダニエル(キティのボーイフレンド)は登場しないのに、レビューには出てきます。

出てくるだけでなく、存在感強いです。


「オズ」では、一応お話にも出てきたのだけどね。

レビューに出すならお話にも出してあげればいいのに…とも思うのだけど、出せない理由もなんとなく理解できる。


お話の冒頭は「家族でピクニックに来たキティが、空き時間に単独行動する」ことから始まります。

ボーイフレンドがいたら、単独行動するのに違和感が出てしまうよね。




そうそう、席は自由席ですが、座るときには「舞台に向かって右側の通路」(入り口から奥の方の通路)の周辺に座るといいかもしれません。

お話の中で、2回ほど、キティが客席に降りてきてここを通ります。左側の通路は通りません。



人間心理として、席がある程度埋まってくると、早く席を確保しようとして「入り口すぐの席」に座ろうとします。

奥の方の席の近くをキティが通る、というのは、もしかしたら「知っている人は奥の席に座る」ように仕向けるためかも、と思いました。



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ピューロランドで誕生日  2013-04-20 10:53:57  家族

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ピューロランドで誕生日

こちらは「不思議の国のハローキティ」の感想ではなく、家族の日記として。


ちょうど子供の誕生日直前でしたし、応募したことを言う前から「誕生日だから行きたい」と長女に言われていましたので、誕生日のイベントとしてピューロランドを楽しんできました。



ピューロランドでは、毎朝「ハッピーはっぴ~バースデーSHOW」というイベントをやっています

これは、その月の誕生日キャラクターと、その月の誕生日の子供を一緒にお祝いするイベント。


誕生日にピューロランドに行くのなら、ぜひ見せたかった。

招待日のスケジュールでは、バースデーSHOW は朝11時からでした。


でも、招待メールに書かれた時刻は、11時半。

この時間に「集まるように」書かれていますが、この時間以前に行った場合に入れるのかどうかは不明。


問い合わせようにも問い合わせられない状況は先日の日記に書きました。



仕方がないので、11時のショーを見られる一縷の期待にかけて、10時半には現地に着くように家を出ます。

そして、問い合わせ可能時間の9時半を待って(乗り継ぎの駅のホームで)電話をかけます。


…結果は、11時半以前には入れない、とのこと。

まぁ、それは納得できる回答ですし、この回答に関しては苦情を言うつもりはありません。

しかし、家を出る前に問い合わせができるようにはしておいてほしかった。



この可能性は考えてあったので、ピューロランド最寄りのマクドナルドへ。

この日から、「ジュエルペットの時計」がハッピーセットのおまけになっていました。


娘は二人ともジュエルペット好きなので(最初はこのためにピューロランドへ行ったのだ)、これで待ち時間を楽しく過ごせました。


11時半には園内へ。

…じつは、この直前の係員の対応にも非常に疑問がありましたが、文句は言いません。

余り文句ばかり書いているとクレーマーみたいだし、基本的に僕はピューロランド好きなんです。これを読んでくれる人に、悪いところだとは思われたくない。




マクドナルドで、娘と一緒に園内を見て回るスケジュールを決めていました。

まずは、誕生日であることをインフォメーションカウンターで伝え、バースデーカードをもらいます。


首からかけられるカードで、「誕生日の子供」であることがわかります。

そして、スタッフの方は、このカードを見ると各種キャラクターのシールを貼ってくれます。


これが、子供にとっては非常にうれしい。


長女・次女は誕生日が近いので二人ともカードを持っているし、二人とも同じスタッフの人にシールをもらうわけですが、それぞれのカードは違うデザインになります。

(一部の人は、好きなキャラなどを聞いてきて貼り分けてくれるため)


簡単な演出ですが、「自分だけの」お祝いカードが完成する過程が楽しいのです。


12時からは「どきどき!マジカル☆マーチ」。

1年前は怖がって参加しなかった次女も参加。長女は、これで3回目の参加です。


3色あるマントが、全部そろってしまいました。


12時45分からは、今回の招待の目的である「不思議の国のハローキティ」。


この後、少し時間が空くのでキャラクタライドに乗ります。


2時からは中央広場でのパレード。今回、長女が一番見たがっていたのはこれ。

平日ですいていることもあり、いい場所で見られました。


見るのは3回目だけど、見るたびに「よく出来ている」と感心。

「ライオンキング」の技術を使って、ペガサスやユニコーンなど想像上の動物や、大角鹿やバンビなどの野生生物、蝶やカモメの飛ぶファンタジー世界を作り出している。


詳細は過去の日記を読んでね。



また時間が空くので、キティに会いに行きます。

通常ならキティの家で会えるのですが、現在ピューロランドは大規模改装中で、キティの家も工事中です。


そこで、小さなイベントスペースで、キティと写真を撮れるようになっていました。

キティにプレゼントを渡し(長女・次女の二人で1つね)、お返しに「気違い帽子屋のシルクハット」の形の髪留めをもらいます。

いわゆる「パッチン留め」になっていて、髪に留めると小さな帽子をかぶっているように見える。あとで次女に付けてみたら、かわいいです。


3時25分から、ジュエルペットきら☆デコ!ミュージカル。これも、長女の見たがっていたもの。



「バースデータイム」という、キティが誕生日をお祝いしてくれるイベントには、今回参加しませんでした。

次女は行きたがったのだけど、参加すると「きらデコ」と、そのあとの「マイメロディ」が見られなくなるため。



以前来たときは「ジュエルペットとシナモンのみらいレボリューション」でした。

子供向けではあったけど、不思議な魅力のあった舞台。


「みらい」では、ジュエルペットは「アイドルユニット」で、タイムマシンの完成発表会イベントに呼ばれ、事件に巻き込まれる設定でした。


「きらデコ」では、アイドルを目指してオーディションに参加する設定。

内容的には、フラッシュダンスのパロディ? 芸能界の華々しさの裏にある、友達なのに自分が合格するためには蹴り落とさないといけない、厳しい世界が話の主要な軸になります。

(ジュエルペットたちは、そうしたネガティブなものと無縁で、それが故に周囲を和やかにさせる役どころ)


ジュエルペットはこの劇場では「アイドル」扱いなのだなぁ、と感じつつ…

このお話、テレビと連動させるために「きらデコ」を名乗っているだけで、全く関係ありません。


「みらい」と比べて、不思議な魅力がなくなってしまった感じ。

子供向けの演出で、芸能界の裏の負の部分を見せる…対象年齢不詳の変な劇になってしまいました。



この後、マイメロの舞台を見る予定だったけど、過去に2回見ているから見ないでいい、という長女の心変わりにより時間が余ります。


というか、時間を作って、バースデーカードのシールをもらいに行きたいらしい。

周囲のスタッフのお姉さんを探して、「あの人ならくれるかな」などと聞いてきます。


まぁ、何人かにはもらいましたが、余りに時間が余るのでもう一度キャラクタライドへ。

何度乗っても楽しいらしい。



終了後、中央ステージで行われる「スペシャルグリーティング」が始まるところでした。

こういうイベント開始時には、係員が集まっています。シール目当てで娘たちも参加。



「不思議の国」の衣装のキティが、アリスの話になぞらえてサンリオキャラの「ウサギ」を追いかける、という内容でした。

…というか、ちびっこを集めて、キャラと一緒に中央広場を一周します。


呼ばれた「ウサギ」は、マイメロディと、シュガーバニーズのしろうさ、くろうさ。


ウサハナとか、メルちゃんとか、マロンは呼んであげないの?

マイメロよりはよほどウサギらしいのだけど。



時間の都合で、「パワー・ザ・キティ」は見られず。

僕は興味あったけど、子供は興味なしなので問題なし。




すでに何度も来ているところなので、ざっと内容をまとめると以上。


以前来た時に、「夢の国のはずだけど、いろんなところが古びている」と感じました。

その時一番古さを感じたのは、「グルメバザール」というフードコートだったのですが、ここは現在改装中。


次に来るとき(多分、来年も誕生日に来るのではないかな)には、色あせた夢がどう回復しているか楽しみです。


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