2015年08月10日の日記です


アクアマリンえっぐ  2015-08-10 15:03:15  社会科見学 家族

アクアマリンふくしまの話の続きです。


本館に隣接して、「アクアマリンえっぐ」という施設があります。


水族館は見るだけ、受動的だけど、「えっぐ」では子供に能動的に学習してもらおう、という施設。

1フロアだけですが、いくつかのゾーンがあり、テーマに従った展示をしています。


例えば、「海から陸へ」。

水辺付近に住む爬虫類や、湿った環境を好む虫など、さらには「空へ」飛び出した鳥などを、小さな箱に入れて多数展示しています。


中には光を嫌う生物もいる。外からでは観察しにくい。

箱の真ん中に頭を突っ込めるようになっていて、そうした生物が逃げ込んでいる部分を直接見られます。


…頭ツッコむと、マダガスカルゴキブリがうじゃうじゃいるんですけどね。


#エビ・カニのコーナーでは、同じ構造で岩陰に潜むエビを見られますし、ユーラシアカワウソも水の中に頭を突っ込む形で、泳いでいるところを見られます。



ここには、小さい子向けの塗り絵・点繋ぎ遊びのコーナーもあります。

我が家は次女・長女がこれに熱中。


でも、これだってちゃんと学習の役に立っている。

点繋ぎや塗り絵で出てくる絵柄は、すべてそこにいる、それほど普通には見られない生物。


スタッフの人も、「ここ何色?」と聞かれたら「あっちにいるから見てきてごらん」と返しています。

生き物に興味を持ってもらうための仕掛けの一つ。



えっぐ には中庭があって、「えっぐの森」と名付けられています。

特に何もない草原。そうげん、じゃなくて くさっぱら ね。どこにでもある空き地みたいなところ。


周囲には雑草が生えていますが、わざとそのように残しているようです。

土を積み重ねただけの山があったりする。


空き地があれば子供は工夫して遊び始めます。どうも、そういうことを狙ったスペースみたい。

雑草に囲まれた片隅に、いきなり鶏が飼われていたりしますが、これは地元特産の会津鶏。




さて、えっぐ の真骨頂は、屋外に作られた人工の砂浜でしょう。

元々は、磯の生物に触れあえる「タッチプール」を作っていたらしいのですが、そんな小さなものでは本当の体験はできない、と、砂浜にしてしまったのだそうです。


うちの子供たちも大喜びで遊びました。

…知っていれば着替えを持ってきて思い切り遊ばせたのですが、素足になってお尻を濡らさないように注意しながら遊ぶ程度。


どうも、イメージは「砂浜」ではなく、潮が取り残された潮だまりみたい。

時々、音を立てて水が入ってきますが、波はありません。


でも、生きている貝はいるし、時々魚も跳ねます。

お金を払えば釣りをすることもできますし、土日では釣った魚を子供が自分で調理することもできます。


魚を「かわいい」と言って見るだけでなく、殺して食べるところまで体験させる。

「カワガキを増やしたい」という途中の展示は、ちゃんと体験施設として実践されています。



片隅には身体を洗う水道もあるので、思いっきり汚して遊んでも大丈夫です。


続く




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