目次
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2025-10-14 町内運動会
2025-11-05 町内文化祭
2025-11-10 感想メール
2025-11-16 オーブントースター
2025-11-18 町内ウォークラリー
2025-11-23 12代目ハムスター死去
2025-12-16 詐欺電話
2025-12-25 日付の変わり目
先日の12日(日)、町内会で運動会が行われました。
前日は台風による雨でね。
台風は八丈島に大きな災害をもたらしたけど、我が家のあたりは雨が降り続いた程度だった。
でも、これで翌日運動会ができるんだろうか、と心配にも思ったんだ。
当日朝、準備に行ったら、外でやる決定が出ていました。
小学校のグラウンド、物凄く水はけ良い。夜の間に雨が止んだら、朝までに乾いてしまっています。
この後晴れたので、なおさら大丈夫でした。
さて、自分は「招集係」のチーフ。数年前からチーフやってます。
やる仕事は各種役職の中で一番気軽。
(…と思っていたが、他の役職も経験した人が後で「招集は大変」と言っていた。大変なの?)
各種競技の前に、「次は~~~です。参加者は集まってくださーい」と声をかけて回ります。
そして、集まった人を、ひたすら数えます。規定人数に「達しない」のはいいけど、超えてしまうと景品がないので。
これがまぁ、大忙しで…
競技内容とか見ようと思ってたのに、見る暇ない。気づいたらどんどん進行してました。
近隣選出の大臣とか、SP 1名連れて参加してたらしい…(昨年は 10人連れていた。石破内閣はもう任期終了が見えているので、SP も減ったか)。
市長も来て、パン食い競争やってたらしい…
自分も余裕があったら何か出ようと思っていたのに、出る暇もないまま終わっていました。
毎年の事なので、予定通りいかないのも想定内。
今後の課題としては、もう少し編成係との連携を良くしたい。
以前は招集は、名前の通り招集だけだった。集まった人を編成に回して、後は編成の仕事。
でも編成が大変すぎて、人数で足切りまで招集でやるようになった。これが去年から。
しかし今年は参加人数が少なく(町内の子供サッカーチーム・野球チームの試合と被ったらしい)、大幅に定員に満たない競技が続出した。
この時、編成の都合に合わせた人数に揃えたいのね。
競争で6人ずつ走るなら、6の倍数人数にしたい。現状の招集は人数の足切りはするが、調整まではやっていない。
実際、混乱の中では、人数の数え間違いだって発生しているのだけど、これを n の倍数、まで調整できるかは不明。
だけど、やってみないとわからないから、来年はやるのだろうと思う。
別年同日の日記
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先週末というか、今週頭というか、文化の日の前日の11月2日に、町内の文化祭が行われた。
毎年行われているし、僕は手伝ってはいるが直接の担当者ではない。
なので取り立てて書くことはないのだが、大きなイベントで、準備から合わせて2日がかりだった。
(担当者は2か月くらい準備に費やしている)
コロナも収束して久しいし、今年から以前と同じように飲食可能とした。
コーヒー・紅茶などは無料、副会長が豚汁をたくさん作って売り、会長は柿を無料でふるまっていた。
コロナ中に出品者もずいぶん減ってしまったのだが、担当者が各方面に声をかけて新しい出品者などもあらわれ、非常ににぎわった。
自分も知らない「当初」の文化祭はそれなりに若手も見に来ていたらしいが、20年も続けるうちに中心年齢層がそのまま持ち上がってしまい、老人しか来ないお祭りになっていた。
昨年から担当者が変わり、これではいけないと子供を呼ぶための施策を行っている。
今年は絵本コーナーを設けた。絵本を読むのも文化のうちだ、という考え方。
絵本置いても小学校低学年までしか喜ばないかな…と思っていたら、予想を超えて多くの人が楽しんでくれた。中学生くらいまでは普通に盛り上がるし、子育て世代も知らない絵本に興味を持つ。
絵本クイズをやったのも成功要因だろう。その場に置いてある絵本について、クイズを出す。
絵本から答えを探しても構わない。全問正解者には賞品が出る。(実際には1問間違えたくらいでは賞品出してた)
たとえば、第1問。ぐりとぐらが、拾った玉子で作ったのは?
①卵焼き ②ホットケーキ ③カステラ
…これが、問題見た小学校高学年くらいの子の多くが「知ってる! ホットケーキ」と答えるのだ。
本当かな? 絵本読んでごらん? と促し、確認すると答えはカステラ。
フライパンで作っているから、ホットケーキだと誤認してしまっているのね。
未就学のころに読んでもらって、記憶がおぼろげになってきた小学生高学年くらいが一番間違えやすいようだった。
(低学年は覚えていて、中学生とかは正解を確認しようとする)
この、1問目から微妙に間違えやすい、というだけで多くの人が盛り上がっていた。
絵本コーナーに「はらぺこあおむし」が置いてあった。
町内会の役員の多くが、「最近の絵本」だと思っている。でも、僕にとっては、自分も読んだ懐かしい絵本だ。
初版年を調べたら、僕が5歳の時だった。
なるほど。町内会役員は70越えた人が多いから、この絵本を知らないのだな。
試しに読んでみた役員が「この穴はなんなの?」と絵本に穴が開いていることを気にしていた。
今でこそ、穴を開けたりページを切ったり折りたたんだり、そういう「仕掛け」を施した絵本は沢山ある。
でも、最初はこの「はらぺこあおむし」だ。
青虫が食べて、いろいろなところに穴が開いている、という意匠だが、当時は衝撃的なつくり方だった、らしい。
(自分が5歳の時の事なので、その衝撃は知らない)
しかし、「穴はなんなの?」と気にした役員にとっては、今初めてそうした絵本を目にして戸惑っているのだ。
つまり、これが50年ほど前の、当時の人の反応だったのだろう。
ちなみに、はらぺこあおむしはアメリカで発行された絵本だが、アメリカの印刷会社ではこの「穴を開ける」製本に対応できるところはなかった。
初版は英語版だが、日本で印刷されたそうだ。
これはまぁ、どうでもよいマメ知識。
うちの子ももう大きいので、最近の絵本は僕も読んでいない。
「かがみのえほん きょうのおやつは」は衝撃的だった。
片方のページを丸ごと鏡のように反射する特殊紙にしてあり、もう片方のページが映ることを前提とした仕掛け絵本。
これが、脳がバグるのだ。2次元の「絵本」なのに、物凄く立体的になる。不思議な感覚だった。
(リンク先に「画像」があるが、画像は立体に見えないので衝撃が伝わらない。ぜひ実物を見て欲しい)
面白ければ絵本としては成立するのだが、実は「立体にものを見る」というのは、5歳くらいまでの子供には難しい。
その意味では、立体に見えて脳がバグる、という感覚は大人こそが味わえる。大人に読んで欲しい絵本。
最後絵本紹介みたいになてしまったが、出品作、みな素晴らしかった。
毎年のように、僕もゲーム出品できればと思うのだが、これは難しそう。担当者変わってから相談してないから、もしかしたら OK でるかもしれないけど。
そもそも今ゲーム作る余裕ないからなぁ… 文化祭として作るのであれば、それに適した内容のものを作りたいし。
迂闊に相談して「作って」と言われても困ってしまうので、まだ黙っておこう…
別年同日の日記
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一応このWEBサイトでは、メールアドレスを提示して感想・情報を送ってもらえるようにしている。
まぁ、めったにこない。いや、来ないでいいんだよ。
これは見ている人に対しての催促などではない。
でも、先日わずかな期間に2通、それも海外から感想メールがやってきた。
一つは TX-2 の情報について何か知らないか、というもの。
また、僕が作った TX-0 エミュレータが、何かを移植したものか、それともオリジナルかとも。
TX-0 は、MIT で作られた、トランジスタで動作するコンピューターの実験機だ。
「1号機」を作る前の実験だったので、型番に 0 とついている。
そして、ちゃんと動作することが確認されてから TX-1 の制作にかかった…のだが、ちょっと意欲的過ぎて失敗したらしい。
狙いを絞った TX-2 にプロジェクトは移行し、こちらは完成した。
TX-0 は、コンピューターの出力機器が「タイプライター」だった時代に、ブラウン管ディスプレイを搭載した変わった機械だ。
なぜそうなったかなどの経緯は過去に記事を書いている。
さらに、まだコンピューターが非常に高価で普通は個人では触れない時代に、学生が自由に触ってよい機械だった。
技術試験機として「動くことが分かった」時点ですぐに不用品となり、自由に使ってよい機械として寄贈されたのだ。
ディスプレイが付いた、自由に触ってよい機械なんてものがあれば、学生は遊び始める。
世界で最初のテレビゲームの一つである「迷路のネズミ」が作られている。
(世界で初めて、ブラウン管にキャラクターを表示したゲームとなる。しかも、すでに隠しキャラまで作られている)
僕が TX-0 エミュレータを作ったのは、この「迷路のネズミ」のプログラムをネット上に発見したから。
でも、プログラムだけあって実行環境がなかったので、いろいろな資料を基に自分でエミュレータを作り上げた。
連絡をくれた人は、同じように TX-2 の「スケッチパッド」を動作させたくて頑張っている、らしい。
スケッチパッドは、世界で初めての「コンピューターで絵を描く」環境。
全てのコンピューターグラフィックスは、ここから始まっている。
絵を描くと言っても、絵筆と紙をシミュレートするようなものではないよ。
コンピューターで絵を描くのだから、「ディスプレイに向かってライトペンで指示を与えることで、絵をプログラムする」のだ。
絵はディスプレイに表示されるだけでなく、その描画プログラムを出力させて製図用のプロッタプリンタに読み込ませることで、製図もできた。この可搬性が、単に絵を描くのではなく「プログラムする」ということだ。
これ、実は現在の「アドビ イラストレーター」と同じ技術。
イラストレーターで描いたものは、内部的に Postscript 言語で保持され、PDF 等に出力できる。
(PDF自体、内部に Postscript のプログラムが書かれている)
イラストレーターとスケッチパッドは、非常に似ているのだ。
というか、制作者のサザーランドは後に大学教授となり、その教え子が作った会社がアドビ社だ。
似ているのは偶然ではない。スケッチパッドはイラストレーターの遠い祖先、と言ったところ。
そんなスケッチパッドだが、当時のニュース映像などは残っているのだが、実際に動作させる環境は無かった。
TX-2 のエミュレータを作っている、という人は、このスケッチパッドを動かすことを最終目標としているらしい。
何度かメールの交換をしたのだが、スケッチパッドのプログラム自体はすでに手元にあるらしいのだ。
ただ、コンピューターに読み込ませる方法がなくて困っている、というので、おそらくはバイナリの紙テープとかなのだろうと思う。
また、いきなりスケッチパッドという大物をエミュレートしようとしても、動かないときに何が原因かわかりにくい。
そこで、他の手ごろなプログラムなどを探しているらしい。
僕が TX-0 のエミュレータを作った際には、小さなプログラムから「迷路のネズミ」のような大物まで、しかもすでにバイナリ化したデータファイルを見つけられたので非常に運がよかった。
(本当は TX-0 の音楽演奏プログラムも動かしたいのだが、僕の技術不足で作れないままになっている…)
せっかくなので、メールくれた彼の作っているサイトを紹介しておこう。
もう一つは、僕の過去の日記に感想をくれた方だ。
えーと、詳しく書かない。探せばわかるが、会社員時代の思い出話を過去の日記にいろいろ書いているんだ。
社外秘になるようなことは書いていない、と確信しているので公開しているが、それでも勝手に描いている昔話は余り宣伝するようなものではないので、「こっそり」書いた扱い。だからここでも、何に対して感想をくれたかなどの詳細は書かない。
で、その思い出話に書いた「会社製品」の一つが、メールをくれた彼の人生を方向づけたものだったそうで、さらなる情報を求めて連絡をくれたのだ。
ただ、僕が作ったものではないのだよね。同じ部署で作って、僕は傍観していただけ。
それでもせっかくなので知っていることは教えたのだけど。
それを作ったのは今でも時々会う友人なので、機会があれば彼に連絡をつなげてあげたい。
でも、僕がその友人の直接連絡先を知らないのだ。
(共通の友人が、時々飲み会などをセッティングしてくれるので、直接連絡手段がなくても会えるのだ)
どちらも、最初のメールをいただいてから、今のところメール2往復。
主に僕の方が返事をすぐに返さない、という事情による。
苦手な英語でのやり取りだし、メールの内容が資料調査などを含むものなので、時間があるときでないと書けないんだ。
そして、この1か月間、毎週末に町内会の行事などがあって、全然自分の時間を持てない。
相手の方は情報を欲しくてメールしてくれているのに、返事が遅くて申し訳ないと思う。
しかし、こうした交流があるのは楽しい。
WEB サイトを作っていてよかったと思う。
別年同日の日記
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20年以上使っていたオーブントースターを買い替えた。
我が家は平日朝は米飯。
週末はパン食…だが、子供たちが小さいころはともかく、今は各自勝手に食べている。
なので、トースターの出番はそれほど多くない。多くないからこそ、古くなってもなんとなく使い続けていた。
でも、10年くらい前には一回「そろそろ買わないとね」とは言っていたのだ。色々調べて、何がいいかよくわからなくなって、保留にした。
先日台所の炊飯器などを乗せている棚が壊れ、修理するにあたって一度トースターと炊飯器を移動した。
その際に、またトースターを買い替えようという話が出て、調査を開始したのだった。
10年くらい前に調べたときに比べて、ネットで購入できる商品が多くなった。
それと同時に、多すぎる商品を比較するようなレビューサイトも増えた。
まずはそういうサイトを参考に方針を立てる。
今までで使っていたのは、960w / 480w 切り替えのタイガー魔法瓶製のトースター。タイマーは最大 15分。
これと同じような機能で、評判が良いものを見つけた。値段は5千円弱。
同時に、オーブントースターの基礎知識を知れる。石英管ヒーターとカーボンヒーターが2大派閥。
カーボンヒーターは高温になるまでの立ち上がりが速いが高価、石英管ヒーターは標準的なもので安価。
カーボンヒーター採用の場合、どうせ値段が高くなるのだから高機能にして、1万5千円以上、という感じ。
石英管ヒーターは安売り勝負で、5千円弱からある。
調べるうちに、7千円出せばコンベクションオーブンが買える、ということにも気づいた。
20年くらい前に一度ブームがあったんだよね。その頃は2万円くらいした。憧れのコンベクションオーブン。
コンベクションオーブンというのは、熱風をファンで動かし、この熱風によって焼き上げるオーブンのこと。
昔流行した時は、オーブントースターのように使う場合は、少しトーストに時間がかかる、という感じだった。
でも、今のものはオーブントースターのように使うことも可能。というか、オーブントースターに強制対流のためのファンを付けた、という感じの構造のものが出ているようだ。
ちょっとお金追加するとコンベクションオーブンか…と思って検討してみる。
オーブントースターとの主な違いを洗い出したが、以下の3点。
・強制対流の為に空間が必要で、少し背が高い。
(オーブンとして使いやすいように庫内を広くしているせいもあるだろう)
・長時間加熱の料理も作れるように、タイマーが 60分程度まで対応。
・温度設定と、熱源とファンをどのように使用するか設定可能。
いずれも、オーブンとしていろいろな調理をするのであれば必要なことだ。
でも…妻とも相談の上、トースターの置き換えとしては、それらはいらない機能だろう、と判断した。
オーブン機能付きの電子レンジがあるから、オーブン料理を作りたければそちらを使うだろう。
今までもオーブントースターではグラタン程度は作っているが、それはこれからもトースターで作ればよい。
そうなると、タイマーが 60分可能というのは、逆に「パンを焼く際に、3分にするか2分にするかなどの微調整がやりにくい」というデメリットが出てくる。
加熱のための細かな設定も、使う際の手間を増やすだけだ。便利とは思うが不要な機能だ。
背の高さも、今まで置いていた形では置けない、とわかった。これは使い勝手を変えてしまう。
というわけで、トースターに絞って更に探す。
今まで使っていたものは、食パンが2枚同時に焼けた。山形食パンでも置けるようになっていたので、1枚のパンを半分に切ると、3枚まで同時に焼けた。
冷凍ピザは、無理やり焼こうと思えば焼けるが、端が丸まってしまう。
最近のオーブントースターは、食パンなら4枚、冷凍ピザも焼ける、という機種が増えているようだ。
そういうものを選ぶことにする。
探し始めから終盤まで候補にしていたのが、アイリスオーヤマのミラー調トースターだった。
これ、いろいろなところで評判がいい。値段は安いのに高機能。多機能ではないが、そのシンプルさが良い。
でも、Amazon の評価が微妙に悪い部分があるんだよね…。
特に、「ミラー調」と銘打って、表面がハーフミラー加工になっている部分。中の調理が見えなくて不便という人が多い。そこが気になって、更に探していた。
そして見つけたのが、山善のオーブントースター。
Amazon で見たときに、アイリスオーヤマより少し高い、と思ったのだが、他のサイトを探したら山善の直販が見つかった。こちらでは、アマゾンより 1500円ほど安い。(会員になって、ちょうどやっていた割引を利用した)
そして届いたのが先週の中頃。
この週末までにある程度使って、レビューできる状態で今回の記事を書いている。
まず、選んだうえでポイントになったことの一つが、扉を外せること。今まで使っていた機種も、扉を外せて丸洗いできるので便利だった。
一方で、届いてみて気づいたが、網は外せない。今までの機種は扉だけでなく網も外せたので、扉が外れるなら当然網も…と思っていた。これは僕の確認不足で仕方がない。
熱源は 1400w 。今までよりずいぶん高火力になった。
(20年前は、テーブルタップなどは 1A のものが多かった。今は 1.5A のものが多い。それを考えると、このワット数はそれぞれの時期の限界だろう)
熱源となるヒーターは、上下に2本づつ、合計4本ある。
トーストを4枚焼くとしたら、それぞれの食パンの上下にヒーターがある、という配置だ。
加熱の選択は、単純なワット数の切り替え式ではなく、目標温度の設定となった。
80度から 250度で無段階に選べる。(商品説明には18段階と書いてあるが、メモリが10度ごとの18分割なだけで無段階だ)
これは単にサーモスタットの調整なので、設定温度になると OFF になり、温度が下がると再度 ON になる、という調整。温度を安定させられるわけではないが、これで十分。
タイマーは最大 15分。これは今までと同じ。
高火力になったので、今までよりも短い時間で調理ができるし、最大時間が短い方が細かな設定がしやすいので、これでよい。
今までの機種は、網の目が粗かった。
トーストを焼くには十分だが、お餅をお汁粉用に半分に切って焼く、などすると、網から落ちるので、別途細かい目の網を購入して使っていた。
今回の機種は、網目が最初から細かい。しかし、Amazon の事前評価では、網目が細かいがゆえに裏面に焼き色が付きづらい、とされていた。
使ってみたけど、気にならないね。網の形がどうであろうと、金属のある部分には焦げ目は付かない。その意味では色は均一ではなくなるが、ちゃんとパリッと焼けている。
さて、届いたその日に次女がトーストを1枚焼いてみた。高火力ですぐ焼けることに満足したが、その日はそれだけ。
別の日に、食事後にもう少し食べたいが米がない、という状態で、長女が餅を焼いた。
これが素晴らしい焼き具合。裏表ともほのかに焼き色がついて香ばしく、少し膨れた餅が表面を破って出かかっている、という感じ。
「漫画とかで描かれる餅だ。絵に描いた餅」と次女が謎に喜んでいた。
さて、これが香ばしかったので、もっと香ばしくしたい、と長女が研究を始めた。
その結果、餅1個を10等分するくらいに細かく切って焼くと、表面のぱりぱりばかりで柔らかい部分がほぼなくなる、と発見。
「出来立ておかきが無限に食べられる」と大喜びで、長女は小腹がすくとこれを作るようになった。
満を持しての週末。パンを焼いてみた。
…普通。美味しく焼けるが、今までのトースターと比べて素晴らしい、ということもない。
高火力なので若干焼き色が強いが、それだけ。
しかし、今までと同じ使い勝手を求めていたので、それでいい。
冷凍ピザを買ってきて、焼いてみた。
これも当然だが味が変わることもない。今までより焼き上がりが速いのはありがたいかな。
それと、当然だがちゃんと入る。無理やりではない。
先週、たまたま長女が「鬼柚子」をいただいていたので、この週末に妻が柚子のジャムと、皮の砂糖漬けを作った。
夜作っていて僕は途中で寝たのだが、砂糖漬けを作る工程では、最後に乾燥が必要。
この乾燥を、80度の設定にしたオーブントースターでやったそうだ。
最大の 15分設定で、様子を見ながら4回繰り返したという。80度で1時間。
いい感じに乾燥できた。今までのトースターは温度設定などできなかったので、こんな芸当には使えなかった。
(砂糖が焦げることはなかったので、焼きメレンゲだって作れるかもしれない)
というわけで、非常に満足です。
20年も間を開けて家電を買うと、進歩に驚かされる。
…って、以前洗濯機でもそんなこと書いてたな。
我が家、物持ちが良すぎる。
別年同日の日記
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記録のみのつもりで簡単に。
先日、16日日曜日に、町内のスタンプウォークラリーイベントが行われた。
もう5回目くらいだったかな。
最初は、コロナ禍で運動会を中止にしたので、代わりに行われたイベントだった。
運動会は密集するけど、ウォークラリーなら各自勝手に歩いているだけだから良いだろう、と。
今では運動会も再開されたのに、ウォークラリーは残っている。
担当者は同じ体育部なので、イベントが連続して忙しそう。
近隣3町内が合同で行っていて、神社や寺を5カ所と、カフェなどの施設3カ所の8カ所を回る。
全部回らないでもよい。各自の体力に合わせて好きなように、というゆるいイベントだ。
これ、新興住宅地として造成された地域が、神社や寺がないんだよね…
施設3カ所なのはその地域。そして、住宅地内のカフェは場所が分かりにくく、不評。
全部回ると10km 程度。2時間半で回れる。イベントは朝9時から12時半で、少し余裕を持たせてある。
(そもそも、スタートも各自自由なタイミングでよい)
僕は道が分かりにくい地点での道案内役で立っていた。
人が来ると、「ココ進むと ●●神社ですー」などと声をかける。RPG のモブキャラのよう。
しかし、近隣3町内と言っても、自分の町内しか知らない人は多いんだよね。
知らない道を知れてよかった、とか言われるとちょっとうれしい。
別年同日の日記
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一昨日の金曜日夜、ペットのハムスター、「利休」が死去した。
ジャンガリアンの寿命は大体2年とされるのだが、もう「購入してから」2年を過ぎていた。
最近少し足腰弱くなってきたな、とは思っていたので、寿命で仕方がない。
少し前から、変なところで寝ていることも多くなった。
この日の朝も、餌置きのさらに顎を乗せて寝ていて、余りにもおかしいのでタイッツーに写真投稿したところだった。
で、夕方までは動いているのを確認していたのだが、夜いつもの時間に餌をあげても全然出てこない。
たまにそういうこともあるので2時間くらい様子を見ていたのだが、食べる気配がないので確認したところ、死んでいた。
ハムスターは遺伝的に近親交配を繰り返しているので、病気になりやすい。
しかし、利休は病気もなく、先に書いたように少し足腰の衰えを感じたが、死ぬ前日まで活発に活動していた。
タイトルに書いた通り12代目なのだが、3本の指に入る賢さだった。
人に良く懐き、トイレの場所もちゃんとできる。
無理に難を言えば、ハムスターフードが嫌いだったことくらいか。
それしかなければ食べるのだが、キャベツが好きで、キャベツがあればハムスターフードは後回しだった。
当たり前だがハムスターにも個性があり、好き嫌いも違うのだ。
ニンジンが好きな子、サツマイモの端っこが好きな子などもいたが、利休はキャベツだった。
あと、リンゴの皮。こちらは人間がリンゴを食べたときでないともらえないごちそうだった。
土曜日の朝、家族で歴代ハムスターのお墓に埋葬。
初代だけは別の場所で眠っている。(初代は以前アパート暮らしだった時に飼っていたので、現在の家の庭には埋めていないのだ)
土地柄にもよると思うが、現在我が家近辺では、ノーマルカラーのジャンガリアンを見ない。
しかし、利休はノーマルカラーだった。そして、先に書いたが歴代でもまれにみる元気さと賢さを持っていた。
過去の飼育記録から、利休を購入した店で購入した仔は、人懐っこいことが分かっている。
これに関しては、利休購入時にお店の人から話を聞いていて、店に置いている間の世話の仕方の違いだろう、と分かっている。なので、そのお店の子が有意に「人懐っこい」ことには、ある程度の裏付けがあるのだ。
そして、久しぶりに飼ったノーマルカラーが賢かったことについて、我が家としては「潜性遺伝を発現させたサファイアやプディングは、遺伝的に何か弱くて賢さが違うのではないか」と仮説を立てていた。
だとしたら、また同じ店でノーマルカラーを購入すれば、人懐こい賢い子に会えるのでは?
本日日曜日、利休を買ったペットショップに行き、相談。
やはり、ノーマルカラーは今はブリーダーの人も作る人が少なくて入荷しないそうだ。
(ノーマルは人気がなくて売れにくいか、価格も安くなりがち)
以前購入した利休は、ペットショップ内で繁殖させたものだった。
だから、普通は入荷しないノーマルカラーがいて、「久しぶりにノーマル飼いたい」と思っていた我が家が購入したのだ。
で、その話を前提にしてさらに説明がある。
店舗で繁殖させたものは、ブリーダーのような「出荷」がないため、売る直前まで母親のおっぱいを飲ませているそうだ。
これにより元気な子になる。
また、ブリーダーは仕事として「利益」を出さなくてはならないため、餌の量も控えめであることが多いという。
ショップ内で繁殖する場合はエサもたっぷり挙げているため、赤ちゃんの時から毛が多く生えているそうだ。
(ショップ内繁殖であれば「仕入れ値」がないため、餌が多くても損はしないのだろう)
なるほど。
そうなると、色はそれほど重要ではなく、このお店が繁殖させた仔かどうかが重要なのだな。
でも、今は繁殖やっていないらしい。
本当は秋にやる計画があったのだが、少し遅れていて、まだ親になる個体も決めていないと。
ネズミなので、繁殖すると決まれば数か月で販売できるらしいが、しばらく待ってもらうことになるだろう、とのことだった。
そのお店が先月からインスタグラムを始めたので、フォローしとけば入荷の際にはわかるらしい。
インスタグラムはやっていなかったのだが、アプリを入れてフォローした。
気長に待つか、さみしさに耐えかねて別の子を飼うことにするかは、まだわからない。
別年同日の日記
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怪しい電話は結構かかってくるが、大抵はすぐに断っている。
でも、昨日巧妙な電話があって危なかったので、注意喚起も含めて記しておこう。
…いや、正直なところ、注意喚起よりも「面白かった」ので書いておきたいのだ。
NTT からの委託業者を名乗る電話だった。
光回線の使用歴が長い家庭向けに、機器と回線の交換をお願いしている、という。
話を聞いていると、実際うちがいつから光回線の契約をしているかなど把握していた。
新しい回線に変えてもらうと、速度も上がって値段も下がるという。今なら回線・機器交換も無料で行うという。
最初は怪しい話だと感じたのだが、こちらの状況を把握していたことと、実際無料でも古い回線を交換した方が、回線業者にとって特になることもある、と知っているので、そういうこともあるのかな、と感じた。
ここ、説明が必要だね。
NTT の光回線を使用しているわけだが、最寄りの交換局では複数の回線をまとめて一つのサーバで処理しているはずだ。
そして、このサーバは光回線の世代によって異なる。光回線自体の速度も変わるためだ。
さらに、速度が遅い回線では、データのやり取りに時間がかかる。この「時間がかかる」間は、サーバに負荷をかけていることになる。
回線速度が速くなれば、やり取りの時間は短くなり、サーバの負荷も減ることになる。
こうしたことを考えると、あまり古い回線契約のままの人に対して、サーバを移行してもらって「物理的なスペース」を開けることは、新サーバも導入できるし、契約可能な容量を増やすことにもなる。
だから、回線業者が、あまり古い回線に対して、無料でいいから乗り換えてくれ、ということは実際あるのだ、という認識だ。
(わかりやすい例でいえば、ちょうど今、携帯電話の 3G 電波停止が迫っている。今でも使っている人には、端末を無料サービスしてでも、最近の携帯電話への乗り換えキャンペーンを行うことになる)
さて、そんなわけで、僕は別に今の回線で困ってないのだけど、もう移行を促されるような感じなのか…と感じつつ、そういうことなら仕方ないな、と思い、了承した。
ただ、我が家の場合固定 IP を使用したりもしているので、回線変更の際にはこれらの環境が維持できるのかなどの不安もある。その点を聞くと、乗換案内をしているオペレーターでは技術の事が分かりかねるので、この後技術の担当から電話を差し上げるのでお聞きください、とのことだった。
しばしまつと、技術担当から電話がかかってきた。
現在、電話もテレビアンテナも光回線を使用しているが、それは大丈夫だという。
しかし、使用しているプロバイダでの固定 IP アドレスの話になったら、途端に怪しくなった。
プロバイダのメールアドレスなどはそのまま使えるプランがある、などと関係のない話をし始めたのだ。
そもそも「そのまま使える」とは?
向こうからいろいろ説明しているのを遮って、プロバイダの事を問いただす。
新しい回線はプロバイダが不要になる新技術を使っていて、プロバイダへの支払いがなくなるので安くなる、という説明だった。
そんな馬鹿な話はない。
「回線」と「ネットへの接続」は技術的にべつのもので、「回線」は NTT が、「ネットへの接続」はプロバイダが担うものだ。
今回の相手は、NTT の代理だと言っているのだから、回線を交換したいというのはわかる。しかし、そこでプロバイダが不要になるというのはおかしな話だし、インターネットの仕組み上あり得ない。
つまり、うまいこと騙して「自社のプロバイダに乗り換え」させて月額料金を取り続けよう、という詐欺だと、ここで確定。
それは話がおかしいので、お断りさせてください、と強く言うと、あわてていろいろと説明を始めたが、電話を一方的に切った。
ネットに繋がればなんでもよくて、複雑なことは良くわからない、という人が相手なら騙せただろう。
さらに言えば、だましてでも乗り換えさせれば、実際プロバイダ料金を安い値段でサービスしているのだろう。
騙された人がデメリットを感じなければ、問題にもならない。
おそらく、世の中の9割がそういう人だと思う。
だから、この「詐欺」は問題にならずに稼ぐことができる。
でも、固定 IP で、アドレスが変わるとすごくややこしいことになるとか、そういう人にとっては迂闊に騙されるとデメリットが大きい。
もしかしたら、携帯電話とか抱き合わせで安くしているとか、プロバイダの「契約期間」縛りで安くしているとか、条件付きの人の場合、かえってコストがかかる可能性もある。
あと、本当に「バレない」レベルにサービスを充実させているのに安いプロバイダ業者だとしたら、サーバ部分の代金をケチってると思う。
「回線」としては速いものなので、速度が上がりましたよ、とお客さんには説明できるが、サーバが安いものだと速度が出ない。
遅いと言われても、ネットのサービス速度は「ベストエフォート」であることが普通なので、遅くても保証する必要はない。
これも、高速回線なんて実際には必要ない人が多いので、バレにくい部分だとは思うけど。
まぁ、騙されても、騙されたことに気付かなければ幸せ、ということか。
デメリットを被ってから騙されたと騒いでも、時すでに遅しなので気を付けましょう。
この件、書いてから検索しましたが、総務省も注意を呼び掛けてました。
翌日追記
そういえば、詐欺電話でほかにも面白かったものがあったのを思い出した。
もう数か月前だったと思う。
固定電話にかかってきて、機械音声で「こちらは NTT ドコモです。今通話中の回線は料金未納のため、3時間以内に支払いがない場合は停止します」とか言い出すのだ。
なんで固定電話の料金未納を、NTT ドコモがアナウンスするのだ。
出落ちのように詐欺だとわかる。シナリオが雑過ぎないか?
「オレオレ詐欺」のころから、こういう詐欺はシナリオを考えて商材として売る組織と、そのシナリオを購入して儲けようとする詐欺集団、そして実際に詐欺を働く実行部隊に分かれているという。
実行部隊は、いざとなると「トカゲのしっぽ切り」で逮捕される人々だね。
詐欺集団は、詐欺を指示しているのだから逮捕される可能性はあるが、実行部隊ほど危機に直面しない。
そして、シナリオ商材を作る組織は、実は安全。この商材自体は、詐欺に使えるシナリオ集ではあるが、実際に詐欺を働いたわけではないから。
(犯罪教唆で逮捕できるかもしれないが、犯罪小説を読んだ人が真似して犯罪を行うか? というのと同じような理屈で、なかなか立件が難しい)
シナリオ商材を作る方は、細かな部分は必要に応じて適宜修正して…というような注釈をつけているようなのだが、詐欺集団がそれほど頭がよくない場合、おかしなシチュエーションでもそのままシナリオを使ってしまうようだ。
多分、「NTT ドコモ」を名乗るパターンは、携帯電話の電話番号に限定して使うものなのだろうね。
それを、電話番号が固定電話なのにそのまま使おうとした、という頭の悪い集団がいたのだろう。
別年同日の日記
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以前も書いた気がするネタだが、ネット見てたら悩んでる人がいたので、簡単に。
どちらも「伝統的な日付の切り替わりタイミング」の問題。
25日がクリスマスだから、夜御馳走しようと思ってたら、スーパーなんかはもうクリスマス撤収してお正月モード、と言ってる人がいた。
25日の夜は、もうクリスマスではない。
キリスト教はユダヤ教の宗派として起こった宗教だが、ユダヤ教は砂漠の宗教であり、日中は暑いため、日が沈んでから活動する。
そのため、一日の始まりは日没であり、次の日没までが「一日」になる。
クリスマスは、現代的には 24日の日没から、25日の日没までだ。
現代日本でも「朝ごはんはちゃんと食べよう」ということが呼びかけられている。
これは、一日の最初のご飯だからだ。一日の活動の源になるからだ。
同じ理由で、ユダヤ教では日没後の最初の食事を大切にする。一日の始まりだからだ。
ところで、英語では「夜」はイブニング。
だから、クリスマスの夜を現代では「クリスマスイブ」という。前日の意味ではなく、クリスマスの夜だ。
クリスマスのごちそうは24日の夜(クリスマスイブ)に食べるもの。25日の夜はもうクリスマスではない。
余談だが、「イブ」は、2つに分けたときの「もう片方」だと考えていい。
昼に対しての夜が evening だし、対等であれば even だし、男の肋骨から作られたもう一人の人間が eve だ。
もうすぐお正月だけど、初夢は 12/31~1/1 の間に見た夢か、1/1~1/2 の間に見た夢か、と言っている人がいた。
12/31~1/1 の間は、まだ「旧年中」だ。初夢ではない。
日本においては、日の出が一日の始まりだった。
当然、年の切り替わりも「初日の出」の瞬間だ。
昔の人は、今みたいに夜に明かりをつけて活動なんてできない。
ろうそくや行灯はあったが、高価なものだった。
だから、夜が更けたらさっさと寝てしまう。そして、朝は空が明るくなってきたら起きて活動する。
空が明るくなる時間というのは、まだ日の出前だ。
そして、日の出を拝んで、一日の活動が始まる。
つまり、日の出の瞬間にはもう起きていて、夢を見るのはそれ以前。
だから、この夢は「前日」の夢なのだ。
初夢も同じ。
12/31~1/1 の間に見た夢は「旧年中」であり、1/1~1/2 の間に見た夢が「初夢」だ。
「あけましておめでとう」という言葉も、「夜明け」と共に使う言葉だ。
現代的には深夜 12時で年が変わることになっているが、この段階ではまだ「あけて」ない。
深夜から初詣に行く人がいるのだが、その時点では明けてないので初詣ではない。
ただ、江戸時代から「2年参り」と言って、年明け前から初詣を始める人がいた。
その風習が今でも続いているのだ、と考えれば、深夜 12時から初詣を行うのはあながち間違ってはいない。
余談だが、「元旦」という言葉は、初日の出の瞬間を意味する言葉だ。まさに年が明けた瞬間。
「旦」は地平線から日が昇っている、という象形文字だ。
(厳密には、絵を元に作った文字ではなく、文字の意味を組み合わせて作った会意文字)
もう一つついでに。
これは、ネットで知って「へー」と思った知識。
今年の「冬至」は12月22日だった。
冬至というのは、一日の「太陽が出ている時間」が一番短い日だが、地球の公転軌道上に「冬至点」が設定されており、地球がそこに到達した日が冬至となる。
今年、冬至点に到達した時刻は、日本時間で 12月22日の 0時3分だったそうだ。
だから「日本では」22日が冬至。
これが、隣の中国では時差の関係で、12月 21日の 23時 3分となる。
だから、中国では 21日が冬至。
なるほど。地球が「冬至点」に達する瞬間は世界中で同時だけど、その時の日付は国によって違うわけか。
言われてみれば当然だが、考えたことがなかったので新鮮な驚きでした。
ところで、正月もクリスマスも、冬至を超えたお祝だ。
厳しい冬はこの日が「底」で、後は日が伸びて温かくなっていく。
正月は、日本では太陽太陰暦を使っていた関係で、冬至後の最初の新月の日から始まるものだった。
その意味では、冬至と正月は最初から別物だったが、まぁ日付は近かった。
今は太陽暦(グレゴリウス歴)になったので新月の日に始まるわけではないが、冬至のすぐ後に正月が来る。
クリスマスは、太陽神を崇拝するミトラ教の教えで、弱りゆく太陽がこの日を境に復活する、「神様の誕生日」が元になっている。
キリスト教は偶像崇拝や祭りを禁止したのだが、楽しい祭りをやらない宗教、というのは布教に苦労した。
そこで、当時人気のあったミトラ教の「神様の誕生日」を「キリストの誕生日」と言い換えて取り込んだ。
(キリストの本当の誕生日は8月だ)
昔から使われていた暦は非常に不正確で、毎年のように日付がずれていった。
時々調整を入れても、不正確で不便。そこでユリウス暦が考案される。
とはいえ、このユリウス暦も、それまでの暦から移行しやすいように「冬至に一番近い月替わり」を1月1日として開始した。
この時点で、冬至は 12月25日だった。これが、クリスマスが 12月25日である理由だ。冬至のお祝だ。
しかし、当時としては驚くほど正確だったユリウス暦も、100年に1日ほどずれた。
長い年月の間に、クリスマスと冬至は別の日になってしまった。
ローマでは、新しくグレゴリウス歴が導入され、暦のずれはほぼなくなった。
でも、ロシア正教はユリウス暦を使い続けた。
そのため、ロシア正教のクリスマス…ユリウス暦の 12月25日は、グレゴリウス歴の1月7日だ。ロシアではこの日にクリスマスのお祝をする。
(あくまでも「ロシア正教の」宗教ごよみであり、生活にはグレゴリウス歴を使用している。だからロシアの人は年明けの後にクリスマスを祝う)
ロシア正教は、20世紀に「修正ユリウス暦」を導入した。そのため、これ以上グレゴリウス歴とずれることはない。
そんなわけで、冬至と、クリスマスと、新年は非常に近い間に連続する。
元々同じお祝だったのが、様々な理由で分離したのだ。
別年同日の日記
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