ぜんぜん日々更新ではない日記です

まぁ、ぼちぼちやっていきます。
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目次

2025-12-07 ヨハン・ホイジンガ 誕生日(1872)
2025-12-05 コロナ発症 2025
2025-11-23 12代目ハムスター死去
2025-11-18 町内ウォークラリー
2025-11-16 オーブントースター
2025-11-10 感想メール
2025-11-05 町内文化祭
 今月の日記
ヨハン・ホイジンガ 誕生日(1872)  2025-12-07 17:55:10  今日は何の日

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ヨハン・ホイジンガ。誰それ? という人が多そうですが、オランダ出身の歴史家です。

僕が彼を取り上げるのは、ゲーム業界の末端にいた人間として、彼の功績を無視できないと思うから。


20世紀初頭、ヨーロッパではまだキリスト教的な「道徳観」の強かった時代、「遊ぶ」ことは非道徳なこととされていました。

過去に書いた話だと、ハイジのロッテンマイヤーさんの考え方が、まさにそれ。(ハイジは19世紀末の作品ですが、それほど変わっていません)


質素で勤勉な暮らしこそ、神が人々に望むもの。遊びに興じるなど、悪魔の囁きに身をゆだねる行為。


しかし、ホイジンガは「遊びこそが人間の本質」と考え、遊びが人類を発展させてきたと説くのです。




今でも、テレビゲームや漫画などを「何の役にも立たない、無駄なもの」と考える人はいます。


まぁ、個人の思想は自由なので、そう考えていても構いません。ただ、僕は昔テレビゲーム業界にいたので、自分の仕事に対して論理武装したかった。


それで、ホイジンガの著書、「ホモ・ルーデンス」を購入して読んだのですね。


…ここで謝らなくてはなりません。

ホモ・ルーデンス、読んだのですが内容ほとんど覚えていません。


というのも、読んだ時の僕の興味は、ロジェ・カイヨワの「遊びと人間」の方にあったから。

カイヨワは、「ホモ・ルーデンス」に影響を受けて研究を始め、「遊びと人間」で人間が楽しいと感じる要素を見事に分解してみせます。


この分解が見事で、ゲームを作る人間は知っておいた方が良いもの。まぁ、知るために本を読む必要はないですが、僕は原点に当たる主義なので。




そう、原点に当たりたいので、ホイジンガの事を書くなら「ホモ・ルーデンス」をちゃんと読んでから、と思うのです。でも、実はいまコロナ療養中で家庭内で隔離中でして、家のどこかにある本を探しに行けない。

(隔離中でやることないから、久しぶりに「今日は何の日」を書いている、というのものあります)


というわけで、ホイジンガの業績をたたえたいにもかかわらず、その正確なところが伝えられないと… グダグダですね。




本を読めないので、ある程度ネットで調べた情報になってしまいますが…


ホイジンガは、遊びとして、次の5つの特徴を挙げています。


1. 自由な行為である

2. 仮構の世界である

3. 場所的時間的限定性をもつ

4. 秩序を創造する

5. 秘密をもつ


これらを、「形式的特徴」と呼びます。


また、これらとは別に「闘技」「演技」という二つの「機能的特徴」を挙げます



これらについて、順に簡単な解説を加えましょう。



1 の「自由な行為」。


例えば漫画を読む。これは多くの人にとって、自由な遊びです。小説を読むのもそう。

でも、指定された小説を読んで感想文を書きなさい、と学校の課題で出されたとしたら、これは自由ではない。


自由であれば、楽しくなければやめてしまえばいいのです。楽しいことをすればいい。

でも、自由でないと、楽しくないことをすることになります。これは遊びではない。


逆に言えば、学校の勉強でも、興味を持って前向きに取り組めるのであれば、楽しんで遊びにできてしまう、ということでもあります。好きな教科はやっていて楽しいよね、ということ。


僕が今、この「今日は何の日」を書いているのは、自由な遊びです。

でも実は、「今日は何の日」を頻繁に書いていた時は、書かないといけないという義務感がちょっとあった。

そういうのは遊びではないですね。



2 の「仮構の世界」。


日常とは切り離されている、ということ。

遊びでの優劣が日々の生活に絡んで来たら、それはもう遊びではありませんね。


ギャンブルを「余暇の楽しみ」にしている程度なら遊びだけど、ギャンブルで生計を立てていると遊びではない。

生活が懸かって必死になっていますから、楽しめない。


遊びが日常を侵食するようではダメなのです。



3 「場所的時間的限定性」。


いつまでも続くものではなくて、区切りがあるということ。日常とは違う、仮構の世界と類似ですね。

終わりがあると判っているから、安心してその世界に浸れるのです。


小説「ソード・アート・オンライン」はゲームの中に閉じ込められる話ですけど、終わりがないということの恐怖がよくわかる。

(この小説しらなくても、有名になって類似設定の小説沢山生み出したので、そういうのなんか知っているでしょ?)



4 「秩序を創造する」。


ルールがある、ということですけど、遊びはゲームに限ったものではないのですね。


たとえば「物語」。多くの物語は、起承転結を持ちます。

話の起こりは日常的なもの。でも、日常とは違う状態になり、何かをきっかけとしてまた日常に戻る。

この「特異な状況」をまとめたものが、「物語」です。


ここにあるのは、秩序が混沌に飲み込まれ、また秩序が想像される、という疑似体験です。

これは良い物語足り得る。



5 「秘密を持つ」


遊びには、何か知らないことが隠れているワクワク感が大切です。


カードゲームで手の内を隠している、というのも「秘密」。秘密だからこそ、相手の手の内を読もうと想像を働かせます。

将棋のように情報が公開されているゲームであっても、互いの戦略は秘密です。どんな展開になるか事前にわからないから面白いのです。


ゲームでなくとも、物語の先の展開も「秘密」。散歩するだけだって、何に出会うかわかりません。

そういう「秘密」があれば、遊びとして十分に面白いのです。




「闘技」と「演技」というのは、対立するか協力するか、と言い換えても良いかもしれません。


多くのゲームは、競争して対立するものです。

でも、ごっこ遊びは対立せずに協力するもの。


遊びのタイプとしては全然違いますが、どちらも楽しい遊びですね。



さて、実は重要なのは、「遊び」を定義したことで、普通は遊びだとは思わないようなことも、定義に即していれば遊びではないか? と逆に考えられること。



ホイジンガが見事なのは、ありとあらゆることを「遊び」と見立てて、遊びが人間の本質だと証拠を挙げていくのです。


例えば戦争。

前線で命を張っている戦士には、命令で行っていて自由ではないし、仮構の世界ではない現実だし、遊びではない。


でも、作戦室で地図の上でコマを動かして討論している人たちにとっては「遊び」と何ら変わらないのです。

切り口を変えれば、すべての事は遊びで、それによって人間社会が作られてきた、と分かる。




ホイジンガは、遊びこそが人間の本質であると主張し、「遊び」とは何か、要件定義しました。

でも、遊びそのものを研究しているわけではありません。


遊び自体の研究は、ホイジンガに影響を受けたカイヨワが行っています。

こちらは、カイヨワの誕生日の記事に詳細を書いていますので、そちらも併せてお読みください。



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申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

コロナ発症 2025  2025-12-05 18:19:41  家族

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12月2日(火) 午前4時半。


いつもどおりに起きて、なんか風邪っぽいかも、と思い熱を測ると37度5分の微熱。


前日夜、なんかいつもより疲れた気がして早く寝たのですが、夜中になんか暑くて、浅い睡眠しか取れませんでした。風邪で体が熱かったのか、とここで自覚。


しかし、朝ごはんと弁当は作らねばなりません。長男と次女は7時前後に家を出るので、朝ごはんは6時に用意したい。


風邪を感染さぬよう、マスクをして手をよく洗って食事の支度をします。

弁当おかずも、できるだけ触らないですむように冷凍惣菜中心で。


で、子どもたちを起こして一区切り。

風邪っぽいから僕には近寄らないようにと言いつつ、僕は小さなちゃぶ台を出して離れてご飯を食べます。

我が家でいつもやっている風邪対策。風邪の人は近くで食事をしない。


子供が朝の支度をしている間に洗濯物を干し、起きてきた妻に挨拶。ハッピーバースデー。この日は妻の誕生日です。

夜にはご馳走作ろうと思ってたのに、風邪ひいたっぽいので料理はしないほうが良さそう。謝ります。


その後、一番遅く出る長女を8時に送り出してから、30分ほど仮眠。十分な睡眠時間が確保できないのでルーチンワークです。

で、起きてから熱を測ると38度3分。ありゃ、本格的。


インフルエンザが流行っているというので病院行ったほうが良さそう。


3日前に町内会の行事として、近隣三町内の懇親会がありました。そういう名目の飲み会ですね。

多分その時に感染されたのでしょう。同じ店内に小学生の何かのグループとその親が来てパーティをしてたので、小学生ならインフルエンザ持ってる可能性は高い…




熱はあるが特にふらつきなどないので、近所の病院へ。実はこの病院に来るの初めて。

かかりつけ医が、以前はやっていた発熱外来を、コロナ以降やめてしまったの。リスク高まったからね。

だから、発熱時にかかりつけ医には行けない。


少し前に子供が熱を出したときに、普段行かない近所の医者に行ったら案外良かったというので、僕も行ってみようと思ったのです。


話は飛びますが、この日、12月2日から保険証の制度が変わりました。はじめてマイナ保険証を使ってみます。

特になんの問題もありませんでした。顔認証の際、あ、マスク外さなきゃ…と思っている間に、マスクしたままで認証できたのに驚きました。


診察。

症状を軽く聞かれたあと、予防接種受けました? といわれ、「はい」と…

すぐに「インフルはうけました」と正確に言い直します。


じゃぁ、インフルじゃないね。予防接種受けてたら、まずかからないよ。もしかかったら接種した医院のやり方がよほど悪いとかを疑うね。とお医者さん。

話しながら綿棒で鼻拭いして、検査キットへ。ほんの数秒で結果が出る。A B S の S の所にラインが出てる。

SARSウイルス陽性。想定していなかった、まさかのコロナ。(A B はインフルの型)


65歳以上は予防接種してるから発症しないけど、年中流行ってるからねーとお医者さん。そうか、発症しない。だから警戒してないキャリアがいたかもしれないということか。

町内会役員、老人ばかりだものな。




以前と違い、いまはコロナの特効薬がある。ゾコーバ。

でも、新薬だからむちゃくちゃ高い。6万円くらい。保険で3割負担だから1万6千円くらい。使いますか? と医者に聞かれます。

使いますと即答したら驚かれました。値段に怯んで自然治癒を選ぶ人も多いのだとか。


自然治癒を1日早める程度の効果しかない、ということも知ってます。でも、一番のポイントは重症化を防ぐこと。

以前肺炎に発展してやばかったので、お金で防げるなら安いもの。


しかし、処方頼んでから処方されるのを待つ間、考え込んでしまった。

1万6千円かぁ…ファミリーベーシック買えちゃう値段。人生変わるのに十分な金額。

まぁ、重症化が防げるというのも人生変えるわけだけどな…




家に帰り、コロナだったので部屋にこもります、と妻に伝えます。

誕生日祝いの日に本当ごめん。

そういえば、以前コロナと診断されたのは自分の誕生日で、治療完了の診断が出たのは長男の誕生日だったな。


仕事がある可能性もあるので、夫婦の寝室から、僕の布団を仕事部屋に移動。これなら急な仕事に対応できる。

そのうえで仕事先に連絡。コロナになったので、緊急の仕事は対応しますが休みます。

(数件、スマホで答えられる程度の質問がありましたが、本格的な作業はありませんでした。僕の分担分野でも、他の人たちがカバーしてくれた。質問などはその時にわからない部分を聞かれたもの)



ゾコーバは初日に3錠、以降は毎朝1錠飲む。ウイルスが増殖するのを阻害する薬で、血中濃度を維持するために変則的な飲み方になるらしい。

まずはゾコーバだけ飲んで寝ます。


少し寝て、昼頃熱を測ったら39度7分。体の節々も痛い。

これは熱上がりすぎ。処方されていたアセトアミノフェン飲みます。以前にコロナ発症したときには、これで命を救われた感があります。連続して飲んでた。


コロナ、特効薬があるといっても、やっぱまだ怖い病気だな…と思いながらも、アセトアミノフェンが効いたらすぐ熱が下がって楽になった。といっても37度以上ありましたけど。

そして、4時間も立つと薬が切れて39度を超える。薬は6時間毎にしか飲めないので、高熱の時が辛い。



夕食後にまたアセトアミノフェン飲んで、次は深夜に熱上がるかもな…と思って警戒しましたが、夜中には熱は上がりませんでした。


昼間に寝すぎていたせいもあり、夜中には何度も起きましたが、朝まで37度台の小康状態。

これがゾコーバの威力か。特効薬スゲー。




以降はずっと部屋にこもってるだけなので簡単に。


12月3日(水) 発症日を0日目として、1日目。


朝食後にゾコーバと喉の腫れを抑える炎症どめを飲んで、9時すぎに熱を測ったところ平熱。

もう治ったか… というつもりでいたが、それほど甘くはない。


徐々に微熱と平熱を行き来しはじめ、微熱と呼べるレベルを超え始め…20時ごろ、38度5分を超えたところで、節々の痛みも出てきたのでまたアセトアミノフェン飲みました。


昼間寝すぎているので、夜何度も目を覚ましましたが、熱はずっと微熱。



12月4日(木) 2日目。


この日も似た感じ。薬を飲んだ後、朝のうちは平熱で、徐々に微熱になっていきます。


でも、最高で37度1分。

大きく息を吸い込むとすこし咳き込む感じがある。喉の痛みも含めて、呼吸器系がやられているという事だろう。


夜9時ごろになってから、急に、すっと引くように熱が下がった感じがありました。

自分の体の中の「熱っぽさ」も消えた気がする。


これ以降、ずっと平熱です。

コロナの標準的な進行では、熱は3~4日で収まるとされる。

ゾコーバは治癒を24時間程度早めるので、薬の効果があったということだろう。



12月5日(金) 3日目。

平熱になったし、子どもたちがいない昼間にシャワーを浴びる。

髪の毛が洗えてさっぱり。髭も剃った。


この日になって気になり、コロナの変異株についての情報を検索。

というのも、現在日本で流行しているのは「強い喉の痛み」が特徴ということになっているが、喉の痛みはあれど、それほど強くはないからだ。


夏から流行しているコロナの「ニンバス株」は、「カミソリを飲むような痛み」と表現される。まぁ、個人差もあるらしく、これは最高に痛いときの表現のようだが。

また、深い咳も出やすいらしい。そういえば、病院でも咳止めの薬出されたな…


調べると、世界的にはいま、ニンバスともう一種「ストラタス株」が流行中だそうだ。

日本では主にニンバス。ストラタスは欧米で流行しているそうだが、日本でも徐々に増えている。


そして、ストラタスの特徴は、喉の痛みと、声がしわがれたように変わること、軽い乾いた咳だそうだ。

現在の僕の症状にピタリと当てはまる。


というわけで、変異株までの確定診断はないが、多分こっち。


(まぁ、コロナなので些細な違いはあれど、症状は似ている。

 例えば、ストラトスは熱はそれほどでないそうだ。僕は1日目に39度7分まで行っているので、やっぱりニンバスで、たまたま喉の痛みがあまりないだけかもしれない。

 ゾコーバと、のどの腫れを抑える炎症止めの薬を、早めに飲んでいたから、喉の症状が軽いという可能性もある)




熱が下がったこともあって、仕事先からの依頼で15分ほど作業した。

まだ休みだけど、僕でないとわからない部分の質問に答えただけ。


PC を起動したので、ついでにタブレットで書き溜めておいた「日記ネタ」を整形して公開する。


コロナは、発症後5日間は感染力が強いので隔離、とされている。

なので、日曜日いっぱいまでは部屋に閉じこもる。


妻には家事を全部任せてしまっていて負担がかかっている。

申し訳ない。



多分完治したら日記の続き書くけど、すでに治りつつあり、後は隔離されているだけなので、公開されなかったら何もネタになることがなかったのだと思って。


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12代目ハムスター死去  2025-11-23 18:38:13  その他

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12代目ハムスター死去

一昨日の金曜日夜、ペットのハムスター、「利休」が死去した。


ジャンガリアンの寿命は大体2年とされるのだが、もう「購入してから」2年を過ぎていた

最近少し足腰弱くなってきたな、とは思っていたので、寿命で仕方がない。


少し前から、変なところで寝ていることも多くなった。

この日の朝も、餌置きのさらに顎を乗せて寝ていて、余りにもおかしいのでタイッツーに写真投稿したところだった。


で、夕方までは動いているのを確認していたのだが、夜いつもの時間に餌をあげても全然出てこない。

たまにそういうこともあるので2時間くらい様子を見ていたのだが、食べる気配がないので確認したところ、死んでいた。




ハムスターは遺伝的に近親交配を繰り返しているので、病気になりやすい。

しかし、利休は病気もなく、先に書いたように少し足腰の衰えを感じたが、死ぬ前日まで活発に活動していた。



タイトルに書いた通り12代目なのだが、3本の指に入る賢さだった。

人に良く懐き、トイレの場所もちゃんとできる。


無理に難を言えば、ハムスターフードが嫌いだったことくらいか。

それしかなければ食べるのだが、キャベツが好きで、キャベツがあればハムスターフードは後回しだった。


当たり前だがハムスターにも個性があり、好き嫌いも違うのだ。

ニンジンが好きな子、サツマイモの端っこが好きな子などもいたが、利休はキャベツだった。

あと、リンゴの皮。こちらは人間がリンゴを食べたときでないともらえないごちそうだった。



土曜日の朝、家族で歴代ハムスターのお墓に埋葬。

初代だけは別の場所で眠っている。(初代は以前アパート暮らしだった時に飼っていたので、現在の家の庭には埋めていないのだ)




土地柄にもよると思うが、現在我が家近辺では、ノーマルカラーのジャンガリアンを見ない。

しかし、利休はノーマルカラーだった。そして、先に書いたが歴代でもまれにみる元気さと賢さを持っていた。


過去の飼育記録から、利休を購入した店で購入した仔は、人懐っこいことが分かっている。

これに関しては、利休購入時にお店の人から話を聞いていて、店に置いている間の世話の仕方の違いだろう、と分かっている。なので、そのお店の子が有意に「人懐っこい」ことには、ある程度の裏付けがあるのだ。


そして、久しぶりに飼ったノーマルカラーが賢かったことについて、我が家としては「潜性遺伝を発現させたサファイアやプディングは、遺伝的に何か弱くて賢さが違うのではないか」と仮説を立てていた。


だとしたら、また同じ店でノーマルカラーを購入すれば、人懐こい賢い子に会えるのでは?



本日日曜日、利休を買ったペットショップに行き、相談。


やはり、ノーマルカラーは今はブリーダーの人も作る人が少なくて入荷しないそうだ。

(ノーマルは人気がなくて売れにくいか、価格も安くなりがち)


以前購入した利休は、ペットショップ内で繁殖させたものだった。

だから、普通は入荷しないノーマルカラーがいて、「久しぶりにノーマル飼いたい」と思っていた我が家が購入したのだ。


で、その話を前提にしてさらに説明がある。


店舗で繁殖させたものは、ブリーダーのような「出荷」がないため、売る直前まで母親のおっぱいを飲ませているそうだ。

これにより元気な子になる。

また、ブリーダーは仕事として「利益」を出さなくてはならないため、餌の量も控えめであることが多いという。

ショップ内で繁殖する場合はエサもたっぷり挙げているため、赤ちゃんの時から毛が多く生えているそうだ。

(ショップ内繁殖であれば「仕入れ値」がないため、餌が多くても損はしないのだろう)


なるほど。

そうなると、色はそれほど重要ではなく、このお店が繁殖させた仔かどうかが重要なのだな。



でも、今は繁殖やっていないらしい。

本当は秋にやる計画があったのだが、少し遅れていて、まだ親になる個体も決めていないと。


ネズミなので、繁殖すると決まれば数か月で販売できるらしいが、しばらく待ってもらうことになるだろう、とのことだった。




そのお店が先月からインスタグラムを始めたので、フォローしとけば入荷の際にはわかるらしい。

インスタグラムはやっていなかったのだが、アプリを入れてフォローした。


気長に待つか、さみしさに耐えかねて別の子を飼うことにするかは、まだわからない。



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町内ウォークラリー  2025-11-18 11:17:52  その他

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記録のみのつもりで簡単に。


先日、16日日曜日に、町内のスタンプウォークラリーイベントが行われた。



もう5回目くらいだったかな。


最初は、コロナ禍で運動会を中止にしたので、代わりに行われたイベントだった。

運動会は密集するけど、ウォークラリーなら各自勝手に歩いているだけだから良いだろう、と。


今では運動会も再開されたのに、ウォークラリーは残っている。

担当者は同じ体育部なので、イベントが連続して忙しそう。



近隣3町内が合同で行っていて、神社や寺を5カ所と、カフェなどの施設3カ所の8カ所を回る。

全部回らないでもよい。各自の体力に合わせて好きなように、というゆるいイベントだ。


これ、新興住宅地として造成された地域が、神社や寺がないんだよね…

施設3カ所なのはその地域。そして、住宅地内のカフェは場所が分かりにくく、不評。



全部回ると10km 程度。2時間半で回れる。イベントは朝9時から12時半で、少し余裕を持たせてある。

(そもそも、スタートも各自自由なタイミングでよい)




僕は道が分かりにくい地点での道案内役で立っていた。


人が来ると、「ココ進むと ●●神社ですー」などと声をかける。RPG のモブキャラのよう。


しかし、近隣3町内と言っても、自分の町内しか知らない人は多いんだよね。

知らない道を知れてよかった、とか言われるとちょっとうれしい。



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オーブントースター  2025-11-16 18:30:25  その他

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20年以上使っていたオーブントースターを買い替えた。


我が家は平日朝は米飯。

週末はパン食…だが、子供たちが小さいころはともかく、今は各自勝手に食べている。


なので、トースターの出番はそれほど多くない。多くないからこそ、古くなってもなんとなく使い続けていた。


でも、10年くらい前には一回「そろそろ買わないとね」とは言っていたのだ。色々調べて、何がいいかよくわからなくなって、保留にした。


先日台所の炊飯器などを乗せている棚が壊れ、修理するにあたって一度トースターと炊飯器を移動した。

その際に、またトースターを買い替えようという話が出て、調査を開始したのだった。




10年くらい前に調べたときに比べて、ネットで購入できる商品が多くなった。

それと同時に、多すぎる商品を比較するようなレビューサイトも増えた。

まずはそういうサイトを参考に方針を立てる。


今までで使っていたのは、960w / 480w 切り替えのタイガー魔法瓶製のトースター。タイマーは最大 15分。

これと同じような機能で、評判が良いものを見つけた。値段は5千円弱。


同時に、オーブントースターの基礎知識を知れる。石英管ヒーターとカーボンヒーターが2大派閥。

カーボンヒーターは高温になるまでの立ち上がりが速いが高価、石英管ヒーターは標準的なもので安価。


カーボンヒーター採用の場合、どうせ値段が高くなるのだから高機能にして、1万5千円以上、という感じ。

石英管ヒーターは安売り勝負で、5千円弱からある。



調べるうちに、7千円出せばコンベクションオーブンが買える、ということにも気づいた。

20年くらい前に一度ブームがあったんだよね。その頃は2万円くらいした。憧れのコンベクションオーブン。


コンベクションオーブンというのは、熱風をファンで動かし、この熱風によって焼き上げるオーブンのこと。

昔流行した時は、オーブントースターのように使う場合は、少しトーストに時間がかかる、という感じだった。


でも、今のものはオーブントースターのように使うことも可能。というか、オーブントースターに強制対流のためのファンを付けた、という感じの構造のものが出ているようだ。




ちょっとお金追加するとコンベクションオーブンか…と思って検討してみる。


オーブントースターとの主な違いを洗い出したが、以下の3点。


・強制対流の為に空間が必要で、少し背が高い。

 (オーブンとして使いやすいように庫内を広くしているせいもあるだろう)


・長時間加熱の料理も作れるように、タイマーが 60分程度まで対応。


・温度設定と、熱源とファンをどのように使用するか設定可能。



いずれも、オーブンとしていろいろな調理をするのであれば必要なことだ。


でも…妻とも相談の上、トースターの置き換えとしては、それらはいらない機能だろう、と判断した。


オーブン機能付きの電子レンジがあるから、オーブン料理を作りたければそちらを使うだろう。

今までもオーブントースターではグラタン程度は作っているが、それはこれからもトースターで作ればよい。


そうなると、タイマーが 60分可能というのは、逆に「パンを焼く際に、3分にするか2分にするかなどの微調整がやりにくい」というデメリットが出てくる。


加熱のための細かな設定も、使う際の手間を増やすだけだ。便利とは思うが不要な機能だ。


背の高さも、今まで置いていた形では置けない、とわかった。これは使い勝手を変えてしまう。


というわけで、トースターに絞って更に探す。




今まで使っていたものは、食パンが2枚同時に焼けた。山形食パンでも置けるようになっていたので、1枚のパンを半分に切ると、3枚まで同時に焼けた。


冷凍ピザは、無理やり焼こうと思えば焼けるが、端が丸まってしまう。


最近のオーブントースターは、食パンなら4枚、冷凍ピザも焼ける、という機種が増えているようだ。

そういうものを選ぶことにする。


探し始めから終盤まで候補にしていたのが、アイリスオーヤマのミラー調トースターだった。

これ、いろいろなところで評判がいい。値段は安いのに高機能。多機能ではないが、そのシンプルさが良い。


でも、Amazon の評価が微妙に悪い部分があるんだよね…。

特に、「ミラー調」と銘打って、表面がハーフミラー加工になっている部分。中の調理が見えなくて不便という人が多い。そこが気になって、更に探していた。


そして見つけたのが、山善のオーブントースター

Amazon で見たときに、アイリスオーヤマより少し高い、と思ったのだが、他のサイトを探したら山善の直販が見つかった。こちらでは、アマゾンより 1500円ほど安い。(会員になって、ちょうどやっていた割引を利用した)


そして届いたのが先週の中頃。

この週末までにある程度使って、レビューできる状態で今回の記事を書いている。




まず、選んだうえでポイントになったことの一つが、扉を外せること。今まで使っていた機種も、扉を外せて丸洗いできるので便利だった。


一方で、届いてみて気づいたが、網は外せない。今までの機種は扉だけでなく網も外せたので、扉が外れるなら当然網も…と思っていた。これは僕の確認不足で仕方がない。


熱源は 1400w 。今までよりずいぶん高火力になった。

(20年前は、テーブルタップなどは 1A のものが多かった。今は 1.5A のものが多い。それを考えると、このワット数はそれぞれの時期の限界だろう)


熱源となるヒーターは、上下に2本づつ、合計4本ある。

トーストを4枚焼くとしたら、それぞれの食パンの上下にヒーターがある、という配置だ。


加熱の選択は、単純なワット数の切り替え式ではなく、目標温度の設定となった。

80度から 250度で無段階に選べる。(商品説明には18段階と書いてあるが、メモリが10度ごとの18分割なだけで無段階だ)


これは単にサーモスタットの調整なので、設定温度になると OFF になり、温度が下がると再度 ON になる、という調整。温度を安定させられるわけではないが、これで十分。


タイマーは最大 15分。これは今までと同じ。

高火力になったので、今までよりも短い時間で調理ができるし、最大時間が短い方が細かな設定がしやすいので、これでよい。



今までの機種は、網の目が粗かった。

トーストを焼くには十分だが、お餅をお汁粉用に半分に切って焼く、などすると、網から落ちるので、別途細かい目の網を購入して使っていた。

今回の機種は、網目が最初から細かい。しかし、Amazon の事前評価では、網目が細かいがゆえに裏面に焼き色が付きづらい、とされていた。


使ってみたけど、気にならないね。網の形がどうであろうと、金属のある部分には焦げ目は付かない。その意味では色は均一ではなくなるが、ちゃんとパリッと焼けている。




さて、届いたその日に次女がトーストを1枚焼いてみた。高火力ですぐ焼けることに満足したが、その日はそれだけ。


別の日に、食事後にもう少し食べたいが米がない、という状態で、長女が餅を焼いた。

これが素晴らしい焼き具合。裏表ともほのかに焼き色がついて香ばしく、少し膨れた餅が表面を破って出かかっている、という感じ。


「漫画とかで描かれる餅だ。絵に描いた餅」と次女が謎に喜んでいた。


さて、これが香ばしかったので、もっと香ばしくしたい、と長女が研究を始めた。

その結果、餅1個を10等分するくらいに細かく切って焼くと、表面のぱりぱりばかりで柔らかい部分がほぼなくなる、と発見。

「出来立ておかきが無限に食べられる」と大喜びで、長女は小腹がすくとこれを作るようになった。


満を持しての週末。パンを焼いてみた。


…普通。美味しく焼けるが、今までのトースターと比べて素晴らしい、ということもない。

高火力なので若干焼き色が強いが、それだけ。


しかし、今までと同じ使い勝手を求めていたので、それでいい。


冷凍ピザを買ってきて、焼いてみた。

これも当然だが味が変わることもない。今までより焼き上がりが速いのはありがたいかな。

それと、当然だがちゃんと入る。無理やりではない。



先週、たまたま長女が「鬼柚子」をいただいていたので、この週末に妻が柚子のジャムと、皮の砂糖漬けを作った。


夜作っていて僕は途中で寝たのだが、砂糖漬けを作る工程では、最後に乾燥が必要。

この乾燥を、80度の設定にしたオーブントースターでやったそうだ。


最大の 15分設定で、様子を見ながら4回繰り返したという。80度で1時間。

いい感じに乾燥できた。今までのトースターは温度設定などできなかったので、こんな芸当には使えなかった。


(砂糖が焦げることはなかったので、焼きメレンゲだって作れるかもしれない)




というわけで、非常に満足です。

20年も間を開けて家電を買うと、進歩に驚かされる。


…って、以前洗濯機でもそんなこと書いてたな

我が家、物持ちが良すぎる。



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感想メール  2025-11-10 12:33:31  その他

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一応このWEBサイトでは、メールアドレスを提示して感想・情報を送ってもらえるようにしている。


まぁ、めったにこない。いや、来ないでいいんだよ。

これは見ている人に対しての催促などではない。



でも、先日わずかな期間に2通、それも海外から感想メールがやってきた。




一つは TX-2 の情報について何か知らないか、というもの。

また、僕が作った TX-0 エミュレータが、何かを移植したものか、それともオリジナルかとも。



TX-0 は、MIT で作られた、トランジスタで動作するコンピューターの実験機だ。

「1号機」を作る前の実験だったので、型番に 0 とついている。


そして、ちゃんと動作することが確認されてから TX-1 の制作にかかった…のだが、ちょっと意欲的過ぎて失敗したらしい。

狙いを絞った TX-2 にプロジェクトは移行し、こちらは完成した。



TX-0 は、コンピューターの出力機器が「タイプライター」だった時代に、ブラウン管ディスプレイを搭載した変わった機械だ。

なぜそうなったかなどの経緯は過去に記事を書いている


さらに、まだコンピューターが非常に高価で普通は個人では触れない時代に、学生が自由に触ってよい機械だった。

技術試験機として「動くことが分かった」時点ですぐに不用品となり、自由に使ってよい機械として寄贈されたのだ。


ディスプレイが付いた、自由に触ってよい機械なんてものがあれば、学生は遊び始める。

世界で最初のテレビゲームの一つである「迷路のネズミ」が作られている。

(世界で初めて、ブラウン管にキャラクターを表示したゲームとなる。しかも、すでに隠しキャラまで作られている)


僕が TX-0 エミュレータを作ったのは、この「迷路のネズミ」のプログラムをネット上に発見したから。

でも、プログラムだけあって実行環境がなかったので、いろいろな資料を基に自分でエミュレータを作り上げた。




連絡をくれた人は、同じように TX-2 の「スケッチパッド」を動作させたくて頑張っている、らしい。


スケッチパッドは、世界で初めての「コンピューターで絵を描く」環境。

全てのコンピューターグラフィックスは、ここから始まっている。


絵を描くと言っても、絵筆と紙をシミュレートするようなものではないよ。

コンピューターで絵を描くのだから、「ディスプレイに向かってライトペンで指示を与えることで、絵をプログラムする」のだ。


絵はディスプレイに表示されるだけでなく、その描画プログラムを出力させて製図用のプロッタプリンタに読み込ませることで、製図もできた。この可搬性が、単に絵を描くのではなく「プログラムする」ということだ。



これ、実は現在の「アドビ イラストレーター」と同じ技術。

イラストレーターで描いたものは、内部的に Postscript 言語で保持され、PDF 等に出力できる。

(PDF自体、内部に Postscript のプログラムが書かれている)


イラストレーターとスケッチパッドは、非常に似ているのだ。


というか、制作者のサザーランドは後に大学教授となり、その教え子が作った会社がアドビ社だ。

似ているのは偶然ではない。スケッチパッドはイラストレーターの遠い祖先、と言ったところ。



そんなスケッチパッドだが、当時のニュース映像などは残っているのだが、実際に動作させる環境は無かった。

TX-2 のエミュレータを作っている、という人は、このスケッチパッドを動かすことを最終目標としているらしい。


何度かメールの交換をしたのだが、スケッチパッドのプログラム自体はすでに手元にあるらしいのだ。

ただ、コンピューターに読み込ませる方法がなくて困っている、というので、おそらくはバイナリの紙テープとかなのだろうと思う。


また、いきなりスケッチパッドという大物をエミュレートしようとしても、動かないときに何が原因かわかりにくい。

そこで、他の手ごろなプログラムなどを探しているらしい。


僕が TX-0 のエミュレータを作った際には、小さなプログラムから「迷路のネズミ」のような大物まで、しかもすでにバイナリ化したデータファイルを見つけられたので非常に運がよかった。


(本当は TX-0 の音楽演奏プログラムも動かしたいのだが、僕の技術不足で作れないままになっている…)



せっかくなので、メールくれた彼の作っているサイトを紹介しておこう。


TX-2 Project




もう一つは、僕の過去の日記に感想をくれた方だ。


えーと、詳しく書かない。探せばわかるが、会社員時代の思い出話を過去の日記にいろいろ書いているんだ。


社外秘になるようなことは書いていない、と確信しているので公開しているが、それでも勝手に描いている昔話は余り宣伝するようなものではないので、「こっそり」書いた扱い。だからここでも、何に対して感想をくれたかなどの詳細は書かない。


で、その思い出話に書いた「会社製品」の一つが、メールをくれた彼の人生を方向づけたものだったそうで、さらなる情報を求めて連絡をくれたのだ。


ただ、僕が作ったものではないのだよね。同じ部署で作って、僕は傍観していただけ。

それでもせっかくなので知っていることは教えたのだけど。


それを作ったのは今でも時々会う友人なので、機会があれば彼に連絡をつなげてあげたい。

でも、僕がその友人の直接連絡先を知らないのだ。

(共通の友人が、時々飲み会などをセッティングしてくれるので、直接連絡手段がなくても会えるのだ)




どちらも、最初のメールをいただいてから、今のところメール2往復。

主に僕の方が返事をすぐに返さない、という事情による。


苦手な英語でのやり取りだし、メールの内容が資料調査などを含むものなので、時間があるときでないと書けないんだ。

そして、この1か月間、毎週末に町内会の行事などがあって、全然自分の時間を持てない。


相手の方は情報を欲しくてメールしてくれているのに、返事が遅くて申し訳ないと思う。



しかし、こうした交流があるのは楽しい。

WEB サイトを作っていてよかったと思う。



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町内文化祭  2025-11-05 17:16:49  その他

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先週末というか、今週頭というか、文化の日の前日の11月2日に、町内の文化祭が行われた。


毎年行われているし、僕は手伝ってはいるが直接の担当者ではない。

なので取り立てて書くことはないのだが、大きなイベントで、準備から合わせて2日がかりだった。

(担当者は2か月くらい準備に費やしている)


コロナも収束して久しいし、今年から以前と同じように飲食可能とした。

コーヒー・紅茶などは無料、副会長が豚汁をたくさん作って売り、会長は柿を無料でふるまっていた。


コロナ中に出品者もずいぶん減ってしまったのだが、担当者が各方面に声をかけて新しい出品者などもあらわれ、非常ににぎわった。



自分も知らない「当初」の文化祭はそれなりに若手も見に来ていたらしいが、20年も続けるうちに中心年齢層がそのまま持ち上がってしまい、老人しか来ないお祭りになっていた。

昨年から担当者が変わり、これではいけないと子供を呼ぶための施策を行っている。

今年は絵本コーナーを設けた。絵本を読むのも文化のうちだ、という考え方。


絵本置いても小学校低学年までしか喜ばないかな…と思っていたら、予想を超えて多くの人が楽しんでくれた。中学生くらいまでは普通に盛り上がるし、子育て世代も知らない絵本に興味を持つ。


絵本クイズをやったのも成功要因だろう。その場に置いてある絵本について、クイズを出す。

絵本から答えを探しても構わない。全問正解者には賞品が出る。(実際には1問間違えたくらいでは賞品出してた)


たとえば、第1問。ぐりとぐらが、拾った玉子で作ったのは?


①卵焼き ②ホットケーキ ③カステラ


…これが、問題見た小学校高学年くらいの子の多くが「知ってる! ホットケーキ」と答えるのだ。

本当かな? 絵本読んでごらん? と促し、確認すると答えはカステラ。


フライパンで作っているから、ホットケーキだと誤認してしまっているのね。

未就学のころに読んでもらって、記憶がおぼろげになってきた小学生高学年くらいが一番間違えやすいようだった。

(低学年は覚えていて、中学生とかは正解を確認しようとする)


この、1問目から微妙に間違えやすい、というだけで多くの人が盛り上がっていた。




絵本コーナーに「はらぺこあおむし」が置いてあった。

町内会の役員の多くが、「最近の絵本」だと思っている。でも、僕にとっては、自分も読んだ懐かしい絵本だ。


初版年を調べたら、僕が5歳の時だった。

なるほど。町内会役員は70越えた人が多いから、この絵本を知らないのだな。


試しに読んでみた役員が「この穴はなんなの?」と絵本に穴が開いていることを気にしていた。


今でこそ、穴を開けたりページを切ったり折りたたんだり、そういう「仕掛け」を施した絵本は沢山ある。

でも、最初はこの「はらぺこあおむし」だ。

青虫が食べて、いろいろなところに穴が開いている、という意匠だが、当時は衝撃的なつくり方だった、らしい。

(自分が5歳の時の事なので、その衝撃は知らない)


しかし、「穴はなんなの?」と気にした役員にとっては、今初めてそうした絵本を目にして戸惑っているのだ。

つまり、これが50年ほど前の、当時の人の反応だったのだろう。


ちなみに、はらぺこあおむしはアメリカで発行された絵本だが、アメリカの印刷会社ではこの「穴を開ける」製本に対応できるところはなかった。

初版は英語版だが、日本で印刷されたそうだ。


これはまぁ、どうでもよいマメ知識。




うちの子ももう大きいので、最近の絵本は僕も読んでいない。


かがみのえほん きょうのおやつは」は衝撃的だった。

片方のページを丸ごと鏡のように反射する特殊紙にしてあり、もう片方のページが映ることを前提とした仕掛け絵本。


これが、脳がバグるのだ。2次元の「絵本」なのに、物凄く立体的になる。不思議な感覚だった。

(リンク先に「画像」があるが、画像は立体に見えないので衝撃が伝わらない。ぜひ実物を見て欲しい)


面白ければ絵本としては成立するのだが、実は「立体にものを見る」というのは、5歳くらいまでの子供には難しい。

その意味では、立体に見えて脳がバグる、という感覚は大人こそが味わえる。大人に読んで欲しい絵本。




最後絵本紹介みたいになてしまったが、出品作、みな素晴らしかった。

毎年のように、僕もゲーム出品できればと思うのだが、これは難しそう。担当者変わってから相談してないから、もしかしたら OK でるかもしれないけど。


そもそも今ゲーム作る余裕ないからなぁ… 文化祭として作るのであれば、それに適した内容のものを作りたいし。

迂闊に相談して「作って」と言われても困ってしまうので、まだ黙っておこう…



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