料理6ページ目の日記です

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2013-03-11 プリキュアとオムライス
2013-03-12 シフォンケーキ
2013-03-14 クッキー
2013-03-23 山菜
2013-04-14 草むしり
2013-05-11 新玉ねぎ
2013-05-19 鶏足
2013-05-20 桑の実
2013-05-22 テヌキサラダ
2013-05-24 インド料理
2013-06-03 料理コーナー更新
2013-06-18 鶏肉と夏野菜のトマト煮込み
2013-12-10 たき火
2014-03-31 カップヌードルミュージアム
2014-08-25 チキンラーメンの誕生日(1958)
2014-10-08 鎌倉オクトーバーフェスト 2014
2015-03-05 安藤百福 誕生日(1910)
2015-03-24 山猫料理店
2015-06-12 生卵と生豚と
2015-07-07 どぜう
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プリキュアとオムライス  2013-03-11 11:15:56  料理 家族

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プリキュアとオムライス

たしか、日記ではまだ1度もプリキュア話をしていないな。



1年前には、長女は「ジュエルペット派」だった。

いや、派閥があるわけではないけど、保育園の女の子が見ているアニメ、というのが、プリキュアとジュエルペットに2分されていた。


もちろん、両方見ていない子もいるし、両方見ている子もいる。

そして、うちの長女はジュエルペットは見ていたが、プリキュアは見ていなかった、という意味だ。



しかし、今期のジュエルペットは…頑張って作っているスタッフの方には申し訳ないが…はっきりいって、つまらない。


長女は、仲の良い子が言っている「プリキュア」に興味を持ち、見てみたいといった。たしか、昨年秋くらいのことだ。


試しに見せてみると、非常に面白かったらしい。

実は、以前にも見せたことはあるのだ。しかし、プリキュア特有の「悪と戦う」構造が怖かったようで、その時には「もう見たくない」という反応だった。




次女はまだ、自分の意見をそれほど持たない。テレビで何かやっていれば、喜んでみている。

(いちおう、アンパンマンが大のお気に入りではあるが)


というわけで、長女に引きずられるように、見るアニメの中心がプリキュアに移行。


これには、ジュエルペットは再放送も見つくしてしまって、新しいものがない、という現状もあった。



東京 MX テレビには、プリキュア再放送枠がある。

こちらも録画してみてみる。平日毎日放送しているので、見れない日にはどんどん溜り、見れるときには2話連続で見たりする。


これが、子供にとっては非常に良いのだ。


プリキュアは、基本1話完結ではあるが、話が続く場合もある。特に、ヒーローもの(と呼んでいいのか)にありがちな、ハラハラさせる展開で次回に続く、というのは多い。

こういう話のとき、長女はまだ「怖い」という反応を示す。


でも、続きを見てしまえば、怖さは解消するのだ。

1週間待たされなくてよい、というのは、子供にとっては非常に、精神的に楽である。



東京 MX テレビ枠では、昨年秋ごろから、「ふたりはプリキュア」「プリキュア5GO!GO」「スイートプリキュア」と放映してきた。


「ふたりは」の途中から見たのだが、この話、実は完結していない。「ふたりはプリキュアMaxHeart」に続くのだ。

でも、続きは放映してくれない。


「5GO!GO!」は、「5」の続編だ。話も途中から始まるような形になっている。

でも、「5」は放映してくれない。


ついでに言うと、興味を持った段階で、本放送は「スマイルプリキュア」の途中だった。すでに終了したが、途中から見たのでいまいち最終回の(思い出を振り返る)場面が理解できていない。



いまは MX で「スイート」を見ているが、やっと「最初から最後まで見られる」話だったりする。


#そして、スイートは「つながっていること」がテーマでもあり、1話完結ではない。

 (題名の「スイート」も、お菓子ではなくて「組曲」、連続している、という意味だ)

 本放送の際には、幼児は内容が1週間覚えていられず、不評だったらしい。

 これも、毎日放映する再放送なので楽しめている。



スイートについては、いろいろ物議をかもしたようなので、全部見終わったらまた何か書くかもしれないが、今日の本題はそちらではない。




本放送のほうは、現在「ドキドキ!プリキュア」というのをやっている。

プリキュアは2月始まり、という変則的な構成をとっているので(もちろん、春の新学期に合わせて商品を売るためだ)、まだ始まったばかり。


で、昨日の放送で、主人公たちがオムライスをつくっていた。

卵の割り方もわからないほどの料理下手が、1日でオムライスを作れるようになる、という…いや、それはないだろ。オムライスって、見た目以上に難しい料理だぜ?



「おいしそう」と長女がいうので、夕食はオムライスに決定。ちょうど冷ごはんあるし。


適当にオムライス作ればそれでいいだろう、と思ったら、テレビでやっていた調理シーンをよく覚えている。


「下にレタスがあって、オムライス載せて、トランプのマークの形の人参が載っていて、ケチャップでハートが描いてあるの」と細かな指定が入る。


あー、そういえばそんな風になっていたなー、と、うろ覚えで再現。

レタスはなかったので、かわりにキュウリをそえた。


トランプのマーク、包丁で人参を削って作ったので形がおかしい。

特にハートは、豚の足である。上が尖ってちゃいかんだろ、と思うが、作っているときは気づかなかった。



しかし、なかなか良くできたので日記ネタにした次第。


#写真は自分の分。子供用は小さいので、形のアラが目立つ。


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シフォンケーキ  2013-03-12 10:53:08  料理 家族

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シフォンケーキ

相変わらず卵の白味はあまる。


以前に焼きメレンゲを作っているという日記を書いたが、その後も6度目で微妙な作りになり、7度目でついに成功した。


失敗したら子供に「全部食べてよし」と大盤振る舞いするが、成功したので取っておいて、少しづつ食べる。

といっても、週に1度は白味が余るので、1週間で食べきってしまってもよい、位のふるまい方。


もう数回成功したら、コツも含めてレシピコーナーに書こうかな。

結構ノウハウがいるお菓子だと分かったけど、各種レシピページにはノウハウまでは書かれていないようなので。


#「手順」にしっかり書かれていたとしても、その手順の意味が分からないままやっていても、失敗しやすい。




そして、「目玉焼き派」だった長女が、黄味だけ派に転向してしまった。

妻は目玉焼きも好きだが、一人分わざわざ作るくらいなら黄味だけでよいという。


自分も黄味だけなので、長男以外の4人分の白味があまってしまった。


これは焼きメレンゲにするには多すぎる。シフォンケーキを作ってみることにした。


…レシピを調べると、黄味を入れるレシピが多い。

まぁ、そのほうがおいしいのだろうけど、自分の認識だと白味のみで作るケーキ、だと思っていた。



調べたら白味のみで作るレシピも見つかったので、それを参考に適当にアレンジ。

子供が喜ぶように、ココアを入れてチョコレート味にした。



シフォンケーキなので味は薄め。

でも、子供は大喜びで、例の言葉「また作って」を連発するのでした。



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クッキー  2013-03-14 10:49:40  料理 家族

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クッキー

最近お菓子作りの日記が続いているな。


ちょうど1か月前のバレンタインデー、長女(5歳)も次女(3歳)も、お友達からチョコをいただいてきた。


特に長女は、友達がチョコを配って人気者だったのが羨ましかったようだ。

「私もやりたかった」と帰宅後愚痴を言っていた。


そこで、「ホワイトデーにはお返しをしよう」と約束してなだめる。

なんだかよくわかっていない次女も、「明日のバレンタインはわたしがもってく」と言っているので、明日じゃなくて1か月後、と教える。




で、1か月たったわけだ。

なだめるためにホワイトデーのお返しを提案しただけだが、約束を守らないとあとで面倒なことになるだろう。

何を作ろうか迷ったが、オーソドックスに型抜きクッキーにする。



3日前から「明日クッキー作る?」と毎日のように聞いてくる長女に、13日の晩に作る、と何度も言っておく。

僕はと言えば、100円ショップでクッキーを入れる袋を買い求める。


13日は、保育園の迎えの前に、ある程度クッキー生地を作っておく。

ネットで見つけた「さくっとして美味しい」型抜きクッキーのレシピで生地をつくり、冷蔵庫で冷やしておく。




さて、夕食後に型抜き。

うちの子としては、過去に作ったクッキーはむしろ「粘土遊びのように形を作る」ものばかりなので、そうやりたがるのだが、人にあげるものなので、あまり変なのは避けたい。


まず、長女が型抜きをする。

チョコをくれた友達にお返しする、と言っていたのが、いつのまにか「仲良し全員分」の数を作ることになっている。

そして、全員分を作ってもまだ生地が余っていることに気づくと、「クラス全員+先生分」に増えている。


しかし、いったん終了して、次女に代わる。



次女は、チョコをくれた友達1名+先生1名で、2名分。一貫して主張しており、ぶれがない。

でも、長女が作ったのと同じ数やりたい、と抜いていく。


…途中から、非常に抜きにくくなった。生地がだれてきた。


この生地「さくっとして美味しい」というのはつまり、バターが多いのだ。

大人が作るならともかく、子供にやらせるのは難しかったと反省。


いったん休憩して、生地をまとめて冷凍庫に入れる。

ある程度冷えたところで 1/4 ほど取り出して続きをやる。


これで、次女の分は終了。



冷凍庫に入れていた残りは、いい感じに固まった。

長女がふたたび作る。


…と、その前に、長男(8歳)もやりたがっている。

きみはチョコもらってないでしょ、というと、学校で禁止されていたからしょうがないでしょ、と返してくる。


まぁ、それもそうだ。それに、返す相手がいなくてもお菓子作りは楽しい。少し型抜きさせる。



長男が満足したところで、ふたたび長女。


先ほどとは違う方で、ポンポン抜いていく。生地が固まったのでやりやすい。

ある程度作って終了。次女もやりたがるのでつくり、こちらも終了。


天板2枚分のクッキー記事が用意できた。1枚は長女、もう1枚は次女+長男少し。


…まだ少し生地が余っているので、僕が適当に型抜きし、オーブントースター用のトレイに乗せる。

本来、うちのオーブンは天板2枚しか入らない。でも、最下段にスペースがあるので、一緒に焼いてしまえ、ということ。


家族で食べる分なので、多少失敗してもかまわない。




焼いている間に風呂に入り、上がったら部屋じゅう甘い香りだった。

出来上がったのが写真のもの。一部がちょっと焦げた。


一晩冷ましておき、今朝袋に詰めて保育園へ持って行った。




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山菜  2013-03-23 00:02:04  料理 家族

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山菜

この2週間で、急に暖かくなった。

今年は観測史上最速で桜が開花したそうだ。


さて、うちの長女(5歳)は、花摘みが大好き。

花に限らず、葉っぱでもなんでも、とにかく生えているものをむしり取りたがる。


「ふきのとう」が食べられると聞いて、取りたがる。

すでに大きく育っており、ふきの「とうがたちすぎ」と妻に笑われる。


とはいえ、大きくなっても蕗だ。十分食べられる。

天麩羅にして! とリクエストされたがめんどくさいので茹でこぼして苦みを減らし、みそ和えにする。


少し苦いものが好きな長女には大好評。

苦いものが苦手な長男(8歳)と、次女(3歳)には大不評。



苦みに驚いて「なにこれ?」と聞く次女に、山菜だよ、と教えると、

「三歳の子がたべるもの? 私のこと?」


…ちょっと面白い。




春分の日に、鎌倉湖畔にハイキングに行った。


長女は、つい先日保育園の遠足でいったばかり。

得意げに「ここでお弁当食べた」とか、「ここで写真撮った」とか案内して回る。


谷に蕨がたくさん生えていた。

自然公園のものなので、勝手にとったりはしないが、妻が最近蕨を料理していない、と言った。


…僕は水煮しか食べたことない。

あく抜きとかやったことない。



長女が、よもぎを取りたがっていたので探したが、暗い森の中では、思ったより生えていなかった。


というわけで、家に帰ってから庭に生えているよもぎを取る。

(生えているのは知っているが、子供が喜ぶから森でとろうと思ったのだ)



これは、長女のリクエストで草団子になった。




木曜日の話。

今度は、大量に生えたつくしをみつけ、これもひたすら集める。

つくし集めは次女にも楽しいようで、一生懸命集める。


ただ、長女は「食べること」を前提として茎を長く摘んでいるのに対し、次女はただむしっているだけ。


大量に集まったので、袴をとり、これも苦みの強い胞子部分を、水に何度かさらして苦みを抜く。

(これもほとんどトウがたちすぎており、胞子嚢が開いたものがおおい。それは茎のみ食べる)


醤油と砂糖で甘辛く煮た。

長女以外にはきっと不評だろう、と思ったら、こちらは家族全員(子供全員でなく、妻にも)おいしいと大好評。


あっという間に食べつくし、明日(書いているうちに日付が変わって、今日になってしまったが)は休みなので子供とつくし取りに行く約束になっている。



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草むしり  2013-04-14 14:47:05  料理 住まい 家族

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春になったので、庭の草むしりを手伝う。


冬の間は「寒いから」とサボっていたの。


特に、妻が出てきてくれないと、僕だけでは草むしりができない。

雑草と、植えてある草の区別がつかないから。



昨日は暖かかったので、子供たちは外遊び。

僕と妻は子供を緩く見ながら、草むしり。




イタリアンパセリと、三つ葉がぼうぼうに繁殖している。


これは、半雑草。庭にあると便利なので繁殖を許しているが、ほっとくと増えすぎるので、時々抜く。

ただし、抜いたときはありがたくいただく。ただ雑草として捨てはしない。


というわけで、この日の夕ご飯は、イタリアンパセリと三つ葉の料理。

妻は庭仕事が忙しいので、僕が作る。


ネットで調べると、どちらもセリ科なので、「イタリアンパセリの代用として三つ葉」という話を散見する。

じゃぁ、まぜて何か作るか、と妻に提案すると、「せっかくたくさんあるのだから、味の違いを食べ比べたい」という。


食べ比べるなら、それぞれの国の料理にするのが一番だな。

和洋折衷になるけど、イタリアンパセリのパスタと、三つ葉の卵とじを作る。



イタリアンパセリは固いので、葉の部分だけをフードプロセッサでみじん切り。

1回じゃおさまらず、5回ほどフードプロセッサを稼働させる。

(気軽に使える、小型タイプだけどね)


大量のにんにくみじんぎりとオリーブオイルで炒め、アンチョビなぞ入れてみる。


…パセリが多すぎて、アンチョビ一缶では隠し味程度にしかならなかった。


4人前のパスタと和えても、ソースが余った。これは翌日パンに塗っていただいた。



三つ葉は柔らかいので、茎ごと適当な大きさにきって、歯ごたえを楽しむ。

フライパンに入れたら、ふたが閉まらないほど山もり。


少なめの水で蒸し煮にする。これでかさが減った。

さらに、だし醤油とひき肉をいれ、煮込む。

ごま油を入れ、卵3個を回しかけ、火を止める。後は予熱で卵が半熟になるのを待つ。




パセリパスタは想像通りの味。うまい。

でも、それ以上に三つ葉の卵とじがうまかった。


子供たちにはパスタが大人気。

三つ葉は「おいしいけど、おかわりはいらない」という評価。



パセリの茎はまだ冷蔵庫の中。

セロリのような食感なので、また別の料理を作る予定。



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新玉ねぎ  2013-05-11 23:42:04  料理 家族

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新玉ねぎ

水曜日、長女と次女が、保育園で新玉ねぎをもらってきた。

長女は大き目のものを3個、次女は小さなものを2個ある。


保育園の畑で収穫したものだそうだ。

長女は年長組なので本格的に収穫作業を行い、次女は年少組なので「ちょっと」お手伝いしたらしい。

(ちょっとがどれくらいかわからないが、引っこ抜いて、重いのを両手に持って運んだ、と言っていた)


少し前にも長女は1つ、玉ねぎをもらってきていた。

すると、あれが試しの収穫で、よさそうだから全部掘り起こした、ということか。


前にもらった1つは、長女のリクエストでオニオンリングフライにした。うまかった。




翌朝(木曜日)、早起きしてきた次女がさっそく「玉ねぎ料理して!」と要求してきた。

じゃぁ、味噌汁でも作りましょうかね、と準備する。


「おつゆだけじゃなくて、ごはんも玉ねぎ」

えぇっ? ごはんに玉ねぎ? と聞くと「どんぶりがいい」とのこと。


えーと、じゃぁ朝からたまたま丼で。

(玉ねぎの卵とじです)



朝ごはんを食べながら長女に話を聞くと、「前の揚げたのおいしかった」とのこと。

オニオンリングフライは結構面倒だ。週末なら作るけど…。




夕飯は玉ねぎづくし、という予定で準備。

下ごしらえして置いておいたのだが、水にさらしておいた玉ねぎが辛みが抜けていない。


サラダにしようと思ったが、これは子供には食べられないだろう、と急きょ方針変更。


サラダのつもりで細切りにしていたので、干しエビと冷凍エビとミックスベジタブルを混ぜ、かき揚げに。

甘辛いタレをかけて、かき揚げ丼にする。


…朝晩どんぶりになってしまったが、「玉ねぎを揚げた」ということで次女の希望にも沿い、大好評。




昨日(金曜日)の夕食は、玉ねぎが主役の酢豚風。

冷凍鳥から揚げ使って、適当に手抜きしているけどね。


玉ねぎと人参とピーマンを大きめに刻み、炒めてから鳥のから揚げを入れる。

味付けは三杯酢にごま油、適当に調味料と片栗粉を入れて、一気にからめる。



玉ねぎ、主役のつもりで2個も入れたのに、見た目では存在感がない。

でも、食べるとしっかり甘みを出していてうまかった。


これも大好評。




今日の昼ご飯はサンドイッチ。

具だけたくさん用意して、各自好きなようにはさんで食べる。


ツナサンドに、みじん切りの玉ねぎを多めに入れてみる。

少しからいかな? と思ったが、想像以上に好評。




さて、まだ玉ねぎは残っている。

じつは、子供たちがもらってくる前日に、八百屋で新玉ねぎが安かったからたくさん買っちゃったんだよね。


次は何を作ろう。

バリエーションを出すのが大変だが、おいしいので結構楽しんでいる。



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鶏足  2013-05-19 22:44:38  料理

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鶏足

しばらく前に、普段いかないスーパーに入った。


この店、なかなか品ぞろえが面白かった。

牛の胃とか、豚の耳とか普通に売っているのだ。


別にそういう専門店ではなく、ごく普通のスーパーであるところが重要。

郊外型の店で、車で来るお客さんが中心ではあるが。



僕も妻も、そういうの大好き。さっそくハチノス(牛の第2胃)とモミジ(鶏足)を買ってきた。


ハチノスはその数日後、たまたまお客様が来たのでトマト煮込みにした。

来客には好評で、僕も妻もおいしく食べたのだが、子供たちはさすがにダメだった。



で、モミジが冷凍庫にずっと入ったまま。結構量があるし、子供が嫌がると消費できないな、と思うとなかなか料理できないでいた。

しかしいつまでも置いておくのももったいない。本日、思い切って料理してみた。




中華風の旨煮を作る。


キッチンばさみで爪を全部落とす。

作業をしていたら、長女(6歳)が「なにやってるのー?」と寄ってくる。


作業を見て「私もやりたい!」と言い出した。

しかし、爪は結構鋭いし、硬くてはさみで切るのも難しい。


(爪も、足の中にある骨も硬くて切るのは難しい。その間に肉しかない部分があるので、そこを切る)


作業後、さっとゆでる。1~2分で茹だる。

手のひらにあたる部分に、毛(鱗?)がついているので、これをむしり取る。簡単に取れる。


また長女が「私もやりたい」と言い出したので手伝ってもらう。


新しいお湯を沸かす。ネギの青いところ、にんにく3かけ、生姜(チューブ入りのすりおろし)適当を入れる。

庭でとれた人参の葉があったので、葉をむしって茎だけも入れて置いた。

匂い消しなので、とにかく香草を入れるのはよいはずだ。

あと、鷹の爪(唐辛子)を丸ごと3本。


で、圧力鍋で5分加圧。10分放置。




ふたを開け、ネギ、人参の茎、唐辛子を取り出す。


…水分を減らしたいのだが、最初の量が多すぎた。

ひたひたに入れたけど、上の方の足が水から出てしまうくらいの量でよかったかも。

(肉が縮むので、その程度の量でも煮込み始めれば「ひたひた」になる)


仕方ないのでフライパンに煮汁を取り、鍋の横のコンロでも煮詰める。

鍋の方には砂糖を入れる。


15分くらい煮込んで、酒、しょうゆ、オイスターソースを入れる。

全部自分の勘を信じて、適当な量をどぼどぼ入れる。


さらに15分煮込む。

子供が見たがっていたので煮込みはじめと同時にプリキュアの録画を見ていたが、一緒に30分番組の最後まで見てしまった。


適当に水分も煮詰まったので(フライパンの煮汁も再度合流した)完成。




食べられないかな、と心配した次女(4歳)は、おいしいおいしいとパクパク食べる。

ただ、骨があるのはうまく食べられないようで、全部外してやる必要がある。

これが案外大変。


肉好きの長男はお変わりして、3本も食べた。


そして、手伝いまでして興味津々だった長女は、「私これだめー」と言ってギブアップ。

まぁ、子供にはわかりにくい食べ物だと思うし、僕が食べました。


しかし、味がダメだった、というのはともかく、こんなものを気持ち悪がらずに食べられるのは、子供として偉いと思う。



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桑の実  2013-05-20 10:58:41  料理 住まい 家族

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桑の実

庭に小さな桑の木が2本、生えている。


植えたのではない。勝手に生えてきたのだ。

まぁ、生物が何もないところから自然発生することはないので、正確に言えば鳥が植えたのだろう。


この桑が食べごろの時期になった。

ここ数日、夕方黒く熟した桑の実を摘んで、夕食後のデザートに食べるのが子供たちの愉しみ。


家族5人で分けると5~20粒ほど。日によって収量は大きく変わる。

とても甘くておいしい。


去年まではそれほど甘くなくて、勝手に生えてきたやつだから仕方ないねぇ、などと言っていたのだけど。

なんだか条件が整ってきたのかな。




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テヌキサラダ  2013-05-22 11:11:15  料理 家族

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テヌキサラダ

先日の日曜日のこと。


我が家では大抵、週末の2日間のどちらかの昼ご飯は焼きそばである。

子供が焼きそば好きで楽しみにしているから。


ところが、日曜日は昼ご飯を作っている間に、次女が寝てしまった。

まぁ、起きたらパンでも食べればよいか、と、焼きそばは長男・長女のお替りで全部食べてしまった。



2時ごろ起きた次女、おなかすいた、というのでパンにチョコスプレッドを塗ったら大喜び。

これで何の問題もない…とおもったら。



夕食の支度をしていたら、「夜ごはん 焼きそばがいい」と次女。

焼きそばさっき食べたし、もうないよ、と言うと当然ながら「私食べてない」と泣き出した。


すでに夕食の献立は決め、料理中だったので「じゃぁ、なんか作ってあげるけど、麺ならいい?」と聞くと、それでいいという。

次女は、汁なしの麺が好きだ。まだ食べるのが遅いので、汁があると延びてしまう。


えーと、じゃぁ、パスタサラダ作るかな。




スパゲティを1人分くらい、手で適当に3つに折って、塩ゆでにする。

この間に胡瓜1/2本を薄切りにし、塩でもむ。ソーセージも2本ほど薄切りに。


スパゲティが茹であがったら、お湯を捨てて水で冷やす。この水も捨ててさらに冷やす。

そして水切り。ザルでしばらく置いておく間に、胡瓜から出た水分を絞る。


スパゲティと胡瓜とソーセージを同じボールに入れ、マヨネーズをドバーと入れる。

胡椒も粗びきで入れる。塩は入れない。スパゲティに塩味がついているし、胡瓜も塩もみだから。

そして混ぜる。



パスタが余った時に、冷蔵庫に入れておいて、後でサラダにすることはあった。

まぁ、スーパーのお総菜コーナーでもよく売っているよね。余り物で作ると、あれと同じ味。


でも、茹でたてだと食感が違った。このわずかな違いが、非常においしい。


子供に出したら大好評。

おかわり、おかわりで、あっという間に無くなってしまった。




翌日「昨日のサラダおいしかったからまた作って」と次女に言われ、夕食に作る。

しかし、昨日胡瓜を使ってしまったのでない。ピクルス薄切りで代用してみた。

(写真はこの時のもの)


これはこれで悪くない。前日より多めに作ったのに、またおかわりであっという間になくなる。

「これおいしい。なんて名前?」と長女に聞かれて、「テヌキサラダ」と答える。


だって、ありものを使って作っただけだもの。

ゆで時間は必要だけど、作業はレタス細かくちぎるよりも簡単。




さらに翌日(昨日のことだ)、「またサラダ作って」と、今度は子供3人で口をそろえる。


しかし、昨日は僕が仕事で忙しかったので、妻が夕食の準備を途中までしてあった。


「人参サラダ作ろうと思っていた」とのことで、人参の細切りを塩もみにしてあったので、これを入れる。

人参サラダにはレーズンを入れようと思っていた、というのでレーズンも入れる。

ソーセージは入れない。


人参の甘みとレーズンの甘みで、ちょっと味にアクセントが足りない。

粒入りマスタードを入れたら、非常においしくなった。



また大好評。

しかし、連日すぐなくなるので大目に作ったら、多すぎた。

「余ってるなら食べたい」と今朝言われて朝食にも出したけど、しばらくたつと食感は変わってしまう。

やはり、茹でたての方がおいしい。



具としては、ありがちだけど、林檎や柑橘を入れてもおいしいはず。

具の種類は2種類がよいと思う。1種類だとつまらないし、増やしすぎるときっと喧嘩する。


何よりも、「テヌキサラダ」としては冷蔵庫の余り物で作れるところが真骨頂。

ありもので作れる簡単なレパートリーが増えた。


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インド料理  2013-05-24 12:39:18  料理

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インド料理

家で仕事をしていて、子供がいるとなかなか「大人の外食」というものができない。

ファミレスとか、回転ずしとか、子供が喜ぶお店は入るのだけどね。


用事があって昼間妻と出かけ、久しぶりに外食となった。


せっかくなので、普段入れないお店を…と思って、インド料理屋に。

子供がいると辛いのはだめだからね。




大船のアカスディープ(AAKASH DEEP)。

以前はやはりインド料理のマハラージというお店が入っていた場所に、そのまま居抜きで入っている。


ずいぶん前に開店していたし、気にはなっていたのだけど入ってなかったのね。



店の横にディナーメニューが張り出されており、結構高くて躊躇した。

でも、前に回りこんだらランチメニューもちゃんとあった。

妻は900円のAランチ。僕は1300円のBランチ。


Aランチは4種類のカレーから1種類を選べる。

ナンかサフランライスを選べる。

サラダが付いてくる。

食後に、コーヒーかチャイ(それぞれホットかアイスを選べる)が付く。


Bランチは、別の4種類のカレーから、2種類を選べる。

ケバブがついてくる。デザート(ヨーグルト)がついてくる。

その他はAランチに準じる。




妻はキーマカレーを選択。


僕はスパイシーチキンと、スパイシーベジタブル。

Bランチは他にスパイシーシーフードと、バターチキンがある。つまり、基本スパイシーだ。


そしたら、お店の人に「スパイシー からい だいじょうぶ?」と聞かれる。

大丈夫です、と答えたけど、念を押されると怖くなってくる。どんだけ辛いのだろう。



…全く問題なしでした。適度な辛さでおいしい。

辛いのが苦手な人にはダメかもしれないけど、そういう人は最初からインドカレー屋なんて入らないだろう。



食べ終わったら「ナン おかわりできます」と言われた。

妻には量が多かったようで、おかわりするくらいなら少しあげる、と言われたのでお替りせず。


お替りがあるなら、そのつもりでカレーを配分して食べないといけない。

最初にお替り可能と知っておくといいだろう。(もしかしたらメニューに書いてあったのかもしれない)



なかなかおいしいランチでした。



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料理コーナー更新  2013-06-03 17:03:18  料理

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10年ぶりに、料理コーナーを更新しました。


ついでに、タイトル改題しました。

「男の料理」から、「簡単料理の作り方」に。



まず、僕の考える「男の料理」について。

ここ数年は、男子ごはんとか、MOCO'Sキッチンとか、男でも料理を作ろう!みたいなのが流行りですが、ページを作り始めた 1996年ごろには男が料理をするって、今ほど一般的ではありませんでした。

(もちろん、料理が好きでやっている人は多数いましたが)



で、世間一般にも、男が料理をするというと、「不器用だが味はうまい」みたいなイメージがありました。

僕自身の考えていた「男の料理」のイメージもそれ。もこみちとか太一君とか、確かに男が料理しているけど、結構繊細。



ひるがえって現在の僕はどうかと言うと、料理が好きでやっているうちに、すっかり上手くなってしまいました。

…いや、自分で上手いなんて言うとおこがましいな。

冷蔵庫のありものでパパっと作るような、「日常料理」ができるようになった、ということです。


これはもう、僕の定義する「男の料理」ではない。

でも、じゃぁ主婦料理なのかというとそうでもない。女性のような繊細さは持ち合わせていません。



というわけで、「簡単料理の作り方」。

ここでいう、「簡単」は、簡単に作れる、という良い意味ではないの。

いいかげんにパパッと作った、という悪い意味。




話はもどって、更新内容。

改題第1回は「焼きメレンゲ」です。以前に日記で書いたけど、さんざん失敗して、どこをどう間違えると「失敗」になるのか、ノウハウが溜まったので。


写真だけ撮って、公開していない料理いっぱいあります。

もうすぐ夏だけど、クリスマスのチキンとか、お節料理とか、写真だけはある。


次回はそこらへんをまとめたいところ。


#いまさら、Cookpad にでも書いた方が喜ばれるのはわかっているのだけど、あんな「たいした場所」に公開するほどのレシピを持っているわけではないので、自分のページで。



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鶏肉と夏野菜のトマト煮込み  2013-06-18 09:56:16  料理 家族

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料理ページに、ラタトゥイユという料理を紹介している。


子供が生まれる前は、毎年夏になると作っていた。

子供が1歳くらいまでは作ってたかな。


でも、ある頃から子供受けしないので作ってなかった。

昨日数年ぶりに作ってみたところ、予想以上に子供が「おいしい」と喜んだ。




久しぶりに作った理由は、いろいろある。


先日、トマトの水煮缶がなくなったので、3つほど買ってきた。

我が家ではトマトの水煮は常備しておくものなのだ。


そうしたら、僕が買ったのに気付かず、妻も2つ買ってきた。



子供が鶏肉好きなので、冷凍鶏肉 2kg を買ってきて冷凍庫に入れてあった。

涼しいうちは、シチューとか作ると喜ぶ。でも、最近暑くなってきたので、シチューと言う雰囲気ではない。


カレーにしようと思ったが、そういえばカレーは父親参観の際に保育園で出たのだった。

(長男以外全員食べている)



いつも買い物に行くスーパーに言ったら、夏野菜の冷凍ミックスが目に入った。

そうだ、これで鶏肉入りのラタトゥイユ作ろう。




レシピ。超手抜きだ。


夏野菜冷凍ミックス2袋 = 1kg。

鶏もも肉冷凍半袋 = 1kg。

玉ねぎ半分

カットトマト缶 1缶


夏野菜冷凍ミックスは、ズッキーニ、なす、トマト、パプリカ、玉ねぎがカットされ、下茹でしたものが冷凍されたもの。1袋 500g で、業務スーパーで売ってた。



玉ねぎをざくざく切って、油を入れた圧力鍋で軽く炒める。


鶏もも肉を半解凍して、食べやすい大きさに切る。そして炒める。というか、火で解凍する。


冷凍野菜ミックスも一緒に半解凍してあったのを鍋に入れる。


なんとなくざっくり混ぜたら、ふたをして加熱。

シュンシュン言ったらすぐ火を止めていい。圧をかけたいわけではなくて、解凍したいだけだから。


…しばらく放置。


食べる 30分くらい前に、仕上げをする。


すでに、水なんて入れなくても、肉汁と野菜の水分で十分煮込まれているはず。

圧力鍋を使ったのは水蒸気を逃がさないためで、圧をかけたかったわけではない。


トマト缶を入れて煮込む。カットされた缶詰を使ったので、ただ入れただけ。

チキンコンソメを適当に入れて、胡椒で味を調える。


最後に、香りづけのオリーブオイルをドバっと。これで完成。




なんと、最初に玉ねぎと鶏肉を切った以外に包丁使ってない。

というか、野菜ミックスに玉ねぎ入っているから、この玉ねぎもなくても大丈夫。


今回、子供が食べるので唐辛子は入れなかった。入れると大人っぽい味になる。



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たき火  2013-12-10 09:37:31  料理 旅行記 家族

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たき火の煙の匂いが好きだ。


煙くて嫌いな人もいるとは思うけど、ボーイスカウトをやっていた僕には、たき火は「落ち着く匂い」。

特に夕暮れ時は「今日の業をなし終えて」という気がするし、冬の寒い時期に炎の暖かさを感じるのも好き。


で、土曜日に妻が庭の枯れ木・枯草を処分しようと燃やし始めた。

僕はその時仕事をしていたので知らなかったのだが、ある程度火が大きくなってから子供たちがやってきて、「焼き芋作るからお芋ちょうだい」というので気づいた。


土曜日の仕事は、子供たちが遊んでいる間にちょっとやっておこう、と言う程度の話で、面白いことをしているのであれば参加する。

仕事は切り上げて庭に出た。


少し前に長女が保育園で掘ってきた大きなサツマイモを、濡らしたペーパータオルとアルミホイルでくるんで火の近くに置く。

そして、マシュマロと割り箸を持ってきて、家族で焼きマシュマロ。


夕飯にホッケを焼こうと思っていたのだが、せっかく火があるから、と焼いてみた。

冷凍だったので時間がかかるかと思ったら、火力が強くてあっという間に焼けた。


冷ごはんを電子レンジで温めておにぎりを作り、焼きおにぎりにする。


…夕飯は炊き込みご飯を食べるつもりで炊飯器に仕込んであったのだが、炊き上がるより先に夕飯が食べれる状態になった。

少し早いが、庭で夕ご飯。直火で焼いた焼きおにぎりと、ホッケの干物。うまい。



もっとも、それほど量はなかったので子供たちは「もっと食べたい」と…

ちょうどその頃、いつもの夕食の時間になって炊き込みご飯が炊きあがった。

おかずはないが、ご飯だけで十分旨い。


さらに、焼き芋をデザートに。ゆっくり蒸し焼きにした焼き芋はねっとりと甘い。


ただ庭の枯れ木を処分しようとしただけだったのに、豊かな夕食となった。




翌日日曜日、町内の餅つき大会があるので参加。

町内の、といっても町内行事ではない。町内にある中堅工務店が主催する行事。最初の頃から参加しているが、すっかり毎年恒例になった。


この工務店には安い仕事を頼んだことがある。本当に簡単な仕事で儲けも大してなかったと思う。

でも、「地元の皆さんへの恩返し」として、こんな行事を主催してくれているのだ。


餅つきをして、餅・焼きそば・豚汁が無料でふるまわれる。

近所の公園で行われるので、調理は全部たき火で行う。ここでも、気持ちの良い煙の匂いを感じられる。


子供たちのために、無料のヨーヨー釣りやアートバルーンもある。

端材を使った木工コーナーもある。



うちの子供たちは、昨年は木工コーナーで適当に木を組み合わせて釘をうち…ごみを作って持ち帰った。

長女曰く「モノレール」、長男曰く「スーパーアンビュランス」など。夏に庭でバーベキューをしたときに焚きつけに使ったら、長女は非常に怒った。


「今年もトンテンカンテンするから、捨てないでね!」と長女。

捨てられたくなかったらゴミじゃないもの作ってね、と僕。


少し考えた長女、「小さな机作る!」と目標を決めた。去年は目標もなく木を組み合わせていたので、目標を作っただけ進歩。


適当な端材を見繕って、机になるように組み合わせる。

…足の長さが揃わない。端材なので揃うわけがない。のこぎりはあるので、切りそろえる。


そして、組み合わせて釘で打つ。

大方僕が作ったが、釘を打つところだけ、少し長女が手伝う。(というか、全然手伝えていないが、本人はトンカチで叩いて満足)


案外立派な小さな机…というか、お風呂椅子みたいなものが出来上がった。


これを見て、次女も「私も作る」というので、同じようなものをもう1つ。

子供たちが妻に見せに行ったら「案外まともなものができたね」と、妻がさらに改良。

次女の机の足の下の方に棒を渡して構造的に強くする。


その棒があると、「机」として使うときに、足を中に通しにくい。

長女は嫌がっていたが、しばらく壊れにくくなることと、足を通しやすいことを考慮して「やっぱ棒通して」と言ってきた。

細かく位置を指定されたが、僕が作る。



今では気に入って、食事を食べるときの椅子として使っている。

(うちはちゃぶ台で食べているので、椅子は無くても良い。でも、背の低い次女などは普段から小さな椅子を使っていた)




この餅つき大会、予想以上の人数が来たようだ。

餅は途中であんこが無くなったようで、磯部巻きに変更していた。

焼きそばも途中で買い足していたが、それでも最後は無くなった。


どうやら200人を想定していたら、500人ほど集まったらしい。

それほどの量を無料で、と言うのは申し訳がない気がするし、無料だから気軽に食べていく人も多いのだと思う。


感謝の気持ちで無料でふるまいたいのであれば、工務店としては無料だけど、募金箱でも置いて任意の額を寄付する、とかでもいいように思う。(無料にしないため、一人50円以上の寄付とするなど)

集まったお金は東北やフィリピンに寄付。これは善意でやっている工務店さんに一任。



さて、最後にくじ引き大会。

ここで番号が読み上げられ、受付で渡された番号と一致すれば景品がもらえる。


この番号が書かれた紙が、200番までとそれ以降で違う。

そして、読み上げられた数字には400番台後半が含まれていた。これで、当初 200人の予定が500人近く来たのだな、と判った。


で…5人ほどにしか当たらなかった、お米 2kg 頂きました。これが特賞。

次点はサラダ油。こちらも 5人くらいだったかな。景品はこれで終了。


昨年は、主に子供向けのおもちゃ各種で、駄菓子屋で 20円くらいで売ってそうなものが、100個くらいありました。

最後まで残っていた人がほぼ全員貰えたし、子供は喜んでいたのだけど、大人向けではなかった。


今年は数を減らして豪華にしたみたい。

それもまたよし。




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カップヌードルミュージアム  2014-03-31 01:41:45  料理 社会科見学 家族

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27日の木曜日、横浜にあるカップヌードルミュージアムに遊びに行ってきました。


長男の所属する子供会の、6年生を送る会の企画。

僕は6年生をよく知らないが、面白そうなので家族で参加。

(長男はちゃんと6年生の名前などもわかっているようだ)


例年ボーリング大会なのだけど、今年は事前予約してカップヌードルミュージアムに行ってみよう、となったらしい。




子供たちには事前学習をさせて置く。

全く知らないと楽しめないからね。


何をしたかと言うと、カップヌードルを買ってきて、家族で食べた(笑)

長男は9歳だけど、生まれて初めて食べたカップヌードル。


いや、いわゆるカップ麺は食べたことあるよ。

でも、「カップヌードル」は食べたこと無かった。


買ってきたのは、近所のスーパーで売っていた5種。


普通のカップヌードル、カレー風味、シーフード、チリトマト。

それと、普通の味だけど特大サイズ。


味が5種類あればよかったんだけど、なかったので「特大」はギャグのつもりでいれた。

そしたら、長女と次女(仲良し)が、二人で同じ奴がいい、と言い出したので、慌ててノーマルを1つだけ買いに走る。


さて、それで家族みんなで味をわけあいながら、どんな感じか試食。


「おいしいからまた食べたい」と大好評。


チリトマトは辛い、と思っていたら、カレーの方が辛くて、チリトマトは案外辛くなかった、など、食べ比べてみないとわからないことも判る。




ちなみに、場所は横浜みなとみらい地区。


ちょうど、先日 CATV でやっていたプリキュア映画2本(DX と New Stage)の舞台は、ともにこのあたりだった。

興味を持たせるべく、プリキュア映画のあらすじをおさらいしておく。




そして当日。


駅からミュージアムに向かう最中も、「あの観覧車がプリキュアが上に立っていたやつ」とか「ここら辺の道が、メロディとエコーが追いかけっこしてたとこ」とか教えると、次女と長女にはそれなりにウケる。


実は、駅から歩くのが遠いので、そのままでは次女は飽きてしまい「抱っこ」と言い出すのだ。

興味を持ちながら歩かせることで、自分で歩いてもらおうという策(笑)



そうこうするうちに、ミュージアムに到着。


4~6年生は、チキンラーメンを作る。これは事前予約が必要だし、時間がかかるので、到着してすぐに開始。


1~3年生(長男は3年)は、カップヌードルを作る。

到着してから団体で予約を入れたので、30分ほど待たなくてはならない。


待っている間にミュージアム見学。

「チリトマト」は結構新しい味だと思ったら、ノーマル発売直後に発売となり、その後も何度か終了しては復活する、というのを繰り返していると知る。


焼きそば UFO は長男は食べたことがあるのだけど、昔は丸かった、と知って驚いている。

まるかったから UFO って名前だったんだよ、と教えたら妙に納得していたが、そもそも UFO ブームとか、ピンクレディがブームに乗じて歌っていたりとかということは教えていない。


2000年にミレニアム記念で発売された透明カップのカップヌードルを見て、作っている最中が見えるなら食べてみたい、と言っていた。

あれ、たしか iMac に始まる「スケルトンブーム」に乗じて発売されたのだよね。


…UFO といい、スケルトンと言い、結構時代のブームにかぶせてくるな。




いろいろ楽しんでいる間に時間が来たので、まだ見てないところもあるけど集合。

カップラーメン作りにチャレンジ。


作ると言っても、工程は難しくない。


1) カップを自販機で購入。300円。今回は団体で申し込んだので配布された。

2) テーブル(自由席)に座って、好きなデザインをカップに描く。ここが一番時間がかかる。

3) 中身を詰めてもらうコーナーへ。並んでいる間にレシピシートが配られるので、スープの味と具材を決める。

4) 中身を注文して詰めてもらう。部分的に自分で作業するが、主にやってもらうかたち。

5) カップが割れないように特別な緩衝材バッグに詰めて持ち帰り。


長男、「特別なもの」と気負いすぎて、なんの絵を書こうか迷い続ける。

長女と次女はまだ複雑に考えらるほどの知恵がないので、気軽にお絵かきを楽しんでいる。


たった300円だから、別に特別じゃないよ、と言ったら急に気が楽になったのか、長男もお絵かきを開始する。

最近長男はお菓子などの「成分表」を見るのが好きなので、自分が作りたい味の構成を絵の端に書き込む。


で、中身詰めコーナーへ。


みんな中身を係員に注文するのだけど、長男は「カップに書いたよ」と一言。

そういう子はあまりいないようで、おねぇさん笑いながら読み上げ、対応してくれる。


ここで選べるのは、スープが4種類(先日食べた味だ。この4種類が現在の定番商品らしい)、具材が12種類の中から4種類。


組み合わせは全部で5460通り、と書いてあるのだけど、列に並んでいる間にどう計算してもそんなに多くならない。

これ、同じのを重複して選んでもよい、と言う前提らしい。


「12種類から4つ」という言葉で、重複してはいけないものだと思っていた。

なるほど、重複可能として後で計算してみたら、ちゃんとその数になった。




どうでもよいが、5460 の計算がわからない、と言う話題はQ&Aサイトにいっぱい上がっていたが、解説している人の多くが計算式を間違えているし、尋ねた人はそれで納得している。


どうも、どこかのサイトで間違えた計算式が掲載されていて、みなそれを意味も分からずコピペして、あたかも自分が計算したように振る舞っているようだ。


答えるなら、せめて妥当性くらい検証しようよ。


2015.3.6追記

計算がどうなるのか、と悩んでいる人をツイッターで見た。

その人はちゃんと自分で理解できたようだけど、計算方法をちゃんと示しておこう。


12種類の具材から、異なる4種類を取り出す組み合わせの数を、数学では 124と書く。


#中学校で習う。義務教育なので、実際の計算方法は忘れていても構わないが、「組み合わせを計算する式があった」ことは覚えておいていただきたい。



124 は 12*11*10*9 / (4*3*2*1) の意味だ。計算するとわかるが、答えは 495。


具材は重複が許されるので、「3種類」「2種類」「1種類」を選び出す組み合わせの数も必要だ。


123 = 12*11*10 / (3*2*1) = 220。

122 = 12*11 / (2*1) = 66。

121 = 12 / (1) = 12。


3種類の組み合わせでは、3つのうちどれかが重複する。どれが重複するかで、3通りの組み合わせがある。

2種類の場合も、2種類を組み合わせて4種類にする組み合わせが、3通りある。(ABBB AABB AAAB の3つ)


そのため、具材の全組み合わせは 495 + 220*3 + 66*3 + 12 = 1365 通りになる。




ちなみに、最初から「重複を許して」12種類から4種類選ぶ、という書き方もある。124と書く。

nr = n+r-1r と変換できるので、124154と同じ計算になる。


これは 15*14*13*12 / (4*3*2*1) の意味で、計算してみると 1365。


nrは中学では習わないが、知っていればより簡単。




具材の組み合わせ、1365通りにスープの4種類と組み合わせると、1365 * 4 = 5460 通りの組み合わせになる。



Q&Aで間違えているのが多い、と書いたけど、いま確認したらあまり見当たらない。


1年で google の精度が非常に向上した…とはあまり思えないので、僕の勘違いだったと思う。

計算手順は僕と違うが、間違えではない計算式を示しているサイトはいくつか発見した。


間違えている、と書いて申し訳なかった。謝ります。

(追記終り)




カップヌードル作りは、次女がゆっくりやっていたのに合わせていたせいで、ずいぶん時間がかかった。

終わったら、子供会一行はすでにミュージアムを出て、昼食のレストランに向かっていたので追いかける。


横浜インターコンチネンタルホテルの経営する海上レストラン、ピア21。

ここで、6年生を送る会を行いつつ、ちょっと遅めの昼食。そして解散。




ミュージアムは、当日券なので退出後も再入場可能。

まだ見ていないところもあってみたかったので、終了後に戻る。


カップヌードルミュージアム、という「愛称」があるが、実際の名前は安藤百福発明記念館だ。

日清食品の創始者、安藤百福がチキンラーメン・カップラーメンを発明した過程をテーマとして、「発明」という一般的なテーマを伝えようとしている。


だから、日清食品の宣伝色は、実はそれほどない。

もちろんあるのだけど、控えめにしている。


そして、アートワークのセンスが非常に良い。

日清食品は CM などで時々話題作を作るが、館内がすべてあのような「ちょっと斜に構えた」感じで統一されていると思って良い。

なにせ、トータルデザインが佐藤可士和なのだ。



お昼ごはんは外で食べたので、世界の麺を食べられるレストランを楽しめなかったのが少し残念。

そして、子供が遊べるアスレチック…自分が麺になったつもりで、カップヌードルの製造工程を体験できるらしい…なにを言っているかわからんが…が遊べなかったのが、子供たちとしては心残りだったようだ。


というわけで、ここは家族全員の一致で「また来たい施設」となった。

それくらい楽しい場所だったのだ。


今度来るときはチキンラーメン作りたいな、と思うけど、実はいろいろ制限があってややこしいんだよね。




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チキンラーメンの誕生日(1958)  2014-08-25 12:22:03  コンピュータ 料理 今日は何の日

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今日はチキンラーメンの誕生日。

誕生日? まぁ、発売された日と言うことね。


パピコンクリッカーを作った Tiny野郎さんは今日が誕生日だそうだ。

 同じ誕生日の人を探していたようなので、誕生日と表現してみた。



5か月ほど前にカップヌードルミュージアムに遊びに行っていて、そこでは当然チキンラーメンの発売以降の、日清を中心に他社の製品も含め、インスタントラーメンの歴史を展示していました。


戦後の食糧難の時に、安藤百福さんが誰でもすぐ作って食べられるラーメンを開発しようとした話や、てんぷらをヒントに製法を考案する話なんかは結構有名。


他社にまねされたときに粗悪品もかなり出回り、「製法がわからないから粗悪品ができるんだ」と、特許を取っていた製法を無償公開してしまった、というのはミュージアムで知った。


ただし特許を使用するには「日本ラーメン工業協会」に加盟して品質を保証しなくてはならない。この協会の会長は百福さんがやっており、加盟料は払う必要がある。

でも、これで類似品も含めて品質が安定し、「インスタントラーメン」の需要がさらに広がる。

結果としてちゃんと日清は儲かるようになっている。素晴らしい。




と、僕のページで書くのだから、受け売りの話で終わらそうとは思っていない。


僕が子供の頃にはじめて「自分で作れる料理」のレパートリーを持ったのは、インスタントラーメンだと思う。

これ、非常に微妙な問題で、パンを焼いて食べる、程度はその前からやっていた。


どこから料理と見做すかの境界で、当時の僕は「ガスコンロを使う」ことが大事だと思ったのね。

ちなみに、具は入っていないので包丁は使わない(笑)


でも、小学生には十分な料理に思えたのですよ。



プログラマは料理ができなくてはならない、と説いたのは元アスキー編集長の遠藤諭。


優れたプログラマは人に邪魔されない深夜に仕事をするものだし、その際に腹が減ったらちゃっちゃと自分一人分の料理をこしらえられなくてはならない、というのがその理由だった。


今ならコンビニがあるから買ってくれば済む話だが、それは多分真意ではない。


料理と言うのは科学実験であり、そこにはアルゴリズムも、探求心も存在する。だから、料理もできない奴は良いプログラムは組めない、ということだと僕は理解している。



もちろん、優れたプログラマで料理ができない人だって多数いる。

でもそれは、知識が足りないだけ。優れたプログラマは、最初のきっかけがあれば後は勝手に調べて学習するので、料理を始めるきっかけさえあれば必ずおいしいものが作れるようになるはず。



逆もまた真で、ありあわせの材料でおいしい料理を作れる人はプログラマの素養があると思っている。

こちらもまた、知識を持たないといけないけど、「料理する」ことに比べると「プログラムする」のはハードルが高いね。




料理にアルゴリズムが伴う、というのは、なにも料理するときに限らない。



1950年代の MIT ハッカーたちが、中華料理店に通い、メニューに書いてある謎の記号(漢字)と料理の素材・料理法などの関連性に気付き、「甘酢苦瓜」を注文した…と言う話を過去に書いた


自分で料理はしていないが、素材と料理方法を組み合わせれば料理ができるはずだ、と推察し、実際に料理人にその指示を出して作ってもらった、というのは面白いエピソードだと思っている。


料理が自分で出来る人でも、素材と料理法の組み合わせを実験してみることがある。

思い切った実験の結果、マズくて食えないものができることもある。でも、そこで「確実にマズイ組み合わせ」を覚えたら、以降はそれを避ければよいだけだ。


実は、まずい料理を作るのは、料理の腕を確実に上げる。その積み重ねをやった人は、おいしい料理を作れるようになる。



ハワイ伝統料理を食べた時は、立場が逆転していた。

僕はお客さんで、何が出てくるかわからない。出てきたのは得体のしれないもので、周囲の人がみなまずそうに食べている。


その状況ですら、料理を知っていれば出来ることがある。

伝統料理がマズいはずがない。マズいと感じるなら、何かが間違っているんだ。


単体で食べたらまずいのを、別の料理を一緒に食べるとおいしくなるのを発見した。

この時は、ハワイ料理に対する知識も経験もなくても、料理に対する知識と「探求心」で正しい方法を見つけ出したことになる。



逆に、一般においしいと思われているものですら受け入れられない人もいる。


ドライカレーに干しぶどう、酢豚にパイナップル、鶏肉のオレンジジュース煮、生ハムメロン。

大抵肉とフルーツは、適切に合わせるとうまいのだけど、拒否反応を示す人は多い。


好き嫌いは個人の自由だけど、なぜそれが一般に「おいしい」とされるのかが理解できないのであれば、その人の理解力はその程度であり、プログラマーとしての素養もそれほどない、と思っている。


#理解したうえで自分が嫌いな理由を論理立てて言える人ならその限りではない。

 大切なのは論理体系が構築できることだからだ。




食べるというのは日常で最も大切な行為の一つで、大切だからこそ保守的になるのが普通のようだ。

多くの国では、伝統料理が大切にされ、その形を崩さないことを良しとする。


じゃがいもやトマトが新大陸からもたらされても、人々はなかなか食べようとしなかった、というのには、そうした側面もあるかと思う。


しかし、日本人は食を「冒険」と捉えるのが好きらしい。

変わったものを食べたがる。外国の料理を取り入れ、伝統料理にも新食材を取り入れ、世界中どこの国にもない新しいものを作り出してしまったりする。


#この意味では、トマトを食べたイタリア人も食の冒険が好きだったようだ。



チキンラーメンは世界最初の「インスタント食品」だけど、日本人はそれに拒否反応を示さず、むしろ好奇の目を持って「食べてみたい」と受け入れた。

その後もボンカレーなどを含めて多くの「すぐ食べられる」食品が出てきたが、それほど拒否反応は無い。


インスタント食品が日本から出てきて世界に広まっているのは、こういう国民性とも無縁ではないように思う。



#もちろん今でも「体に悪そう」と拒否反応を持つ人もいるが、それは個人の好みであり、自由だ。

 (納豆が嫌い、というのとそれほど変わらない話だと思っている)




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鎌倉オクトーバーフェスト 2014  2014-10-08 09:59:20  料理 社会科見学 家族

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先週の土曜日(4日)、鎌倉オクトーバーフェスト 2014 に行ってきました。


このイベント、数年前からやっています。

でも、子連れで酒飲みに行くわけにはいかんだろ、と今まで行ってませんでした。


前日に急に妻が「これ面白そう」と見つけてきて、一番下の子ももう5歳なので、おいしいご馳走食べれれば喜んでいくだろう、と行ってみることにした次第。


ちなみに、鎌倉ってドイツ文化が色濃く入ってきています。

ハム・ソーセージを日本で最初に作った会社は鎌倉に作られましたし、地ビール会社も多いです。

パン屋さんなんかも、ドイツ風のパンを売る店は多い気がします。


だから、オクトーバーフェストは、非常に鎌倉らしい祭りな気がする。




酒飲みたいので、車で行くという選択肢は無し。

電車で行くかな…と思っていたら、最近自転車乗るのが楽しい長女(7歳)が「自転車で行きたい」と言い出します。


長女はまだ自転車で行くには遠い距離じゃないかな…と思いつつ、ゆっくりいけばいいかな、と早めに家を出ることにします。

危険なところはゆっくり慎重に進み、疲れたら休めば何とかなるでしょう。


#次女は僕の自転車の後ろ。


そしたら、案外長女は大丈夫でした。

開始時刻の昼12時の30分前についてしまいます。


さてどうしよう…。

銭洗辨財天への方向表示が見えたので、なんとなくそちらに進んでみます。

他の神社から離れているから、めったに行かないんだよね。




お金を水で洗う、という奇妙な体験を子供たちも喜んだ後で、「お腹空いた」というのでいよいよオクトーバーフェストへ。

市役所の駐車場でやっています。これも非常にローカル感。


12時半。始まったばかりで、みんな食べ始めたところだから、席の確保に手間取りました。


でも、おいしそうな屋台がいっぱい出ていて、子供大喜び。

肉好きの長男は、とにかく肉を食いたがります。


実際、鎌倉ハムとかすごく安く屋台出してるんだよね。

(鎌倉近辺の祭りでは、鎌倉ハムさんの屋台はすごくお買い得なのだ)


東北の支援を目的とした屋台もあります。

そうしたお店でも食事を購入。ついでに、クジラ肉の缶詰なんて買ってみました。

震災の時に「鯨缶詰を模したタンク」が津波に流されて話題になった、木の屋石巻水産の物。


酒は、サントリーの物を2杯と、地ビールを2杯のセット券を購入。

妻と僕で2杯づつ。二人ともそれほど飲めないので、これで十分。




てきとーに席を陣取り、てきとーに屋台で食べ物を買って来つつ、てきとーに食べる。


通路を歩いていると、何か煮込み料理をお盆に載せて売っている人がいます。

なんですか? と聞きながら気づいた。ハチノス(牛の胃)のトマト煮込みでした。


すぐに名前が思い出せず「あ、牛の胃だ」と口走ったら、おぉ、ご存知ですか、トリッパ(イタリア語)の煮込みです、との返事。

この時は、長男のリクエストで焼きそばを買いに行くところだったので「大好きなので、後で必ず買います」と言って通りすぎます。


…で、後で買いに行ったら、驚いてた。

「後で買います」はよくある逃げ口上なんでしょうね。



大船で以前から気になっていた沖縄料理店も店を出していたので、沖縄そばを食べます。

気になってはいたが入りづらくて入っていなかった、と言うと、ぜひ来てください、と誘われました。


基本的に飲み屋なので、子供がいると行きにくいのですが、おいしそう。今度行こうかな…


なんか、こういう交流があるのも楽しい。



交流ついでに、ようは「大規模飲み会」なので、ステージ上に誰かが来ると、そのたびに乾杯となります。


みな、「かんぱーい」と言いつつ、自分のグループの殻に閉じこもっています。もったいない。


「かんぱーい」と言うときに、ただ近くの別グループの人の顔を見るだけでいいです。

大抵は笑って言い返してくれます。それだけで終わりだけど、こうした一瞬の交流は大好きなんです。


#もし話ができるならそれも楽しいのだけど、こっちも子供がいるのでゆっくりはできない。




舞台にはヨーデル歌手の人がいました。

ヨーデルって、スイスとかのイメージあるけど、ドイツのパブでも歌ってるイメージあります。

…その場でスマホで調べると、ドイツはアルプスの端に位置するから、ヨーデルが歌われる地域なのね。


アルペンホルンの演奏もあったので、子供に「遠くまで音が届くから、2~3km離れた山の中の人と会話ができるんだよー」なんて教えます。


2~3kmが正しいかは不明。酔っぱらいの言うことだから。

でも、遠距離通信に使われた楽器だというのは事実ですよ。


ハンドベルの演奏もしてました。

最後には、子供たちに適当にハンドベル持たせて、適当に鳴らして練り歩く。形なんてどうでも、楽しそうならいい。




さて、実は今日の日記の一番のハイライト。

大道芸人が来ていました。


来るのは事前に知っていたのですが、小学6年生。

正直なところ、「子供だからかわいい、というレベルでたいしたことないだろう」と思ってました。


…まったくそんなことない。大人でも難しいような技を、次々繰り出します。


追記 2019.10.28


もともと、ここに彼を撮影したビデオを表示していました。(本人了承済み)


しかし、本人から「活動方針変更のため、削除してほしい」との直接依頼が来たため、削除しています。



僕は大道芸とか好きですが、わざわざ見に行くほどではない。

でも、やっているのを見かけたら最後まで見て、十分楽しめたと思ったらおひねりも必ず出します。


で、僕の判断基準から言えば、トップレベルの演技です。



一番得意だというディアブロ(中国ゴマ)の演技では、片手を離す、両手を離すといった、見たことのない技を連発。

クラブジャグリングもなかなかのもの。はしご芸、アートバルーン、ダイススタッキング、手品…などなど、演技の種類も多彩。

一つ一つの演目も、大人の大道芸人でもできない人が多いような技を次々繰り出す。


本当は演技時間は 30分だったのですが、その15分前から「練習」と称して演技を始め、45分間を途中ダレルこともなく、見事に演じ切りました。


これ、大人でもかなりのレベルです。「子供なのにすごい」ではなく、大道芸人としてすごく高いレベル。


是非おひねりを出したかったのだけど、「市役所に呼ばれてきているので」ということで、受け付けてもらえませんでした。


妻は、「お金がダメなら、そこらへんで菓子折り買ってきて差し入れたい」と言ってました。

そんな手間をかけても、何かあげたいレベルの演技だったのです。




彼の名前は、ハンド君。

彼はまだ子供なので WEB ページとか持っていないようですが、お父様が宣伝を兼ねたブログ書いてます。


見ると、大道芸イベントにはかなり参加しているらしい…

やっぱ遠くまでわざわざ出かけて、とはならないのだけど、また近所で出ることがあったら、是非見に行きたい。



年齢を聞いたら「12歳」。…と答える彼の横から、お母さんが「まだ11歳でしょ」と。

「今月には12歳なんだからいいじゃん」と言い返す彼。


お母さんは、まだ若いのに天才! と言わせたいのだろうし、彼は男の子らしく、早く大人に見られたい。

こんなやり取りもほほえましい。


彼曰く、Youtube なんかへの投稿は大歓迎だそうです。

というわけで、先のビデオは家族ビデオとして撮っていたものを編集したものです。

おひねり出せなかったから、せめてもの応援のつもり。


家族ビデオのつもりだったので、会話が入っていたりします。

その点はご容赦ください (^^;



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安藤百福 誕生日(1910)  2015-03-05 10:04:12  料理 今日は何の日

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今日は安藤百福さんの誕生日(1910)。


google doodle で知りました。

パソコン関係の人の誕生日とかはチェックしているのだけど、百福さんはノーチェックだったわ。


世界で初めてのインスタントラーメンを発明し、後にカップラーメンも発明した、日清食品の創業者ね。


僕は、人は一生に一度大ヒットだしたらすごい、と思っています。

大ヒットって、周囲の評価の問題ではなくて、その人が自分で自信をもって言えることがあればそれでいい。


その意味では、インスタントラーメンは超ド級の大ヒット。

その後にインスタントラーメン、インスタント食品と言う巨大市場を生み出してしまったのですから。


これだけでも十分凄い話なのに、その後にカップラーメンの開発をしている。

これがまた超ド級で、「料理」という概念を根底から覆してしまったし、ラーメンを食べる習慣のなかった世界中の人たちにまでラーメン文化を普及させた。



1つの大ヒットがあれば十分なのに、超ド級の大ヒットを2つも作りだした人は、ものすごい人だと思います。




基本パソコン関係の「今日は何の日」なのに百福さんを取り上げるのは、ハッカー(凄腕のプログラマ)にはインスタント食品の愛好家が多い、と信じているから。


夜中にプログラムしていて、ちょっと腹減ったからインスタント食品食べる、というのは基本かと思います。



あと、ハッカーなら自分で食事作れなくてはならないよ。

手順を整えて手際よく仕上げる、というのはプログラムと通づるものがある。


不慣れだから料理できない、という人は、まぁそれでもかまわない。


でも、よく料理しているにもかかわらずおいしいものが作れない、という人は信用しない。

そんな奴の作るプログラムは、食えない不味いものであるにきまっている、と思っている。


プログラムにも、料理にも関わらず、手際が悪い奴っていうのは何をやっても手際が悪いもんです。




さて、google doodle で百福さんだったからあわてて取り上げた、と思われるのも面白くないので、過去の日記を紹介して終わりにしよう。


上のような考え方を持っていたので、すでに「チキンラーメンの誕生日」(1958/8/25)は紹介しています。


あと、「今日は何の日」ではないのだけど、カップヌードルミュージアムに行った日の家族日記もある。


この二つの日記で、百福さん絡みの語りたいことはほぼ語りつくしているので、今日はこの程度でおしまい。



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山猫料理店  2015-03-24 16:53:20  料理

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大船近郊に住んでいると、当然ながら大船のレストランにはそれほど入らない。

遠出した時なら何も考えずにレストランに入るのだけど、大船だったら「家帰って食べるか」となってしまうから。


でも、時々来客があった時に、おいしいお店には案内したい。


こういう時に使うお店は、大体二つある。


食事しながら話をしましょう、という時には、バロッコ

おいしくて落ち着いたイタリアレストラン。


店内にはアンティークのおもちゃなどが置かれていて楽しい。

誕生日の人は、誕生日だと告げるとオルガニートでお祝いしてくれる。


ちょっとコーヒーでも飲みながら、という時は、バナナフィッシュカフェ

地下にあるお店で、大きな水槽でアロワナが飼われているのが目を引く。


店内は広くないが、ゆったりとした雰囲気になれる空間。

もちろんコーヒーもおいしい。




お昼時にちょっとした来客があり、バロッコに案内しようと思った。

そしたら、今日火曜日は定休日だった。


ありゃー、他に昼ご飯食べられるいい店あったかな。

昔ならバレンシアに案内したのだけど、あの店は数年前にビルの建て替えに伴って、惜しまれつつ閉店してしまった。(本店が鎌倉にある美味しいお店)


むむむ、他にいい店は無いか…


ネットで探したら、「山猫料理店」を見つけた。

あぁ、そうだ。あの店、気になっていて行ってみたかったんだ。


ネット上での評判はいいらしい。よし、良い機会だから新規開拓だ。行ってみよう。




山猫料理店は、別に山猫を食べさせる店ではない。

…って冗談(?)は、ネット上では半ば常套句になっているようだ。


動物病院のすぐ隣にあって「山猫料理店」という名前だから、怪しさ倍増ですね。



「山猫」で「料理店」と言っているのだから、宮沢賢治ですよ。

「注文の多い料理店」という有名な童話の舞台は「山猫軒」と名乗る料理店だ。


山猫料理店は、小さいけどアットホームな雰囲気の定食屋さんで、メニューはわずかしかない。

「山猫御膳」1000円がお勧めらしいので、それを食べる。



お客様があった都合上、写真なんかは取っていない。

天ぷらとローストビーフ、お味噌汁に煮物、ひじき、そしてごはん。

微妙に和洋折衷なのだけど、非常においしい。



お客さんと話をするので長居すると申し訳ないかな、とも思っていたのだけど、来ているお客さんの多くが、ゆったりとおしゃべりの時間を楽しんでいたみたい。

小さな店だけど、席数はそれなりにありました。


店内の稠度もかわいらしい。ちょっと古風で、ちょっとおしゃれで、童話の世界に浸っている感じ。


うん、なかなかいいお店。

バロッコも好きなのだけど、こちらのお店もこれから時々こよう。


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生卵と生豚と  2015-06-12 12:16:10  料理

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当ページの黎明期(?)に掲載したミルクセーキのレシピは、いまでもそこそこ人気。

先日のツイッターでこのページをツイートしてくれている人を発見した。


#時々エゴサーチしてますよ。


何の話してたんだろうなー、と見に行くと、もちろんミルクセーキ飲みたくなったという話から始まっているのだけど、その後の疑問が素晴らしかった。


レシピページには、アメリカ式とフランス式のミルクセーキの違いも跡から追記されているのだけど、日本で一般に知られているのはフランス式。生卵を使う。


で、ここに疑問。

「生卵は日本人くらいしか食べないというけど、フランス人はミルクセーキは飲むのか」


これにハッとした。

生卵の話は知っていたけど、ミルクセーキは飲むのか、とは思ったことなかった。




気になったら調査。早速調べる。

…なるほど、フランス人は「調理しない卵」は気持ち悪がるのだな。


さて、その前に、なぜ「生卵は日本人くらいしか食べない」と言われるのか、書いておく必要があるだろう。



卵に対する感情は国ごとにかなり違っていて、アメリカでは法的に飲食店で生卵の提供を禁止している州もある。

イギリスでも、基本的に生は食べない。


理由は簡単で、生卵はかなりの確率でサルモネラ菌に汚染されるためだ。

卵の殻は微細な穴だらけで、菌の大きさなら簡単に通り抜けられる。


卵は、鶏舎の中で産み落とされるものだ。当然、そこには鶏糞が高確率に落ちている。

鶏糞中には当然のように雑菌がいる。


自然界に於いて、卵が簡単に汚染されるようでは困るので、卵白には殺菌の作用もある。

なので大抵の雑菌は大丈夫なのだけど、サルモネラ菌は繁殖してしまうようだ。


また、鶏自体がサルモネラ菌に犯されている場合がある。

大抵は病気になるようだ。この時点で発見され、排除されれば問題はない。


しかし、感染しても発症しない場合がある。

この場合、卵巣に菌が入り込み、産み落とした瞬間から卵にサルモネラ菌が入っていることがある。




日本では、鶏糞の問題は鶏を飼育するケージを傾斜付の金網にし、鶏糞は外に落ち、卵はすぐに傾斜で転がって集められるシステムを作ることで対応している。

卵にわずかについた鶏糞なども、集められてすぐに殺菌・洗浄する。


鶏自体の感染は、時々鶏の健康チェックをすることや、万が一病気の鶏が出たら、周辺も「発症していないが保菌の可能性あり」としてまとめて屠殺することで対応している。


こうした努力の結果、日本の卵は世界一の鮮度を保ち、卵かけご飯を食べられるし、ミルクセーキも飲める。

でも、一般に海外では生卵を食べない。



…ここまでは理解していた。ここからは今回知ったこと。


外部からのサルモネラ菌感染の際は、菌は卵白内にとどまる。

やはり卵白に殺菌効果があるため、あまり活動できないようだ。


卵が古くなると、卵黄を守る薄膜の効果が薄れ、卵黄に入り繁殖する。

また、卵を「割る」と、これも卵黄を守る薄膜が傷つき、卵黄が感染し、繁殖する。


生で食べる場合は、新鮮なものを、割ってすぐに食べること。


万が一、親鳥が感染していた場合は、最初から卵黄内に入るために繁殖するが、この場合は鶏舎で病気が発生することが多いため、確率的には非常に低い。



さて、フランス人の話でいえば、大抵は卵白には火を通すが卵黄は生に近い、半熟の状態を好むそうだ。

これは非常に理に適っている。


どうしても、卵白を生のまま食べたいジェラートづくりなどでは、熱い糖蜜を入れて殺菌したりする。

イタリアンメレンゲの作り方



じゃぁミルクセーキはどうなのだ、というと、フランス風は黄味だけで作る、と自分の追記でも書いてあった。

これなら問題ない。


全卵で作ることもあるけど、それは田舎で鶏を飼っていて、新鮮だとわかっている時だけ飲めるご馳走だったりするようだ。

(フランスは農業大国で、都会暮らしの人も「レジャーとして」農村に出かけることが多い)


というわけで、疑問は氷解。

調べてみると面白いもんで、疑問をくれた方に感謝。





さて、話は急に変わる。

この話を考えていて、数日前からモヤモヤしていたことを書きたくなった。


厚生労働省の基準が6月の頭にあらたまり、今日から「豚のレバー」を飲食店で提供することが禁止になりました。

3年前の「生牛レバー提供禁止」で、代わりに豚のレバーが提供されていたからね。


その基準が示された6月頭にちょっと話題になって、多くは「当然だ」という声だった。

僕もそう思う。


ただ、「生の豚肉は病原菌がいるから食べてはならない」という反応も多々見た。

今回の禁止措置は、それとは違う。

あくまでも、「生の豚レバー」の禁止に過ぎない。


理由は、レバーは血管の入り組んだ臓器であり、精肉された時点から内部に雑菌が入り込み始めてしまうから、と考えるのが良いだろう。




豚はたんぱく質などの組成が人間に近いとされている。

人間に近いため、人間が必要な栄養分を過不足なく持っている。そのため豚肉は美味い、とされる。

(一般に、羊・豚・牛の順に美味く、鶏はずっと下とされる)


そして、人間に近いためか、豚の病気は人間にも感染する、とされている。


ちなみに、鳥の病気は人間に感染しないが、豚には感染する。

鳥のインフルエンザが豚に感染し、豚の中で変異して人間に感染する様になった、とされるのが「鳥インフルエンザ」だ。


先に書いた「病原菌がいるから」と言っている人は、もちろんこのことを言っているのだとわかっている。

僕もまた、この説を支持する。生の豚肉を食べようとは、あまり思わない。



「新鮮だから」と言って提供する店が多いのも問題で、新鮮であることと病原菌の有無は無関係だ。

でも、「無菌飼育されたものだから」で生の肉を出す店があったとしたら…それは別に構わないと思うし、今回の基準でもそれは禁じていない。


(先に書いた理由で、無菌飼育でもレバーは禁止すべきと思う)




ところで、TOKYO X という豚肉のブランドがある。食べたことはない高級品だけど。

この豚肉は、非常に高度な飼育法が取られていて、頭文字を取って SaBAQ と呼ぶ。TOKYO SaBAQ だ。

(「東京砂漠」って、1976年に流行した歌があったのね。)


細かなことは省くけど、完全に無菌状態で何世代も飼育していて、病原菌を持っていないことがわかっている。


この点において、生卵の話と変わらない。

品質管理の努力が認められて生卵は許されるのに、豚肉は許されないのか。



サバはアニサキス(寄生虫)が高確率でいるから、生で食べてはいけない、とされる。

一般に締め鯖にされるが、酢で締めたくらいではアニサキスは死なないそうだ。食べてはならない。


でも、関鯖は生で食べても大丈夫だとされている。

一般に鯖は回遊するのだけど、関鯖は回遊せず、一生を関付近の海峡で過ごす。


この海峡は潮の流れが速いため、筋肉が発達し、堅いために寄生虫が入り込めないそうだ。

回遊しないことも含め、アニサキスへの感染率が低いから、生で食べても大丈夫。


…科学的根拠はないらしいけど、多くの人がその通りだと信じているし、経験則的には正しそうだ。



同じく、鮭は生で食べてはならない、と昔は言われていた。

でも、今は回転寿司屋でも生鮭が当たり前に出てくる、そういう時代だ。


ノルウェーサーモンなら、養殖だから寄生虫が入り込まないそうだ。

なるほど、生卵と同じで、業者の努力によるものだ。


水産物豊富なノルウェーで、魚介好きの日本に輸出できるものを作ろう、という国家プロジェクトの元、日本人好みの味になる養殖法を作り出したそうだ。


粘り強く、20年かけて徐々に売り込みをかけ、日本人も抵抗なく生鮭を食べるようになった。




昔から生で食べてはならない、とされてきた鯖や鮭は、現在は生で食べることに抵抗が無い。

海外では生で食べる習慣のない卵は、業者の努力によって生で食べることに抵抗が無い。


豚肉も、業者の努力で無菌豚は生まれている。生卵と変わらない。

昔からの習慣なんて、鯖や鮭と同じで20年たてば変わるだろう。


#豚生レバーをありがたがる人がいるのだから、すでに習慣は薄れているのだと思う。


と、業者さんの努力を認めたうえで、僕は今のところ豚の生肉を食べたいとは思わない。


それどころか、牛の生肉も抵抗がある。表面を焼いてくれれば、中がレアでも構わないけど。

これは、雑菌汚染の問題。



じゃぁ生はダメかというと、馬刺は食べるし、魚の刺身も食べる。

刺身としてノルウェーサーモンだって食べるのだから、「昔からダメだと言われてきた」も問題ではない。


ちゃんと調理されていれば虫だって食べるから、見た目の問題でもない。



自分でも、何が閾値になっているのか、よく理解できていない。

最初に「モヤモヤしてる」と書いたのは、そのこと。


豚肉も、20年たったらレアステーキで食べてるかもしれない。



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どぜう  2015-07-07 15:10:32  料理 家族

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どぜう

先日、土曜日(4日)の出来事。


今年の梅雨は雨が多く、7月に入ってから連日雨。大雨警報が出る日もある。


でも、土曜日は…曇り、または小降りという感じ。

前日は大雨で、外で遊べなくてつまらなかった長女(8歳)、多少降っていても「外で遊ぶ!」と家を飛び出していった。




我が家の目の前に、小さな川がある。

農業用水で、すぐ上流は田んぼ。


川と言っても非常に浅くて、大人用の靴ならそのまま入っても靴底しか濡れないくらい。


田んぼは農薬を使っていないのは知っていて、水も非常に綺麗。

クレソンとか生えてたこともあるし。(これも、上流で育てていたのが一部流れてきて自生したのだ)


夏になると子供たちはこの川で遊ぶのが大好き。

先に書いたように流れは非常に浅いので、危険もない。


「外で遊ぶ」と飛び出した長女は、この川に降りて遊んでいた。

次女(6歳)も、すぐそばで川には入らずに、長女と話をしていた。




長女が、バケツ貸して、と戻ってきた。

川に何かいたから捕まえたいらしい。アメリカザリガニなどいるのは知っているので、まぁそのたぐいだろうと思ってバケツを貸す。


しばらくたって「ドジョウがいたー!」と戻ってきた。

僕も思わず見に行く。


そういえば、長女の同級生の男の子が、保育園の頃によくこの川で遊んでいて「ドジョウがいる」と言っていたな。

実際に、非常に小さなドジョウを見せてもらった覚えもある。


でも、この時長女が捕まえたのは、立派なサイズのドジョウ。


長女が見せに来た時点で2匹。

その後、1匹に逃げられたがまた捕まえ、さらに1匹。合計3匹になった。


どうも、上流の田んぼから大雨で逃げ出したらしい。



次女が「ドジョウって食べられるんでしょ? 食べてみたい」と言い出す。


うーん、料理は可能だろうけど、そこらへんの川で捕った奴食べて大丈夫かな。

この時妻は保育園のPTAで外出していたのだけど、「あとでお母さんにきいてごらん」と言っておく。




長女はさらにドジョウを見つけ、5匹になった。


妻の帰宅後、「お母さんにも見せる」と話していたが、その後次女が「お母さん、ドジョウ食べたことあるって。私も食べたい!」と報告に来た。


妻の許可が出たのであれば覚悟を決めよう。




妻に、どうやって食べる? と聞くと、「え、あれ食べるの?」と驚いた様子。

次女に「食べられるか」と聞かれて食べたことはあると答えたが、自分で料理したわけではないそうだ。


そのうえ、「そこらへんで捕ったの食べて、寄生虫とかいない?」と心配そう。


どうも、次女が自分の都合のよいように僕に話を伝えたようだ。



しかしまぁ、昔の人は田んぼのドジョウはご馳走として食べていた。大丈夫だろう。


さばき方を調べると、素人がさばくのは危険らしい。

丸ごと煮て食べる方が簡単なようなので、そうやって食べることに決定。


…というわけで、料理方法は料理ページに書いてみた

もし、お子さんがドジョウを捕ってきて「食べたい」と言い出した人がいたら参考にしてください。


#そんな状況にはならないと思う。




食べたいと言い出した次女、いざ食卓に出てくると、怖がりはじめる。


捕ってきた長女に、「一番大きいの食べていいよ」というと、こちらもちょっと怖いらしく、長男(10歳)に一番大きいのを譲った。


長女は「真ん中サイズ」というリクエストで、次女は「一番小さいの」。


僕が2番目、妻が4番目を貰いました。



食べたら非常においしい。泥臭い、とよく言われるけど、全然そんなことない。

大きいサイズ3位までは、お腹に卵入っていました。



妻も「卵食べてみたい」というので僕のを半分分けました。

次女も食べたいというので、長女が分けてくれました。


美味しいとわかったら、次女は一番小さいのを選んだのを後悔しはじめ、「もっと食べたい」と言い出します。

僕の残っていた身をわけました。



一番小さな次女のものはほとんど骨で食べるところがわずかだったんですね。

骨は非常に固かった。


食べてから調べたら、料理屋なんかでは4時間くらい煮込んで骨まで軟らかくするのだそうです。

しかし、5匹しかないのを4時間も煮込めない (^^; まぁ、骨を残すので正解。


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