町内会の役員の連絡用に、LINEのオープンチャットを使っている。
人数の限られたグループだからグループチャットにしても良いのだけど、「町内会公式 LINE」をオープンチャットにしているので、その練習を兼ねたもの。
なぜ公式をオープンチャットにするかと言えば、グループチャットの人数制限は 500人だからだ。
町内は700戸あるので、各家庭1名参加したら制限を超えてしまう。
また、グループチャットはお互いが友達でないといけない。町内全員の友達登録なんてしてられるか。
というわけで公式はオープンチャット以外ありえないし、役員はこのオープンチャットの使い方を知らないといけないだろう、ということもあって、役員連絡用もオープンチャットなのだ。
さて、連絡用なので、会議の議事録などもまずはここにアップされる。
議事録の内容を皆が目を通し、問題がなければ WEBページで公開される。
ところが、10月の議事録をまとめた人がアップロードしたら、規約違反だと言われて入れられないというのだ。
僕宛に送ってもらい、僕の方でもやってみた。
なるほど、オープンチャットは誰でも見られるから、ファイルのアップロードなどで内容が検閲され、問題があると判断されると「規約違反」となるようだ。
で、ためしにやったのだが、1日以内の発言停止措置を食らってしまった。他の方法がないか実験しようにも、発言できない。
さて、何が利用規約違反になったんだろうね。
規約違反と判断された時点で、その詳細が書かれたページが示される。
それによれば、以下の内容が含まれると利用規約違反となるようだ。
・個人情報の掲載
・誹謗中傷・過度な批判的表現
・差別的発言・ヘイトスピーチ
・知的財産権・プライバシー・肖像権などの権利侵害
・自殺・自傷、他人に対する気概などの予告等
・児童ポルノコンテンツの投稿または青少年を危険にさらす行為
・わいせつ・暴力など一般人が深いと感じる内容を投稿する行為
・出会いを目的とする行為
・法令違反または法令違反につながる恐れのある行為
・明らかな偽誤情報の拡散・流布
・なりすまし
・サイバーセキュリティリスクの恐れがある行為
・サービス運営の妨害(荒らし行為)
・商用宣伝を目的とする行為
・その他当社が不適切と見なす行為
(実際には、それぞれの内容ごとに事細かに説明が書かれている)
なるほど、これらは、誰でも参加できるオープンチャットとしては不適切な行為だろう。
LINE としては犯罪を未然に防ぐために、これらの行為を行わせないようにしている、というのはわかった。
でも、議事録の中にこれらに相当しそうな内容が見当たらないのだ。
LINE はこの「フィルタ」の詳細は明らかにしていないが、それでいい。
基準なんて示したら悪人は回避しようとするので、基準を示さない LINE は正しい。
まぁ、せいぜい言葉狩りだと思うので、連続する単語がたまたま悪い単語を作り出してしまったとか、いわゆる「誤爆」だとは思うのだけど。
僕も昔チャットサイトを運営していたことがあり、こうした誤爆は仕方のないことだと思っている。
なので、LINEの措置が酷いとか、そういう文句はない。
むしろ安全のために頑張ってくれてありがとう、という感謝の念はある。
こういうフィルタリング、いたちごっこになりやすくて、本当に大変なのよ…
しかし、いったい何が「誤爆」したのだろうな。
しばらく考えていたのだが、ふと気づいて AI に相談してみた。
google の検索窓から質問すれば gemini が答えてくれる。
LINE のオープンチャットの利用規約で違反と言われたのだけど、このファイルのどこが相当したと思う? とファイルを渡して聞いてみたんだ。
せっかくなので、copilot にも聞いてみた。
ちなみに、gemini も copilot も、添付ファイルを「町内会の会議の議事録であり、特に問題のありそうな箇所はない」と言ってくれた。
ファイルを送っただけで、町内会の議事録だとは言っていなかったのに、内容を読んでそう判断したのはたいしたものだ。
LINE は判断基準を公表しておらず、当然 AI も知るわけがない。
なので、「おそらく」程度の話なのだが、次のような部分が利用規約にかかったのではないか、という見解。
・先日、警察の人が町内会の会合に来てくれて、「自転車青切符導入から半年」の現状を講演してくれた。
そのことを議事録内に書いてあったのだが、「交通違反」「青切符」「警察」などの言葉が並んでいたのが、犯罪がらみの法令違反として検出されたのではないか。
・イベント出席の服装として、町内会役員の制服である「青い帽子と青いシャツ」を指定している個所があった。
これが、帽子やシャツの販売行為と捉えられ、商用宣伝目的と捉えられたのではないか。
・来月町内の文化祭が行われ、町内緑化活動として「苗の販売」が行われることが書かれていた。
これが商用宣伝目的と捉えられたのではないか。
・「苗の販売」が、麻薬販売の隠語と捉えられたのではないか。
何の問題もない文章に見えても、難癖付けようと思ったら付けられるものですね…という感想。
特に、一番最後に書いたものは、「なるほど」という感じだ。
葉っぱ、という言葉で麻薬を示したりするのだから、「苗の販売」だって十分怪しい言葉かもしれない。
さて、「1日以内」の発言禁止ペナルティを食らったのが昨夜20時頃。
朝9時ごろ…12時間たったところで発言して見たら、発言できた。
これが、ペナルティが12時間程度だったのか、それとも日付変更タイミング(0時には限らず、深夜4時とかでも)でペナルティが解除される仕組みなのかはわからない。
発言出来たら、次は目的である「議事録の共有」だ。
GIGA ファイル便に入れて URL を送ったら、これは大丈夫だった。
しかし、これだと文面を見るのが手間だ。
MS-word の WEB 版にファイルを置いて、共有リンクを送ったら、これも大丈夫だった。
こちらだと word ファイルを入手するのが面倒だが、文面は見やすい。
というわけで、中を確認してもらう人にも、ファイルを必要とする人にもこれで届くはずだ。
最初から google docs とか word web版とか使ってればよいのだろうけど、町内会の役員は老人が多く、MS-word でファイルを作れるだけでも「貴重な人材」なのだ。
それ以上のことを望むのは酷というもの。
ともかく、LINE は送られたファイルの中身は検査するが、外部 URL の内容までは確認しないようだ。
もし犯罪が行われたとしても、「LINE 上で」行われたわけではなく、URL 先が舞台となったのだから LINE の責任は十分に果たされている。
むしろ外部のサイトの内容まで検閲するのは、電気通信法違反(通信の秘密の侵害)になってしまう、という判断かと思う。
#オープンチャットは「サービス」であり、1対1の「通信」を提供するものではない。
しかし、URL をクリックすると、それは LINE のサービスを離れ、リンク先と端末保持者の間の通信となる「可能性がある」。その内容を検閲するわけにはいかない。
というわけで、まとめ。
知っておくと何かの役に立つかもしれないし、そんな日は来ないかもしれない。
・LINE オープンチャットに word 文章などを送ってペナルティを食らったら、一定期間発言禁止にはなるが、そのうち自然回復する。
ちなみに、発言禁止措置は該当オープンチャットのみ。それ以外の使用は問題ない。
・外部 URL にファイルを置いて、その URL を共有すれば回避できる。
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