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03-31 長女卒園
03-31 カップヌードルミュージアム
3月25日に長女の保育園の卒園式が行われた。
…まぁ、式次第はどうでもいい話。
次女は、長女と保育園で一緒に遊べるのがものすごく楽しみだったので、卒園してしまうというので泣いていた。
「わたし、寂しくて泣いちゃうかも」と前日に心配そうに話していた長女は、ものすごくはしゃいで元気だった。
子供たちの通う保育園、結構歴史がある。
保育園としては、長女で65期目の卒園生。…これ、児童福祉法で保育園が制定されたときに、すぐに保育園が開設されたことを意味する。
実は、その前は一瞬だけ幼稚園だったそうだ。さらにその前は、認可など受けずに子供を預かっていた。
幼稚園を定める学校教育法は、昭和22年の3月制定。4月1日施行。
保育園を定める児童福祉法は、同年12月制定。翌年4月1日施行。
共に終戦直後だ。
戦前は、お寺が近所の子供を預かる、というのは当たり前のことだった。
その頃から、近所の子供を預かっていたお寺が、学校教育法の制定を機に、幼稚園を開設した。
でも、幼稚園の目的は子供を預かることではなく、勉強させることだ。
これは違う、と思った矢先に児童福祉法が制定される。
それで、保育園に移行。今でも幼稚園だった頃の名残で、保育園なのに制服を着て通うし、一応9時から午後3時で一区切り。
でも、保育園なので朝8時から午後7時まで預かってもらうことができる。
余談が長くなった。
そんな歴史のある保育園で、書いた通りに経営母体はお寺だ。
園庭はすなわち境内で、墓地に隣接している。
おさんぽでお墓の中を歩くことも多い。
で、卒園式前の恒例行事として、先代(初代)園長のお墓参りをする。
これで思い出した。
お彼岸だし、子供たちを父の墓参りに連れて行きたい、と思っていたのだった。
お彼岸は少し前の日曜日だったが、次女がインフルエンザにかかってしまい外出できなかった。
少し過ぎてしまったが、どうだろう?
卒園式は火曜日だったが、出席のために仕事は休みにした。
式自体は午前中で終わるので、午後は墓参りでも行くか。
墓地の方向には、時々行く科学館がある。
実は、先日行った際に半年間のパスポートを作成したので、無料で入れる。
そして、3月末まで公開しているプラネタリウム映画を、妻がみたがっていた。
じゃぁ、ついでに行くか。
でも、それだと日程が忙しいし、実は墓参りするにも最低限の準備すらない。
…なので、墓参りは後日に回して、「ついでに」行く予定だった科学館だけに行くことにする(笑)
昼ご飯も回転ずし行こう。
次女のインフルエンザで長女も強制的に休みになってしまった間に、楽しみにしていた「バイキング給食」があった。
それに気づいた長女は大泣きしたが、自由にものを取って食べられる…回転寿司に連れて行ってあげる、ということで話は付いていた。
卒園のお祝いで、少しくらい外食をしてもいいのではないか。
というわけで、帰宅してすぐ(すでに午後1時を過ぎていた)、やはり小学校が終業式で先に帰宅し「腹減った」と言っている長男も連れて外出。
まずは回転ずし。バイキングの代わりだし、お祝いだから好きに食べていいよ、なんて言ったら、食べる食べる…家族5人で40皿。
それから科学館。
もう夕方だったので、ほとんど目当ての映画を見るだけで終わってしまい、あまり遊べなかった。
でも、平日だから、何時も込んでいる人気コーナーを少しだけ自由に遊べた。
もっと遊びたかった、と言う子供たちに、パスポートあるからまたこよう、と帰宅。
ちょっと物足りないけど、十分楽しめたらしい。
墓参りは後日また行きたいので、その際にはまた科学館に寄ろう。
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27日の木曜日、横浜にあるカップヌードルミュージアムに遊びに行ってきました。
長男の所属する子供会の、6年生を送る会の企画。
僕は6年生をよく知らないが、面白そうなので家族で参加。
(長男はちゃんと6年生の名前などもわかっているようだ)
例年ボーリング大会なのだけど、今年は事前予約してカップヌードルミュージアムに行ってみよう、となったらしい。
子供たちには事前学習をさせて置く。
全く知らないと楽しめないからね。
何をしたかと言うと、カップヌードルを買ってきて、家族で食べた(笑)
長男は9歳だけど、生まれて初めて食べたカップヌードル。
いや、いわゆるカップ麺は食べたことあるよ。
でも、「カップヌードル」は食べたこと無かった。
買ってきたのは、近所のスーパーで売っていた5種。
普通のカップヌードル、カレー風味、シーフード、チリトマト。
それと、普通の味だけど特大サイズ。
味が5種類あればよかったんだけど、なかったので「特大」はギャグのつもりでいれた。
そしたら、長女と次女(仲良し)が、二人で同じ奴がいい、と言い出したので、慌ててノーマルを1つだけ買いに走る。
さて、それで家族みんなで味をわけあいながら、どんな感じか試食。
「おいしいからまた食べたい」と大好評。
チリトマトは辛い、と思っていたら、カレーの方が辛くて、チリトマトは案外辛くなかった、など、食べ比べてみないとわからないことも判る。
ちなみに、場所は横浜みなとみらい地区。
ちょうど、先日 CATV でやっていたプリキュア映画2本(DX と New Stage)の舞台は、ともにこのあたりだった。
興味を持たせるべく、プリキュア映画のあらすじをおさらいしておく。
そして当日。
駅からミュージアムに向かう最中も、「あの観覧車がプリキュアが上に立っていたやつ」とか「ここら辺の道が、メロディとエコーが追いかけっこしてたとこ」とか教えると、次女と長女にはそれなりにウケる。
実は、駅から歩くのが遠いので、そのままでは次女は飽きてしまい「抱っこ」と言い出すのだ。
興味を持ちながら歩かせることで、自分で歩いてもらおうという策(笑)
そうこうするうちに、ミュージアムに到着。
4~6年生は、チキンラーメンを作る。これは事前予約が必要だし、時間がかかるので、到着してすぐに開始。
1~3年生(長男は3年)は、カップヌードルを作る。
到着してから団体で予約を入れたので、30分ほど待たなくてはならない。
待っている間にミュージアム見学。
「チリトマト」は結構新しい味だと思ったら、ノーマル発売直後に発売となり、その後も何度か終了しては復活する、というのを繰り返していると知る。
焼きそば UFO は長男は食べたことがあるのだけど、昔は丸かった、と知って驚いている。
まるかったから UFO って名前だったんだよ、と教えたら妙に納得していたが、そもそも UFO ブームとか、ピンクレディがブームに乗じて歌っていたりとかということは教えていない。
2000年にミレニアム記念で発売された透明カップのカップヌードルを見て、作っている最中が見えるなら食べてみたい、と言っていた。
あれ、たしか iMac に始まる「スケルトンブーム」に乗じて発売されたのだよね。
…UFO といい、スケルトンと言い、結構時代のブームにかぶせてくるな。
いろいろ楽しんでいる間に時間が来たので、まだ見てないところもあるけど集合。
カップラーメン作りにチャレンジ。
作ると言っても、工程は難しくない。
1) カップを自販機で購入。300円。今回は団体で申し込んだので配布された。
2) テーブル(自由席)に座って、好きなデザインをカップに描く。ここが一番時間がかかる。
3) 中身を詰めてもらうコーナーへ。並んでいる間にレシピシートが配られるので、スープの味と具材を決める。
4) 中身を注文して詰めてもらう。部分的に自分で作業するが、主にやってもらうかたち。
5) カップが割れないように特別な緩衝材バッグに詰めて持ち帰り。
長男、「特別なもの」と気負いすぎて、なんの絵を書こうか迷い続ける。
長女と次女はまだ複雑に考えらるほどの知恵がないので、気軽にお絵かきを楽しんでいる。
たった300円だから、別に特別じゃないよ、と言ったら急に気が楽になったのか、長男もお絵かきを開始する。
最近長男はお菓子などの「成分表」を見るのが好きなので、自分が作りたい味の構成を絵の端に書き込む。
で、中身詰めコーナーへ。
みんな中身を係員に注文するのだけど、長男は「カップに書いたよ」と一言。
そういう子はあまりいないようで、おねぇさん笑いながら読み上げ、対応してくれる。
ここで選べるのは、スープが4種類(先日食べた味だ。この4種類が現在の定番商品らしい)、具材が12種類の中から4種類。
組み合わせは全部で5460通り、と書いてあるのだけど、列に並んでいる間にどう計算してもそんなに多くならない。
これ、同じのを重複して選んでもよい、と言う前提らしい。
「12種類から4つ」という言葉で、重複してはいけないものだと思っていた。
なるほど、重複可能として後で計算してみたら、ちゃんとその数になった。
どうでもよいが、5460 の計算がわからない、と言う話題はQ&Aサイトにいっぱい上がっていたが、解説している人の多くが計算式を間違えているし、尋ねた人はそれで納得している。
どうも、どこかのサイトで間違えた計算式が掲載されていて、みなそれを意味も分からずコピペして、あたかも自分が計算したように振る舞っているようだ。
答えるなら、せめて妥当性くらい検証しようよ。
2015.3.6追記
計算がどうなるのか、と悩んでいる人をツイッターで見た。
その人はちゃんと自分で理解できたようだけど、計算方法をちゃんと示しておこう。
12種類の具材から、異なる4種類を取り出す組み合わせの数を、数学では 12C4と書く。
#中学校で習う。義務教育なので、実際の計算方法は忘れていても構わないが、「組み合わせを計算する式があった」ことは覚えておいていただきたい。
12C4 は 12*11*10*9 / (4*3*2*1) の意味だ。計算するとわかるが、答えは 495。
具材は重複が許されるので、「3種類」「2種類」「1種類」を選び出す組み合わせの数も必要だ。
12C3 = 12*11*10 / (3*2*1) = 220。
12C2 = 12*11 / (2*1) = 66。
12C1 = 12 / (1) = 12。
3種類の組み合わせでは、3つのうちどれかが重複する。どれが重複するかで、3通りの組み合わせがある。
2種類の場合も、2種類を組み合わせて4種類にする組み合わせが、3通りある。(ABBB AABB AAAB の3つ)
そのため、具材の全組み合わせは 495 + 220*3 + 66*3 + 12 = 1365 通りになる。
ちなみに、最初から「重複を許して」12種類から4種類選ぶ、という書き方もある。12H4と書く。
nHr = n+r-1Cr と変換できるので、12H4は15C4と同じ計算になる。
これは 15*14*13*12 / (4*3*2*1) の意味で、計算してみると 1365。
nHrは中学では習わないが、知っていればより簡単。
具材の組み合わせ、1365通りにスープの4種類と組み合わせると、1365 * 4 = 5460 通りの組み合わせになる。
Q&Aで間違えているのが多い、と書いたけど、いま確認したらあまり見当たらない。
1年で google の精度が非常に向上した…とはあまり思えないので、僕の勘違いだったと思う。
計算手順は僕と違うが、間違えではない計算式を示しているサイトはいくつか発見した。
間違えている、と書いて申し訳なかった。謝ります。
(追記終り)
カップヌードル作りは、次女がゆっくりやっていたのに合わせていたせいで、ずいぶん時間がかかった。
終わったら、子供会一行はすでにミュージアムを出て、昼食のレストランに向かっていたので追いかける。
横浜インターコンチネンタルホテルの経営する海上レストラン、ピア21。
ここで、6年生を送る会を行いつつ、ちょっと遅めの昼食。そして解散。
ミュージアムは、当日券なので退出後も再入場可能。
まだ見ていないところもあってみたかったので、終了後に戻る。
カップヌードルミュージアム、という「愛称」があるが、実際の名前は安藤百福発明記念館だ。
日清食品の創始者、安藤百福がチキンラーメン・カップラーメンを発明した過程をテーマとして、「発明」という一般的なテーマを伝えようとしている。
だから、日清食品の宣伝色は、実はそれほどない。
もちろんあるのだけど、控えめにしている。
そして、アートワークのセンスが非常に良い。
日清食品は CM などで時々話題作を作るが、館内がすべてあのような「ちょっと斜に構えた」感じで統一されていると思って良い。
なにせ、トータルデザインが佐藤可士和なのだ。
お昼ごはんは外で食べたので、世界の麺を食べられるレストランを楽しめなかったのが少し残念。
そして、子供が遊べるアスレチック…自分が麺になったつもりで、カップヌードルの製造工程を体験できるらしい…なにを言っているかわからんが…が遊べなかったのが、子供たちとしては心残りだったようだ。
というわけで、ここは家族全員の一致で「また来たい施設」となった。
それくらい楽しい場所だったのだ。
今度来るときはチキンラーメン作りたいな、と思うけど、実はいろいろ制限があってややこしいんだよね。
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