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2019-06-19 飲み会二つ
2019-07-12 いきてますよ
2019-07-23 のみかい
2019-10-07 歯医者
2019-10-28 自宅電話回線
2019-10-31 月白青船山
2019-11-14 しばらく日記書いてなかった
2019-11-18 自宅電話回線その後
2019-12-09 なんだか忙しいので
2019-12-13 やっちまいました。
2019-12-28 【訃報】6502 の開発責任者、チャック・ぺドル
2020-01-03 あけましておめでとうございます
2020-01-14 忙しい
2020-01-31 風邪ひいた
2020-02-28 なんというか…
2020-03-16 ソフトウェアリリース
2020-03-19 リリースその後
2020-03-23 多くは語らない
2020-04-08 入学式
2020-04-09 テレワーク
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自宅で仕事していると、会社帰りに同僚と飲むようなこともなく、外で飲む機会がほとんどない。
しかし、飲み会に誘われた。別々の個所から、2日連続で。
月曜日は、セガ時代の元同期が、僕を含めて3人集まった。
それに加えてもう一人年上の方がいたのだけど、その方のお勧めでお洒落なカフェレストランへ。
ワインリストとか出され、リエットとか岩牡蠣だとか、高級感あふれる食事。
こういうお洒落な店は慣れていないので、食事やワインなどお店を紹介してくれた方にお任せした。
とてもおいしかった。
火曜日は、先月まで仕事でご一緒していた方たちに誘われた。
ネットでつながり、ネットで仕事の連絡をしているため、5年も働いていたのにお会いしたことは数度しかない。
同じような立場で働いている人など、仕事上では密接にやり取りしていたりしたのに、初めてお会いした。
やきとん…豚の串焼きを中心とした居酒屋さん。
くだけた雰囲気で前日とは全然違うタイプのお店だが、これもまたおいしい。
直接担当してくださっていた方が、プログラマーではないのだけど、実は古いコンピューターが好きで CPU の命令セットなどもそれなりに詳しい、というのがちょっとした驚きだった。
(プログラマーではないので、個別 CPU の話に詳しいわけではないのだけど、CISC と RISC の違いとか、最近の CPU は複雑化しすぎて、投機的実行が元で脆弱性が生まれたりする、とか、結構突っ込んだ話が分かる人だった)
仕事での付き合い長かったのだから、もっと趣味の話をしていたら楽しかったかもしれない。
普段兼業主夫を標榜しているので、夕方出かけることはあまりない。
夕食作らないといけないし、皿洗わないといけないし。
なによりも、東京近郊まで出ると家から1時間半程度はかかってしまうんだよね。
往復3時間で、飲んでいる時間も3時間程度。
しかし、それがゆえにあまり出かけていなかったのが、久しぶりに出かけたらやっぱり楽しかったと、そういう話です。
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
先月19日からだから、3週間ほど日記を書いてなかった。
その前に少し書いていたが、取引先を変えて仕事内容が大きく変わった。
それで忙しくて日記を書いてなかった。
より正確に言えば、「忙しくしていたので特に日記に書きたい面白いネタがなかった」だな。
忙しくても、ネタさえあれば日記を書く暇くらいは捻出する。
これだけだとあまりにも寂しいので、新しくやっている仕事について少し書いておこう。
具体的に何をやっているかは書かない。
別に企業秘密とか守秘義務とかではなくて、「宣伝になるから書いていいよ」と言われているのだけど、なんとなくまだ書く段階にないように思うから。
で、大きく分けて3つの仕事を同時にこなしている。
・WEB ブラウザで動作する、HTML + Javascript クライアントプログラム。素の Javascript だ。
WEB socket で得たリアルタイムデータを SVG でグラフィカルに表示し、同時に WEB Audio で音を出す。
作っていてなかなか楽しい。
・WEB ブラウザで連携動作する、Javascript + Vue.js クライアントプログラム。
まぁ、Vue を使おうが使うまいが、究極的には HTML + Javascript ではある。
しかし、複数ファイルに分けて書いたものをコンパイル・統合して配布ファイルを作る、というような、環境的には全く素の Javascript とは異なるものだ。
上に書いたプログラムとは完全別物だが、同じ大きなシステムの中の一部。
実は前任者が途中まで作り上げたプログラムを引き継いだので、まだ完全把握に至っていない。
しかし、Vue はなかなか興味深いプログラムスタイルだ。自分が一から作っていたら使わなかったと思うが、良い経験をさせてもらっている。
・上に書いた Vue プログラムは、もともとは PHP で書かれていたサーバープログラムを「移植」したもの。
PHP で複数ページにわたっていたプログラムを、Vue.js によって一つにまとめ、ページ遷移をすべてブラウザ側レンダリングで解決するようにしている。
となると、当然 DB とやり取りする部分をサーバー側に作り込む必要があるが、このプログラムは node.js で作成されている。
この部分も、Vue のプログラムを作っていた人が途中まで作っていたのを引き継いだ形。
以前仕事で node.js を使ったことはあって、その時の感想は「仕事で node.js を使うのはリスクが大きい」だった。
その頃は node.js はまだ新しいもので、環境が十分に整っていなかった。
本体やライブラリのバージョンアップのたびに、致命的な非互換が生じていた。
しかし、近頃の node.js は、当時と比べるとずっと安定しているようだ。
というわけで、3つの仕事ではあるが、全部 Javascript。
しかし、使ったことがある人ならわかると思うが、素の Javascript と、Vue などを使った Javascript と、node.js を使った Javascript は、環境的にかなり違う。
中途半端に Javascript という同じ部分を共有しているため、妙に混乱する。
(node.js の Javascript いじったのに、ブラウザリロードするだけで「動かない」と悩んでしまったり。
node.js はサーバーサイドなので、デーモンの再起動が必要)
まぁ、そんな感じのことやってます。
別年同日の日記
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いちいち飲み会に行った、なんて報告書く必要ないのだけど、普段はめったに飲まないもので。
僕は主夫を標榜しているし、実際子供が保育園の頃は、出かけられなかった。
誘われても飲み会なんていけなかった。
それが、最近は出かけられるようになったタイミングで、たびたび友人から誘われるようになったので参加している。
というわけで、セガ時代の知人と飲んできた。
同期が僕含めて3人。
コラムス 97 の企画者と、ダイナマイト刑事の国内担当者だな。
それと、テクサポの時の課長と、企画課の先輩。
企画課の先輩は一緒に仕事をしたことはなかったと思うが、よく知ってはいる人。
元課長とあったのは、たぶん15年ぶりくらい。
今回はいなかった同期の結婚式の時にあった。
ダイナマイト刑事担当と、企画課の先輩は、その数年後にもう一度会ったと思う。
コラムス 97 企画者は今でも時々あっている。
彼はいろんな方面で昔の知り合いとつながっていて、今回は彼が集めたメンバー。
今でもセガ社員なのは、元課長とダイナマイト刑事担当。
課長は役職についているのかと思いきや、プログラムしているのが好きだというので今でも現役プログラマだそうだ。
あの人どうなっている? 的な話題では、思ったより多くの人がまだセガにいた。
何度も分社したり組織変更したりで、そのたびに「誰が辞めた」という話を聞いてきたので、もうほとんど残ってないかと思ってた。
僕が凄腕プログラマだと思っていた3人…一人は課長なのだけど、ST-V BIOS 書いた先輩もまだ残っているらしい。
一番の凄腕だ、と思っていた人は、とっくにやめているのを知っている。
先に書いた、同期の結婚式の時に会い、その時点で辞めているのを知った。
この凄腕氏のその後を知りたいのだけど、消息不明なようで誰も知らなかった。
楽しかったのだけど、早めに帰らねばならず、皆がまだ話している最中に抜けてきた。
とはいえ、抜けた時間は10時半。
僕は家が遠いし、主夫なので朝5時半に起きる必要がある。
なんとか、家には当日中に帰り着いた。
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
先週金曜日の朝食の際、昔治療した歯に被せた金属が取れてしまった。
食事していたら、急に「がりっ」と何か歯にあたった。
小石? と思った次の瞬間には、「そんなものが入っているわけがない。歯の金属だ」と理解し、それ以上噛まないようにして口から出した。
で、歯医者の予約を考える。
以前、妻が通っていて「非常に良かった」と言っていた歯科医にしよう。
…と思って google を調べると、google map でのクチコミ評判が非常に悪い。
ちょっと不安に思ったが、最後に僕が通った歯科医を見ると、こちらのクチコミは良かった。
あそこ、うちの子の歯科矯正の相談した時に嘘をつかれていたので、不信感しかない。
不信感しかないような医者が評判がよく、身内が「良かった」と言っている医者が評判が悪い。
これは、身内を信じたほうが良さそうだ。
WEB で予約を受け付ける、というので、予約サイトへ。
そこは医者の管理ページではなく、予約などのシステムを貸している会社のもので、ここにもクチコミ評価があった。
こちらの評判は非常に良い。クチコミが全くあてにならない。
妻が「良い」と言っていた理由の一つは、予約時間通りに検診を始めてくれることだった。
以前行っていた歯医者は、細かく時間を指定されるのに、平気で 30分くらい待たされたりした。
(ここでも、嘘をつく体質があるのだと思っている)
予約サイトでは、午後3時から予約が入れられた。
早い方が良いだろうから、その時間に。
実際、行ったら時間通りに案内された。
当たり前のことだけど、今まで行っていた医者が、その当たり前をできていなかったからね。
被せが取れてしまって…というのは事前に言っておいたが、以前の被せ物を医者に見せる。
ずっと昔、同じように外れてしまった被せ物を歯医者に見せたところ、「古いものは役に立たない」と作り直しになったことがある。
だから、きっとこれも意味はないといわれるだろうなぁ、と思っていたのですが、「そのまま使えそうだから、できれば今日元に戻してしまいましょう。」と言われる。
ちょっと予想外だった。
「新しいものが欲しければ、作り直しもできますよ」とも勧めてくれたが、そのままでお願いする。
ただ、付ける前に念のための検査。レントゲンを撮る。
歯周病などの兆候も調べる。
で、やはりそのままつけることに。
以前の治療はいつごろか、と聞かれたので、たぶん15年以上前…と答える。
正確には覚えていないけど、今の家に住み始める前に治療した歯のはずだから、15年以上前だ。
15年もたつと、経年変化で歯はすり減ってしまう。
でも、被せ物の金属は歯より硬いため、すり減らない。
そのため、力が強くかかるようになって、それが原因で外れてしまったのですね、と説明してくれた。
そのうえで、「ほかの歯がすり減った分、少し削りましょう」とその場で調整してくれる。
一応くっついた後で、医師の先生からいろいろとお話。
奥歯のすり減りが大きい傾向があります。
普段、奥歯を噛みしめていないですか? と。
噛みしめる、というほどではないが、軽く奥歯がぶつかるような形で口を閉じていることは多い。
そう答えたところ、口は閉じたまま、歯はぶつからないように開き、舌は上あごに触れさせておく、というのが正常な状態だと言われる。
これ、僕としては初めて聞いたんですけど、世間的には普通のことなの?
一応、子供の歯科矯正をやっている都合で「舌は上あごに」は聞いたことがあった。
その時に自分でも意識して、確かにそうなっている、と思った。
でも、うちの子は「上下の前歯の隙間に後ろから歯を当てる」癖があって、それが歯並びを悪くする原因になっていた。
で、舌の位置はこの時に「自分は正しい」と意識したのだけど、奥歯の位置までは聞いたことがなかった。
その後意識したら、生活の中で多くの時間は歯を浮かせているのだけど、仕事などで集中した時に無意識に奥歯を噛みしめる癖がある、と自分で認識した。
で、この「奥歯の噛みしめ」なのだけど、歯医者さんが言うには、パソコン仕事をする人に多いとのこと。
あ、僕在宅でプログラマーなんで、一日中パソコンに向かってます。
そういったら、生活習慣として「全身が正しい姿勢になりやすいポーズ」を教えてくれた。
キーボード打つのと逆で、手のひらを上に向けること。
そのまま背骨のアーチを保つように背筋を伸ばし、まっすぐ前を見ること。
これをやっていれば、自然と舌は上あごにつき、口は閉じたままでも歯は離れるはず、と。
「ただ、こういう姿勢を心がけましょう、というのは、すでに歯医者の仕事じゃないので、詳しく知りたかったら姿勢矯正の専門家に聞いてください」とも。
治療は、1日で終わってしまった。
1回目はレントゲンで検査して、2回目必要なら削って型取りして、3回目に歯を被せて…という治療を考えていたのだけど。
(たいてい、歯医者ってそうしたものだと思っている)
ただ、付けた後の様子を見たいので、来週もう一度来てください、とは言われている。
必要ならそこで調整するからと。
で、思った。
google map クチコミでの評判が悪いのは、すぐに治療を終わらせてしまうからではないのか。
「時間をかける」ことが丁寧な仕事だと思っている人は一定数いて、そういう人にとって、早さは「雑な仕事をされた」という感想しか持たない。
google map で評価の低い人の意見の多くは「仕事が雑」ということであった。
上の話で、最後の方に姿勢矯正の話まで書いたのは、決して雑ではなく、患者に向き合う姿勢がある、と示したかったから。
もっと言えば、自分の専門外の知識まで持ち合わせていて、豊富な知識で最善の治療方法を探してくれている。
そして、決断が速い。いいと思える方法を、自信をもって実行しているから1日で完了できるんだ。
まぁ、医者もサービス業なんで、患者に安心を与えないといけない。
時間をかけるのが良い治療だ、と思う人は、そうした医者に行った方が良いのだろうし、相性問題だ。
でも、しっかりした知識を持ったお医者さんでも、インターネットの評判は悪かったりするのだなぁ、と残念に思った。
(ので、これを記した)
すぐ追記。
4年前の日記にも、10年前の日記にも、「昔に比べて歯の治療が速くなった」って書いているな。
このうち、4年前の日記は、本文中にも書いた「信用できない歯医者」の記録だ。
自分の記憶が子供のころのもので刷り込まれてしまっていて、なかなか update できていないだけで、最近の歯医者は治療が速いようだ。
(もっとも、4年前の歯医者は、なんだかんだで1か月以上通った記憶。)
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
8月末のことだ。
僕は自分の会社を持ち、在宅でプログラマをしている。
会社にはしているが、事実上は個人営業に近い。
それで、会社の決算書類の提出が8月末で、毎年8月後半は書類作成に忙しい。
法的な書類作成は社員でもある妻が主にやってくれているのだが、僕も必要データを準備する必要がある。
そして、毎年困るのが、NTTの電話料金だ。
NTTの電話料金は、NTT東日本からの委託を受け、NTTファイナンスが請求してくる。
通常、請求というのは「2か月以内の遅れ」で来るものなのだけど、上記の経路の関係なのか、3か月遅れになる。
会社自体の「決算」は6月末で、それから2か月後の8月末までに書類をまとめる。
しかし、NTTの請求が来るのは9月なので、決算時に困るのだ。
…まぁ、それはいいや。現実には来ないので、8月までに請求された分で書類を作っている。
困るのは、「どこに行けば請求書が見られるのか」ということ。
以前はNTT東日本で見られたのだけど、今はNTTファイナンスで見なくてはならない。
うかつにNTT東日本のログインIDがあるので、入って探し回ってから「あぁ、違うのだった」と思いだす。
そして、年に一度しか入らないのでパスワードを忘れている。
いつも2~3回試して、「あぁ、ここは特殊だった」と思いだして書いてあるメモを探したりすることになる。
ところが、「セキュリティのため」数度間違えると、郵送で申し込んで再発行だったりする。
時間に追われているときに、ネットワークを見るために、何日もかけて郵送を行わないといけないという時代錯誤。
セキュリティのため、と言ってはいるが、ほぼ「作ってはならない」レベルのシステムだ。
…と、このことは3年前にも詳細を書いていた。
しかし、今年は一連の作業の中で、光明を見出した。
我が家ではインターネットプロバイダに、アサヒネットを使用している。
以前は、回線はNTT東だった。
数年前に、国の方針もあってNTTが光回線を開放することになり、NTTの回線を使用して、アサヒネットが光回線のサービスを開始した。
この時に、アサヒネットに統合を行った。
これで、プロバイダ料金と回線料金が一つになり、書類仕事が簡単になる。
…と思ったら、この時は電話回線の統合はできなかった。結局NTTは残る。
それが、今年の作業中、アサヒネットの請求書などを印刷するためにユーザーページに入ったところで、「アサヒネットが光回線を使用した電話サービスを開始した」ことを知ったのだ。
これで、やっとNTTからオサラバできる。
経理作業が終わった8月末、アサヒネットに切り替え申請を行った。
9月頭、アサヒネットから書類が届き、注文を受け付けた、ということが書かれていた。
他にも各種注意事項などの説明が入っていた。
一般回線から切り替える場合、対応機器を購入して設定を行う必要もある。
しかし、NTTですでに IP 電話を使用していた場合は、何もすることはない。
不思議なことに、工事日が書いてなかった。
数日後、さらに書類が来る。
切替工事を行う、工事後はサービスがアサヒネットに移管されるため、NTTへの各種問い合わせはできなくなる、という注意などが書いてあった。
しかし、不思議なことに、やはり工事日が書いてない。
うーん、何か不備を感じるが、書類は届いているし、どこかの段階で工事が行われるのだろう。
切り替えに何も手続きはいらないというし、気づいたら変わっている、という感じなのだろうな。
…ということがあり、それから1か月半ほどたって、すっかり忘れていた。
いや、「ちゃんと工事されたのか、どこかで確かめないとな」という意識は、心の片隅には残っていた。
それが、この週末にアサヒネットのカスタマーサポートから電話があったのだ。
「アサヒネットの IP 電話使いませんか?」という、アサヒネットユーザーへのセールスだった。
え、うち既に使っているはずですけど、というと、しばらく向こうで何か調べていて、使われている記録がないという。
こちらに書類も届いてますよ、と、書類を探して日付なども伝えるが、先方には書類を発行した形跡すらないという。
おいおい、大丈夫かよ。アサヒネット。
こちらはサービスを使う意思はあるし、むしろもう使っているものだと思っていた。
先方としては、サービスを使って欲しいと思っている。
やりたいことは双方一致している。
電話口のオペレーターが平謝りで、再度手続きを行うことになった。
一応、工事日は11月初頭だそうだ。
2019.11.18追記
後日談書きました。
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別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
久しぶりの書評。
以前同じ人の作品を読み、面白くてそれも書評として書いたのね。
普通に本を読んでも書評を書こうとは思わないのだけど、以前の本は…こう、なんというか、本を読みながら本の「外」を思ってしまう、不思議な構成だったから。
以前読んだのは、「かはたれ」「たそかれ」という、2冊のシリーズ作。
不思議な構成と書いたけど、誰でも読んで不思議を感じられるわけではない。
舞台が架空の町なのだけど、明らかに僕が住んでいる町。
そして、登場する場所がいちいち、知っている場所。知っているのだけど、そこは架空なので微妙に違っていたりして、眩暈を感じられた。
そして、今回読んだ「月白青船山」。
先に書いた「かはたれ」シリーズの舞台は、「散在が池」と「青船」だった。
池は、少し名前が違うが実際に「鎌倉湖」としても知られる場所で、鎌倉湖行きのバスは JR「大船」駅から出ている。
つまり、架空の地名「青船」は、大船だ。
そして、「青船山」を舞台にした新作(今年刊行の本だった)。
読んでみたいと思った。
先に、ざっくりとストーリーを紹介しよう。
東京に住む兄弟が、夏休みの間だけ、親戚の家に預けられて鎌倉へやってくる。
本当は海外出張中のお父さんを訪ねて家族でオーストラリアに行くはずだったのに、お父さんが病気になり、母だけが向かったのだ。
楽しいはずの夏が、友達もいない、それほど親しくもない親戚の家で過ごすことに。
しかし小学校5年生の弟は、同学年の鎌倉在住の少女と出会う。
彼女もまた、家の都合により少し離れた学校に通っていたため、夏休みは友達と遊べない。
家庭の事情もあり、彼女も寂しい気持ちを抱えていた。
そして、中三の兄も合わせて、彼女の案内で近所にある「青船山」で遊んでいるうちに、不思議な場所に迷い込む。
平安時代末期の村だった。
そこで、3人はその村が「時間が止まった」場所であることを知る。
状況を戻し、全ての人が幸せになるためには、失われた瑠璃を探さなくてはならない。
村人は時間が止まっているがゆえにそれができず、願いが彼らに託される。
その後、彼らは現代に戻ってくるが、託された願いがそもそもどういうことなのか、意味を探り始める。
全体に、鎌倉に伝わる伝承、実際の地形などを組み合わせた、なぞ解き話だ。
小学生向けだから、その謎もそれほど難しいわけではないし、推理というよりは冒険物(行き当たりばったりで謎が解ける)だ。
「かはたれ」シリーズに比べると、架空の町、という感じは少なく、出てくる場所がほぼ実在。
お寺とか、神社とか、「伝承」に関係しそうなものはともかく、大船に実在するお菓子屋さん(粟船堂)まで出てきたのにはちょっと笑った。
そして、その分「現実との違いに眩暈を感じる」という楽しさは、残念ながら少なかった。
現実と一番違うのは、主要舞台である「青船山」かな。
位置関係や記述から、これは「六国見山」。
小学生でも簡単に登れる気軽な山、というのはそのままだけど、地形は結構違う。
…とはいえ、それなりに現実に存在するものも出てくるのだけど。
「かはたれ」「たそかれ」もそうだったのだけど、この作者は「寂しい人」を書くのが上手なようだ。
このお話も、寂しい人が多い。
そうではないように見えていても、人物像が明らかになるにつれ、どこかに陰が出てくる。
「瑠璃」を探す冒険は、次第にそれらの人の希望へとつながっていく。
願いを託したのは平安時代の人々なのだけど、それが現代に生きる人々へも希望になっていくのだ。
最後は、大団円。
実際の伝承を基にした…実在の歴史上の人物で「不幸だった」人々も含めて、幸せになったことが示唆される。
歴史はもちろん変えられないから、おそらくそれは死後の世界で幸せになったのか、現在とは違う世界線での話なのだろうけど。
先に書いたように、多数の伝承が組み合わせられて話を形作っている。
しかし、どこまでが史実・伝承で、どこまでが作者の想像による架空のものなのか、どうも判然としない。
「かはたれ」は、町自体が都合よく架空のものになっていたので、現実との違いを楽しむことができた。
しかし、「月白青船山」は町などの描写はかなり現実に近い。
事実が多いからこそ、伝承も本当っぽく見えるが、それも作者の狙いだろうか。
どうもこの作者、事実と架空を自在に操り、境界線がわからない。
非常に巧妙に作られた、良作だと感じた。
別年同日の日記
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申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
なんか日記を書かないまま半月過ぎてしまい、長い間何も書かないのも気持ち悪いので、無理やり駄文を書く。
本当に駄文。身辺記程度なので読んで得になることは何もないです。
日記を書いていた理由はいろいろあるのだが、まぁ忙しかったからだ。
今年の5月末に、以前からやっていた仕事の契約を解消した。
そして、友人が起こしたベンチャー企業の仕事をフルタイムで請け負い始めた。
しかしまぁ、その頃はまだそれほど忙しくなかった。
会社の受注状況は悪くなかったが、それは「システムを使いたい」というものであり、プログラムの緊急改変などは不要だったから。
それが、夏ごろから「料金払うからカスタマイズしてほしい」という需要が増え始め、今月は同時に2件。
今週末、2カ所で使用される別々のシステムのカスタマイズを、同時並行で進めていた。
さすがに今週頭に完成し、昨夜までにデバッグも大体終わった。
今も最終チェックが行われているが、僕の仕事は「バグ報告待ち」になっている。
そこで、こんな日記を書いているわけだ。
友人の会社は、スマホを使ってアンケートに答えてもらい、リアルタイムに集計した結果をブラウザ画面にグラフ表示する、というシステムを作っている。
僕が参加し始めたのは2年半くらい前だったと思う。
システムはすでに完成していたのだけど、足りない部分も多く、保守する人がいないから手伝って、と頼まれたのだ。
時々頼まれては作業していたが、1年半ほど前に、その時友人がいた会社が「開発中止」を決定した。
この開発中止は、会社が方針を転換したためで、売り上げが悪いとかの理由ではなかった。
そこで、彼はシステムの権利を買い取って、1年ちょっと前に会社を興したのだった。
詳しいことは、その頃に書かれた、以下のインタビューを読んでもらうといいだろう。
この事業専門の会社にしたことで、いろいろな会社と提携しやすくなった。
「しがらみ」が無くなり、開発速度が増した。
いろいろな会社と提携して、使われる範囲も増えた。
時々「開発料金は払うので、カスタマイズをお願いしたい」という仕事も来る。
友人としては、機能をカスタマイズするとプログラムが複雑になり、保守に支障があるため「カスタマイズはしない」方針をとっている。
しかし、「画面の見た目を変える」というカスタマイズは受け付けている。
このカスタマイズは主に集計表示部分に行われる。集計部分の担当は僕だ。
この手の仕事が増えたこともあり、6月からは、僕もフルタイムで参加するようになった。
今週の末に、2カ所のイベントでカスタマイズしたシステムが使われる。
この2カ所は別々のイベントで、カスタマイズ内容も別だ。
こうしたイベントは、最終仕様が決まるのがぎりぎりになることが多い。
今月に入ってから2つのカスタマイズ内容が決まり、2週間で同時に2つを開発してきた、という状態。
これが、日記を書けなかった主な理由だ。
昨日までにテストしてバグはほぼなくなったことを確認し、今日は余裕があるので日記を書いた。
明日は実際の会場で最終テスト。
より大きなカスタマイズをした方は、現場でテストに立ち会う予定。(必要なら現地で最終調整を行う)
明後日は本番だけど、これは見に行かない。
本番では、もうプログラマの出番はないから。
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別年同日の日記
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先月末に、電話回線契約のトラブル(?)の話を書いた。
簡単にまとめると以下のような話だ。
まず、NTTひかり電話を、アサヒネット光電話に変更する契約を8月末にした。
ところが契約内容の確認書類と、工事日以降サービスが若干変化する(サービス会社が変わるから)という案内が来ただけで、工事日の案内が来ない。
どこかで変更されたか確認しないとな…と思っていたら、10月末になってアサヒネットからセールス電話がかかってきた。
NTTひかり電話を利用中の方に、アサヒネット光電話に変えませんか、というセールスだった。
すでに使ってます、と言ったら、システム情報を見て使っていないし、案内書類などを発行した形跡もない、というので、再契約した…
というもの。
その後、ふたたび契約内容などの案内の書類が届いた。以前もらったのと同じものだ。
しかし、次の書類が来ない。
以前は、契約内容の後に「工事日以降サービスが若干変化します」という2通目の書類が来たのだ。
肝心の工事日は書いてなかったのだけど。
なんだか、嫌な予感がする。
再契約の際、最速で11月頭には切り替えられる、と言っていた。
先ほど、心配なのでアサヒネットのページを見に行き、契約内容を確認した。
9月8日から、光電話を使っていることになっていた。
…つまり、再契約のセールスの際に「使ってることになってない」と言っていたのが間違いで、ちゃんと最初の契約で利用開始できていたのだ。
再契約二通目の「工事のお知らせ」が来なかったのは、工事をしようにも、すでに工事すべきNTT回線がなかったからなのだろう。
そんなわけで、前回「大丈夫かよ。アサヒネット」と書いていたのだけど、大丈夫だった。
いや、使っているのにセールス電話かけてきて、契約した形跡もない、とか言っていたのだから大丈夫じゃないか。
ちなみに、2回目のセールスは「工事費用なども無料です」というキャンペーンだったので、追加で金をとられたりすることもない(はず)。
おまけ:
話は以上で終わりで、この下はアサヒネットを使っている人は読まない方がいい。不安になるから。
知り合いに、アサヒネットに詳しい人がいる。
以前からアサヒネットのサービスを多数利用していて、今もサーバーホスティングサービスを受けているのだ。
その人が、1年くらい前から「アサヒネットの技術力低下がシャレにならない」と言っていた。
たびたびサーバーが停止したり、回線トラブルでアクセス不能になったりする。
数分以内に復旧するのだけど、その知人は「アクセス不能」で、行っているサービスに大きな支障が出たことがあるという。
以前は技術力が高い会社だったのだが、どうも品質が落ちているらしい。
まぁ、アマゾンのクラウドとか、強大なライバルが出すぎてサービス維持が難しいのだろう。
その知人は、アサヒネットのサーバーに依存しないようにシステム改変作業中。
うちは回線借りているだけなので、それほど技術力低下を感じていなかったのだけど、サービスは確実に低下しているかも、と今回の件で痛感した。
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忙しいと、すぐに日記を書かなくなってしまう。
ほんの3週間前にもそんなことを書いて、だらだらと身辺記だけ記したのだけど、またそうした身辺記です。
そろそろ長男の高校受験が本格化してきて、それも日記を書かない理由になっている。
土日も朝から晩まで塾があって、家族でちょっとしたお出かけもできないのだよね。
必然的に、日記に書くようなネタも起こりにくくなる。
どうも、自分が高校受験したころ(30年ほど前だ)に比べると、常識にあたるものが全然違っている。
自分の時だって受験勉強は大変だったけど、休みもなく毎日朝から晩まで勉強…ということはなかったよな。
台風で壊れたウッドデッキ、工事が始まった。
来年になる、と聞いていたが、それは完成の話で、取り合えずできることから始めるそうだ。
先週木曜日に壊れた部分を解体し、土曜日に基礎作り…の予定が、雨が降ったので基礎の枠だけ作成。
今日、基礎のコンクリートを流し込んだ。
もう1週間ほど前になるか、キャンプ用の充電電源と、折り畳み太陽電池を購入した。
災害時に電源が欲しい、という、以前からの妻の希望による。
電源は 400wh の容量を持ち、200w の電力を引き出せるもの。
色々調べて買ったが、この手の製品としては中堅どころのようだ。
(もっと安くて容量が低いものもあるし、もっと大容量で高いものもある、という意味で)
太陽電池は、折り畳み式で 100w 出力可能なもの。
とはいえ、これは理論最大値で、良く晴れた日に試したが、冬の日差しでは正午ごろでも 65w 程度だった。
電源は購入時に 30% 程度の充電になっていたが、太陽電池で1日では 70% 程度までしか充電できなかった。
翌日も引き続き充電してみたところ、100% に達した。
充電してから気づいたが、非常用に長期保存を前提とするなら、満充電より少し少ないくらい…70% 程度で保存しておくのが良かったようだ。
まぁ、数か月置いたら自然放電でどこら辺まで減っているか確認しよう。
合計で6万円ほど。
災害がいつ来るかはわからないし、充電池は置いとくだけでも劣化するので、最悪の場合6万円で「安心」を買っただけ、ということになるかもしれない。
しかし、その安心感が何よりも大切だとも思う。
別年同日の日記
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自分が三流プログラマーだと告白するシリーズ。
たびたび大きなミスをしでかしては日記に書いている。
懲りずにまたやっちまいました…
今回のやっちまった事例は、ssh でしか接続できないサーバーの ssh キーを壊してしまった、ということ。
つまり、サーバーに入れなくなってしまった。
自分で立てたサーバーならそういうことはしないだろうけど、ほかの人に設定してもらったサーバーだった。
AWS EC2 上の ubuntu サーバーで、ユーザー名 ubuntu でログインするようになっていた。
開発サーバーとして用意されたので、sudo bash して root で使ってください、と言われていた。
ところで、これは開発の都合で「開発サーバーを移行する」ための措置だった。
以前のサーバーも AWS EC2 上の ubuntu サーバーだったのだけど、その上に docker 環境が作ってあり、その docker に root でログインして使うことになっていた。
しかし、本番サーバーでは docker は使っておらず、環境の微妙な違いが問題になっていた。
そこで、本番と同等の環境に移行する、というのが今回の目的だった。
旧サーバーでは、git が使えた。github と連携して管理していた。
しかし、新サーバーでは git が使えなかった。使えるようにしないと開発ができない。
そこで、git が使えるように設定した。
ここまでは何も問題ない。
さらに、github に接続するため、旧サーバーから rsa 暗号鍵のファイルを持ってくる。
root のホームディレクトリ下に .ssh を作り、そこに鍵を置けばよい。
ところが、うまく github に接続できなかった。
ファイルのパーミッションを確認し、置いた箇所を確認し、あっているはずだけど…と pwd して気づいた。
置いた場所、root のホームではなく、ubuntu のホームだ。
旧サーバーでは、root でログインするので、ホームに移動すると root だった。
しかし、新サーバーで推奨された sudo bash は、bash を root 権限で起動するだけのコマンドで、ホームディレクトリは ubuntu のままだった。
そこで、root のホームディレクトリに鍵を移動する。
これで、github に接続できるようになった。
まぁ、そんな作業を昨日は行って、一通り環境構築は終わった。
で、今朝入ろうとしたら、入れないんだ。
最初は何で入れないのかわからず、管理者の人に「入れないんですけどー」とか気軽に聞いていた。
でも、そのうち自分がしでかしてしまったことに気づいた。
普通、root 権限では ssh ログインはさせない。
だから、root は ssh 鍵を持たない。
root で作業を行い、github に接続する際にも、root に ssh 鍵を持たせることに問題はない。
以前のサーバーはそうした設定で運用していた。
しかし、僕は新サーバーで、 root ディレクトリのつもりで ubuntu ディレクトリに鍵をコピーしてしまった。
ここで、ubuntu の鍵を壊してしまっているのだ。
じゃぁ、鍵が書き換わったのだから、github で使っている鍵で入れるはず…
しかし、試しても入れない。
その鍵で、root に入ろうとしたら、接続できた。
接続はできたのだけど、「root では入れないよ。ubuntu を使ってね」ってメッセージが出て切断される。
つまり、root のログインシェルが、メッセージを表示して切断するものに変えられているのだ。
先に、鍵を入れる箇所を間違えたので「移動して」と書いた。
これは状況証拠から自分がそうしたのだろう…と思っているだけで、記憶は確かではない。
しかし、移動ではなくコピーだったら、ubuntu でも入れたはずだ。
だから、無意識のうちに最悪の選択をしてしまったのだろう、と推察している。
そんなわけで、管理者の人に多大な迷惑をかけることになってしまった。
あとで、ボリュームを切り外して別のマシンに接続し、鍵を書き戻してくれるそうだ。
そうすればとりあえず使えるが、非常に面倒な操作をお願いすることになった。
とりあえず、旧サーバーがあるので開発はそちらで続けられる。
問題はないのだが、しでかしてしまったことの大きさに、申し訳ない気分でいっぱいである。
言い訳:
僕はプログラマーではあるが、サーバー技術者ではない。
ただ、なまじサーバーがわかるものだから、設定書き換えて面倒を起こしていることが度々ある。
翌日追記
自分がキーファイルを消してしまったのだろう…という想定で書いたが、復旧してくれた管理者さんによれば、キーファイルの上書きはさすがにやっていなかったらしい。
しかし、「authorized_keys の owner が root:rootでした」とのこと。ubuntu:ubuntu でないといけない。
あれぇ?
自分で何の操作をしたかちゃんと覚えていないのだが、キーファイルのコピーなどはやっていたが、authorized_keys のパーミッション変更なんてした覚えがないのだが。
もっとも、「してはならない」ことなので、やった覚えがあったらそちらの方が問題ではある。
いつの間にかやってしまったからこそ、事故なのだ。
別年同日の日記
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6502 の開発責任者、チャック・ぺドル氏が、2019年12月15日に亡くなられたそうです。
…すみません。せっかく情報を得たので書いていますが、僕は訃報を聞くまで、氏のことを知りませんでした。
(正確に言えば、名前は知っていたが、何をした人かちゃんと認識してなかった)
6502の開発メンバーで、16bit 版の 65816 を作った、ビル・メンズチ氏のことは、過去に話を書いたのですが。
ぺドルも、メンズチも、モトローラで 6800 を作成し、スピンアウトして創業したモステクノロジーで 6502 を作っています。
その後、モステクノロジーはコモドール社に買収され、ぺドルは PET 2001 の開発を行っています。
メンズチがどこで袂を分かったのかは知りませんが、のちに独立して、6502 の改良版を作っています。
これは、Apple II シリーズに採用されています。
さらに、ほぼ一人で 65816 を作っています。
Apple II の 16bit 版を作りたい、という Apple からの要望で作られた、6502 と互換性を保った 16bit CPU です。
6502 は、8bit CPU で一番売れたのだそうです。
…訃報関連で読んだ記事にあったので、信憑性は定かではありません。
コンピューターとしては Z80 が大ベストセラーだったように思うのですが、Apple II や Commodore 64 などが 6502 を搭載していました。
Z80 は「多くの機種で採用された」のですが、Apple II シリーズは大ベストセラーマシンで、それに対抗できるのは Commodore 64 くらい…
という2強でしたから、CPU の数で行けば 6502 はかなり多かったかも。
そして、パソコンだけでなくゲーム機に目を移せば、ファミコンと PC エンジンが 6502 でした。
「一番売れた CPU」というのも、信憑性があります。
ぺドルのことは、忘れなければ来年の1周忌にはちゃんと記事にしたいところ。
今は忙しいので、駄文のみで、訃報を伝えるとともに記録しておく次第です。
別年同日の日記
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今年は新年のあいさつエントリが遅めです。
まずは例年通り、今年のお節料理から。
栗きんとん、鶏ハム、伊達巻、煮卵。
…作ったのは、以上。今年は少なめ。
一応、かずのこ入り松前漬けは、半完成品を購入してきて作ったもの。
(封を開けて、材料を付属のたれで付けるだけ。かずのこは既製品を入れた)
いくらの醤油漬けは、秋のうちに作って冷凍していたもの。
その他、既製品で買ってきて入れただけのものは、
昆布巻き、きゃらぶき、うぐいす豆、ハム、伊達巻、紅白かまぼこ、さくらんぼの練り切り。
栗きんとんは特筆事項アリ。
長男が中学の科学部の畑で収穫した薩摩芋を使用し、長女と次女が2度裏ごしして作ったもので、非常に美味でした。
親戚の集まりで披露しても、すごくおいしいと大評判。
さて、おせち料理の手作りが少ない理由は、昨年暮れの仕事がぎりぎりまで忙しかったため。
12月頭に、年内に作っておきたい、と頼まれた部分がそもそもボリューム多め。
それでも、なんとかほぼ作り上げています。
これに加え、25日ごろになってから「この仕事もお願い」と頼まれたものが1つ。
まぁ、これは半日程度の仕事でした。
しかし、一番問題なのは、27日…昨年の仕事納めと決めた日の、午後4時ごろに急遽入った仕事。
これが丸2日ほどかかる仕事になり、28・29の土日がつぶれました。
30日は大掃除。
小4の次女はまだ私物を「捨てる」技術が身についていなくて、ガラクタの山を前に途方に暮れている始末。
一つ一つ聞き取りをして、本人が本当に置いておきたいものと、なんとなく捨てられないだけのものを分別しないとならない。
これがシャレにならない大仕事で、これをこなしつつもおせち料理の買い出し。
いつもより買い出しが遅いので、正月価格の高い材料しかない。
なんでタケノコの水煮一本で 800円もするのだ。(普段は 100円。結局捜し歩いて、250円で購入したけど)
この時点で、時間がないので作るものを大幅に絞り込む。
料理が少ないと寂しいので、豆やハム、昆布巻きなど、既製品を買いそろえる。
で、31日に、大掃除の残りをやりつつ、少ない料理を完成させた、という次第。
今年は長男は高校受験を控えており、年末年始も塾があった。
こんな時まで塾で勉強する必要があるのか。
「気合を入れれば何とかなる」という非科学的主義の、本人がやった気になる、というだけの勉強ではないのか。
とはいえ、その「本人が満足する」ことこそが大切なのかもしれない。
受験生にとって、ライバルに後れを取る、というのが一番の恐怖だし、恐怖を感じながらでは正月気分も味わえないだろう。
というわけで、上に書いたようなおせち料理を作っている最中にも、長男の塾の送り迎えが発生する。
元日も、あさ8時過ぎには家を出て塾へ。夕方には帰れるのが「正月らしくのんびりできる」ところ。
(日曜日など、12時間くらい塾に行っている)
昨日2日、親戚一同の集まりがあった。
毎年、母が同居している、長男(僕から見ての兄。上に書いた、僕の子の長男ではない)の家に行く。
今年は、兄弟の子供たち(僕から見て、甥姪)の集まりが悪い。
すでに多くが仕事を持っていたり、今年は大学受験だったりで、何かと忙しいそうだ。
というわけで、我が家の子供たちと、長男の子(長女)だけが、いとこの集まり。
いつもより寂しいかというと、あまりそういう感じではなく、むしろ人が少なめでスペースがあったため、持って行ったボードゲームをゆっくり遊べた。
昨年のクリスマスプレゼントから、「ラブレター」は、簡単なルールで楽しいので人気があった。
さらに以前のクリスマスプレゼントだが、タイムボムも人気。
「こんなにのんびり遊べるなら、街コロも持ってくればよかった」というのが子供の意見。
(あれは場所を取るゲームなので、遊べないだろうと思ってもっていかなかった。
しかし、我が家の子供たちの一番のお気に入りのボードゲーム)
我が家の長男、先述の通り、塾で忙しいため夕方から参加。
主な参加理由は「寿司とカニが食いたい」だった。毎年、用意してくれているから。
今年ももちろんあり、食べさせてもらった。忙しくて正月気分を味わえてなかったが、満足したようだ。
そして今日。
大みそかから3日間は、塾は「特訓」で忙しかったのだけど、今日だけは休み。
(また明日から通常授業)
長男ものんびり過ごし、やっと正月な気がする、と言っていた。
次女は宿題の書初めをやる、というので、先ほどまで指導していました。
(僕はとても字が汚いのですが、習字を習っていたことがあって、一応筆遣いなどは教えられます。)
これで、やっと僕も日記を書けているわけです。
明日は土曜日なのですが、仕事始め。
年末ぎりぎりまでやっていた仕事の続きをやらねば…
「年末までに終わらせたかったぶん」は終わっていますが、年始早々に使いたい部分は、まだ終わっていないのです。
別年同日の日記
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日記を全然書いてないし、正月にかろうじて書いた日記を読めばわかることなのだけど、
仕事が忙しい。
日記を書く暇もない。
より正確に言えば、仕事ばかりしているので、日記に書くようなネタがない。
本当は書きたいネタもある(12月頭に草稿を書いている)のだけど、詰めが甘くてアップできない。
詰めている時間はない。
とはいえ、日記だから…いや、もともと日々書いてはいないのだけど、あまり間が空きすぎないようにしたい。
箇条書きでも最近の出来事を。
長男、高校受験で精神的に不安定。
急に泣き出したりしたこともある。
塾に行っているが、ハードスケジュールだ。
塾は平日と土曜日に合計3日。
平日は午後7時から9時40分まで。
土曜日は午後1時30から6時半まで。
これが、年明けからさらに増えた。
土曜日に追加で、午前中10時から11時50分まで授業。
日曜日に、朝 8時50分から午後 5時までに模擬テスト。
僕が高校受験していた時はこんなにハードではなかったが、今はこれが「標準的」なようだ。
そして、模試を見せてもらったが、昔よりもずっと問題数が多い。
ちょっとでも悩んだら全体の時間が足りなくなるような分量で、昔みたいな時間配分で「見直し時間を確保しておき、迷ったら後回し」みたいな戦略は使えないようだ。
見直しの時間などなく、迷ったら捨てる、という感じなのだろう。
…これ、自分たちの世代が時間配分などのテクニックを駆使して「本来の勉学の成績とは関係なく、受験テクニックがあるやつが点数を取る」という風潮を作り出してしまったため、封じてきたのかもしれない。
でも、ルールがあれば対策も必ずある。
今のやり方だと、ダメと感じたときに潔く捨てられるやつが高得点を取りそうだ。
地道にコツコツ積み上げるタイプが低く見られ、すぐに派手な成果を出せるタイプがもてはやされる…
そんな時代が求める受験形式なのかもしれない。
神奈川県では特色試験、というものがあって、幅広い知識を必要とされる試験形式だ。
長男が模試を受けて「よくわからない問題があった」と見せてきたので、少しやってみた。
英語で、円周率が小数点以下何桁まで解き明かせたか、という歴史を説明した問題文。
これに対し、「この時代に、ヨーロッパと日本ではそれぞれどのような事件が起きたか」とか、「円周率の小数点以下の桁数を、横軸を西暦、縦軸を桁数の対数としたグラフに折れ線で示せ」とか、設問がある。
このうち一問が、円周率のような、ある程度の桁数以上を求めることに全く意味がない数学分野が、なぜこれほど重視されるのか、という説明に引き続き、その応用としての「公開鍵暗号」の仕組みを説明するものだった。
最初にざっくりと、公開鍵暗号の基礎の一つである、電子署名の仕組みを説明してある。
それを理解したうえで、小さな問いにいくつか答える形式だった。
しかし、長男は限られた時間内で電子署名の仕組みを十分に理解できず、正しい回答ができたかわからないという。
そーですか。最近の高校受験は、公開鍵暗号くらいは知ってないとだめでしたか。
(これはあくまでも模試なのだけど、この程度の問題は出てくるということだな)
電子署名のアルゴリズムは、問題文の中で説明されているので、知っている必要はない。
でも、「電子署名」というものが何なのか、という程度の知識はないと、アルゴリズムを示されても何をしたいのか理解できない。
そんなわけで、長男には電子署名というものが何か教えておいた。
「Alice と Bob が通信しようとしているところに、これを盗み聞きしようという Charlieがいて…」という定番説明をしたら、ウケた。
(この名前を出しただけで面白がった長男は、筋がいい。名前でありながら、単に A B C という区別記号にすぎないことを理解できたのだから。
暗号の教科書を見ると、たいていはこの3人が登場人物です)
昨年秋に台風で壊れたウッドデッキは、無事修復された。
昨年の末までに、大まかな工事は終わっていたが、白木だった。
今年に入ってから塗装が行われ、つい数日前に、物干しざおなどを支える金具が取り付けられた。
しかし、雨樋はまだ壊れたまま。
台風の後、雨樋の業者さんが一番忙しいらしい。
ウッドデッキは、基本的に「新築時の状態」に修復された。
時代の流れもあり、多少の部材変更はあるし、それに伴う設計変更もあるのだけど。
で、SWH では、ウッドデッキの床面は「塗装しないで引き渡し。家主が自分で塗装する」ことになっている。
SWH は木部が多い住宅で、メンテナンスは家主の責任だから。
ウッドデッキは比較的メンテナンスしやすいところで、最初に白木を塗ることから練習してもらう、という意図だ。
もう練習いらないから、塗ってもらえると楽できるのだけどな…と思うのだけど、白木での引き渡し。
今は寒いから、春になったら塗ろう。
小6の長女はスプラトゥーン2が大好きでずっと遊んでいるが、年末についに念願の「ウデマエX」に到達した。
スプラトゥーン2の中には、初心者向けの「ナワバリバトル」と、より難しいゲームである「ガチバトル」がある。
このうちガチバトルは、下から順に、C、B、A、S、Xという「ウデマエ」分けがなされている。
厳密には、ABCの上下には-と+があるし、Sの上にはS+0~S+9という10段階がある。
勝ち続ければウデマエは上がるし、負け続ければ落ちる。
大抵は、自分に合ったウデマエのあたりで上がったり下がったり、になる。
Xに到達できるのは、ほんの一握りだ。
さらに細かくは、ガチバトルは4つのルールに分かれる。ウデマエはそれぞれで別だ。
長女は、冬休みに入ってすぐに一つのルールでXに達し、さらに大みそか直前にもう一つのルールでXになった。
そして、「毎月頭に、評価が低い人は自動的に降格」というのがXの特別ルールで、大みそかのぎりぎりの時間で残留を決めた。
(X以外は、勝敗で昇降格が決まる。しかし、Xは戦績で評価される数値があり、この数値によって降格が決まる)
さらに、年を挙げてすぐにまた別のルールでXに。3つのルールでXになった。
残る一つのルールは「もう少し」なのだけど、苦手でまだXになれていないようだ。
僕はもう、スプラトゥーンは「諦めて」いる。
というか、最初から FPS はそんなに好きではない、とこの日記でも公言している。
今でも熱心なのは、長女と妻。妻は現在ウデマエS。
長女は、我が家の中で間違いなく一番強い。
この年末、我が家は急に「ジュエルペットてぃんくる」がリバイバルブームとなった。
長女が保育園のころに大好きだったアニメ。
その頃の次女は赤ちゃんだったため、見ていたことも覚えていない。
で、先日話をしていた時に、次女が「見たい」と言い出した。
当時の CATV での再放送を DVD に撮ったものならあるよ…と言っていたら、YouTube に公式に全話が公開されているのを次女が見つけてきた。
じゃぁ、こちらの方が画質が良い。
CATV は、SD 画質で、ハイビジョン放送の全体を収めるために、上下に黒い帯を入れて放送していたんだよね。
つまり、現在のテレビで見ると、上下左右に枠がある「額縁」状態になる。
ただ、YouTube での全話公開は、オープニングとエンディングはカットだった。
最終話だけ「特別編の」 OP・ED があるのだけど…
これ、放送時は「いつもと違う」からこそ、特別感があったのね。
YouTube でも最終話は OP・ED ちゃんとついていたけど、特別感が感じられないのがちょっと残念。
冬休み中に少しづつ見て、もう見終わったのだけど、長女・次女は ED の歌が好きで時々歌ってる。
歌い始めると、長男も一緒に歌ってたりするのが仲の良い兄弟でほのぼのする。
(あの歌は、僕もいい歌だと思う。
以前公言したが、僕はてぃんくるは好きなアニメ。久しぶりに見てもよかった。)
別年同日の日記
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中国で新型コロナウイルスによる肺炎が広がっており、すでに死者が170人を超えたとか。
アメリカでインフルエンザが猛威を振るっており、死者は少なく見積もっても8000人を超えたとか。
物騒な話が世の中を騒がしているが、ごく普通の風邪をひいた。
今週の頭あたりから、ちょっとのどが痛いなーとか、だるいなー、くらいには感じてきたのだけど、昨日になって微熱が出始め、今日はずいぶんと体がだるい。
昨日は朝の段階では微熱以外の兆候はなかったので仕事をしていたのだが、午後になってだるくなってきたので、少し離席して寝させてもらった。
今日は、朝からだるいので仕事を休みにしてもらった。
(ここらへん、在宅でフリープログラマをやっているので、ある程度融通を利かせてもらえる)
しばらく寝ていたのだけど、先ほど目が覚め、調子が良いので日記を書いている次第。
別年同日の日記
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ちょうど2週間、日記を書いていなかった。
2週間前の日記は、学校が休校になった、という話だった。
個人的に今回の騒ぎには多々疑問があるが、事実は事実として受け入れるしかない。
2週間前の状況としては、「コロナウイルスの潜伏期間は12.5日」という医学的見地から、とりあえず2週間を目安としていた。
で、現状では、休校は続くことになっているが、卒業式などは日程を変更してやることになった。
ちょうど2週間目の今日は、小学校の登校日。
といっても、今後の予定などを子供たちに伝え、家族に伝えるためのプリントなどを配布し、学校においてあるものを持って帰って終わり、ということのようだ。
中学校の登校日は後日。子供たちが一斉に通学路を歩かないように、日程など調整しているようだ。
さて、日記を書いていなかったのは、別に子供たちが家にいたからではない。
僕が非常に忙しかったのだ。
仕事でお手伝いしているプログラムのリリース日が今日で、半年かけて準備していたのだが、最後の追い込みになっていた。
しかし、久しぶりのデスマーチ進行。
以前から使われていたプログラムを、いろいろな都合があって「1から作り直す」ことになっていて、この作業自体は1年前から始まっていた。
半年かけて「最低限の機能が入った互換品α」ができたところから、僕は参加した。
ここから、
・旧バージョンで使いにくかったインターフェイスの改善
・旧バージョンにあった機能は基本的に全部作る。(互換のための機能拡張)
・旧バージョンで要望があった機能の盛り込み
と進めてきた。
ここで一応書いておくが、僕が仕事を請け負うときは、多少無理してでも早めの完成を目指す。
作ったプログラムには必ずバグが潜むためで、僕のいう「早めの完成」は、プログラマーとしては出来上がった、と思う時点を示す。
しかし、商品になるにはバグをつぶし、僕が勘違いで仕様通りになっていなかったところを作り直し、場合によっては仕様変更を再実装する。
仕様変更を嫌がるプログラマーもいるが、僕は嫌ではない。
商品を作っているのだからブラッシュアップは必要だと考えている。
だから、仕様変更にも対応できるだけの時間の余裕をもって完成させるのだ。
で、完成したのは2週間ほど前だ。
ここで、さらに追加機能の要望があった。
絶対に入れないといけない機能だけど、技術的な仕様も固まっておらず、それがゆえに後回しにされていた。
打ち合わせを行い、技術的な問題点を話し合い、一番作りやすい方法を提示する。
しかし、それでは時間がかかりすぎるだろうということで、さらに機能要件が絞り込まれ、何とか時間内に可能じゃないかな、と思うところまできた。
「どれくらいかかりそうですか?」と聞かれても、1週間かな…と思う。普通なら2週間と答えてもよいボリュームだった。
でも、残り2週間の中で、1週間も使うわけにはいかない。なんとか5日で終わらせた。
…いや、普通は1週間は「5営業日」だから、これって1週間の仕事だよね。
ただ、土日もずっと仕事していたので、期間的には2日間の前倒しだ。
短期間で作ったのでバグの不安がある。十分に注意しながら確認頼む…
というところで、次の依頼。
商売上、絶対に入れないといけない「機能制限」がある。
作っているのは有料の WEB サービスで、契約した権利者だけが使用できる。
なのに、発行したアカウントを複数人数で共有したりして、無制限に使用しようとした人々が居たことがわかっている。
これを防ぐために、おかしな使い方をすると制限がかかるような仕組みが必要だった。
この機能は、利用者にとっては必要な機能ではないので後回しにしてきたが、商売上絶対必要だ。
この機能の実装は、二転三転した。
最初に言われた形で実装したら、「これだと別の問題が生じる」ことがわかり、仕様変更。
しかし、その仕様で実装したら「まだ別の問題がある」と分かり、仕様変更。
実際、完成したのは昨日の午後だ。
まだある。
システムは組織で使用するもので、全体の管理者だけが使う機能がある。
ここは、「互換機能」としては存在していたし、見る人が少ないからそのままになっていた。
しかし、今回のシステムは「1から作り直した」ので、完全互換のままではあまりよろしくない。
画面デザインだけでいいから調整お願い、と、実はデザイナーが作っていた調整イメージを渡されたのが、昨日の昼頃。
上に書いた機能制限の仕様変更などは、このデザイン調整と並行して進めていた。
まぁ、仕様変更程度ならそれほど大変ではないし。
デザイナーの方もよく状況を理解していて、最低限の変更で大きく見た目が変わったように感じるようなツボを心得ていた。
管理者用の画面は10程度の画面の集合で構成されているのだけど、CSS 調整で見た目を大きく変える。
3画面ほど、基本部分を調整したら。他の画面は大体全部指示通りになった。
あとは、細かな部分を微調整して終わり。
とはいえ、そうした調整を想定していない HTML を、無理やり CSS で調整したので、驚くほど内情が汚い。
そもそも、元の「互換」なので、過去の調整が積み重なっており、同じ個所の CSS が3重くらいの上書きになっているのだ。
その中には、!important とか指定してあるのもある。これを、さらに !important で上書きする。
最低の CSS だが、時間がないのでこの時は整理は諦め、動くことを最優先する。
で、もうひとつ。
2週間前には出来上がっていた「互換機能」のうち一カ所だけ、技術的な要件が決まらずに作成が保留されていた。
その部分の技術的な検証が始まったのが昨日だ。
技術仕様の検討を行う人が忙しすぎて、それまで手を付けられなかったためだ。
で、「必要なサーバーのセットアップに、2日くらいかかります」と判明。
いや、それだとリリースに間に合わないでしょ。
急遽、暫定版として実装することになった。
多少能力が低く、セキュリティの甘いサーバーであればすぐにセットアップできるのでそちらを使って実装し、後で正式版に差し替える。
それでも、動作としては問題ない。
技術要件が定まったのが昨日の夕方で、そこから実装開始して、完成したのが夜9時ごろ。
僕はこの完成で仕事を終えて「待機」に入ったが、仕様担当者はこの後動作確認などを行い、全てが問題なく完成、としたのが夜11時ごろ。
リリース日は今日、なのだが、実はすでにリリースし終えている。
ネットワーク上のサービスなので、利用者が少ない深夜2時頃から、技術担当者が差し替えを行った。
ネットワークサービスだからこそ、問題があればすぐに修正もできる。
だからこんなぎりぎりまでプログラム変更をしているのだけど、本当はあまり良い状況ではない。
実装が仕様とあっているか、というのは仕様作成者が確認しているのだけど、数日前に「一度確認して動いていたところが、特に変更指示もなかったのに動かなくなっている」ということがあった。
僕が出したバグだった。申し訳ない。
一度確認したところが理由もなく動かなくなるようでは確認作業が進まないので、再発防止策を、と言われたのだが、申し訳ないが理由をつけて突っぱねた。
形の上で「気をつけます」ということに意味はないからだ。
プログラムをいじっていれば、バグは必ず出るし、その出る場所を予期することもできない。
機能上は違うものだと思っていても、内部でプログラムを共有していることはある。
そして、そういう場所は「特殊な事例」になっていることも多く、プログラマーの意識からもこぼれ落ちている。
もしも意識の中にあれば、当然作成後に動作確認をするだろう。不意なバグにはならない。
「気をつけます」という言葉は、意識の中にあるものにしか適用できない。
だから、気を付けるのも防止策にならない。
本当に再発防止を考えるのであれば、完成前に「その期間を過ぎたら機能追加は行わない」というデッドラインを設けて、以降はバグ修正以外の変更を加えないようにしないといけない。
これは全体マネジメントの問題で、個々のプログラマーの問題ではない。
今回は結構大規模なプロジェクトだったので、僕は締め切り2週間前をデッドラインと考え、そこまでに頼まれた機能を作り終えた。
でも、実はそこで作り終えていたのは「必要最低限」のもので、まだ絶対に必要な機能が多数あり、追加され続けた。
それが悪いわけではなく、商売上必要なことだ。
しかし、その状況では「不意なバグ」は必ず出る。
できるのは、出さないようにする努力ではなく、見つけ続ける努力だけだ。
まぁ、見つけないといけない担当者が「どうにかしてくれ」というのは心情としてわかるし、こちらだってバグを出したいとは思っていないので、十分に気をつけはするのだけど。
担当者には、一度「人月の神話」と「デスマーチ」を読ませないといけないな。
(上に書いてあることは、これらの本で詳細が解説されている。
今となっては古典とされる古い本だけど、フリーランスのプログラマは読んでおいたほうが良い本)
何か問題があったらすぐ対応できるように、今日はプログラムをいじらずに待機。
なので、久しぶりに日記を書いている。
別年同日の日記
17年 タネンバウム教授(1944) ストールマン(1953) 誕生日
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本当に身辺雑記で、面白いことは全くない日記を書く。
前回書いたように、時間をかけて作ってきたネットサービスがリリースになった。
過去のバージョンがあって使っているお客様もそれなりにいて、一からプログラムを作り直した新バージョンのリリースだ。
非互換部分などでバグが大量に出たらどうしよう…と思っていたのだけど、今のところそうした問題は出ていない。
もっとも、バグがないわけではなく、毎日のようにバグ報告があり、修正は続いている。
本番は「新年度」からで、それまでバグを修正してしまいたいのが、今の時期にリリースした理由でもある。
でも、いずれも条件の見落としがあったり、文面に少しの変更で修正可能なバグだ。
それらの修正と並行して、「リリース時には諦めた機能」を実装しているので、相変わらず忙しくはある。
この「諦めた」というのは、上に書いたように「新年度に間に合えばよい」もの。
新年度の準備を始める際には不要でも、新年度になって本格運用の際には必要、というものもあるのだ。
まぁ、一部機能の実装が2週間猶予された、ということだ。
作らなくてはならないが、ゆっくりと作れている。
しかし、リリース翌日に企画者からの電話で、「正直間に合うとは思ってなかった」と言われて、笑いが出た。
いや、絶対必要だと言われたから必死で間に合わせたんじゃん。
でも、彼がここ数年間仕事をしていて、こういう時に間に合ったことはなかったのだそうだ。
名誉のために名は伏すけど、企画者は数年間とある会社のプログラマーたちを相手にしていた。
その会社ではこれは「どうしようもなく間に合わないパターン」なのだそうだ。
前回書いたが、僕は締め切り2週間前には完成させて、後はバグだしの時間に当てたかったのだ。
でも、仕様自体が2週間前には間に合っていなかった。
仕様の遅れに合わせる形で完成がずるすると遅れたが、必要なものはちゃんと間に合わせるよ?
もっとも、こういうときのプログラムは、力業で押し切っているので、どうしようもなく汚いことが多い。
後でゆっくり整理したい、と言いつつ、整理するというのは「動いているものをわざわざ壊す」ことであり、整理の機会は与えられない。
そして、そういう部分はのちの保守で問題が出たりする。
まぁ、問題が出たら「その時が好機」で、保守しやすいように改変するのだけど。
別年同日の日記
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6日月曜日に長女が中学で、7日火曜日に長男が高校で、それぞれ入学式を行った。
新型コロナウイルスの感染予防が呼び掛けられている中の式で、どちらも式次第などが予定通りではない。
まず中学。
僕が出席したが、保護者の出席は各家庭1名のみ。
しかし、このことはアナウンスされていなかった。
だって、入学前の家庭に対して、連絡手段がないのだもの。
我が家は先日長男が卒業したばかりで、卒業式が各家庭保護者一名だったので、また同じだろうと判断しただけ。
そして、やはりその通りだったのだが、両親できている家庭も結構いた。
(そして、会場で「各家庭1名でお願いします」と呼びかけられ、片親はすごすご帰ることになる)
まぁ、小学校の卒業式も同じだったので、市内の小学校から上がってきた家庭であれば、ある程度推測できたかもしれない。
でも、他の地域からこの春に引っ越してきた、などの場合、推察などできないだろう。
式次第は大幅に簡略化されていたが、普通の入学式。
校長のあいさつが素晴らしかった。
最初に「感染予防のため、例年とは違う形で申し訳ない」という陳謝と、市の教育委員会が想定している今後の見通しを説明する。
その後「私からはこんな話をしようとしていたのですが」と概要を示しただけで「長くなるので止めておきます」と切り上げる。
必要事項は的確に伝えながら、話を長引かせない。話し上手だ。
校長の話はやたら長いことが多いが、あれは話下手のやることだと思うよ。
(自戒を込めて)
高校は、最初から「保護者は来ないように」とお願いされていた。
入学説明会の時点で、「今後の見通しが立たないので、必ずホームページを参照すること」と言われていたのだ。
そして、入学式の式次第の変更情報などが掲載された。保護者は来ないように要請された。
1人で初めての学校に行かないといけない長男は不安がっていたが、まぁ入試の時は1人で行ったんだし。
特段何も問題なく入学式に出席し、戻ってきた。
高校・中学とも、20日までは臨時休校、ということで、たっぷりの宿題を持って帰ってきた。
そして今日、非常事態宣言が発令された。
高校は昨日「20日まで休校」としたのだが、今日になって「5月6日まで休校」と変更した。
中学校と、次女の小学校の方は、まだ連絡がきていない。
高校は県立、中小は市立なのだけど、県は市に対して「足並みをそろえてほしい」と要請しているので、臨時休校が延長されるのではないかと思っている。
現状で、休校というのは人の交流を分断するのによい策だとは思っている。
しかし、以前も書いたのだが、子供が教育を受ける権利を剥奪するものでもある。
ネットによる講義などを導入している学校もあるようだが、うちの子供たちの学校は残念ながらそうではない。
(ネット教材の契約は行い、宿題などをその教材で出している。…が、これも一部教科のみ)
ネット上では、いっそのこと9月から新学期にしたらどうだ、と言っている人もいるようだ。
実際には課題が多くて簡単ではないだろうけど、魅力的な案だと思う。
別年同日の日記
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テレワークが話題になっている。
以前から「みんなテレワークすべき」ってことをたびたび書いていたので、喜ばしい限り。
オリンピックの際にはみんなでテレワークを、と3年前から東京都が呼び掛けていたが、正直なところ、2割もテレワークに移行しないだろう、と考えていた。
しかし、新型コロナウィルス対策として、あっという間に広まっている。
もっとも、「やるつもりなかったけど急に導入」というところも多くて、あちこちから悲鳴があがってもいる。
仕事内容的に、テレワークは適さない人だっているだろう。無理にみんながやる必要はない、と思っている。
以前に自分が想定していたよりも、各家庭へのネット到達率は低いようだ。
パソコン普及率が海外より低いのは、知ってた。
でも、パソコンを持っている人はもっと常時接続を導入していると思っていた。
話を聞いていると、スマホの回線をテザリングで使ってビデオ会議、とかやっている人もいるようだ。
悪いことは言わない。すぐやめよう。
ビデオ会議である必要はない。音声だけ通じていれば、十分会議にはなる。
そもそも、その会議は本当に必要なのか考えよう。
無理して、いわゆる「テレワーク」っぽさを演出する必要はない。
アドバイスできるような偉い立場ではないけど、過去に自分がやってきた仕事のスタイルの話を書こう。
まず最初に書いておくと、僕はプログラマーだ。
主に WEB 関係の…サーバー側で動くプログラムや、最近では Javascript でブラウザ側で動くプログラムなども作っている。
そうしたプログラムの特徴として、プログラムもデータもそれほど大きくない。
だから、ネットワーク越しでもそれほど問題なく仕事ができる。
2000年ごろから独立して仕事を始めたのだけど、最初の内は「週に一度打ち合わせに出かけ、後は家で作業」というスタイルだった。
当時は回線も細くて、僕は仕事柄 ISDN を導入していた(64Kbps)のだけど、普通は音声モデム(56Kbps)だった。
仕事先にサーバーがあるけど、動作確認は家庭内のサーバーで行う。
完成したら、仕事先のサーバーにプログラムをコピーする。
(rsync という、更新されたファイルだけを送信するプログラムで行っていた)
緊急時には電話で対応。
プログラムの作成作業っていうのはそれなりにまとまった時間が必要なものだし、頻繁な会議は必要ないため、このスタイルで大丈夫だった。
2000年代後半から、基本的に自宅作業にさせてもらう。
それまでは週に1度打ち合わせしていたのだけど、この打ち合わせに、ビデオ会議で出席するようになった。
というのも、子供が大きくなっていたが保育園に入れない「待機児童」で、僕が外出すると妻がワンオペ育児になり大変だったから。
僕は兄弟も親戚も多かったため子供の扱いに慣れていたのだけど、妻はそうではなくて子供と二人だとノイローゼ気味だったのだ。
どうにかしなくてはならず、ビデオ会議にさせてもらったが、それほど問題は出なかった。
このころは、Skype を使用していたと思う。
皆が会議しているところに、一人だけビデオで参加する形だったから。
次の転機は、2015年ごろだったと思う。もう少し前かも。
主に仕事をしていた会社の収入が落ち始め、会社としては存続するのだけど、無駄をなくすことにした。
週に一度会議をするために借りていた部屋を解約し、各自が家庭からビデオ会議で打ち合わせすることにした。
Skype は、基本的に1対1の通話アプリで、ビデオ会議向けではなかった。
そのため、Google Hangout に使用アプリを変更する。
Skype は専用のソフトが必要だったが、Google Hangout は WEB ブラウザから使用できた、というのも気軽でよかった。
まぁ、当初は WEB ブラウザにプラグインを入れる必要があったので、インストールがなかったわけではないのだけど。
(のちにこのプラグインも不要になった)
さて、このころから、収入が減り始めたので別の会社の仕事もやるようになった。
こちらの会社も在宅作業だったが、Chatwork を使用して連絡を取った。
基本的に、ビデオ会議や電話などの音声連絡はしなかった。
毎週更新するソーシャルゲームの開発だったので、毎日細かな課題が発生して、Chatwork で細かく連絡を取りながら、Backlog で課題を整理しながら作業を進めていた。
ソーシャルゲーム開発の時は、SVN を使用していた。バージョン管理システムだな。
多くの人が並行して細かな作業を行い、このシステムで1つにまとめ上げることができる。
…が、この会社はしばらく仕事をもらっていたが、案件が変わるごとに細かな作業方法が変わった。
Chatwork と Backlog の使用は変わらないのだけど、Slack を併用したり、ファイル管理が単純な FTP だったり。
VPN (個人の家の回線を、会社の内部回線に見せかける仕組み)も使用した。
しかし、VPN って、家庭内 LAN を構築している人にとっては、超使いにくい。
ここら辺の話は、過去の日記にあるので、今 VPN でテレワークを命じられて困っている人がいたら参考にどうぞ。
現在仕事をもらっている会社は、Slack と電話で連絡を取り合っている。
Backlog のような課題整理は、Google Spreadsheet で行っている。
みんなで1つのシートを編集できるので、これで十分。
ソースコード管理は、git と github だ。
僕は、会社で用意してもらったサーバーに入り、vim でソースコードを編集している。
vim が苦手な人は、Windows 上で編集している。
でも、動作確認のためにはサーバーに入れないといけないのでひと手間ある。
(まぁ、慣れていれば、特に面倒に感じないのだろう)
会社のオフィスはあり、2か月に1度くらいは打ち合わせに行くこともある。
集中的な作業が必要なときとか、やっぱり顔あわせてやった方がいい時もあるから。
まぁ、こんな感じでした。
今流行している「ビデオ会議」的なことをやっていたのって、Hangout を使っていたころだけ。
これね、結構「よくない」のよ。
会議って、全員が一つのことに集中して時間を割かないといけないので、個別の作業が多いプログラマーなどには適用しづらい。
まぁ、全ての人が向かないかといえば、そんなことはない。
全体の方針を決めるために意見を戦わせるとか、そういうときには会議は有効だし、ビデオ会議もよいと思う。
ただ、メールやチャットで済んでしまうことの方が多いかな、と思うだけで。
最初の方にも書いたけど、細い回線でビデオ会議やるよりも、チャットを併用しながら電話したほうがずっと建設的、ということもある。
対面での会議ではホワイトボード使えるけど、電話だとそれができないからね。
チャットは、文字を送れることでホワイトボードの代わりになる。
複雑なことを考えすぎてストレスをためるより、今ある資材で乗り切りましょう、っていうだけのお話です。
別年同日の日記
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