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2023-08-20 カルアピッグ
2023-08-20 中華スープ
2023-12-08 のりだんだん
2023-12-10 ガスコンロ
2024-01-01 あけましておめでとうございます
2024-02-02 朝ご飯
2024-06-28 茶の湯
2024-08-20 米騒動
庭の片隅にバナナが生えている。
20年近く前に家を購入したとき、費用の問題もあって庭の整備は頼まなかった。
それで、時々園芸店に行って庭木などを探していたのだが、そこでバナナの原種に近いものを見つけ、面白いから植えてみたのだった。
このバナナは種があるのだが、ちゃんとバナナの味がする。
ほとんど種で、食べるところはないので、飴玉のように口の中で種を転がす感じなのだが。
バナナの栽培と、種がなくなる変異のどちらが先かは知らないが、こんなおいしいのに種が無いものを見つけたら、それは大切に栽培して増やしただろう。
幸い、バナナは宿根草だ。1年で地上部は枯れるが、翌年にはもっと増えて芽吹く。
そんなわけで、我が家のバナナもどんどん増え、密生している。
今は花もつぼみで、芭蕉科の青々とした広い葉っぱが茂っている。
バナナもうまいが、せっかくあるのだからこの葉っぱを使いたい、というのはしばらく前から考えていた。
昨日買い物に行って肉屋に行ったときに、突発的に豚もも肉を2ブロック買ってきた。
およそ 1Kg 。
昔テレビの旅行番組で見た、どこかの地域の料理を作りたい。
地面に穴を掘って焚火をし、
2時間ほどたつと蒸し焼きになっているので、それを食べるのだ。
具体的にはカルアピッグ、と思った。穴を掘って焚火は、いつかやりたい夢ではあるが、今回は圧力鍋で蒸す。
実際、現代的にはこちらの調理法の方が普通なようだ。
ネットで作り方を調べたが、伝統的な素朴な料理なだけに、作る人によってレシピはまちまち。
あまり気にせず適当にやることにした。
材料:
バナナの葉2枚、豚もも肉2ブロック、塩。
豚もも肉はフォークでめった刺しにしてから塩をたっぷり擦り込む。
そのまま2時間ほど置いて馴染ませる。
それから、バナナの葉でくるんで…バナナの葉は細長いし、折れやすいので1枚で綺麗にくるむことは難しい。
2枚の葉で、縦横2方向にくるんだ。
圧力鍋に水を少し入れ、蒸し調理用の板を入れ、バナナの葉でくるんだ豚肉を置く。
このまま、圧力をかけて弱火で 20分。煮物なら 10分で十分だが、蒸すのだと火が通りにくいと考え長めにした。
圧力が抜けるまで5分ほど待ち、蓋を開ける。
バナナの葉の良い匂い。竹の皮と同じような匂いだ。
熱いうちに肉を細かくほぐす。
熱いので大きなフォーク2本で行ったが、難しいというか、うまく力が入らずもどかしい。
途中から手づかみでほぐした。指先は熱いので時々休みながら。
鍋の底に最初に入れた水は、肉から落ちた油でいい感じのスープになっている。
ほぐした肉はスープに入れ、よく味を吸わせる。
食べるときは、肉部分だけスープから引き上げ、さらに盛って提供したり、この肉でさらに別の料理を作っても良い。
スープもうまいので別の料理に使うと良い。
バナナの葉の良い香りが付くことを期待したのだが、香りは特に感じない。
ということは、バナナの葉が無くても、豚肉を蒸してほぐせばカルアピッグだな。
周囲の葉っぱもおいしく食べた記憶があるのだが…と思ったら、先ほど調べたところ、それはラウラウという別のハワイ料理だった。
こちらは、豚バラ肉を食べやすいサイズに切ってから、里芋の葉でくるんで、さらにバナナ等の葉でくるみ、地面の中で蒸し焼きにする。
里芋の葉は食べるための食材、バナナの葉は、食材に土がつかないように守る役割だ。
そして、ポイも作ろうと思って材料を買ってきてあった。
ポイはタロイモのペースト。日本ではタロイモは入手が難しいが、近縁種の里芋で作ってみよう。
実は、カルアピッグと先に書いたラウラウを混同していたわけだが、ラウラウはポイと一緒に食べると美味しかったので作ろうと思ったのだ。
里芋を茹で、皮をむき、小さく切る。
この後、本来は水を加えながらペーストになるまで潰していくのだが、ミキサーでやってしまおう。
以上、出来上がり、ミキサーでやったら、少し粒状感が残る。
滑らかなペーストになるのが理想。
ポイは主食だが、作るのは重労働だったようで、昔は男が数日分まとめて作っていたようだ。
出来立てでも食べるが、数日置くと発酵してしまう場合もある。
そのため、現代的には通常発酵させてから食べるのだが、素人が発酵料理を作るのは危険なのですぐ食べる。
過去にハワイで食べたときには、発酵食品だとは知らなかったので、ピリピリとした味を「タロイモの消化酵素が残っているのではないか」と推察しているね。
これは間違いで、発行して炭酸ガスが発生しているので、ピリピリするようだ。
そんなわけで、カルアピッグとポイが出来上がった。
作ってすぐに家族で試食。皆美味しいと評判が良い。
もっとも、結構手間がかかっている割には素朴な料理で、また作るかは微妙なところ。
急に作ってみたくなって作っただけで、昨日の晩飯はこれとは違うものにした。
そのため、大半はまだおいてある。
今日は日曜日で、久しぶりに家族そろって晩飯が食べられるのでそこで提供しよう。
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今日は、料理ネタでもう一つおまけ。
先に書いた日記で、カルアピッグを作ったが晩飯は違うものにした、と書いた、その理由。
買い物に行ったら、ちゃんぽんスープを売っていたんだ。
ちゃんぽんって、ラーメンみたいなやつね。そのインスタントなスープ。
1食分づつ袋に入っていて、お湯を注げばスープになる。
お店では、箱が空いて中の袋が取れる状態で陳列してあった。
でも、値札には1箱 100円と書いてある。
スープ一袋で 100円は高いが、1箱で100円なら安すぎる。
店の人を捕まえて、100円というのは一袋ですか? と聞いたら、瞬時に「箱です」と返ってきた。
よし買おう。即決。
(時々、賞味期限が近いものを破格値で売っているお店です。このスープも、9月中頃が賞味期限のもの)
家に帰ってから箱をよく読んだら、スープ 50食分入りだった。1袋 2円だね。
材料としては豚骨ベースで、魚介だしなども入っている。
ちゃんぽんなら、野菜炒めが具材に載っているイメージ。
ならば、野菜炒めの味付けには合うだろう。
そこで、昨日の晩のメニューは、そういう感じにしたのだ。
豚小間切れ肉 500g
たまねぎ1個
人参半分
キャベツのざく切り てきとう
最初炒めて、途中からお湯を入れて煮る感じにした。
そして、スープを一袋入れ、澱粉でとろみをつける。
最後に、花椒塩、五香粉、ごま油で味を調えた。
作ってみたことで、スープの味の方向性もわかった。
これ、味覇とか創味シャンタンと同じ方向の味だわ。
それらの中華調味料は、結構高い。
それを考えると、100円で50食分はお買い得だったと思う。
別年同日の日記
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僕が幼稚園の頃、母が作ってくれる 海苔弁当が大好きだった。
しかし、大人になってから弁当屋で「海苔弁当」を買っても、同じようなつくりのものはない。
不思議だったが、どうも我が家の海苔弁当は普通の海苔弁当とはつくりが違うようだった。
弁当屋で海苔弁当を買うと、白米の上に大きな海苔が一枚乗っている。
運が良ければ、海苔の下に鰹節が散らしてあるだろうか。
母が作ってくれた海苔弁当は、ご飯の間にも海苔が入っていて、海苔の下には鰹節が入っていた。
ご飯、鰹節、海苔、醤油。そしてもう一度、ご飯、鰹節、海苔、醤油。こうして作られる。
また、海苔は細かくちぎってあった。海苔って結構かたいから、食べやすいようにちぎるのよ、と母は言っていたように思う。
僕がこの弁当を大好きだったので、子供たちにもこの弁当を作る。
保育園のころから定番で作ってきたし、長男長女が高校生になっても定番だった。
いつも同じでは飽きるだろう、と思ってたまに違うものを作るのだが、のり弁の方が嬉しいらしい。
「これ、海苔だんだんっていうんだって」と長女が言ってきたのは2年くらい前の事。
何気なく見かけたネットの記事だったらしい。横須賀のソウルフードで、海苔を2段に入れるから海苔だんだん。
横須賀は昔から海苔が採れたので、贅沢に入れたのが始まりではないか、とのこと。
そういえば、うちの母が、この海苔弁当は同じ幼稚園に通っていた、別の子の母親から教えてもらったと言っていた気がする。
僕は横浜生まれで横浜の幼稚園に通っていたが、地理的に近いので横須賀生まれの人がいても不思議ではない。
自分でも調べてみると、「海苔だんだん」として広まり始めたのは最近のようだ。
ただ、横須賀の人は古くから海苔だんだんと呼んでいる。
多くのソウルフードがそうなのだが、地元の人にとって当たり前すぎるものは、他の地域にも当たり前にあるのだと思われがちだ。
海苔だんだんが他の地域にはない、と多くの人が認識したのがネットが普及し、距離を超えた交流が当たり前になってから。
そこで、地域に根差したソウルフードを町おこしに使おうとして、今では横須賀で「海苔だんだん」を出す定食屋や弁当屋が増えているらしい。
ただ、海苔だんだんが方言らしい、というのは地域を出た人間にはすぐわかることで、その場合は「海苔弁当」と言い換えていたようだ。
母が、他の子の母親から聞いてきたという「海苔弁当」もこれだったのだろう。
ソウルフードというのは、郷土料理なので各家庭ごとの作り方がある。
ここでは我が家の場合を書いておこう。
・弁当箱にご飯を薄く入れる。
・鰹節削りを散らす。
・海苔を小さくちぎりながら敷き詰める。
・醤油を回しかけする。
これで1段。2段繰り返す。
上の段は、海苔を「少しづつ重なるように」敷き詰めていく。
湿った海苔は縮んで、隙間だらけになる。
その際残念な見た目になるのを避けるために、少しづつ重ねるのだ。
クックパッドで見つけた海苔だんだんの作り方で、海苔を丁寧に同じサイズに切った上で、ピンセットで醤油につけながらご飯にのせているのがあった。
先に書いたように各家庭ごとの作り方があるのでやり方は自由だが、もっと適当でよい。
サイズなんて少し違っても構わないし、乗せた後で醤油をかけてやればそれでいい。
我が家のお弁当のご飯部分は、大抵これ。
おかずは、唐揚げとブロッコリーとミニトマト、までは定番で大体半分埋まる。
残り半分は、その時のアドリブで。
毎日同じような見た目の弁当で申し訳ないと思うのだが、子供曰くこの味が好きだから変える必要はないらしい。
ありがたい。
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我が家はオール電化だ。
東日本震災の時は、長時間の停電になったので、庭で焚火をして煮炊きをした。
キャンプ好きのスキルはこういう時に活きる。
でも、災害の時にいつでも焚火ができる保証はない。
災害が「台風」によるものだったら、外に出ることが危険なのだ。
一応キャンプで使うガソリンコンロは持っているので、部屋の中でも使える。
しかし、もっと気軽に使えるものがあった方が良いんじゃないか、と思っていた。
コロナ禍が始まったころ、こういう災害もあるんだな、と思って、災害時用の備品などを見直した。
その時に、やっぱりカセットコンロを買おう、ということになり、購入した。
買ったからには一度使ってみないとな、と思ったのだが、なにぶんコロナなので、家族でもなべ物などやりにくい。
当時小学生だった次女が「しゃぶしゃぶやりたい」と言っていたのだが、できずにいた。
で、昨日買い物に行ったときに、年末だし鍋でもやろう、ということになったんだ。
しゃぶしゃぶ用の豚肉を買おうとしたら、次女(すでに中学生)から「小間がいい」と変なリクエスト。
大きい肉は見た目は豪華だが、枚数にすると食べられる枚数が少ない。
同じ重さでも、小間であれば何度も口に運ぶことになるので、たくさん食べた気がする、と。
しゃぶしゃぶ肉も小間肉も値段は同じだったのだが、食べたがっている次女のリクエストに応えておいた。
しゃぶしゃぶって、本来はだし汁だけで、中で肉を泳がせて食べる。
でも、野菜もおいしく食べたいので、何を入れればいいんだろう? と買い物をしながら調べる。
水菜を入れる、というレシピがあった。水菜、家にあったな。ちょうどいいからそれを使おう。
あとで準備段階になって気づいたが、レシピサイトでは「しゃぶしゃぶ」として書かれていたのだけど、豚肉と水菜だと「はりはり鍋」ではないのか。
(本来クジラ肉と水菜の鍋だが、近年クジラは入手困難なので豚で作られがち)
机の上でカセットガスコンロに火をつけると、子供たちが「なんか怖い」と言い出した。
うちは IH だから、ガス火慣れてないよね、と言うと、ガス火は家庭科の授業で使っているから問題ないという。
ただ、いつも使っているテーブルの上に火がある、というのが不思議で怖いらしい。
次に、次女が「このカセットで、何時間くらい使えるの?」と疑問を持った。
いや、弱火か強火かでも違うし、単純には言えないよ、と言うと「そりゃそうだわ」と笑い転げる。
まぁ、通常の料理が1缶でできるようにしてあるので、1時間くらいは使えたはず、と答える。
化学好きの長男、カセットの中のガスの種類と、容量が分かれば熱量は求まる。と言って調べる。
ブタンガスで、1缶250g だね。
じゃぁ…と何やら計算を始める。しばらくたって「1缶の熱力は、~Kcal」みたいなことを言ってきた。
なら、ガスコンロの火力が分かれば、何時間使えるか求まるかな。
コンロの箱には、3.3Kw と書いてあった。長男が計算を始める。
「だいたい、3700秒ちょっと使える計算になる」
続いて 3700秒を時間に直そうと計算を始めるので、僕が瞬時に「1時間で3600秒」と答える。
これは、プログラマーなら常識にしていないといけない。
1缶で大体1時間、と言っていたが、少し余裕をもって作られているようだ。
綺麗に答えが出たことに満足する長男。
美味しく食べた後で、片付け中。
長男がカセットを外した後のコンロ本体を興味深く見て、「カセットを嵌め込むところの装置、どうなってんの?」と聞いてきた。
この時、長男側からは火力調整のつまみが見えていなかったので、つまみと連動してガスの量を変えられるようになっている、とつまみ側を見せる。
カセットつけてない状態でつまみ動かしても大丈夫? と聞いてくるので自由にさせると、強側に初めて回したときだけ「かちっ」と音がするのはなぜかと疑問を持った。
あぁ、それは、着火のために火花を出している。
点火プラグに注目させながら、また「かちっ」とやると火花が飛んだ。
これは何らかのエネルギーを使っているが、電池などは入っていないことを瞬時に理解した長男。
すぐに「何度も繰り返すと、火花が飛ばなくなって本体が使えなくなる?」と聞いてきた。
本体にエネルギー源が組み込まれていて、それを使っていると想像したのだ。
いや、そうではなくて電気石みたいなもの、と言うとそれだけで理解した。
電気石は、叩くなどの強い力を加えると電圧を生じる鉱石。
実際には、それを電子部品として使いやすくしたピエゾ素子が入っていて、つまみを回す力を一度ばねに溜めたうえで、回しきった時に一気に力を開放して素子を叩いている。
「かちっ」という音は、その叩いたときの音。
ついでなので、この仕組みが一部の使い捨てライターに使われていることを教える。
そして、その部分を使うと、高電圧でコンピューターを狂わせられたので、昔は悪い人が自販機などをだまして金をとるなどしたため、今では対策が進んでいることを教えた。
コンロを箱に戻しながら、なんとなく箱の裏の説明を読んでいた。
ガスカセットの容量が減っても、火力が衰えない…とか書いてある。
あ、ガスカセット入れる部分に謎の板があると思ったら、そういうことか。
面白いので、もう一度コンロを出して再確認。
ガスボンベには、圧縮された状態でガスが入っている。
しかし、ガスを使って圧力が下がると、温度も下がる。
そして、温度が下がると、膨張する力も下がる。
すると、ガスが外に出ていく力が失われてしまい、ガスを最後まで使い切るころには弱火になってしまう。
これを防ぐためには、冷え続けるボンベを温めてあげればよい。
火を燃やしているのだから、熱源はすぐそこにある。
多分屋内だとそんなひどいことにならないのだけど、冬場のキャンプとかでは結構切実なのよ。
だから、キャンプ用品だと、火の熱をボンベに伝えてやる、ヒートプレートはよく使われる。
このコンロには、その仕組みが組み込まれている、というだけの話。
このしくみにも、長男が感心していた。
ただ家族でしゃぶしゃぶをやった、というだけの話なのだが、我が家だといつもこんな感じ。
ただみんなで食事をするだけで、つぎつぎ面白い知識が飛び出してくる。
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毎年恒例、今年のおせち。
左上、一の重。紅白かまぼこと昆布巻きは既製品。
伊達巻と錦玉子は僕が作ったもの。
特に錦玉子は以前から作ってみたかったが初挑戦。美味しくできた。
右下、二の重。
田作りは妻の作。妻は千葉出身でピーナッツを入れる。
また、飴掛けの堅いのが好きでないので、砂糖を入れて焦がすことで、非常に薄いコーティングを作る。
栗きんとんはほぼ長女の作。サツマイモの裏ごしを3度も行った。
2度やるつもりだったが、最後の工程でダマができてしまったため、追加でもう一回。
栗は市販の甘露煮だが、金団部分が凄く滑らかでおいしい。
数の子入り松前漬けは、ほぼ既製品の組み合わせ。僕が仕上げた。
いくらは、秋に僕が筋子から作って冷凍して置いたもの。
今年のいくらは、適度な弾力があってとてもおいしかった。
左下、三の重。
鶏ハムは僕が作ったもの。
一昨年は塩漬けにしておくのを忘れ、昨年は塩抜きするのを忘れ、いまいちな出来だった。
今年はしっかり塩漬けにしたうえで塩抜きしたらとてもおいしい。本来の鶏ハムの味。
ハタハタの飯寿司は既製品。北海道のもの。
右上はエクストラ。
年末に買い出しに行った際に、大玉のトマトが非常に安かったので、皮を湯剥きして出汁醤油につけてみた。
思ったより出汁の味が染みなかったが、うまい。
ゆで卵は、その際に一緒に出汁につけたもの。
合鴨のパストラミは既製品。
その隣の、豚の角煮も既製品。
#買ってあったのに黒豆出しわすれた。今説明書いていて気づいた。
#3日に追記。妻が作った、金柑の密煮も出し忘れていた。庭にある金柑を調理したもの。
昨年末は何かと忙しかった。
おかげで、大掃除終ってない。主要なところはやったので別にそれでいいのだけど、レンジフード洗い忘れている、と夜になってから気づいた。
28日に仕事納めだったのだが、その夜にトラブルが発覚、29日には対応作業に追われていた。
昨年の家事ルーチンワーク。
長男は塾、長女は学校で、6時半には起こすので、それまでに朝食と弁当を作る。
これをやるためには、4時半起き。
その後、子供たちを送り出して9時には二度寝。
30分ほどで起きて10時から仕事。
夜は、次女の塾がある日は送り迎え。帰ってくるのは10時過ぎ。それから夜食。
次女の塾が無くても、長男の塾帰りが遅い日は、やはり10時頃から夜食。
その間に僕は風呂に入り、出てから皿洗い。翌朝の準備も整えて寝るのは11時半。
…そして、4時半起き。5時間しか寝られない。実際にはそれより短い。
(だから朝二度寝しているのだ)
まぁ、これは毎日の事だから別にいいのだけど、正月三が日の間は「4時半に起きる必要がない」というだけで嬉しい。
もっとも、昨日は大みそかで寝るのが遅くなり、12時過ぎ。今朝起きたのは5時。
結局いつもと同じくらいしか寝ていない。
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なんとなく、なのだけど、我が家の朝ご飯は曜日によって決まっている。
というか、朝ご飯は僕が作っているので、そうしている。
平日は、米飯。おかずは卵料理と、常備菜となにかタンパク質のおかず。
月曜日は、プレーンな卵焼き。
火曜日は、青のり入り卵焼き。
水曜日は、目玉焼き。
木曜日は、その時の気分による卵焼き。
金曜日は、ゆで卵。
土日は、今はそれぞれ自由に食べてる。以前はトーストとそれに合うおかず、だった。
これは、子供たちが保育園に通っていたころの名残だ。
まだ曜日感覚のない保育園児は、朝起きてきて「きょう ほーくえん ある?」と聞いてくるのだ。
まぁ、答えが知りたいというより、親と会話したい、という面も強かったように思う。
会話のきっかけにすぎないのだ。
でも、一応保育園がある日かどうか心構えをさせるためもあり、保育園がある日は米飯、ない日はパン食を用意してから、子供たちを起こしていた。
曜日でおかずを決めているのは、「今日は何曜日」という心構えをさせるのと、僕が朝ご飯を作る際に考えるのが面倒くさいから、という理由による。後者が8割。
毎日同じじゃ飽きるし、かといって毎日考えるのは面倒くさい。曜日で決めておくのは折衷案だ。
しかし、これが曜日で決められていることに、家族のだれも気付いていなかった。
朝ご飯を食べているときに、今日何曜日だっけ? と聞かれたので「目玉焼きは水曜日」と答えたら驚かれたのだ。
まるっきり伝わってなかった。
まぁ、上に書いたように「メニュー考えるのが面倒くさい」が8割なので、伝わってなくても続けるのだけど。
ところで、温泉卵にチャレンジしたこともある。
何度かやってみたが、朝の忙しい時間に作るのは向かない。
前日から用意する、というのもやってみたが、そもそも成功率が低かった。
(理想の柔らかさにならない)
ゆで卵は、最初は単にゆで卵だったのだが、あるころから、半分に割って黄身を取り出し、マヨネーズであえて白身の上に戻す、という作りにしている。
ゆで卵の時は弁当にも入れるのだが、黄身がボソボソとして、弁当だと食べにくいらしいのだ。
マヨネーズで和えるとボソボソ間がない。
最近は、少しコンソメ粉末とかも入れている。同じゆで卵でも少しづつ変わっているのだ。
木曜日の卵焼きは、ネギ入りだったり、みそ味だったり。単にプレーンの時もあるが、青のりは火曜日しか入れない。
長女が青のり入り好きなのだけど、他の人にはそれほど評判良くないから、登場は週1回だけなの。
(香りは良いのだが、少しボソボソ感が出てしまう)
しかし、皆白身を生で食べるのが嫌いだというので、白身に火を通す意味で目玉焼きに変わった。
これも、各自焼き加減にリクエストがあったりするので、作り分けている。
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別年同日の日記
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先日、ネットが不通になっていた間のお話。
長女は胃酸過多気味で、酸っぱいものが苦手で、苦いものが好き。
幼児のころから、ピーマン大好きだったし。
先日急に「抹茶飲みたい」と言い出した。
自分のお小遣いで買うから、どこかで抹茶売ってない? と。
いや、抹茶って、結構高いのよ、という話をする。
よくわからんが、多分抹茶買ってくると、小さな缶入りで 1000円くらいする。
え、そんな高いの? と長女。
ただ、抹茶自体、飲むときはほんの少ししか使わないので、小さな缶でも20杯くらい飲めるのではないかなぁ。
ようわからんけど。
普通のお茶の葉も、コーヒー豆も、200g で 1000円くらいからで、飲める杯数は同じくらいじゃないかな。
1000円ならお小遣いで出すから買いたい、という長女に、粉だけあっても抹茶は飲めない、と説明する。
茶碗、茶筅、茶杓の3つが必要だ。
茶碗なんて、家にある丼でも十分。茶杓も、スプーンでもいいし、清潔なら耳かきだっていい。
しかし、茶筅は必要だ。
泡だて器じゃダメなの? と長女。
しかし、あれはある程度量がないと混ざらない。抹茶は、ほんの少しのお湯で作るのだ。
スプーンで混ぜるのではダメ? と聞かれるが、抹茶は結構溶けにくいので、その程度では綺麗に溶けない。
茶筅、1500円くらいから、かなぁ。昔の知識での値段なので、値上がりしているかもしれないけど。
さすがにお小遣いでそこまで出すのは…と長女も考え込んでいるので、少し考える。
あ、あれだ。100均で、よく電動のミルクホイッパー売っているけど、あれなら混ぜられるんじゃなかろうか。
そんなわけで、今度買い物行くときに探してくるよ、と約束する。
翌日が土曜日だったので買い物に出たのだが、先日「ネットワーク障害」について書いた日記の日に当たる。
僕と妻が別行動している間に、妻がミルクホイッパーを購入してくれていた。
以前は電動のものがよく売っていたが、探しても見当たらないので、手動のものにしたという。
良く買い物をする商店街のお茶屋さんを見たが、煎茶やハーブティーは売っているのに、抹茶がない。
車を停めていた、ブックオフの入るビルのスーパーの中にもお茶屋さんがあったのを思い出し、見に行くと、抹茶が売っていた。
小さな缶で、500円から 2000円まである。今回は試しに飲んでみたい、という程度なので、500円のものを購入。
茶筅も 1200円で売っていたが、ひとまずミルクホイッパーで試してみよう。
家に帰り、お茶のセットを買ってきたと長女に伝えると、まずミルクホイッパーで遊び始める。
だって、ミルクホイッパーだから、まずはミルクをホイップしなきゃ、と。
温めたミルクを混ぜると、見事に泡立つ。面白い。
手動ホイッパー、中を見たわけではないが、持ち手部分の中が空洞でバネが入っており、金属で作られた軸部分を押し込むと中に入る構造だ。
ナイフのおもちゃで、何かに向けて「刺す」と、刃の部分が持ち手に引っ込んでしまう「びっくりナイフ」と同じような構造。
ただ、内部に螺旋状の溝が刻んであり、軸にはその溝に噛み合う羽根が付いている。
だから、押し込むと先端のホイッパー部分が回転する。力を緩めるとバネの力で元に戻り、逆回転する。
ホイッパー部分は、独楽のように軸が先端まで突き抜けている。
そのため、後ろから押し込む力をかけても、ホイッパー部分は軸を支えに宙に浮いていて、綺麗に回る。
続いて、いよいよ抹茶を入れてみる。
…抹茶の量もお湯の量もよくわからない。最初にやってみたのは、味は薄くて泡立たなかった。
もう少しお湯を少なく、抹茶を多く入れてみると、泡立ちかたもいい感じだし、美味しかった。
抹茶をスプーンで入れていたのだが、どうも量がわかりにくい。
アイスクリームを食べるための、熱伝導性の良いスプーンを使ってみると、分量がわかりやすくていい感じ。
(ほとんどアイスの「ヘラ」に近い形状で、くぼみが少ない。これが茶杓とよく似ている)
そんなわけで、我が家では急に茶の湯のブームが来ました。
毎日のように、アイスのスプーンとミルクホイッパーで、抹茶を入れている。
…が、すでに飽きたっぽい。3日ほどは1日に2回とか飲んでたけど、もう飲まなくなってる。
平日はみんな忙しいせいもあるとは思うけど。
まぁ、抹茶はまだあるので、週末のたびにでも飲むとは思います。
そうそう、「自分のお小遣いで買う」と長女は言っていましたが、家族みんな飲むので、家計から出しました。
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令和の米騒動、と呼ばれる事態になっているので、面白いから記録に残しておこう。
まず、歴史のお勉強。
30年ほど前に「平成の米騒動」と呼ばれる状態があった。
「令和の」と呼ばれるのは、これに対応したもの。
平成の米騒動も、いまとなってはあまり正しい認識で語られていない。
まずこれをおさらいしよう。
1991 年、フィリピンのピナツボ火山が噴火した。
これが大噴火で、噴煙が成層圏にまで達して世界中をめぐり、日射量が落ちたためにこの後数年間の平均気温が2~3度下がることになる。
1993年、冷夏となって米が不作になる。
これにより、国民が問題なく食べられるだけの米の供給量に達しない、と予測される。
当時日本は、米を国内の安全保障上の重要物質と捉えており、完全な自給自足をできる体制を維持するためにも、外国からの米は一切輸入させない、という態度をとっていた。
これに対し、アメリカなどは米も通常の農作物と同じで、輸入の自由化を迫っていた。
ここにもってきて、供給量不足である。政府は「特別措置」として緊急でタイからコメを輸入する。
このタイ米、正しく料理すれば結構おいしかったのだが、日本的な「炊飯」には向かなかった。
これに伴う話も面白いのだが、今回は割愛。
ところで、「足りない」と言われた米だが、実は足りていた。
この話、今調べたところだとあまりネット上に書かれていないように思う。
1993年は冷夏で不作だったが、「収穫量が落ちた」のではなく、「品質が下がった」のだ。
ところで、日本は第2次世界大戦(太平洋戦争)中に、食糧管理法という法律を作っている。
戦時下でも国民が飢えることが無いように、主要な食料を管理して、均等に配布するための法律だ。
誰がどれだけの食料を買ったかは、各家庭の米穀通帳に記載されて管理される。
米穀通帳がないと米は買えない。
この法律、戦争が終わっても特に廃止されなかった。
1960年代初頭には米の配給制度は終わり、事実上米穀通帳が無くても誰でも買える状態になっていたのだが、法律上は米穀通帳なしに米を購入するのは違法だった。
さらに、1969年には、政府を通さない自主流通米も許可されるようになった。
これは、「すべて政府が買い上げる」としていた米が次第に供給過多になり、政府の買い上げ資金が足りなくなってきたための苦肉の策だった。
つまり、政府が買い上げるのが基本だが、買い切れないので、「政府は全部を買わない」と宣言しただけだ。
「政府が買わない」=「自主的に流通させてよい」という言い換えで押し切られた形だ。
当たり前のことだが、当時は政府以外の米の流通網なんて存在しない。違法だからだ。
流通網もないのに自由に流通させて良い、と言われても、自分で販売ルートを切り拓けるような力のある農家でない限り無理な話だった。
それでも米を買い切れない政府は、農家に米を作らないように頼んだ。
いわゆる「減反政策」だ。減反に応じた農家には、何もしないでも保証金が支給される。
これにも農家は反発したが、自主流通させるだけの力がない農家は応じるよりほかなかった。
その一方で、ある程度力を持っている農家は、政府が買ってくれない分は自主流通米とする、という形で自主流通米が増えていった。
これをうけて、1981 年にやっと、米穀通帳が廃止される。
それ以前からも自由に買えたが、形式上は違法だった。それが、1981年に違法でなくなったのだ。
それでも、食糧管理法自体は無くならなかった。
政府は、米の等級により買い上げ値段を細かく分けていた。
政府買い上げ米は必ず品質検査を受け、品質が低いと非常に低い値段でしか買ってもらえない。
この値段は、法律であらかじめ定められていた。
食糧管理法は、国民の食を安定させることが目的であり、年によって値段が変動するようなことは望ましくないのだ。
しかし、自主流通米では、需要と供給により値段が決まる。
年と品質によっては、政府に買い上げてもらうよりも、自主流通米として販売したほうが儲かった。
これもまた、自主流通米を増やす理由となっていく。
ここで、1993 年の冷夏だ。
米の収量が大きく落ちたわけではない。でも、品質は大きく落ちた。
先に書いたように、政府買い上げの価格は、品質によって大きく異なる。
品質が落ちた際には、政府に売らずに自主流通米とした方が儲かる。
そのため、農家が政府に売るコメの量が減った。
ところで、自主流通米は食糧管理法の下ではヤミ米、政府も収穫量を把握していない米だった。
ここで、政府から見ると、1993年は収穫量が大きく落ち込むことになる。
実際には、政府の側でも、自主流通米に流れていることはわかっていた。しかし、その量が把握できない。
信頼できる数字は、政府が把握している政府米の量だけなのだ。その量だけでは、国民の食糧を保証できない。
そこで、政府は十分な量の米を輸入することになる。
まったくわからないものを当てにするより、輸入するしかなかったのだ。
この事態を平成の米騒動と呼ぶ。
大量に輸入してしまったタイ米は、インディカ米で、香り米だった。
日本人に馴染みのある、炊飯器で炊ける方法(炊き干し法)ではなく、パスタのように茹でこぼす方法(湯取り法)で炊くと美味しいご飯だ。
また、いわゆる米飯の香りではなく、独特の香りがする。
これが、日本人に馴染みのないもので人気がない。
炊飯器で炊いて「美味しくない」「臭い」という人が続出なのだ。
輸入したものだから政府としては流通に乗せるのだが、どこの店頭でも余り、通常の米との抱き合わせ販売なども行われていた。
そう、抱き合わせで販売できる程度に、米は流通しているのだ。
足りていない、などということは全然なかった。
「そんなことはない。実際に店頭から姿を消していた」という反論もありそうだが、政府流通米しか扱わないような店もあったので当然だ。
当時から自主流通米を扱っていたような店では、十分な在庫があった。
ただし、安い政府流通米が流通しなくなったことで、値上がりしていたのは事実だ。
結局、2年後の 1995年には、食糧管理法は廃止される。
同時に、米の輸入も量の制限付きではあるが開始される。
そして、政府は自主流通米の在庫量を調査するようになった。
さて、今年の話を始めよう。
政府の自主流通米の在庫量調査で、調査開始以来一番在庫が少ない状態になった。
実は、この発表がある前日に我が家でも買い物をしようと思ったのだが、いつもの店に米が無くて驚いていた。
この時は別の店で買ったのだが、そうしたら翌日に政府発表があって謎がとけた、という形。
この政府発表で正しい理由も付けていたし、僕はNHKのニュースでそれを聞いたのだが、その後のネットや…他のテレビ局などでも、間違った理由がもっともらしく飛び交っている。
テレビ局が良く調べもせず間違ったこと言ってたらダメだろ、と思うけど、今のテレビ局にそんな力はない。
コロナが終わって外国人観光客が増えたから、彼らが食べて足りなくなったのだ、という説。
普通に考えて、ほんのわずかしかいない旅行者がそれほど食べるわけないでしょ。
昨年が不作で…という説。
昨年は異常気象だったのは事実だが、例年並みに収穫がある。
ただし、ここでいう例年並みは「作付けに対する収穫量」であり、全体の収穫量ではないことに留意が必要。
実は、コロナで外食産業が低調だったために国内の米は余り気味になっており、昨年は作付面積自体が減らされていたようだ。
だから、不作のせいではないが、収穫量が少なかったのは事実のようだ。
ただ、通常は外食産業は安い外国産の米を使うことも多く、減らされていた作付面積もそれほど大きいものではない。
さて、最初の政府発表でちゃんと触れていた原因だが、「世界的な食料価格の高騰」がある。
備蓄が減った要因は一つではないだろうが、これが一番影響が大きいだろう。
しかし、どうもネットの風説ではこの話があまり出てこない。
中には、「世界的に高騰したとしても、米は国内で生産し、国内で消費するものだから関係ないだろう」と言い出す人までいる。
世界情勢を把握していないと理解できないので、残念な理解力の人には、因果関係がわからないのだ。
ロシア・ウクライナの戦争により、ヨーロッパの穀倉とまで言われたウクライナの小麦の供給が激減している。
まずヨーロッパの国々が世界中からの食糧確保に励み、それにより世界中で食料価格が高騰した。
日本でも小麦関連の食料の値段は上がっている。
つまり、パン、うどん、パスタなど、麺類がみな値上がりだ。
普段だったらパンを食べている人も、米の方が安い、ということになれば米を食べるようになる。
しかし、外国産の米も、世界的には引く手あまただ。日本から購入しようとしても高くなってしまう。
では、外国産の米を使っていた外食産業も、国内の米を買うしかなくなる。
米は1年に一度、秋に収穫が行われる。…二期作とかもあるが、まぁ誤差範囲だ。
都度行われる海外からの輸入と違い、秋に価格がだいたい決定し、多少の変動はあれど維持される、という意味でもある。
そのため、世界的な食料の高騰が、国内ではコメの需要を高めることになったのだ。
さて、足りないと言われると、なんとしてでも集めないといけない業種、というものも出てくる。
レストランとかでは、足りないから別のもので、というわけにはいかないだろう。多少高くても確保しなくてはならない。
これは必要だから購入しているだけで、決して転売目的の買い占めなどではない。
政府が在庫が少なくなっている、と発表してから、あっという間に店頭からコメが無くなったように思える。
必要な業種の人が買った結果だろう。
じゃぁ足りてないのか、と言うと、実は米自体はまだ足りている。
値段が高くなってはいるが、海外からの米の輸入はちゃんとあるのだ。
元々、安さが売りで品質は低い、というようなものが、高級米並みの価格になっているが、世界的な食糧価格高騰の中では仕方がないところだろう。
もう夏も終わりなので、早稲を作っている地域ではすでに収穫が始まっている。
あと1か月も経てば、騒ぎも収まるんじゃないかと思う。
ただ、値段は今までよりも高くなるかもしれない。
米を作るのだって、世界的なインフレの中では、今までよりもコストが高くなるのだ。
トラクターのガソリン代だって値上がりしているし、農家さんが暮らすのにもインフレで生活費がかさむ。
それらのコスト高が米の値段に反映されるのは当然の事だろう。
「去年収穫された米」はお値段据え置きで安かったから、外国産米や小麦粉よりも使われ、在庫が底をついた。
今年の収穫で値上がりすれば、使用量も適正なバランスに戻るだろう。
…と、話はこれで終わりなのだけど、どうしても書きたいので、おまけ。
テレビゲーム「天穂のサクナヒメ」は、2020年に発売されて、大人気になった。
横から見た視点のジャンプアクションで様々な資材を入手し、それらを使って拠点で稲作を行う、というのが特徴のゲームだ。
稲作の部分が異常に作り込まれており、本当の農業の知識が必要だったりもする。
この稲作の結果は、主人公のパワーアップとして反映されるので、どちらも手を抜けない。
ちょっと珍しい内容だったので、世界的に人気を博した。
米関連で騒ぎになったことから「令和の米騒動」とも呼ばれた。
そして、これを原作としたアニメを、いま放映中だ。
令和の米騒動、と呼ばれたゲームのアニメ放送中に、令和の米騒動、と呼ばれるコメ不足が起きてしまった。
アニメの中でも、「米を作るのは大変な労力を必要とすること」が描かれている。
農家の方には感謝しないといけない。
我が家でも、今年はバケツで苗を育ててみている。
お隣が米農家なので、余った苗を少しわけてもらったの。
アニメが最終回のころには収穫できるはずだ。
もう一つおまけ。
我が家もしばらく前からオーストラリア米を食べている。
悪くないのだが、ちょっと粘りが少なく、パサパサした感じがする。
急に思いついて、4合に対して、切り餅1個を刻んで入れて炊いてみた。
炊き上がったらよく混ぜる。
もちもちの美味しいお米になった。
2024.9.3追記
その後、農林水産省も正確な説明を諦めた模様。
正確に言えば伝わる、というものでもないからね…
政府公式見解も「2023年は不作だった」「外国人観光客が増えたので消費量が増えた」ということになったようです。
昭和の時の騒動の詳細も、今となってはほぼ「公式見解」しか残っていないのだけど、同じことになっていきそう。
別年同日の日記
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